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清澄白河で深川めし

先週の土曜は、夜から渋谷で「タレンタイム」を観る前に、清澄白河のあたりを少し散歩した。

清澄白河の駅で降りたのは、たぶん初めてだと思う。まったく土地勘もイメージもなかったのだが、背の高い建物があまりなくて、空が広々と見えるなあ、というのが第一印象。昭和の頃の雰囲気を残す街並には、どこかしらモダンな香りも漂っている。少し前にオープンしたブルーボトルコーヒーは、清澄白河の名を世間に知らしめるきっかけになったが、それ以外にも感じのいいコーヒー豆の焙煎屋さんが、この街にはあちこちにある。ベーカリー、洋菓子店、ワイナリー、ビアバー。古い建物をうまく改装して造られた、新しめの店も結構多い。

映画を観る前の腹ごしらえに、たまたま通りがかった深川釜匠という店に入って、深川めしを食べる。深川めしには、アサリやネギを煮込んだものの汁かけごはんタイプのものと、アサリの炊き込みごはんタイプのものがあるそうだが、この日食べたのは炊き込みごはんタイプ。「うそっ?!」というくらい大量のアサリが混ぜ込まれている。ボリュームたっぷりだけど、あっさりしていて、とてもうまかった。卓上に無造作に置かれているサランラップの箱が謎だったのだが、聞くと、深川めしを食べ切れなかった人が、余った分をラップに包んで持ち帰れるようにしているそうだ。

知らない街を歩くのは、やっぱり面白い。今度来る時は、汁かけごはんタイプの深川めしも試してみたいな。

アメリカンコーヒー

喫茶店に入って、ブレンドコーヒーを注文した。初めて入った店だった。カフェというより、昔ながらの喫茶店。店内は広く、席と席の間もゆったりしていて、悪くない。

やや酸味の強い、いかにも昔の喫茶店の味という感じのブレンドコーヒーをすすっていると、まだ全部飲み終わらないうちに、なぜか目の前にもう一杯、コーヒーが運ばれてきた。

「サービスです。アメリカンコーヒーですが、よかったら」

びっくりした。スタバとかで新商品の試飲を小さなカップで出してもらえたりすることはたまにあるが、こういう昔からの喫茶店で、コーヒーを丸々一杯おまけされるなんて経験は、初めてだ。初見の客だったから、ちょっとおまけしてもらえたのだろうか。しかし、なぜ、ブレンドを飲んでる客にアメリカン。

正直、アメリカンはちょっと苦手なんだけど(笑)、このお店には、また来ようと思った。おまけ目当てとかではなく、なんとなく、いいなあ、と。

折り返し下車

昼、松戸で取材。先週からの松戸通いもかれこれ4回目になるが、今日でどうにかすべて終了。原稿を書く作業は残っているけど。

三鷹から松戸までの往復は、とにかく時間がかかる。東西線から千代田線経由の常磐線に乗り換えるか、中央線から東京駅で上野東京ラインに乗り換えるか。今日は往路も復路も東西線を使った。iPhoneで音楽を聴きつつ、時々メールやTwitterをチェック。まだ読んでない本を持ってくればよかった、とちょっと後悔。

……ふと気づくと、とっくに終点の三鷹に着いていたのに、ぼんやり座ってるうちに列車がまた吉祥寺に折り返してしまっていた。疲れてるのかボケてるのか。自分に呆れながらあわてて列車を降り、向かいのホームで三鷹行きを待とうとして……。

ま、いっか。このまま、歩いて帰っちゃおう。

駅を出て、中道通り商店街をぶらぶら歩く。途中でコーヒーを飲んで、ついでに豆を買ったりして。これはこれで、ありだったかも。

ブルーボトルコーヒー

3月11日、あれから四年。急ぎの仕事もないし、何もせずに家にいても、いろいろもやもや考えてしまう。ひさしぶりに天気もいいし、特にあてもないまま、出かけてみる。

電車に乗ってる間に思いついたのは、先週末に表参道にオープンしたというブルーボトルコーヒー2号店に行ってみようか、ということ。昨年来メディアにこぞって取り上げられたせいで激混みだと聞いていたが、平日の午後ならまだ何とかなるのでは、と思ったのだ。

店の場所は、昔のクライアントの出版社が入ってたビルの隣(笑)。行列はあったもののそれほどでもなく、20分ほど待つと中に入れた。店内はシンプルですっきりしていて、店員さんたちの応対も、マニュアルの型にはめられてない感じのよさ。シングルオリジンのケニアと、キャラメルソースのベニエをオーダー。何人かの店員さんが、目の前でコーヒーを次々とペーパードリップしていく。思いのほか注湯のスピードが速くて、ちょっとびっくり。

肝心のコーヒーは、普通にちゃんとしていて、おいしかった。個人的に、コーヒーは「普通にちゃんとしてる」のが、すごく大事だと思っている。特殊な味のコーヒーは、フルーティーだの何だの言われても、どうも苦手で‥‥。これなら大丈夫だと思い、家で飲んでみる用に、ジャイアント・ステップスという一番濃い味のブレンドの豆を購入。200グラムで1500円と、僕にとってはちょっとお高い豆。

ブルーボトルコーヒー、確かに良いお店だし、話題になるのもわかる気がする。でもまあ、平日ですら並ばなければならないあの混みようだと、落ち着いてコーヒーを味わうにはちょっと厳しい。あと一、二年経ってほとぼりが冷めるのを待つか。この界隈、残念ながら大坊珈琲店はもうないけど、渋谷まで行けばマメヒコもあるしね。

というわけで、珍しく流行りに乗ってみたエントリーでした(笑)。

5グラムの幸せ

自宅で淹れるコーヒーは、豆の状態で100グラムずつ買うようにしている。一度にカップ2杯分飲むので、それに必要な豆は20グラム。一週間で5回くらいコーヒーを淹れて飲めば、豆がいい状態のままで使い切ることができる計算だ(忙しくて豆を頻繁に補充する暇がない時は、100グラムを2袋買って、一方を冷凍しておくけど)。

豆の量の計測は、コーノ式のセットについている軽量スプーンですりきり1杯10グラムを2杯。毎回きっちり計っているのだが、ごくたまに、最後の5回目でちょっとだけ豆が多く残ることがある。今日がまさにそれだった。せいぜい5グラム程度なのだけれど、何というか、それだけでとてもリッチな気分になれた(笑)。

というのも、同じカップ2杯分のコーヒーを淹れるのでも、20グラムより25グラムの方が、より濃くておいしいコーヒーを淹れやすくなるのだ。日常的に毎回25グラム使っているとコストパフォーマンスが悪くなるのでやらないけど、今日みたいにちょっとだけ豆が余ると、ラッキー!と思ってしまう。

5グラムのコーヒー豆でこんな気分になれるんだから、僕の幸せ、安いもんである(笑)。