Category: Diary

平日の夜に映画

昼の間に原稿を書き進め、夕方、新宿へ。1週間、1日1回だけ上映されているテルグ映画「バーフバリ 伝説誕生」を観に行く。今回のは前編で、後編も近い将来国内で上映予定らしいので、レビューは全部観てからにしようと思うが……濃い。濃い濃い濃い。めっっっっちゃ濃い。これ以上濃い映画を作るのは不可能ではないかと思う。いや、ほめてるんだけど。

それにしても、平日の夜にふらっと映画館、というのも、なかなかいいものだなと思う。仕事の都合さえつけられれば平日も週末も関係ない、フリーランスならではの気楽さもあるが。観終わって映画館の外に出る時、夜がすっかり更けていて、ちょっとさみしかったりするところも。

さて、今夜はゆっくり寝て、明日からまたがんばろ。

さくら、ひらひら

昨日は昼から代々木公園で、吉田友和さん主催の旅人花見にお邪魔させてもらった。空はどよんと曇っていて、たまに、ぽつ、ぽつと降っていたけれど、花見をするには何とか大丈夫だった。人もそこまでめちゃめちゃ多くもなくて、かえってよかったかもしれない。

桜は、ちょうど満開で、少し強い風が吹くと、ひらひらと白い花びらが舞い落ちてきた。ビールを飲もうとして缶を持ち上げたら、手の甲に花びらがくっついていたり。しばらく待っていると、手のひらの中に、3枚、4枚と集まってきた。そのみずみずしさと儚さに、何だか切ない気分になる。

一年後、またこんな風に、桜の樹の下で花びらを手に取れるといいな、と思う。

アスパラガスのゆで方

近所の桜並木も、すっかり満開。夕方、食材の買い出しに、スーパーへ。

今日は卵や牛乳などをちょこっと買い足すだけのつもりだったのだが、地場野菜コーナーで、細くてすらっとしたアスパラガスが売られてるのを見つけて、つい買ってしまった。晩酌のビールの肴にしたら、うまいだろうなあ、と思って。

で、いざゆでようとして、はたと気づいた。俺、アスパラガス、自分でゆでたことなかった。どうやってゆでるのが正解なんだろう? ググってみると、なるほど、いろいろ情報があった。

まず、根元に近い部分は固いので、手で真ん中のあたりと根元の方を持って、曲げていくと、ぽきっと折れる。折れた根元の方は使わないらしい。で、アスパラガスは長いので、フライパンに水を張り、塩をひとさじ入れて、沸騰させる。そこにアスパラをそっと入れて、1分半くらい。ゆで上がったら、冷水にさらして色を止め、食べやすい長さに切る。あとはマヨネーズなり、生姜醤油なり、好みの味付けで。

素直に情報に従ってゆでたアスパラガスは、やわらかくて、みずみずしくて、たまらないうまさだった。また地場野菜コーナーで見つけたら、買ってこようかな。

隔日ビール

アラスカに1週間行ってたり、その後珍しく風邪をひいたりして、少しのブランクはあったものの、年明けからの室内エクササイズ(腕立て伏せ、腹筋、スクワット)はまだ続けている。回数をこなすのもだいぶ楽になったが、むやみに回数を増やしても飽きてくるような気もするので、とりあえず現状維持。体重も、標準とされる体重(身長から110を引いた数字)からマイナス1キロくらいまで落ちた。年末の時点から約4キロ減。これから気温が上がれば、夏までにたぶんあと1、2キロは落ちるだろう。

エクササイズと並行して、以前は毎日晩酌に飲んでいたビールを2日に一度のペースに減らしたのも、意外なことに年明けからずっと続いている。まあ、飲み会の時には好きなように飲んでるのだが、それでも家飲みのビールが半減というのは、結構でかい。僕はどちらかというと酒には強い方の部類の人間だと思うが、それでも肝機能を1日おきに休ませていると、身体もだいぶ楽なのだろうと思う。あと、経済的にもだいぶ助かる(笑)。

最初のうちは、ビールを飲まない日の夜は結構禁断症状が出ていたのだが(苦笑)、「じゃあ今夜はジンジャーミルクティーをたっぷりいれようかな」とか、ビール以外の何か(もちろんハイカロリーなものではなく)で代替させたりしてるうちに、だんだん慣れてきた。結局、口寂しかっただけなのかもしれない。まあ、海外を旅している時は1週間も10日も飲めないような時はざらだけど、別に普通に生きていられるわけだから。

この歳になると、周囲には結構な割合で、痛風に悩む人たちが出てきている。明日は我が身。なるべく末長く、美味しくビールが飲めるように、できる範囲で節制していこうと思う。

もしも明日人生が終わるとしたら

飲み会の席で、こんなことを訊かれた。

「もしも明日人生が終わるとしたら、最後の日、何をしたいですか?」

さて、何をしよう‥‥と考えてみると、意外なほどすんなりと、自分の場合はこれだな、という答えが出た。

その時点で手元にある、未発表の写真や文章。それを残された24時間(せめてそのくらいの時間はもらいたい)を使って、できるだけ選んで整理して、何らかの形で発表できるようにまとめる。最低限の準備しかできないだろうけど、まあそれは仕方ない。まとめた素材は、信頼できる人に「すみませんが、これをお願いします」と託す。

その後、もし時間が少し残っていたら、ビールを飲みながら何かおいしいものが食べたい。営業時間内だったら、リトスタがいいな。家から近いし。飲み食いし終えたら、家に帰って、まあこんなものかな、と思いながら、その時を待つ。

「そうして発表されたものが読者にどんな風に受け取られるか、知ることができなくてもいいんですか?」と訊かれた。反応を知る時間がないのは確かに残念だけど、褒めてもらうのが目的ではないから。伝えられれば、それでいい。

実際に、そんな風に終えられたら、いいかもな、と思う。