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膝上と膝下

今年の夏は、男性用の服でもショートパンツが流行ってるらしい。アパレルショップにもたくさん並んでるし、街の中でも、もう結構大勢の人がショートパンツを穿いて歩いている。

僕自身、グラミチのクロップドパンツを新旧合わせて3本持っていて、夏の外出時にはローテで穿いている。ただ、個人的には、膝下まであるクロップドなら問題ないけど、膝上丈のショートパンツを外出用に穿くのは、正直ちょっと気後れしてしまう。何というか‥‥膝小僧が露出すると、守備力が下がっちゃうような気がして(笑)。

そのうち慣れっこになって、部屋着で穿いてるスウェットのショートパンツと同じような感覚で街にも繰り出すようになるのかもしれないけど。まあ、それ以前に、もうええ歳こいたおっさんだしね(苦笑)。

アブー・ロード

少し前に、夏に着るためのTシャツを買った。こんな感じのやつ

もともと僕は、こういう世の中ちょっとナメてる絵柄のTシャツやスウェットが好きで、実際何着かそういう服を持っている。このTシャツも、ひと目見てすぐ気に入って買ってしまった。だって、アブー・ロードだし。

しかし実際に着ようとすると、たとえば打ち合わせとかに着て行ったら「やる気ないなー、こいつ」と思われること必定だし、明日出演するトークイベントの本番でこれ着てたら、どんな真面目な話をしても説得力がない。何言ってもアブー・ロードだし(苦笑)。意外と出番が限られる。

でも僕は、やる気のないTシャツが好きなのだ。「まあ、ヤマタカだから、アブー・ロードでも仕方ないか」みたいな感じで(苦笑)、何とかじわじわ浸透させていこう。

薄着の人々

ラダック ザンスカール トラベルガイド」と「撮り・旅!」は同じ出版社から出ていて、出版社側の担当編集者さんも同じ人なのだが、彼は一年の大半を半袖ポロシャツで過ごす。それにはちゃんと理由があるのだという。

その編集者さんは、子供の頃は身体が弱かったそうで、親御さんは心配して常に厚着をさせていたのだが、しょっちゅう風邪をひいていたのだという。で、もしかすると、厚着をすることで余計な汗をかいたり身体の抵抗力が落ちたりしてるのではと、逆転の発想で常に薄着で過ごすようになると、ぴたりと風邪をひかなくなり、今では編集の激務にも耐えられる身体になったのだそうだ。今では、初対面の人との打ち合わせなどの時にも、彼の半袖ポロシャツエピソードは鉄板のつかみネタになってるし、いいことずくめである。

そういえば、短パンとサンダルをこよなく愛する知人のデザイナーさんもいるし、僕の周囲には薄着の人が多いようだ。というわけで、初夏ですね。

メガネの買い足し

冷たい風が吹きすさぶ日。でも、日射しは心なしか、ちょっとだけ暖かい。

午後、歩いて吉祥寺へ。商店街にあるチェーンのメガネ屋で、新しいメガネを作る。レンズ込みで4900円。このクラスのメガネを作るのは二度目だが、ひと昔前には考えられなかったような安さだ。僕のようにメガネなしでは生きていけない人間には、この値段でメガネをまるっと作れるというのは、確かにありがたい。

こういうメガネは、普段家にいる時のほかに、自転車に乗ったり山歩きをしたり、海外に旅に出たりする時に役立つ。何かのひょうしにぶっ壊れたとしてもさほど惜しくない値段だし、意外と頑丈だからだ。で、国内で取材の仕事がある時や、人に会う用事がある時には、もうちょっとお高めのちゃんとしたメガネをかける。そうやって何個かのメガネを目的に応じて使い分けるのが、メガネを長く使うコツだと思う。一つのメガネを連続して酷使し続けると、すぐにへたってダメになってしまうから。

ちなみに、そうやって数個のメガネを所有して使う場合、まとめて並べて収納しておけるケースがあると便利だ。僕はこの間、LA VITA IDEALE メガネ&ウォッチケースなるコレクションケースを買ってみたのだが、大きさもほどほどだし、造りも値段の割に安っぽくなくて、ちゃんとしている。メガネのヘビーユーザーの同胞の方々にはおすすめだと思う。

ヘアスタイル考察

僕のヘアスタイルは、多少の長短の差はあれど(そりゃそうか)、たぶん23歳くらいの頃から、ほとんど変わっていない。短髪、毛先やや梳き気味。理髪店でのオーダーも、いつも同じ。もともと自分の貧相な見てくれにさして興味はないし、何もしなくても維持できる状態が一番都合がいい。

なので、うちにはドライヤーも、ブラシも、整髪料もない。シャワーの時にせっけんシャンプーで洗って、タオルでごしごし拭いて、それで終わり。専門家に聞けばもっと真っ当なお手入れの仕方もあるのかもしれないけど、何しろ20年間ずっとこれでやってきて、まったく困っていないので、たぶん問題ないんじゃないかなと思う。

これくらい手のかからない無造作なヘアスタイルだと、旅をする時に、とても便利なのだ。シャンプーも現地で適当なのを買えばそれで済むし、ドライヤーを求めて右往左往する必要もない。夜行バスに乗った後、バスターミナルの水道の蛇口でささっと水洗いすることだってできる。

‥‥と、大多数の人に共感を持ってもらえないようなことを書いてみた(笑)。