人生の終え方

東京は今日、初雪が降ったらしい。終日、部屋で仕事。

デヴィッド・ボウイが昨日亡くなったということで、J-WAVEもInterFMも追悼特集を組んで彼の曲を流し続けている。ヒーローズ、ジギー・スターダスト、チャイナ・ガール、ライフ・オン・マーズ、ファイブ・イヤーズ……。今日だけで、世界中でどれほど多くの人々が彼の曲に耳を傾けたのだろう。

ラジオで、彼が死の二日前にニューアルバム「ブラックスター」をリリースしたばかりだったと知る。一年半に及ぶ癌との闘病を続けながら、文字通り最後の最後まで、一人のミュージシャンとして音楽を作り続けていたのだと。そして今、世界中の人々が彼の人生を思いながら、彼の曲を聴いている。何という人生の終え方だろう。こんな時にカッコイイという安易な言葉は使いたくないが、それでもカッコよすぎる。

僕も自分の人生を終える時は、最後の最後、ギリギリまで、文章を書くこと、写真を撮ること、本を作ることにこだわり続けていたい。デヴィッド・ボウイのようにカッコよすぎる終え方は絶対できなくて、僕はきっと、みっともなくじたばたあがいてるうちに終えてしまうと思うけど。

次の本が最後の一冊になっても後悔しないように、精一杯、心を込めて本を作ろうと思う。

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