昼、取材に出かけようとしたら、外の空気がやたらぬくい。もう、上着もいらないんじゃないかと思えるくらいの暖かさ。ここ最近、気温の乱高下が続いていたが、ようやく春になったのだろうか。近所の木蓮もほぼ満開だ。
今日は午後から四ッ谷にある某大学で取材。キャンパスを行き交う学生さんたちも軽やかな服装で、どことなくうきうきしているように見えた。人間、気温が数度上がるだけで、気分もアガるんだな。自分もしかり。
この週末あたりには、東京でも桜が咲きはじめるのかな。今年は行けるんだろうか、お花見‥‥。
昼、取材に出かけようとしたら、外の空気がやたらぬくい。もう、上着もいらないんじゃないかと思えるくらいの暖かさ。ここ最近、気温の乱高下が続いていたが、ようやく春になったのだろうか。近所の木蓮もほぼ満開だ。
今日は午後から四ッ谷にある某大学で取材。キャンパスを行き交う学生さんたちも軽やかな服装で、どことなくうきうきしているように見えた。人間、気温が数度上がるだけで、気分もアガるんだな。自分もしかり。
この週末あたりには、東京でも桜が咲きはじめるのかな。今年は行けるんだろうか、お花見‥‥。
朝、ギュイーン、ガガガガガ、という、ただごとではない騒音で目が覚める。何かと思ったら、うちのマンションの近くにある古い家が取り壊されていた。家一軒を潰すのだから、やかましくもなるはずだ。まあ仕方ない。
この週末の三連休は、まるっと家で執筆作業。コツコツと丁寧にテープ起こしをしては、それを基に原稿に仕上げていくことのくりかえし。傍目には本当に地味で単調な作業に見えると思う。でも‥‥面白いんだよなあ。特に今回の新しい本に収録する原稿は。早く読んでもらいたくて仕方がない。
そういえば、昨日レビューを書いた奥華子の「君と僕の道」の中に「未来地図」という曲があって、それ自体はとても前向きな曲なのだが、歌い出しの歌詞が、なんとこんな感じ。
徹夜でやっと書いた原稿 ボタン1つ押し間違えて 1文字残らず 綺麗に全部消してしまった
ライターとしては、かなりぎくっとする歌詞だ(笑)。好きな曲なんだけどね。
約一年間の充電期間を経て、先日リリースされた奥華子の新しいアルバム「君と僕の道
」。聴いてみて感じたのは、いい感じに肩の力が抜けた、等身大の彼女に近いアルバムだな、という印象だった。特に「ピリオド」と「10年」という曲は、初めて聴いた瞬間にぐっと胸に迫るものがあった。
暗い淵に佇むような曲もあれば、眩しさに目を細めたくなるような曲も、時を経ても変わらぬ絆をふりかえる曲も、傷だらけになりながらも前に進もうとする曲もある。そのどれもが、現時点での素の彼女自身から生まれた音楽だし、その曲たちを「今はこれでいいんだ」と彼女自身が肯定した上で、聴き手に差し出しているのがわかる気がする。それは、彼女自身があるがままの自分をポジティブな気持で捉え直したということでもあるのだろう。
今までに選んできた道が結果的に遠回りだったとしても、それを否定したり後悔したりする必要はない。大切なものを失った悲しみも、二度と立ち直れないと思えるほどの苦しみも、すべてはきっとこれからの道につながっていく。人間はしょっちゅう泣いたり笑ったり迷ったりしながら、それぞれの道を辿っていくのだと。
僕の道は、これからどこにつながっていくのかな。
午前中に都心で用事をすませた後、午後の取材まで時間が空いた。ふと思い立って、青山のBOOK 246へ。
少し前に、このBOOK 246がビルの解体工事に伴って閉店するという話を聞いた時は、正直かなりショックだったし、残念な気持だった。特にとりたてて予定もない天気のいい休みの日に、電車で青山まで出て、隣のカフェでランチを食べ、BOOK 246をのぞいてしばし旅気分に浸り、それから表参道や渋谷までぶらぶら散歩するというパターンが、結構多かったのだ。それに、僕が書いたラダックの本二冊をずっと辛抱強く置き続けてくださっていた、数少ない本屋さんの一つでもあったし。
とはいえ、僕はこのお店で、自分自身の身元を明かしたことは今までなかった。今になって名乗るのも相当気恥ずかしかったのだが、その一方で、このタイミングで一度ちゃんとお礼も言っておきたかった。で、おそるおそる名刺を差し出して名乗ってみると‥‥僕のことを知ってくれている方で、まずはそれにほっとした(笑)。その後、何だかんだでラダックやアラスカの話ですっかり盛り上がってしまい、一時間も店内でおしゃべりさせていただいてしまった。思っていた以上に共通の知り合いの方が多くて、そのつながりっぷりにもびっくりした。
十年間にわたって本と旅が好きな人たちに愛されてきた、小さな本屋さん。お店の形はなくなっても、その記憶はお客さんたちの心に残っていくと思う。そして、またどこか別の場所で、新しく生まれるものもきっとあると思う。
午前中から、南大沢で取材。今日はちょっとやばかった。途中の電車の乗り継ぎでミスをして、危うく遅刻してしまうところだったのだ。駅に着くやいなや全力で現場までダッシュして、どうにか開始時間には間に合ったのだが。ふー、危ない危ない。
取材の仕事がある時は、前日にネットで乗り換え情報を検索して、待ち合わせ時間までに余裕を持って到着できるように、場所にもよるが、二本くらい早い電車に乗るようにしている。突然、何かの原因でダイヤが乱れないとも限らないし。今回もそのマージンがあったので助かったわけだ。
だが、もともと電車の乗り継ぎがややこしい行程とはいえ、初めて行く場所でもないし、油断してしまってたのは間違いない。これからGWにかけては、一年の中でも一番たくさん取材で出歩く時期。気を引き締めなければ‥‥。