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Wi-Fiの呪縛

帰国してからというもの、連休とかまったく関係なく、日々仕事に追われる。来年春に出す新しい本の打ち合わせ。南アフリカで撮った写真のセレクトと現像、そして原稿の執筆‥‥。来週明けには別の仕事の打ち合わせが立て続けに。そして再来週の月曜日からは、毎年恒例、約4週間のタイ取材だ。

ここ数年、タイのような観光の盛んな国はもちろん、ラダックのような辺境の地でも、宿でWi-Fiにつないでネットが使える時代になった(停電したり、上位回線が頻繁に落ちたりするけど)。一昔前は「いや〜、何しろラダックなんで、ネットにつなぐ必要のある仕事はできないですね〜」と言い訳することもできたのだが、もはやその手は通じなくなりつつある。

なので、僕もついに重い腰を上げて、海外取材用にMacBook Air 11インチを導入することにした。長期取材時には撮影済みデータを外付ハードディスクにバックアップするのにも使うので、USB-Cポートが一つしかないMacBookではなく、枯れた仕様のMacBook Airを選んだ。この僕ごときが、あろうことかMacの2台体制である。

こういう体制にしてしまうと、旅先でもむやみに忙しくなってしまうんだろうなあ‥‥宿で寝る暇もなくなるかも‥‥Wi-Fiの呪縛、恐るべし。

MacBook Pro Retina 15-inch Late 2013

mbpretina自宅で仕事に使うMacを四年ぶりに買い替えた。使いはじめて三週間ほど経ち、いろいろ落ち着いてきたので、使用感などについてまとめてみようと思う。

新しく導入したのは、2013年秋に発売されたMacBook Pro Retinaディスプレイ15インチモデル(2.3GHzクアッドコアIntel Core i7、メモリ16GB、SSD512GB、キーボードをアップルストアでUS配列にカスタマイズ)。ほぼ同時に、通信&バックアップ環境も2013年6月に発売されたTime Capsule 2TBに入れ替えた。

前に使っていた2009年モデルのMacBook ProからTime Capsule経由でデータを移行した直後は、スリープ時にTime Machineバックアップがうまく動作せず、Mac側でTime Capsuleの認識が外れてしまう謎の現象が起こったのだが、アップルのサポートのアドバイスで、Time Capsuleの初期化と省エネルギー設定の変更(「Wi-Fiネットワークアクセスによるスリープ解除」のチェックボックスを外す)をしたところ、それも解消。今は何の問題もなく、快適に使えている。

Aside

Mac OS X MavericksがプリインストールされたMacBook Pro Retina 15-inchが届いたので、さっそくセットアップして、旧MacBook Proで使っていたTime Capsuleのバックアップからデータを移行させた。ところが、無料で使えるはずの最新版のiLife(iPhoto、iMovie、GarageBand)とiWork(Pages、Numbers、Keynote)の一部がどこにも見当たらない。Mac App Storeからのダウンロードも有料と表示されてしまっている。

アップルのサポートセンターに電話で問い合わせたところ、日本のMac App Storeでの対応が間に合っていないのが原因とのこと。システム環境設定の「言語と地域」で「優先する言語」を「English 英語」に切り替え(メニュー内で一番上にドラッグする)、Macを再起動してからMac App Storeにアクセスすると、最新版のiLifeとiWorkのすべてのアプリが無料でダウンロードできるようになるという。

正直、アップルらしからぬていたらくだなと思ったのだが、サポートセンターで受け付けてくれた若い声の男性が「実は私もプライベートで同じような目に遭ったんですが‥‥大丈夫です!」と思わず口走っていたのが、何だか微笑ましかった(笑)。