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ふわふわと

荷造りの最終チェックも、しばらく留守にする自宅の支度も、すべて完了。明日の昼には、成田からデリーへ飛ぶ。

出発前日の夜は、日常から切り離されてもいないけど、片足はすでにあちら側に突っ込んでしまっているような、ふわふわとした、所在ない気分になる。明日、バックパックとカメラバッグを担いで空港のターミナルに踏み込めば、すぱんとスイッチが入るような気もするけど。

海外を一カ月もうろつくのにガイドブックすら必要としない旅だけど(笑)、慣れているからといって油断せず、気を引き締めて、まずは無事に戻ってくることを考えよう。

明日から8月16日(金)頃まで、不在のためブログの更新をお休みします。

荷造り

インドへの出発が来週月曜に迫ってきた。ぼちぼちと、荷造り開始。

荷造りの時は、以前作っておいたパッキングリストを見ながら、いちいち確認しつつ揃えていく。僕は元来おっちょこちょいなところがあるし、撮影機材やトレッキング道具などは現地調達が難しいものも多いから。荷造りの作業自体はそんなに時間はかからないのだが、「ある」と思っていたものが実は手元になかったり、「使える」と思っていたものがダメになっていたりすることもたまにあるので、いつも三日くらい前から確認していくことにしている。

今回は、意外なところに落とし穴。向こうに持って行くスケジュール表や連絡先リストをプリントアウトしようとしたら、突然プリンタがインク切れ。これは地味に困る(苦笑)。明日、インクを買ってこなければ。

ばっさり断ち切る

昼、南大沢で取材。今週は三日で五人に取材するが、一人につき原稿を二本作らなければならないので、十本分の取材ということになる。なかなかきつい。

実はというか何というか、再来週明けには飛行機でデリーに飛ぶことになっているのだが、少なくとも今のところ、そうした実感というか高まりみたいなものは、まったくない。完全に今までの日々の生活のリズムにはまったまま、あくせくといろんなことに追われている。

そういう惰性みたいなものにのっかっている日々も、普段はそんなに悪くないと思うのだが、それをばっさり断ち切って旅に出てしまう時間もまた、僕にとってはすごく大切なものだと感じている。あの、ひとりぼっちの、心細い時間。そこから始まる何か。そういうインプットがなければ生み出せないものもあるから。

まあでも、とりあえず、目の前の取材、そして原稿だ。

過信という油断

午後、相模原で取材二件。どちらも先方が取材対応の準備をしてくださっていたので、やりやすかった。片道二時間近くかかる道程は疲れるけど、どうにかやり遂げる。

先日、タイ取材に加えてミャンマー取材の可能性を打診してきてくれた方から、具体的なスケジュール案が届く。これは‥‥かなりきつい。9月頭からほぼ一カ月半、行きっぱなし。最初からそれだけなら何とかなるが、今年はその前にインドくんだりに行っているので、全部引き受けると、体力的にかなり厳しくなる。あと、八月下旬には雑誌絡みの仕事が発生する可能性があるのだが、その作業に充てる時間もほとんどない。しばらく悩んだのだけれど、電話で先方とも相談した結果、今回はミャンマー取材はお断りして、タイ取材のみ引き受けることにした。

今回の仕事は、今までに引き受けたことのない調査取材だから、取材先と帰国後にどのくらいの労力と時間がかかるのか、読み切れない部分が多い。たぶん大丈夫だろう、と自分の力を過信して引き受けてしまうのは油断ではないかという思いも、どうしようかと迷っている時に頭をよぎった。まずは、確実に捌けるであろう範囲で請け負うのが、結局はお互いのためにもなる。守備範囲を広げるのは、要領をきっちりつかめてからでいい。

まあでも、行けるものなら、全部行きたかったけど(笑)。

下半期の展望

終日、部屋で仕事。今週は、打ち合わせや取材が割とたくさん入っているので、それらの準備など。

夕方、某社からメール。以前から今秋にタイ北部の調査取材を打診されていたのだが、それに加えて、ミャンマーでの調査取材も可能かという問い合わせ。これも入ると、七月中旬から八月中旬までインド、八月末から九月中旬までミャンマー、九月末から十月下旬までタイという、秋までほぼ出ずっぱりという状況になる。仕事をぬかりなくやり遂げるのはもちろんだが、体調を大きく崩したりしないように注意する必要もある。

まあ、まだどうなるかわからないが、気を引き締めて臨もう、今年の下半期。