Category: Diary

終わりの始まり

今日は午前中から武蔵境で取材。始まるまでの少しの待ち時間、関係者の人との雑談で、最近の国会の話題になる。驚いたことに、びっくりするほど、関心が薄い。

加計学園? 森友学園? たいした問題じゃないでしょう。ほかにも政治家とつるんで何かしてるところはたくさんあるでしょうし。共謀罪? 我々には別に関係ないですよ。野党だって、あやしい素性の人とかいるじゃないですか。

……こんな調子だったので、それぞれのツッコミどころに淡々とファクトを示していくと、その人も次第に言葉に詰まっていってしまった。

その人は、単に興味がなかったから、何となくのぼんやりしたイメージでしか、物事の推移を見ていなかったのだ。たぶんそんなにたいした問題じゃない。たぶん自分には関係ない。多くの日本人がそうしてぼんやりスルーしていくうちに、この国はもう、取り返しのつかないところまで堕ちてしまった。終わりの始まりだ。

自分たちの保身のためになら平気で嘘をつき続けるような姑息な人間たちに、今、この国は牛耳られている。

不揃いのトマト

夕方、食材の買い出しのため、近所のスーパーへ。

このスーパーに行くと、まず最初に地場野菜のコーナーをのぞく。僕の住んでいる三鷹界隈は意外なくらい畑が多くて、地場野菜も結構豊富に出回る。新鮮で、がっしりと実が詰まっていて、味もいい。最近は夏野菜もだんだん出回りはじめた。

そのコーナーの隅っこに、形や大きさの不揃いな野菜を置いてある場所があった。値段は、形のいいものの半額から3分の2くらい。変形してるけど大ぶりの立派なトマトがいくつかあったので、それを買う。こういう不揃い野菜を扱う場所があると、本当に助かる。

今夜は、トマトと卵で中華風のスープを作ろう。スープだから、形なんて関係ないし。

そろそろ準備を

申請を依頼していたインドビザが、無事に発給されたという報せが届いた。毎度のことながら、インドという国に関しては、何が起こるかわからない、何が起きても不思議ではないので、万全を期していても、どきどきする(苦笑)。

Eチケットもこの間受け取ったし、渡航期間中の海外旅行保険の申請も、さっきオンラインで済ませた。冷蔵庫の中の食材や調味料も計画的に減らしている。この後は、いつものラダック旅行向け荷物のパッキングリストを今年の旅の内容に合わせてアップデートして、常備薬や消耗品など足りないものをチェックし、時間のあるうちに買い揃えておく。出発当日の空港までのバスのチケットも予約しておかねば。現地の知り合いにインド到着後のこちらの計画を連絡して、日本の知り合いや仕事の取引先にもしばらく不在にする旨を連絡して……。

出発まで、あと2週間と少々。ふう。

さすがに眠い

昨日は午後から渋谷で、夏のスピティツアーとザンスカールツアーの細かい打ち合わせ。いろいろ確認できたし、現地の貴重な資料もいくつかお借りできたので、ありがたかった。その後、夕方から綱島のポイントウェザーで飲み会。これも楽しい時間だった。

帰りはそこまで遅くならなかったものの、家に戻って雑用を片付けたりしてるうちに、寝たのは夜の2時過ぎ。今日は朝イチで大学案件の取材が入っていたので、3時間くらいの睡眠時間で起きなければならなかった。さすがに眠い。取材先は新宿から小田急線で1時間以上離れた場所なのだが、うっかり熟睡すると小田原まで行ってしまいかねないので、音楽を聴きながら我慢。駅前のマクドナルドでコーヒーを飲んでカフェインをキメ、どうにか取材を乗り切る。

しかしまあ、疲れた。今夜は、たっぷり寝よう……。

ただ一人で

自分は、社交的なタイプの人間ではない、と思う。

ライターとしてインタビューの仕事などをそれなりに長い年月やっているので、他の人とのコミュニケーションが苦手というわけではない(苦手だったらこんな商売やってられない)。仕事柄、口もそれなりに回るので、僕に対して「交友関係の広い人」というイメージを持っている人も、周囲には割といるのかもしれない。でも、実のところ、僕は友達付き合いのいい人間ではない。一人きりでいるのを寂しいと感じる人間でもない。

自分のことを知っている人間が、誰もいない場所へ行きたかった。自分が知っている人間が、誰もいない場所へ行きたかった。そういう場所で、ただ一人でいたかった。

子供の頃から、ずっとそうだった。それは今も変わっていない。たぶん、だから、旅をするようになったのだと思う。