
今日は、2026年最初の山歩き。ルートはおなじみの、陣馬山から高尾山までの縦走コース。特に干支の馬にちなんだつもりはなかったけれど、今年の初山歩きにふさわしい山ではある。朝のうちは冷え込んだが、ずっといい天気で、冷え冷えとした空気を吸い込みながら、地面を踏みしめて歩くのが愉しかった。

年明けに降った雪がどのくらい積もっているのか、ちょっと気にはなっていたのだが、樹林帯の中はほとんど雪はなく、上に登っていくにつれ、日の当たらない斜面を中心にところどころに残っていたくらい。それもせいぜい2、3センチ程度で、歩くにはまったく支障なかった。雪が溶けかけてぬかるんでたり、ツルツルに凍って滑りやすくなっている場所もあるにはあったので、油断してうっかり転ばないように用心して歩いた。

今日の富士山は、ずっと笠雲が架かってはいたものの、昼過ぎくらいまでは割と見えていた。高尾山の頂上にいた大勢の参拝客が、富士山の姿を目にして喜んでいた。

下山後のビール。至福〜。
今回の山行は、自分でもびっくりするくらい好調だった。登ったり歩いたりしてる時に「キツイなあ」と感じた瞬間も特になく、淡々と歩き続けてるうちに下山してしまった感じ。この感じだと、明日以降もそんなに筋肉痛にはならなさそう。ぬかるみや凍結に気をつけて慎重に歩いてはいたが、それでも所要時間はいつもより早かった。
思うに、十月末の山行の後、台湾で毎日、カメラザックを担いで街を歩き回っていたので、それで足腰のコンディションが良かったのだと思う。やっぱり、日頃からコンスタントに身体を動かし続けておくことが大事なのだな、と思った。
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白先勇『台北人』読了。1949年、国共内戦で敗れて台湾に逃れた、国民党と200万人以上の外省人たち。軍の元高官や老兵、ダンサー、酒場女、兵士の寡婦など、故郷と過去の幸福を喪った人々の生き様を描いた、14の短編が収録されている。個人的には、二人の老いた大学教授が、青春時代に明け暮れた北京での学生運動と、その後のそれぞれの人生の悲哀を語り合う『冬の夜』が、とりわけ心に残った。