批判と憎悪の違い

終日、部屋で仕事。明日の取材の準備をして、昨日取材した分の原稿を少し書き進める。

ネット上では、大阪のトンデモ幼稚園&小学校の話題がかまびすしい。いろんな情報や憶測が飛び交う中、右寄りな人と左寄りな人との間でやりとりされている言葉の異様な尖り具合には、個人的には正直、結構ドン引きするものがある。

理路整然とした根拠に基づかない批判、あるいは度を越した怒りの感情に任せてくり出された批判は、相手には憎悪として受け取られてしまう場合が多い。それに対する返答もちゃんとした根拠に基づいていなかったり、怒りに任せたものであったりすると、同じように憎悪として受け取られてしまう。そうするうちに、互いに相手を理解しようとすることなく、批判を受け止めようともせず、ただただ憎悪の投げつけ合いをくりかえすようになる。

今の日本では、いろんなところで、そういう不毛な投げつけ合いがくり広げられている。あと、たぶん、世界中のあちこちでも。

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