飴色の悩み

カレーを作る時、タマネギの処遇をどうすべきか、ずっと悩んでいた。

カレーに使うタマネギは、みじん切りにして飴色になるまで炒めるというのが、割と一般的なセオリーだ。時間をかけて炒めて水分とともに辛味成分を飛ばすと、甘味や旨味の成分が引き出されて、カレーにコクを与えるのだという。大ぶりに切ったタマネギのカレーの方が好きな人ももちろんいるだろうけど、実際に自分で作り比べてみると、やっぱりみじん切りにしてある程度時間をかけて炒めたタマネギのカレーの方が、コクがあってうまかった。

問題は、タマネギを飴色になるまで炒めるのに、結構時間がかかるということ。一般には30〜40分かけて炒めろとも言われているけれど、自分の家で一人で食べるためだけのカレーにそんなに時間をかけるのは、はっきり言って相当メンドクサイ。木べらを動かす手も疲れるし。

なので最近は、だいたい15分くらい中弱火でタマネギを炒めて、体積が半分以下になるまで水分が飛んで色が変わったら、肉と野菜を順次入れて炒め、水を注いで煮込みに入ることにした。それで十分、カレーにコクは出るように思うのだけど、どうかな。とりあえず、自分的には満足してるけど。

というわけで、今日の晩ごはんはポークカレー。ごちそうさまでした。

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