風の冷たさ

この冬、外を出歩く時にはほぼ必ず、ニットキャップをかぶっていた。寒い場所にいる時、外に逃げていく体温のうち約4割は頭からだと言われている。実際、いったん慣れてしまうと、ニットキャップなしで外に出たら、頭がスースー感じてどうにも落ち着かなくなってしまった。

先日の冬のアラスカへの旅にも、もちろん持って行った。だいぶ昔に買って以来愛用している、モンベルのシンプルなフリースのキャップ。今までこれで不自由を感じたことは一度もなかったのだが、今回は違った。完全に役不足だった。

原因は、風だ。冬のアラスカを吹く風は、とてつもなく冷たい。外気温がマイナス15℃程度でも、風がなければ、普通に厚着した程度でもどうにか耐えられる。でも風が吹くと、ほんの数分もじっとしていられないほど寒く感じる。正直、身体に危険を感じるほどの冷たさなのだ。今回のフリースキャップには、そんなアラスカの風を遮れるほどの遮風性はなかったので、帽子の上から上着のフードをかぶらなければならなかった。

今度行く時は、ウインドストッパー素材で覆われた、がっちりしたやつを持っていかねば……だんだん、極地探検みたいな装備になってきたな……。

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