プリータムのライブ

昨日の夜は、有明の東京ガーデンシアターへ、プリータムのライブを観に行った。インド食材の輸入販売会社のアンビカコーポレーションが、創立25周年を記念して企画したライブだ。アンビカのアプリで応募すれば無料で観覧できるという、とんでもない太っ腹の企画で、これは行かねば、と応募したのだった。

三時間のうち最初の一時間はアンビカ創立記念関連のセレモニーだったのだが、後の二時間は、何というか……超絶幸福空間というか……凄かった。プリータムの作品でおなじみのプレイバックシンガーたちが勢揃いして、圧倒的な歌唱力で名曲の数々を歌い上げていく。多彩な楽器を奏でるバンドメンバーの技術も素晴らしくて、もう、ただただ圧倒された。昔から好きでよく聴いていた「Balam Pichkari」や「Dilliwaali Girlfriend」が、本家の生演奏で聴けるなんて、ほんと夢のようだった……プリータムありがとう……アンビカありがとう……。

……さっそく今日、アンビカ新大久保店で、バスマティ米とジャスミン米とシナモンを買わせてもらった(笑)。

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アーシュラ・K・ル・グィン『世界の誕生日』読了。文庫版で600ページ近い、分厚い短篇集。最初の六篇は、ル・グィンが創出したハイニッシュ・ユニバースに含まれる幾つかの惑星を舞台にしたもの。いずれも地球とはかなりかけ離れた設定でのジェンダーや恋愛のありようを巡る物語で、多分に実験的な要素を含んでいる印象だった。表題作の『世界の誕生日』はインカ帝国をモチーフにしたクラシックなファンタジーで、最後の中編『失われた楽園』は、世代交代型の巨大宇宙移民船での物語。個人的には最後の二篇がとりわけ心に残った。

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