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ひさしぶりの取材

昼から八王子へ。ひさしぶりに、大学案件の取材。去年の今頃も、同じ大学でまとまった数の取材を担当したのだが、またご指名をいただいた。ありがたいことではある。

時間が来て、お相手の方がいらして、名刺交換をして、軽くやりとりをした後に、ICレコーダーのボタンを押して……という手順を踏んでいて、はたと気付いた。こういう取材をするのって、ずいぶんひさしぶりじゃないか? 俺、この案件のインタビューって、どんな感じでやってたっけ?

いや、取材という仕事は、絶やすことなく、ずっとやってきていたのだ。インドとか、タイとかで。日本語の通じる日本人の方にインタビューするというのが、ずいぶんひさしぶりな気がして。インドやタイではとにかく意思疎通を図ること自体に四苦八苦していたけど、なまじ不自由なく言葉が通じる人が相手だと、顔の表情とか、言葉のトーンの裏とか、そういうことにまで気を配らなくてはならないという、別の苦労が出てくる。

あれも取材、これも取材。自分の仕事の振れ幅というかギャップに、自分で苦笑いしてしまう。

産毛の変化

昨日、ひさしぶりに髪を切ってもらいに近所の理髪店に行った。カットとシャンプーが終わり、顔を剃ってもらう段になって、いつも担当してくれている理容師さんが僕の頰を軽く触りながら、「ああ、元に戻りましたね」と言った。

「戻ったって、何がですか?」と聞くと、「夏の終わりに、インドからお戻りになった後にうちにいらした時に気づいて、でもその時は言わなかったんですけど……あの時はすごかったんですよ、お顔の産毛が、ごわっとしてて。でも今はいたって普通ですね」

スピティやラダック、ザンスカールで約2カ月を過ごした後、僕の顔の皮膚は、理容師さんが剃刀を当ててびっくりするくらい、産毛でごわごわになっていたのだそうだ。高地で極度の乾燥と紫外線に晒されるうちに、身体がしぜんと防衛体制を取っていたのだろう。かたや、ふんだんに湿気のあるタイでは、そこまで防御する必要はなかったということか。

しかし、「元に戻った」か……どっちが「元」なんだろうな、僕にとっては。

ラオスへ

タイからの帰国早々、仕事がいろいろ崖っぷち状態なのには、いくつか理由がある。そのうちの一つが、来年の年明け早々、半月ほどラオスに行く予定を入れてしまったことだ。

もともとラオスは、いつか旅してみたいと何年も前から思っていた国だった。タイ取材の時にはラオスとの国境の近くにある街も取材するから、文字通り、ラオスの目の前までは何度も行ったことがある。ただ、実際に訪れるチャンスはなかなかなくて、僕の場合、どうしてもラダックやアラスカの方が取材の優先順位が高くなってしまうから、このままだとラオスにはずっと行きそびれたままになってしまうのでは、と思っていた。

そんな折、スターアライアンスのマイルがそこそこ貯まってきて、時期さえ選べば、東南アジア方面までならタダで往復できる状況になった。1月は東南アジアでは乾季のオンシーズン。ここで使わなければマイルの一部の有効期限も切れてしまう。なので、関係各所に頭を下げて、ラオスに行く計画を進めることにした。個人的な旅ではあるけれど、現地で体験したことは写真と文章にまとめて、「BE-PAL」のWeb連載などで発表するつもりだ。

正直、灼熱のタイ取材から戻ってきたばかりの今の時点では、また東南アジアか……と思わなくもないのだが(苦笑)、未知の国を旅することを想像すると、やっぱり気持が昂まってくる。しかしまあ、その前に、日本での仕事だな。まじで何とかせねば。

とりあえず、忙しい

帰国して、十日と少々。とりあえず、忙しい。

帰ってきてすぐにタイで撮った写真を現像して整理し、リサーチしてきた情報と一緒にまとめて編プロにさくっと送ったまではよかったが、今、目の前に立ち塞がっているのは、来年春に出す新しい本の編集作業。ある程度予想はしていたが、とにかく手間がかかる。これ以上もたついてると、まじで関係各所に大迷惑をかけてしまう(汗)。

今月は大学案件の取材も入るとすでに予告されているし、正直、かなり焦り気味。まあでも、この本を作れるのは自分しかいないし、頼れるのも自分しかいないから、やるしかない。がんばるべ。

ドライマンゴーのヨーグルト漬け

タイから日本に帰国する前、何人かの知り合いへのおみやげと、一袋は自分用に、ドライマンゴーを買った。空港の売店で買うと高いので、バンコクの宿の近くのショッピングモールにある中華系の乾物屋で、ごくオーソドックスなやつを。

ドライマンゴーは酒の肴とかにそのままかじっても普通にうまいが、何かひと工夫して食べるレシピはないものか、と検索してみた。すると、プレーンヨーグルトに1日浸しておく、という食べ方が結構人気なのだという。簡単なので、スーパーでヨーグルトを買ってきて、やってみた。

……すげえ。これ発明した人、天才か。

ヨーグルトにドライマンゴーを1日漬けると、水分がほどよくマンゴーに移って、まるで生のマンゴーのような食感に戻るのだ。それでいて風味は濃縮されていて、うまい。その風味は水気の抜けたヨーグルトの方にも移っていて、それもまたうまい。一緒に食べるとさらにうまい。ものすごく贅沢なデザートを食ってる気分になる。

もちろん、素材のドライマンゴー自体の良し悪しにも味は左右されるとは思うが、程度のいいドライマンゴーが手に入ったら、ぜひ試してみてほしい食べ方だ。ほんと、まじでびっくりした。