優先席

午後、向ケ丘遊園近辺で取材。空はどんよりと曇っていて、行き帰りに昨日みたいなとんでもない雷雨に降られやしないかとヒヤヒヤしたが、どうにか持ちこたえてくれて、ほっとする。

帰り道、下北沢から井の頭線の各駅停車に乗り換え。車内は割と混んでいたが、たまたま目の前の席が空いて、すぐに坐れた。

永福町のあたりで、白髪の老夫婦が乗ってきた。車内をきょろきょろと見回しているので、優先席も塞がっているのだな、と立ち上がって席を譲った。ドア付近で壁に寄りかかろうと移動した時、その反対側にある優先席を見て、驚いた。塞がってるのは塞がってるのだが、年配の人はたった一人だけ。あとはみんな、二十代かそこらの若い人たちばかりだったのだ。

そもそも、そんな若い人たちが優先席を占拠してるのにもびっくりだし、年配の人たちが乗ってきても、みんな席を譲る気配すら見せないのにもびっくりした。以前にも一度、井の頭線で意図的に席を譲ろうとしない人を見かけたけど、今回はさらにひどい。どうなってるの、井の頭線?

何というか、同じ東京に住む人間として、心底恥ずかしいよ、ほんと。

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *