Diary Archives

昨日は、午後から小川町で打ち合わせをした後、下北沢のmois cafeという古民家カフェへ。旧友の平松さん足立さんに会い、彼らが作ったWebサイトについての取材。

取材は滞りなく終了し、そのまま場所を変えて飲み会に突入。sunagaというダイニングバーで、洋食のような和食のような、不思議な取り合わせの料理をいただく。豚足と豚耳と豚ほほ肉のメンチカツにバルサミコソースがかかったものや、トリッパ(仔牛の胃袋)のトマトソース煮込みなどがうまかった。調子に乗って、みんなでワインのボトルを二本空ける。

その後に寄ったカウンターバーで一杯飲んでいると、僕らと同年代のバーのマスターが懐かしいレコードをかけてくれて、その話でまたまた盛り上がる。SHOGUNの「男達のメロディー」。子供の頃に見た「俺たちは天使だ!」というドラマの主題歌。ドラマのあらすじは全然覚えていないけど、この曲だけは不思議と記憶に残っている。とにかく、歌詞がカッコイイのだ。

「走り出したら、何か答えが出るだろなんて、俺もあてにはしてないさ‥‥」
「運が悪けりゃ死ぬだけさ、死ぬだけさ‥‥」

今までの人生、僕たちはどこかの会社に属することもなく、自分自身でもどうなるかわからない中で、どうにかこうにか生きてきた。これから先もどうなるか、さっぱりわからないけれど‥‥たぶん、何とかなるだろう。

運が悪けりゃ、死ぬだけさ(笑)。

料理酒

| Comment(0)

もう三月だというのに、予想外の大雪。スーパーに食糧を買い出しに行くのも億劫なので、今日は一日部屋に籠って、食事はありあわせのものですませることにした。

だが、誤算が一つ。いつも晩酌に飲んでいるビールが切れてしまっていたのだ。ないとなると、いつもより余計に飲みたくなるというもの。うー、ビール飲みたい。ていうか、アルコール的なものが飲みたい。

‥‥ん? 料理酒って、飲めるのかな?

そう思ってTwitterでつぶやいてみたところ、「料理酒は清酒に塩を混ぜたもの」というレスをもらった。ウィキペディアで調べてみると、なるほど、「食塩や酢の添加により不可飲処置が施されている」と書いてある。さすがに、塩を混ぜた酒を飲む気にはなれない(笑)。

仕方ない、代わりにアイスでも食べて気を紛らせるか。

迂闊

| Comment(0)

午後、国立で取材。面白い話を伺うことができた。それにしても、世の中は狭い。

---

昨日は、風の旅行社のみなさんとリトスタで会食。普段はラサに駐在している方や、日本語ガイドをしているチベット人女性もいらっしゃっていて、大変に盛り上がった。

最初の乾杯が終わった頃、メニューを見ながら料理をいくつか頼んだのだが、うっかり何も考えずに、魚や貝を使った料理を注文してしまった。ほとんどのチベット人は、魚や貝は口にしないのに‥‥迂闊。それ以降は肉と野菜中心の料理に切り替えた。

ふう。まだまだ配慮が足りませぬ。

特技

| Comment(0)

外は冷たい雨。木曜に取材してきた分の原稿を書く。

作業開始前、「だいたい2000字くらいのボリュームにできればいいな」と思いつつ、とりあえず内容重視で何も考えずに書き進めて、完成してみたら、1985字。ほぼぴったり。ライターという職業柄、僕にはいつのまにかこういう特技(?)が身についた。体内ワードカウンターみたいなものか。

まあ、他に何の役にも立たない特技だけど(笑)。

飛ぶように売れる

| Comment(0)

午後、水道橋で打ち合わせ。今作っている本のイメージが、だんだんはっきりしてきた。

---

昨日の夜は、僕が編集を担当した「Web文章作成&編集術 逆引きハンドブック」の著者の松下健次郎さんが講師を務めるセミナーが御茶ノ水で開催されたので、顔を出してきた。

60席ほどの会場はぎっしり満席。松下さんは本にも載せた素材をうまく使いながら、わかりやすく噛み砕いた講義をしていて、さすがだなあと思った。出版社の方が会場に持ち込んで販売した松下さんの本も、あっという間に完売。自分が手がけた本が、目の前で飛ぶように売れていくのを眺めているのは、何とも言えない快感だ(笑)。

セミナーが終わった後、松下さんと近くの喫茶店に移動して、閉店時間まで談笑。お互いプレッシャーから解放され、いろんな話で盛り上がる。本を作る仕事をしていてよかった、と心から思える瞬間だった。

GR BLOG写真展

| Comment(0)

午後、銀座で取材の予定があったので、その前に、RING CUBEで開催中のGR BLOG写真展に行く。

GR BLOGは、リコーのGR DIGITALについての情報発信源であるとともに、メーカーとユーザーとの交流を促進する場として人気を集めているブログだ。五年前に開設されて以来、ずっと活発な更新が続けられてきたのだが、中でも人気だったのが、読者からあるテーマに沿った写真をトラックバックで投稿してもらう企画。今回の写真展は、過去五十回近くのトラックバック企画で選ばれた優秀な作品を一同に集めて展示したものだ。

いや、これは、まじでおすすめ。

とにかく、それぞれの作品が個性的で、しかもものすごくレベルが高い。すべての写真が、28mm相当の単焦点レンズを積んだ同じ機種のコンパクトデジタルカメラで撮られたものとは、にわかには信じられない。僕自身もGRユーザーなので、「こんなアングルの切り取り方があるのか!」と、またまたかなりの刺激を受けてしまった。

一枚々々の写真を見ていくと、GR DIGITALを構えながら、ああでもない、こうでもない、と動き回りながら工夫を凝らしている人たちの姿が透けて見えるような気がして、何だか愉しい気分になった。GR好きの人もそうでない人も、時間があるようならぜひ。

撮影スタイル

| Comment(0)

終日、部屋で原稿を書く。だいたい予定通りに進行中。今月の下旬以降は、サンプルの制作をお願いしている方との共同作業になるので、今のうちにアドバンテージを稼いでおかなければ。

---

先日のラダックのグループ写真展の設営の際に思ったこと。

同じ土地で撮っているのに、展示された写真のテイストは、撮影した人によって見事なまでに異なっていた。どの写真がいいとかいう問題ではなく、それぞれの作品に個性が出ていたのが面白かった。

僕自身の写真は‥‥時間をかけて、いろんな季節の、いろんな場面を撮っている、という印象。人物の写真は、あれこれ話をした上で、真正面から向き合って撮っている、という感じだろうか。それはそれで自分の撮影スタイルなのだろうとは思うが、他の人の写真を見ていたら、「場合によっては、別のアプローチで撮っても面白いのでは‥‥?」と、撮り方のアイデアを刺激される部分もあった。

フォトグラファーとして、自分はまだまだお話にならないくらい未熟であることは自覚している。現状に満足していたら、進歩はない。夏のラダックで、再び写真と真摯に向き合えたらと思っている。

ガジュマル

| Comment(0)

終日、部屋で原稿を書く。今は比較的書きやすい部分なので、精神的にはかなり楽。大変なのは、たぶん四月からだな‥‥。

---

僕が住んでいる部屋は、独身男の住処らしくすこぶる無味乾燥な状態なのだが、唯一の潤いとして、観葉植物の鉢植えが一つある。ガジュマルの木。アンコールのタ・プローム遺跡を派手に浸食している、あの巨大樹だ。

去年の暮れから育てているのだが、どんどん成長していくのかと思いきや、ずーっと同じ、かわいらしいサイズのまま(笑)。枝の根元の方で、小さな葉が増殖しているくらいか。まあ、タ・プロームみたいな調子で大きくなられたら、それはそれで困るけど。

そんなわけで、今日も僕はいそいそとガジュマルに水を与えるのだった。

午睡

| Comment(0)

午後、机に向かって、執筆中の本の細かい構成を検討していた時、急に眠気に襲われた。

どうにもこうにも横になりたくてたまらなくなったので、いっそ昼寝してしまえと思い、寝室に行って、布団の中に潜り込む。それから一時間半くらい、前後不覚に眠り込んだ。いつもはこんなことはないのだが、いったいどうしたことだろう。

目が覚めるか覚めないかという時間帯、うすぼんやりした意識の中で、昼寝する前に考えていた本の構成についてのアイデアが、次から次へと浮かんできた。これまたどうしてなのかわからない。起きた時には頭も身体もすっきりしていて、机に向かってキーボードをちゃちゃっと叩くと、あっという間に構成案ができあがった。

近来稀に見る、生産的な昼寝だった(笑)。

グループ写真展

| Comment(0)

夕方、来月から始まるラダックをテーマにしたグループ写真展の設営のため、西荻窪へ。

今回のグループ展では、総勢で八人くらいの人が参加している。会場でも、お互いに手伝ったりアドバイスしたりしながらの設営となった。僕自身は、去年のリトスタでの写真展で使ったA3サイズのパネルのうち、16枚を選んで、ぎゅっと固めて展示。ちょっとロモウォールみたいな雰囲気になって、まずまず迫力は出たかなと思う。

ほかにも、A2サイズのパネルをたくさん持ち込んでくれた参加者の方もいて、設営を終えた会場全体を見渡すと、写真の点数もあいまって、なかなか壮観な光景。ていうか、日本でこれだけたくさんのラダックの写真を一度に見られる機会って、今までなかったんじゃないかと思う。

グループ写真展「Eyes in Ladakh --旅人たちが見たラダック--」は、3月1日(月)から28日(日)まで、西荻窪のGreen Bazaar & 旅茶箱で開催。ご興味のある方、よかったらどうぞ。

積み重ねる

| Comment(0)

終日、部屋で仕事。どうにか今月のノルマを達成。

---

五輪の女子フィギュアに出場した安藤美姫選手が「今までで初めて、心からスケートをやっていてよかったという気持になれた」というコメントをしているのを、テレビで見た。

彼女は大きな怪我やスランプと戦いながら、必死の思いで五輪への切符をつかみ取り、全力を尽くしたけれど、メダルには手が届かなかった。それでも、「スケートをやっていてよかった」と笑って言えるというのは、すごいことだなと思う。彼女はきっと、人として大切なものを着実に積み重ねているのだろう。

ひるがえって、自分はどうだろう? 「物書きをしていてよかった」と心から言えるような仕事を、積み重ねてきているだろうか?

‥‥がんばらねば。

誇りを持って

| Comment(0)

終日、部屋で原稿を書く。今月の目標はどうにかクリアできそう。最低限の目標ではあるが。

テレビは朝から晩まで、五輪の女子フィギュアの話題で持ちきり。日本の全国民の期待を背負わされてしまった19歳の女の子が、氷の上で一生懸命に舞っている姿は、見ていていじらしくもあった。

彼女は頂点に辿り着くことはできなかったけれど、悔しい思いを味わったからこそ、得られたものもきっとあるだろうし、それはこれから彼女が生きていく上での糧になるはずだ。何より、彼女の演技を見て、世界中でどれだけたくさんの人が心を動かされたことか。それはとてつもないことだし、そのことだけを取っても、彼女は十分に誇りを持っていい。

まだほんの19歳。先の人生は、まだまだ長い。自分が19歳だった頃と比べると、いや、ほんと、申し訳ないと思ってしまう(苦笑)。

「Web Creators」休刊

| Comment(0)

まるで春本番のような暖かさ。多摩川の河津桜はもう満開らしい。そろそろ自転車で遠乗りするのにいい季節になってきた。

夜、原稿を書いている途中で何気なくTwitterをチェックしていると、「Web Creators」が休刊になるという一報が飛び込んできた。正確には、Webマガジンの形に移行するということらしいが。

「Web Creators」は、僕が創刊時からしばらく関わっていた「Web Designing」のライバル誌で、両者は長年しのぎを削ってきた間柄。ここ最近は「Web Creators」の方がやや優勢だったという話も聞いてはいたが、いやはや、世の中わからないものだ。

三月で休刊になる「デザインの現場」もそうだが、これからしばらくは、紙の雑誌がWebに移行するという流れが続くのかもしれない。広告に依存していた雑誌の収益モデルは、一部の人気雑誌を除けばもうすでに破綻してしまっている。しかし、ライターにとっては厳しい世の中になったな‥‥。

自分で選ぶ

| Comment(0)

終日、部屋で原稿を書く。つけっぱなしのテレビでは、五輪の女子フィギュアのニュースばかり。

原稿の執筆と並行して、今回の本に必要な取材のアレンジも進めている。去年の夏から今年初めにかけても、広告系の本の取材をたくさんこなしてきてはいたが、あれは出版社の編集者さんのアレンジによるもので、インタビューの主導権も編集者さんが握っていた。これから始まる取材は、僕が興味を持っている人たちを自分で選ぶわけだから、より素直な気持で取材をすることができる。その点だけでも、モチベーション的にはかなり違う。

昔、雑誌の仕事がメインだった時も、すでに取材先が決まっている段階での依頼より、「誰か面白い人いませんかね?」という段階から相談される仕事の方が好きだった。ただテープ起こしをして文章を仕立てるだけなら、別に僕でなくてもいいわけだから。

うーん、こんなこと書いてたら、テンション上がってきた(笑)。

e-Tax

| Comment(0)

午後、確定申告をするために税務署に行く。

大きなプレハブの中に用意された申告スペースは、数年前と比べるとすっかり様変わりしていた。以前は長机と椅子がずらりと並んでいて、人々が座って手書きで申告書を書くのを税務署の人が巡回しながら手助けしていたのだが、今年はフロアの三分の二が、e-Tax申請をするためのパソコンで占められていた。

収支内訳書を作成した後、係員さんに案内されるまま、e-Taxへの入力を始める。自分の名前の登録作業までは順調だったが、収入の金額を入力する段になると‥‥何かがおかしい。よくよく確かめてみると、入力箇所を指定した係員さん自身が間違えてた(苦笑)。税務署の人でさえ間違えちゃうようなややこしいシステムって、どうなんだろ‥‥。

ともあれ、手続きは二時間ほどで終了。これで肩の荷が一つ下りた。

説明文

| Comment(0)

終日、部屋で仕事。次の本の原稿の続きを書きはじめる。広告本の作業のためにしばらく中断していたので、まだちょっと調子が戻らない。

今取り組んでいる本は、いわゆる実用書。物事をわかりやすく噛み砕いて説明するという類の文章が求められている。リトスタ本のようにインタビューした人の言葉を生き生きと読みやすく再構成するのでもなく、ラダック本のように自分の心に一番近いところにある言葉を紡いでいくのでもない。まあでも、それぞれに難しいところはある。書くのが楽な文章なんて、そうそうあるものではないなと痛感している。

‥‥とか何とか言いながら、このブログの文章、かなりテキトーに書き流している気がする(笑)。

大食漢

| Comment(0)

終日、部屋で仕事。次の本のための取材依頼など。確定申告の準備もしなければ‥‥。

---

昨夜の飲み会の幹事は、昔関わっていた雑誌のデスクだったIさん。料理を注文する時、「じゃあ、僕がテキトーに‥‥」と言いながら、みんなのために餃子や青菜炒めをオーダーしてくれたのだが、最後に「自分用にチャーハンを餃子付きで!」と注文。普通に晩ごはんだ(笑)。

で、ほかの料理と一緒にチャーハンが運ばれてくると、Iさんはあっという間にチャーハンをかっこんで、その後、何と!

「あ、ラーメンお願いしますー!」

みんながびっくりしている中、Iさんは幸せそうにラーメンをすすっていた。うまそうだった(笑)。

旧交

| Comment(0)

夕方までに、広告本の最後の一人の原稿を書き上げる。推敲の必要はあるが、長い長いウルトラマラソンを走り終えて、ようやくゴールテープを切った感じ。

夜は神保町の九頭鳥という店で、昔関わっていた雑誌の元編集スタッフやデザイナーさんたちと飲み会。ここはまあ普通の中華料理屋なのだが、餃子だけはやけにうまい。調子に乗って食い過ぎた‥‥。

参加者の中には長いことご無沙汰していた方もいたが、みんなで何の気兼ねもなくバカな話で盛り上がることができて、愉しかった。僕のように完全に一人きりで仕事をしている人間に、こうしてつるんで飲むことのできる人たちがいてくれることは、ありがたいことだなと思う。

主夫感覚

| Comment(0)

終日、部屋で広告系の本の執筆作業。話の内容自体が面白いので、かなり順調に進めることができた。

夕方、足りなくなった食材を補充するため、エコバック持参で近所のスーパーへ。買い物かごを片手に、店内を巡回していると‥‥。

「あっ! 納豆が78円!」「おお! 牛乳が168円! ラッキー!」

‥‥とまあ、こんな感じで、最近はすっかり主夫感覚で買い物をしているような気がする(笑)。まあ、これだけ自炊の習慣が継続するとは、自分でも想像していなかったのだが‥‥。

明日の朝は何にしようかな。

完遂

| Comment(0)

終日、部屋で広告系の本のテープ起こし。夜までかかって、どうにか先週取材した分の作業を完遂することができた。あとは原稿を書き上げれば、とりあえず脱稿できる。長かった‥‥。

もう、QuickTimeの再生ボタンと停止ボタンと巻き戻しボタンをひたすら押し続ける日々とは、しばらくオサラバしたい(笑)。

今日は、新しい書籍の編集をしてくれないかという依頼をいただいたりもしたのだが、次の本の執筆スケジュールともろに重なってしまうので、残念ながら引き受けることができなかった。時間はないけど、金もない。世の中、なかなかうまく回らないものだな。

ヒートテック

| Comment(0)

雨というか雪というか、氷雨? とにかく寒い。しかし、今日は昼から都心に行く用事がある。意を決して、今季初、ヒートテックの上下を装着。

ユニクロのヒートテックは、冬のラダックで暮らしていた頃にものすごく役に立った。肌着レベルのレイヤーが一枚余分にあるだけで、体感気温がまるで違う。登山用の本格的なものに比べると圧倒的に安い。これがなかったら、あの土地の寒さを耐え凌ぐことはできなかっただろう。

ひさしぶりに着てみたら、やっぱり暖かい。特に足の部分が効果大。でも、ジーンズの下にタイツを穿いていると‥‥何となく、気持がじじむさくなる(笑)。

γ-GTP

| Comment(0)

一昨日、先月受けた健康診査の結果を聞きに病院に行った。

「おおむね問題ないんですが、γ-GTPの数値だけがちょっと高いですね‥‥」
「それはどういう状態を表す数値なんですか?」
「肝臓に負担がかかっていることを示すものなんですが‥‥普段、お酒はよく飲まれますか?」
「毎晩、風呂上がりに350mlの缶ビールを一本飲むくらいですが」
「そうですか。それだとこんな数値にはならないはずだが‥‥ああ!」
「な、何ですか?」
「きっと、年末年始にたくさん飲み食いされていたから、数値が上がったんでしょうね」

あー。十二月は何だかんだで忘年会続きだったし、正月は安曇野で飲み食いしてたし。さもありなん。

佳境

| Comment(0)

午前中から目黒で広告系の本の取材。予定していたより大幅に長引いて、終わった頃にはもう夕方。面白い話を伺うことはできたものの、これをテープ起こしするのは大変だな‥‥。一人になったとたん、どっと疲労が滲み出る。

ともあれ、今回で広告系の本のための取材はすべて終了。長かった‥‥。キックオフしたのって、かれこれ一年くらい前じゃなかったっけ? 無事に本が完成するといいのだが。

あと少し、あと少し。校了したら、何かうまいもの食べに行こう。がっつりと。

紙への愛着

| Comment(0)

やけに生暖かい天気の日。午後は広告系の本の校正反映作業をし、夜は次の本の原稿を書く。

---

最近、寝る前に一、二時間ずつ本を読んでいる。仕事でどん詰まりまで追いつめられていた頃は、人様の書いた文章なんて読む余裕がなかったのだが、やっぱり読書は愉しい。乾いたスポンジが水を吸い込むように、脳が言葉を吸い込んでいく。

それにしても思うのは、やっぱり、紙の本っていいなあ、ということ。特に、きれいな装丁と読みやすい文字組の本は、手に取ってページをめくっているだけで心がうきうきしてくる。こんな風に夢中になって本を読み耽るという体験は、iPadやKindleではちょっと難しいんじゃないかなと思う。

もちろん、iPadだけで事足りたり、むしろその方が適している本もあるだろう。カタログ系の雑誌とか、コミックとか、百科事典とか。でも、人の心に深い余韻を残すような本は、紙の方がふさわしいと思う。大切に書架に保存されたり、ことあるごとに読み返されたり、誰かにプレゼントするために買われる本。それはやっぱり、紙の本でなければしっくりこない。

あらためて、紙への愛着を確認したような気がする。

こんな感じ

| Comment(0)

体調もすっかり回復。広告系の本の作業は木曜の取材が終わるまでできないので、次の本の原稿を書きはじめる。

冒頭のまえがきや、第一章のさわりの部分を、少しずつ感触を確かめながら書いていく。何を書くのかはもう決めてあるのだが、今確かめているのは「こんな感じかな?」という感触。うまく説明できないのだが‥‥文体とか、テンションとか、リズムとか、そういうものがもやもやと組み合わさったもの。「こんな感じかな?」という感触がある程度つかめたら、その後は自然にスルスルと言葉が出てくる。逆に、感触がはっきりつかめていなければ、文章はあっちにふらふら、こっちにふらふらすることになり、後の修正が大変になる。

今日のところは‥‥うーん‥‥つかめた、かな?

---

Web文章作成&編集術 逆引きハンドブック」刊行を記念したセミナーが来月開催されるとのこと。ご興味のある方はどうぞ。

消費者心理のプロセスモデルでチェックする 成果を上げるWeb文章の考え方・まとめ方
日時: 3月4日(木) 19時〜21時
会場:デジタルハリウッド東京本校1F
参加費:1500円
申込期限:3月3日(水)17時まで

マ・プリエール

| Comment(0)

昨日の夜あたりから、頭痛に襲われる。左右のこめかみがズキズキ痛んで、薬を飲んで寝ても治らない。結局、昼間は数時間おきに薬を飲みながら、ずっと寝て過ごした。

夕方になって若干回復してきたので、軽く食事をしておこうと思って、近所のフレッシュネスへ。帰りに通りの反対側にあるマ・プリエールというケーキ屋さんで、フルーツロールケーキを買う。病んでる自分へのいたわりみたいなものか(笑)。

家に帰って、ホットミルクと一緒に食べたら、うまかった。今日はずっと寝ていたから、夜はなかなか眠れないだろうな。昨日買った新訳版の「夏への扉」でも読むか。

ポニョの狂気

| Comment(0)

午後、リトスタでおひるを食べたついでに、次の本の構成案を練る。おぼろげだったイメージが、だんだん形になってきたような気がする。書き出しが決まれば、もうちょっとはっきりするんだけど。

---

夜、日テレで「崖の上のポニョ」をやっていた。観るのは初めて。初めはのほほんとした雰囲気だなあと思っていたのだが、いや、しかし、これは‥‥(苦笑)。ライターの友人が「近来稀に見るホラー映画」と評していたが、その通りだと思う。ありえない状況下で、幸せいっぱい、笑顔いっぱい、何の疑いもない愛情表現。それでいいのか? 理屈ではない部分でぞわぞわさせられる。

たぶん、宮崎駿監督としては、思うぞんぶん、作りたいように作った映画なのだろう。それはこの圧倒的な絵の作り込みを見ればわかる。だからなおさら、ひたひたと押し寄せる波のような狂気が怖い。それは古来のおとぎ話に通じる怖さなのかもしれない。

いや、ほんと、「近来稀に見るホラー映画」だった。

不景気

| Comment(0)

書き仕事が一段落したので、気分転換も兼ねて吉祥寺まで歩いて出かける。企画や構成案を考える時は、部屋に籠っているより、歩きながら考えた方がいい。

僕の家から東南東に伸びる道をひたすらまっすぐ歩いていくと、中道通り商店街からそのまま吉祥寺に着く。この商店街は小さいながらもお洒落な店が多いのだが、最近は特に、閉店したまま、がらーんと空き物件になっているテナントが目立つようになった。人気のエリアなので家賃や保証金も高いのだろうが、やっぱりこの不景気では、どこもおいそれと出店できないのだと思う。

自分が好きな店までなくなってしまっては困るので、晩飯は旅人の木でラーメンを食べた。

同姓同名

| Comment(0)

終日、部屋で仕事。昨日、今日と粘ったおかげで、かなり進んだ。

---

最近、割とよく質問される件についてお答えします。

今、アマゾンで「山本高樹」という著者名で検索すると、こんな結果が表示される。

ラダックの風息 空の果てで暮らした日々
リトルスターレストランのつくりかた。
Web文章作成&編集術 逆引きハンドブック
昭和ヂオラマ館―山本高樹作品集

ラダック本、リトスタ本はともかく、Web文章本に編集者である僕の名前がなぜ表立ってクレジットされているのかはよくわからないのだが(苦笑)、一番下の「昭和ヂオラマ館―山本高樹作品集」は、同姓同名の全く別の方の著作。僕もよく存じ上げないのだが、ジオラマ作家として、その世界ではかなり有名な方だという。自分の名前は相当に珍しいと思っていたので、正直びっくりしている。

というわけで、僕はジオラマとかまったく作れないので(笑)、お間違えなきよう。

心の平和

| Comment(0)

東京でも雪が積もった。こんな日に外を出歩かなくてすむのはありがたい。終日、広告系の本のテープ起こし。手元にある分は、とりあえず全部終わらせることができた。

---

最近、一日の仕事を終えてビールを飲む前に、マッサージジェルを使うようになった。

僕が使っているのは「Peace of Mind」というジェル。小さな容器からワンプッシュして指先にちょっと取って、こめかみや耳たぶや首筋にすり込んで使うのだが、これが、しゅわしゅわ〜という何ともいえない爽快感。「おおお〜」と、思わず声が出てしまう。日がな一日、机に向かって黙々とキーボードを叩き続けた後だとなおさら。

「心の平和」とはよく言ったものだなあ。我に平和を。

地味なゲーム

| Comment(0)

終日、部屋で仕事。雨が雪に変わり、白く積もりはじめている。

---

最近は、めっきりゲームをやる機会が減った。Wiiやプレステはうちにはないし、買う予定もない。ただ、iPhoneではチョコチョコとやることがある。

iPhoneでは、膨大な種類のゲームアプリを選んで遊ぶことができる。数百円程度から買える有料のものもあれば、無料で遊べるものもある。僕がiPhoneに入れているのは、オセロ、マインスイーパ、そしてソリティア。どれもサウンドも何も出ない地味な一人遊びゲームだが、これが意外とハマってしまう。仕事の合間にちょっとやってみるかと始めてみたら、あっという間に二時間経っていたことがあった(汗)。

‥‥にしても、選べるゲームは星の数ほどあるのに、何で僕は、よりによってWindowsの付属ゲームみたいなのばかり選んでるんだろう?(苦笑)

この間、「辛そうで辛くない少し辛いラー油」というまだるっこしい名前のラー油を買った。

このラー油、ネット経由のクチコミで人気沸騰しているらしく、近所のスーパーの棚にも一瓶しか残っていなかった。ふたを開けると、中にはフライドガーリックとフライドオニオンがぎっしり。見た目はものすごく辛そうだが、なめるとそれほどでもない。ごはんに乗せて食べろと書いてあったので、やってみると、確かにうまい。でも、これはちょっとカロリー高めな食べ方かも(笑)。

ラー油なのでもちろん餃子につけてもいいだろうし、割とあっさりした野菜中心の料理に合わせてもいいような気がした。試しに大根ステーキのソースにしてみたら、かなりハマって、うまかった。インスタントラーメンなどにちょこっと入れたりするのにも便利そう。

まあでも、とにかく名前がまだるっこしい(笑)。

長い道程

| Comment(0)

最近は、広告系の本の執筆に集中している。

考えてみれば、この本の企画がスタートしたのはかれこれ一年も前。僕の役割は十数人の広告関係者にインタビューした内容を文章にまとめるというものだったが、企画の性質上、出版社から取材対象者へのアポ取りが難航し、取材が本格的に始まったのは去年の夏だった。以来、「Web文章作成&編集術 逆引きハンドブック」の編集作業の合間に、コツコツと取材と執筆を続けてきて‥‥ようやく、長い道程の終点が見えてきたような気がする。手元にある一人分の原稿を書いて、二月上旬に行う最後の人の取材と執筆が終われば、その後の推敲作業などはあるものの、とりあえず一区切りはつけられそうだ。

それにしても、一人につき約三時間、これまでに三十時間以上のインタビューのテープ起こしをしてきたのかと思うと‥‥テープ起こし業者としてもやっていけるんじゃないかという気がしてきた(苦笑)。でも、やっぱり僕は、自分の言葉で文章を書いている時が一番愉しい。

サリンジャー死去

| Comment(0)

朝、Macを立ち上げてニュースをチェックしていると、J.D.サリンジャーの訃報が目に飛び込んできた。

ライ麦畑でつかまえて」は、たしか高校三年の時に読んだ。野崎孝訳のその文章は、口語体でありながら流麗なリズムで読みやすくて、ご多分に漏れず僕もすっかり魅了された。ただ、あの頃の僕が本当の意味でこの本を咀嚼し、自分なりに理解できていたかというと、どうも怪しい。「この本がいいと思えるならいっぱしのセンスの持ち主だ」みたいな見栄もちょっとあったかもしれない(苦笑)。

僕が特に好きなのは、主人公のホールデンと妹のフィービーのやりとりだ。ホールデンが一人で西部に行こうとしてフィービーに別れを告げようと待っていると、フィービーが自分もついていくつもりで勝手に荷造りしたスーツケースをひきずってきた場面とか、ラストの回転木馬の場面とか。今、本棚から取り出してパラパラとめくってみたら、しっかりその場面のページの角が折ってあった。やっぱり僕も、いろんな意味でサリンジャーの影響を受けていたのだと思う。

1965年に雑誌に作品を発表したのを最後に、サリンジャーはニューハンプシャーの田舎町で隠遁生活を送り、ずっと沈黙を守り続けた。噂では、まだ誰も知らない作品が存在するのではないかと言われている。

iPad雑感

| Comment(0)

昨日の夜は、アップルの新製品発表会をネットで見るために、夜更かしをしてしまった。ついに登場した噂のタブレット、iPad。以下はその雑感。

事前にいろんな噂が飛び交って、期待値が異様に大きくなっていたせいもあるが、iPadのスペックに関しては、正直ちょっと拍子抜け。「でっかいiPod touchなんじゃね?」という印象だった(笑)。でも、発表会終了後にアップルのサイトに掲載されたデモムービーを見て、「これはすごいかもしれない‥‥」とちょっと認識が変わった。とにかく、動作がシンプルで、スムーズで、直感的なのだ。触っていれば、何となく使い方がわかってしまう。iPhoneで培ったインターフェイスデザインのノウハウが存分に活かされている。

作ろうと思えば、他社のネットブックのように小型でそこそこのスペックのノートパソコンも作れたはずだ。だがアップルはそれをせずに、iPhoneをスケールアップして、iPhoneとMacの間のポジションに入る製品を作ることを選んだ。たぶんそれは、アップルがテクノロジーから発想するのではなく、ユーザーが生活の中のどんなシーンで何を必要としているのか、という視点から製品を発想しているからだと思う。

その象徴が、発表会のステージに置かれたソファだ。ジョブズをはじめとしたプレゼンターはソファに腰掛け、膝の上で軽くiPadを抱えながらタッチ操作をしてみせた。あれは、「iPadはこういうシーンでこう使うものですよ」というデモンストレーションだ。居間のソファにのんびりもたれながら、マルチタスクでややこしい作業をしたいと思うような人はいない。MacともiPhoneとも違う生活のシーンの中での使い方を提案する、うまいプレゼンテーションだったと思う。

職業柄、気になるのは、電子書籍について。詳細が不明な点も多いが、iPad向けに電子書籍を配信する方法はいくつか考えられる。一つは、今回アナウンスされたiBookstoreによる配信。もう一つは、現時点でiPhone向けにいくつか存在する単体のアプリとしての配信。そしてもう一つは、すでにiPhone用も存在するアマゾンのKindleアプリでKindle向け電子書籍を購入して読む方法だ。これらの方法が共存する方向になるのかどうかは予断を許さないが、いずれにしても、日本の出版業界に電子書籍が台頭してくるのは、もはや避けられない流れだろう。

個人的には、電子書籍のようなデジタルコンテンツに対してはそれほど抵抗感はないけれど、紙の本のよさというものも大切にしていきたいとも思う。やっぱり今の自分にできるのは、それがどんな形であれ、一冊々々、いい本を作っていくことだけなのかもしれない。

「デザインの現場」休刊

| Comment(0)

昼、江ぐちのラーメンを食べ納めに行った後、ささっと散髪。家に帰ってから、広告系の本のテープ起こしを進める。

---

老舗のデザイン専門誌「デザインの現場」が、3月27日発売号をもって休刊することになったという。

この雑誌とは、僕はフリーランスになって間もない頃からのお付き合いで、毎号というわけではなかったが、ちょくちょく記事を書かせていただいていた。当時の編集部の中核メンバーだった田邊さんや宮後さんは、本当に優秀な編集者さんで、当時の僕が知っているかぎり、他のどの出版社よりもきっちりとした仕事をされていたと思う。現在は二人とも書籍のセクションに移られているが、田邊さんは寄藤文平さんの「ラクガキ・マスター」を担当されたばかりだし、宮後さんには去年、「リトルスターレストランのつくりかた。」の件でものすごくお世話になった。

雑誌自体も、細かいところまで気配りの行き届いた丁寧な造りで、今となっては数少ない「ちゃんと作られた雑誌」の一つだった。クリエイターの方々にとっても、「デザインの現場」で作品を紹介されるということは、一種のステイタスシンボルのようなものだったのではないかと思う。

そんな「ちゃんと作られた雑誌」が、また一つ姿を消す。休刊に関しては社内的な事情があるようだが、残念でならない。でも‥‥「廃刊」ではなく「休刊」なのだから、いつかまた、何かしらの形で甦ってくれたらいいな、と思わずにいられない。

一か八か

| Comment(0)

終日、部屋で広告本のテープ起こし。昼も夜も自炊したので、今日は一歩も家から外に出ていない。

---

先週発売になった「Web文章作成&編集術 逆引きハンドブック」だが、今日付の東京IT新聞に書評が載ったりしたからか、なかなか好調な滑り出し。アマゾンでも割と上位にランクインし、一時的に在庫切れになるほどの状態だという。

本を作る側の人間としては、発売前に「これは絶対売れる!」という確信を持てることなんて稀で、いつもおっかなびっくり、一か八かの博打を打つような気分で発売日を迎えることがほとんどだ。特に今回の本の場合は、テーマは比較的地味だし、ターゲットとなる読者層もそう幅広くはないと思っていたので、正直言って、ほっとした。これも著者の松下さんをはじめ、関係者のみなさんの努力の賜物だなと思う。

こんな本があったらいいなという本、こんな本を読みたいなと思える本を、これからも作っていこう。

いびつな街

| Comment(0)

夕方から銀座で広告系の本の取材。今回も長丁場だったが、何とか乗り切った。

帰りがけに編集者さんとも話したのだが、最近の銀座は、何だかいびつな感じの街になっているような気がする。国内外の高級ブランドが自己主張の強い形状のビルを次から次へと建てているせいで、街全体の風景が、まとまりがないというか、しっちゃかめっちゃかというか、すこぶる残念なことになってしまっているのだ。これは、最近の表参道あたりにも共通する現象かもしれない。

もっと街全体のことを見越して、抑制を効かせた設計にしてくれればいいのに、と思う。

江ぐち閉店

| Comment(0)

昨日、三鷹には知る人ぞ知る名店が多いと書いたばかりのところに、寂しい知らせが届いた。

三鷹駅南口の老舗のラーメン屋、江ぐちが、一月いっぱいで閉店することになったそうだ。このお店、開業してから60年以上にもなるそうで、「三鷹でラーメンといえば江ぐち」と呼ばれるほどの存在だった。久住昌之さんが書いた「小説 中華そば「江ぐち」」という本にも登場しているのは、地元の人間にはあまりにも有名な話だ。

450円で食べられる、昔ながらの素朴なラーメン。あの狭い店内で、大勢の常連さんが背中を屈めてラーメンをすする光景は、もう見られなくなるのか‥‥。

閉店前に、食べ納めに行かなければ。

三鷹の名店

| Comment(0)

広告系の本の原稿をきりのいいところまで進められたので、今日はオフ。

おひるにリトスタで週末限定のチキンカツカレーを食べ、そこからぶらぶら歩いて、こいけ菓子店へ。来月から始める別の企画に絡んで、フカザワさんとちょっと打ち合わせをさせてもらう。今夜のおやつ用にショートブレッドも購入。

家への帰りしな、古書上々堂デイリーズハイカーズデポをひやかし、まほろば珈琲店でコーヒー豆を買う。こうしてゆっくり歩いてみると、三鷹は、知る人ぞ知る名店揃いの街だなあとあらためて思う。暮らしやすくて、離れがたい、地味だけど不思議な魅力を持った街だ。

今日はよく歩いた。明日からまたきりきり働こう。

編集者の役割

| Comment(0)

去年の暮れ、編集作業に忙殺されていた本が、ようやく発売になった。

この本で、僕は企画と編集を担当した。原稿整理や校正作業など、自分自身の作業もそれなりに大変だったが、ライターやデザイナー、DTPオペレーターなど、関係者の方々の役割分担やスケジュールをそれぞれどうやってコントロールしていくかを考える作業の方が、心理的には大変だったような気がする。

本や雑誌を作る時の編集者の役割で一番大切なのは、「いい本を作りましょう!」というまっすぐな思いでスタッフを鼓舞して、チームを結束させ、みんながなるべく気持よく仕事ができるようにすることだと僕は思う。本気でいいものを作ろうとしたら、何もかもスムーズにうまくいくなんてことは稀だ。時にはスタッフ同士が衝突したり、弱い立場のスタッフにしわよせが及ぶこともある。そういう時に水際に立って、時には嫌われ役になることも覚悟の上で、それぞれのスタッフが最大限の力を発揮できる状態を作ること。それができる人が、誰からも信頼される「いい編集者」なのではないかと思う。

自分はまだ、その境地には遠く及ばないな‥‥。

断水

| Comment(0)

朝の九時から午後三時まで、マンションの受水槽を清掃するとかで、その間は断水になった。

この断水、いつもの僕の生活時間帯にちょうどぶつかる形になるので、そのままでは朝シャワーも朝飯の自炊もトイレも、ほとんど何もできなくなってしまう。今日は午後から水道橋で打ち合わせの予定が入っていたし、断水で不自由な思いをするくらいなら、早めに起きてすぐに身支度して、さっさと出かけてしまうことにした。

駅周辺の銀行や郵便局や薬局などを回って、細かい用事を片っ端からすませていく。それでも打ち合わせまで時間が余ってしまったので、各駅停車の総武線で秋葉原まで行って、ヨドバシカメラで展示品のカメラをいじくって時間を潰す。やれやれ、断水のせいで、すっかりペースを乱されてしまった‥‥。

まあ、二年前の今頃、断水どころか電気すらろくに通じない厳寒期のラダックで暮らしていた時のことを思えば、どうってことはないのだが。

地デジ

| Comment(0)

朝、うちのマンションの各部屋に接続されているケーブルテレビ回線の点検をするということで、ケーブルテレビ会社の人がやってきた。僕はケーブルテレビに加入していないのだが、地上波放送はそのまま回線から受信できる仕組みなのだ。

「つい先日、このマンションに接続していた回線を、双方向の高速通信ができるものに変更しまして‥‥要するに、これからは地デジが見られるようになります!」

知らなかった。今まで地デジ視聴不可だったのか(笑)。

点検が終わった後、ケーブルテレビ会社の人はパンフレット片手に、「今なら初期費用がお得です!」と熱心に加入を勧めてくれたのだが‥‥。申し訳ない。そこまでテレビを見ていられるような優雅な暮らしはしていないので(苦笑)。

あ、でも、あと一年くらい経ったら、小さくてもいいから地デジ対応テレビを買わなきゃな。その頃にはもうちょっと安くなってるんだろうか。

油絵

| Comment(0)

午後、電車に乗って埼玉へ。リトスタのホールスタッフの沼田章子さん(通称ぬまっち)の絵の展覧会を見に行く。

沼田さんの描いた絵は、どれも白を基調にしながらもさまざまな淡い色が織り込まれていて、とても繊細な、そして彼女らしいなと思わせる心象風景が表現されているのが印象的だった。考えてみると、キャンバスに描かれた油絵をこんな間近で見たのはひさしぶりだ。中学、高校の頃は僕もちょこっと油絵の真似事をしていたのだが、油絵の具をオイルで伸ばし、絵筆やナイフでキャンバスに塗り付ける時のあの感触を思い出すと、何だか懐かしくなる。

沼田さんには、自分が描きたいと思う絵を素直に描いて、そしてそれを一人でも多くの人に見てもらうことを続けていってほしいなあ、と思う。

ハイチのためにできること

| Comment(0)

先日、ハイチで発生した大地震。被害は相当深刻らしく、死者は数十万人に上るのではないかという情報もある。現地の状況があまりにも混乱していて、救援活動も難航しているようだ。

日本から遥か彼方、カリブ海の小国でのことだから、日本の人々の関心がどことなく薄いのも、ある意味仕方ないことなのかもしれない。だが、明日1月17日は、阪神・淡路大震災が起こってから15年目にあたる日だ。あの時、世界中の国々が被災地を支援してくれた。僕たちは今、ほんのささやかなことでもいいから、ハイチのためにできることは何なのかを考えるべきだと思う。

テレビ朝日ではハイチ大地震による被災者を支援するため、電話一本で寄付できる「ドラえもん募金」を行っている‥‥が、昔ながらのダイヤルQ2で、携帯電話やひかり電話では募金できないのが難点。グーグルは、UNICEFやCAREへオンラインで募金できるページを開設している。iPodを使っている人なら、アップルのiTunes Storeの特設ページから米国赤十字社に募金をすることができる。

募金以外では、たとえばTwitterユーザーならTwibbonを使ってみてはどうだろう。これはTwitterで使っているアイコンにちょっとしたマークを付加できるサービスなのだが、「Haiti」で検索して設定すれば、アイコンにハイチ支援の意思を表すためのマークを付けることができる。一人でも多くの人に、ハイチの悲惨な状況を気にかけてもらうこと。そのための意思表示を効果的に行えるのがネットの利点だと思う。

ここに挙げたのはほんの一例で、まだまだハイチの被災者のためにできることはたくさんあるはずだ。日常のせわしなさにかまけて、彼らのことを忘れるようなことだけはしたくない。

さらなる魔法

| Comment(0)

午後、汐留で取材の予定があったので、早めに出かけて、銀座のアップルストアでMagic Mouseを購入。他の家電量販店ではほとんど在庫がないらしいが、さすがに本家本元には在庫があった。

長丁場の取材を終え、ラッシュアワーの中央線でもみくちゃにされながら帰宅。さっそくMagic Mouseを設定してみる。お〜、指でなでるとスルスルスクロールする‥‥と、しばし感動していたが、やがて、何かおかしいことに気付く。カーソルの移動速度が妙にトロい。設定を最速にしても、「よっこらしょ」という感じで大きく手首を動かさないといけない感じなのだ。うーむ。

ネットを検索してみたところ、みんな同じように「トロい!」と言っている(苦笑)。ターミナルでコマンドを打ち込んで改善する方法はすぐに見つけたが、それでもまだまだトロいので、しばらく情報を漁っていると、MoreMagicというよさげなシステム機能拡張を発見。さっそくインストールして設定してみると、おお! 速くなった! どうにかまともに使える状態になって、ホッとひと安心。

ただ気になるのは、この謎めいた設定画面‥‥(笑)。

保証書

| Comment(0)

夕方、急にマウスの調子がおかしくなった。

バッテリ切れかなと思ってエネループを交換してみたものの、いっこうにMacに接続できない。ネットで症状を調べてみたところ、もれなく本体交換されるような症状らしい。弱った。トラックパッドじゃ仕事にならない。

買ってまだ一年経っていないし‥‥と思って、保証書を探してみるも、ない。ない。どこにもない。解説書やCD-ROMはあるのに、保証書はうっかり捨ててしまったらしい。オーマイガッ。なんてこった‥‥。

あーもう、こうなったら、明日Magic Mouseでも買ってくるか。もともと使ってみたかったし‥‥と、負け惜しみを呟いてみる。

親戚の子供

| Comment(0)

朝、宅配便が届く。封を開けると、去年の暮れに校了したWeb系の本の見本誌だった。

毎度のことながら、自分が手がけた本の見本誌が届くと、感無量な気分になる。去年から今年にかけて、ラダックの本、リトスタの本、そして今回のWeb系の本を作ってきたが、それぞれに対する関わり方の度合いが違うので、見本誌を手にした時の感慨も微妙に違う。

写真も文章も100パーセント自分で手がけたラダックの本は、実の子供。共著という形になったリトスタ本は、甥っ子か姪っ子。企画と編集を手がけた今回の本は、親戚の子供。うまく言えないが、そんな感じ。

まあでも、喜びの度合いにはそんなに差はないような気もする。こうして本を作る仕事に携わることができる自分は、幸せだなと思う。

僕の言葉

| Comment(0)

終日、部屋で原稿を書く。外は、みぞれ混じりの冷たい雨。東京では初雪ということになるらしい。

---

この間、仕事の合間にラダック関連の情報を検索して調べていたら、ある人がラダックの旅行記を書いたブログを見つけた。

その旅行記は、写真を交えながら何回かに分けて掲載されていたのだが、最後の回の文章が、何だか妙なことになっていた。というのも、その文章は、僕が書いた「ラダックの風息」の最終章をところどころ改変しながらもそのまま流用して、まるでその人が書いたかのように仕立てられていたのだ。

もしかするとその人は、僕の本を読んだ後、自分の体験に重ね合わせて共感してくれていたのかもしれない。自分ではその感想をうまく書けかったらそうしただけのことで、悪気はなかったのかもしれない。

でも、あれは、僕の言葉だ。気の遠くなるような時間を積み重ねて、かけがえのない大切なものを引き換えにしてまで、必死になって掴み取った言葉だ。それを、さもその人が掴み取った言葉であるかのように流用、改変されてブログに書かれているのを見ると、何ともやりきれない気持になる。

残念、としか言いようがない。

モモ

| Comments(2)

昨日は、以前ラダックでお世話になったテンジン・クンガさんご夫婦の引越祝いということで、彼らのお宅で開催されたモモパーティーに参加してきた。

クンガさんは料理が上手で、今回も本格的なモモを仕込んでくれた。そもそも包む皮からして、アタ(インドでよく使われている全粒粉)を用意してくれていたほど。アタを使うと、モモの皮は茶色っぽい色になるのだが、噛みしめた時の旨味が全然違うのだ。

みんなでワイワイ言いながら包んで蒸したモモは、本当にうまかった。雪と氷に閉ざされたラダックの村で食べさせてもらった時のことを思い起こさせる、懐かしい味がした。

おみくじ

| Comment(0)

終日、部屋で広告系の本のテープ起こし。どうにか一区切りつけることができた。

---

今年の元旦、安曇野の穂高神社に初詣をした時、おみくじを引いてみた。

‥‥大吉だった。

「わがおもう 港も近く なりにけり ふくや追手の かぜの まにまに」

以下、結構いいことばかりが書いてあって、新年早々、いい気分になった。普段は神頼みなどまったくしない性分だが、こうやって大吉が出ると信じてしまって、今でも机のデスクランプの下に置いているあたり、自分も都合のいい人間だなと思う。

‥‥まあ、別にいいか(笑)。

健康診査

| Comment(0)

朝から近所の病院に行く。武蔵野市から通達のあった、無料の健康診査を受けるためだ。

最初に身長を測った時、思っていたより二センチ近く高かったのには驚いたが(朝だからか?)、その後はレントゲンを撮られたり、心電図を取られたり‥‥と、検査は粛々と進む。血液検査のための採血をする時、注射針を何度も差し込まれてぐりぐりされたのには、さすがにちょっと閉口した。最終的な検査結果は一カ月後に出るとのこと。

いったん家に戻って、午後は眼科の病院へ。視力などの測定の後、眼底検査のために、瞳孔を開く目薬を差される。この目薬がなかなか強力で、時間が経つにつれ、周囲のものがぼやーっとかすんでしまう。目がー、目がー、とムスカ状態。困った。これでは家に帰っても仕事にならない。

何だかんだで、丸一日つぶれてしまった。やれやれ。

父親のカメラ

| Comment(0)

終日、広告系の本のテープ起こし。かなりがんばったつもりだが、まだまだ先は長い。

---

先日、安曇野に行った時の話をもう一つ。

滞在中、僕は父親の書斎スペースの脇にあるベッドで寝起きしていたのだが、その書斎にあるカメラ用の防湿庫の中に、キヤノンの最新型カメラ、EOS 7Dが入っているのを見つけた。

「あれ? このEOS 7D、いつ買ったの?」

父親によると、それまで持っていたミノルタの交換レンズを下取りに出した時に買ったらしいのだが、問題は、そのカメラの存在を知らなかった母親(苦笑)。

「あなた‥‥それ、いつの間に買ったの? もう、ニコンのカメラがあるじゃない! 旅行に二台も持っていくわけ? まったく‥‥」

ごもっとも(笑)。

---

ナショナル・ジオグラフィックが120年分の雑誌の内容をデータ化して、160GBのハードディスクに入れて販売しているらしい。199ドルというのは安いなあ。日本でも販売してほしい。

捕らぬ狸の皮算用

| Comment(0)

先日安曇野に行った時、父親から、マミヤの古い中判カメラとレンズ三本を譲り受けた。

父親からは「自分はもう使わないし、下取りに出して、お前が仕事用のカメラ機材を買う時の足しにすればいい」と言われていたので、今日の午後、新宿にあるカメラ店に持っていって、買取査定をしてもらうことにした。事前にネットで検索して調べてみると、意外といい値段で買い取ってくれそうだったので、内心、ちょっと期待していた。

だが、動作確認をしてもらったところ、カメラボディに不具合があるらしく、修理しようにも型番が古すぎてパーツもないとのこと。レンズ三本はそこそこいい値がついたが、カメラボディは期待外れの結果に終わった。うーん、残念。

捕らぬ狸の皮算用、あえなく外れる(苦笑)。世の中、そうそううまい話はないものだな。

カタキ

| Comment(0)

今日から仕事始め。関係各所へ新年のご挨拶メールを書いた後、広告系の本の原稿を書き進める。

---

年末年始に安曇野で会った甥っ子は、まだ二歳にもならないのに、すっかり達者に言葉をしゃべるようになっていた。単語を並べるのではなく、大人とも普通に会話できるほど。あまりによくしゃべるので、保育園ではかえって孤立気味になっているほどだという(苦笑)。

ただ、今の甥っ子にはどうしてもうまく言えない言葉がいくつかあって、たとえば僕の名前である「タカキ」は、何度教えても「カタキ」としか言ってくれない。近い将来、僕は甥っ子に命を狙われるのだろうか‥‥(笑)。

ちなみに、亡くなった僕の祖母は、二歳だった頃の僕がカタカナを読むことができていたと主張していたらしい。まあ、いくらなんでもそれはないだろう。

仕事納め

| Comment(0)

終日、部屋で広告系の本の原稿を書く。まずまずはかどったが、焦って仕上げない方がいい気もしてきたので、きりのいいところで打ち止め。

自分的には、今日で一応仕事納め。別に、フリーランスなのだから年末年始に働いても構わないのだが、適当にメリハリをつけないと、際限なく仕事し続けてしまいそうな気がするので。

今年は、本当にいろんなことがあったなあ。まさに激動の一年だった‥‥。

12月30日(水)から1月3日(日)まで、安曇野に行って実家の人間たちに会ってきます。その間はブログの更新をお休みしますので、無駄足を踏まれませぬよう。

では、よいお年を。

帰らぬ人

| Comment(0)

知人のカメラマンの方のブログを見ていたら、先日、富士山で遭難した片山右京さん一行についてのエントリーがあった。

亡くなった方々のうちの一人は、そのカメラマンの方の友人だったそうだ。二十年近く前、同じ現場で仕事をしていた仲間で、山岳カメラマンとしても、山岳ガイドとしても、本当に経験豊富なプロフェッショナルの方だったのだという。

そんなプロフェッショナルの方でさえ、自然の猛威に命を奪われてしまうことがある。二年前の冬、自分がチャダルに挑んだ時のことを思い返すと、正直、他人事とは思えない。あの時の自分は、万が一のこともあり得ると、とことん腹を括れていただろうか。

亡くなった方々のご冥福をお祈り致します。

本が取り持つ縁

| Comment(0)

一冊校了したものの、もう一冊はまだまだ終わらない。広告系の本のテープ起こしを進める。切りのいいところまで進められたので、ひと安心。

夜は、リトスタで昔の職場の知り合いの人たちと忘年会。店内はぎっしり満席。お店の人たちはさすがにくたびれている感じだったが、それでも心に張りを持って働いているように見えた。

okayanから聞いた話でびっくりしたのは、就職の面接で「最近読んだ本は?」と面接官に質問されて、リトスタ本のことを話したら、その面接官もお店のことを知っていて、結局採用された‥‥というお客さんがいたこと。すごいなあ。一冊の本が、そんな縁を生み出すなんて。

物書きという商売も、まんざら捨てたもんじゃない。

火の用心

| Comment(0)

夕方、外を歩いていると、カン、カン、と拍子木を鳴らしながら近所を巡回しているおじさんたちを見かけた。

僕が子供の頃も、年の瀬になると、近所の人たちと一緒に火の用心の巡回をして回っていたことを思い出す。暗いし寒いし面倒だし、参加してもいいことは特に何もない行事だったが、不思議といつも気分が高揚していた。手袋をしていてもかじかむ手で拍子木を握り、「ひの〜よ〜じん!」と言いながら、カン!と鳴らす。あれが単純に愉しかったのだろう。

あれから、ずいぶん時が過ぎてしまったなあ、と思う。

常連たちの夜

| Comment(0)

夕方、出版社からWeb系の本が校了したとの報せが届く。ほっとした。ひさびさに編集者として関わった書籍の仕事だったが、文字通り神経をすり減らす作業だったし。まあでも、無事に一冊完成させることができて、よかった。

夜は、リトスタにクリスマスディナーを食べに行く。ここのクリスマスディナーは毎年リピート率が非常に高いのだが、今日は特に‥‥周囲の席にいるお客さん、顔見知りの方々ばかり(笑)。期せずして常連たちの夜となってしまった。

それにしても、うまかったなあ。校了した後だけに、なおさら。

クリスマスイブ

| Comment(0)

午前中から笹塚で打ち合わせ。おひるに新宿でラーメンを食べ、三鷹に戻ってきてから、いつもの理髪店で髪を切ってもらう。その後、モリタコーヒーでブレンドコーヒーを飲んで一服。

街の中でカップルを見かける率がやけに高いなあと思ったら、今日はクリスマスイブだった。忙しさにかまけてすっかり忘れていたが、世間はそれなりにキリスト教の風習を楽しんでいるらしい。

帰り道、モスバーガーの店先で、サンタとトナカイのコスプレをした女の子たちが「モスチキンいかがですか〜?」と道往く人に声をかけていた。うっかりふらふらと買ってしまいそうになった(苦笑)。

まあ、聖なる夜に、ざくざくとお茶漬けを食べるのも悪くはないよ(笑)。

帰る場所

| Comment(0)

秋からずっと取り組んできたWeb系の本の編集作業も、いよいよ大詰め。関係各所から送られてきた修正指示を突き合わせながら、ゲラにまとめていく。

最近の仕事中のBGMは、羊毛とおはなの新譜「どっちにしようかな」。ふわんとやわらかな音色が、あいかわらずいい感じ。特に気に入ったのは、「ただいま、おかえり」という歌。最初に聴いた時、ちょっとうるっときたほどだった。

---

ただいま、おかえり。ごらん街は君の帰りをいつも待ってる
さよなら、またね。と旅立つ君の背中押してくれる
帰る場所はあるからね、と。

---

僕にとって、「帰る場所」とはどこなのだろう? そんなことを、ふと思った。

仏門

| Comment(0)

昨日の夜、出家して仏門に入る夢を見た。

僕はある寺に入って修行をすることになったのだが、その寺はどう見ても、日本ではない。僧侶たちも、えんじ色の僧衣を着ている。一緒に修行するのは、小学生くらいの年頃の男の子たち。でも、寺ではその子たちの方が先輩なので、僕に対して、ああしろこうしろと命令してくる。

何だよー、えらそうに‥‥と思っていたら、目が覚めた。

どんな夢だ、まったく(苦笑)。

アマチュアリズム

| Comment(0)

昨日の深夜、クラブワールドカップ決勝戦、バルセロナ対エストゥディアンテスを観る。

実力的には、バルセロナが圧倒的に上。だが、試合巧者のエストゥディアンテスは前半のうちにほとんど唯一の決定機で先制すると、中盤での執拗なプレスでバルセロナの攻撃を阻み続ける。このまま試合終了か‥‥と思っていたら、後半終了間際、バルセロナはペドロの起死回生のゴールでついに追いつく。そして延長後半、千両役者のメッシが胸で押し込む決勝ゴールを決め、バルセロナが年間六冠を達成するという偉業を成し遂げた。

いや、ほんと、今のバルサは強い。

試合後のグアルディオラ監督のコメントの中に、印象的な言葉があった。

「選手たちがプロフェッショナリズムだけでなく、"サッカーを純粋に楽しむ"というアマチュアリズムも忘れていないことがとてもうれしい」

これはプロのスポーツ選手に限らず、人を惹き付け、楽しませることを仕事にしている人に共通する、大切な心構えだと思う。プロとしてきちんと仕事に取り組みながら、その仕事を自分自身でも楽しむ。そうでなければ、人の心を動かすことなどできるわけがない。

僕も、本を作るという仕事を楽しむことを、忘れないようにしようと思う。

残り半分

| Comment(0)

今日は誕生日。特にこれといって感慨めいたものはないのだが、「人生も、半分くらい終わっちゃったんだな」とは思う。

過ぎ去ってしまった半分の人生を振り返ると‥‥回り道というか、無駄というか、たいしたことはできなかったな、というのが正直なところ(苦笑)。自分自身、納得のいく形でやり遂げることができたのは、「ラダックの風息」を書いたことくらいか。自分が心の底から書きたいと思えることを書いて、それを本にすることができたのは、本当に幸運だったし、周囲の人々のおかげだと思う。

ラダックで取材をしていた頃は、「この本を出せたら死んでもいい」とさえ思っていた。でも、僕の人生はあと半分残っている。もう一冊くらい、「これが出せたら死んでもいい」と思えるような本を作りたいと思っている。

のらぼう

| Comments(3)

昨日はWeb系の本の校正作業をどうにか終わらせ、三時間ほど寝て、今日は朝から赤坂で広告系の本の取材。午後はWeb系の本のゲラの引き渡しと打ち合わせ‥‥。

はー。さすがにきつい。

夜は、一年ぶりに西荻窪ののらぼうでごはん。行く前から百も承知なのだが、このお店、何から何まで、うますぎる。さわらの炙りはとろけるようだったし、三鷹産の冬野菜はぎゅっと味が濃縮されている。メインディッシュは、牡蠣とごぼうの土鍋ごはん! 具だくさんの味噌汁とお新香と一緒に、心ゆくまで堪能する。これはもう、ちょっと異次元の味だ‥‥。

最近、忙しくて本当にヘロヘロだったけど、おいしいごはんで、何だか報われたような気がした。

ロサル

| Comment(0)

寒い一日。終日、部屋で仕事。関係者からひっきりなしにかかってくる電話に受け答えしつつ、Web系の本の校正を進める。

---

今日は、ラダックでは大晦日にあたる。ラダックのロサル(正月)は毎年変化するチベット暦に合わせて行われるのだが、チベットのロサルよりも二カ月前倒しになる。昔、ラダックを統治していた王が、隣国に出兵する前に新年のお祝いを終わらせておこうとして、ロサルを前倒しにするようにと命じたことに由来しているという。そんな昔のお達しが未だに守られているなんて、不思議なものだ。

今頃は‥‥みんな、チュンメ(バター灯明)に火を灯して、遅い晩ごはんの支度をしているのかなあ。行けるものなら、今すぐにでも飛んでいきたいくらいだ。

ラダックの人々にとって、来るべき年が良き一年になりますように。

メコン・ウイスキー

| Comment(0)

昨日の夜は、神保町にあるタイ料理屋で、十年くらい前まで勤めていた出版社の同じフロアで働いていた人たちと忘年会。何年も会っていなかった人たちばかりで、みんな、昔話に花を咲かせていた。戦友みたいなものだしなあ。

で、席上で何人かが注文して、ひとしきり話題になったのが、メコン・ウイスキー

僕は、酒と名のつくものならたいてい大丈夫なのだが、このメコン・ウイスキーだけはどうにも苦手だ。二十代初めの頃、新宿のちっぽけなタイ屋台でこれを飲まされてひどく悪酔いして以来、それがトラウマになっていて、未だに克服できない。

だいたい、ウイスキーとか言ってるけど、原材料は米とカラメルらしいし。口に含むと、薬っぽいというか、何とも言えないケミカルな味がするし。ロックだろうが水割りだろうが、どうやって飲んでも悪酔いしそうだし。

まあ、タイが好きな人には、たまらない味なんだろうなあ。‥‥でも理解できない(笑)。

当たり付き自販機

| Comment(0)

終日、部屋で広告系の本の原稿を書く。今日は我ながらよくがんばった。

---

うちのマンションの近所に、缶ジュースの当たり付き自販機がある。

小銭の投入口の上に、1から9までのデジタル表示の数字が4つ並んでいて、7が4つ揃うと当たりでもう1本もらえるという仕組みらしい。当たりが7777だけということは、それが出る確率は、9999分の1。まじっすか。一生かかっても当たりそうにないなあ(笑)。

ただ、ネットで調べてみると、実際は100分の1くらいの確率で当たるようにセッティングされている自販機が多いらしい。それでも、同じ自販機で一年買い続けて、当たるかどうかというレベルだ。うーむ。

‥‥もし当たったとしても、別にたいして嬉しくないということに、今気付いた。

年の瀬

| Comment(0)

午後、打ち合わせのため笹塚へ。終わった後、ひさびさに新宿駅で途中下車してみる。特に用事はなかったのだが、何となく。

‥‥いや〜、人、多いなあ。

師走だからか、その割に妙に暖かかったからか、どこもかしこも人、人、人。ある洋服屋に入ろうとドアをくぐったら、店内にあまりにもたくさんのお客さんがひしめきあっていたので、恐れをなして逃げ出してしまった‥‥(笑)。

人が多いだけでなく、みんな、歩くのがやたらめったら速い。「競歩?」と聞きたくなるくらいのスピード。肩とか鞄とか、がしがしぶつかってもおかまいなしという感じ。別にそんなに焦らなくても‥‥と思うのだが、これだけ人が多いと、自然とそんな気分になってしまうのだろうか。

‥‥年の瀬だなあ。

結局、何も買うことなく、そのまま逃げ帰ってきた。案の定、頭が痛くなった。

白煙

| Comment(0)

朝から一心不乱に仕事。Web系の本の著者校正が戻ってきたので、それを版元の編集者さんの校正と照らし合わせてチェックしながら、一つのゲラにすべての修正指示をまとめていく。スケジュールの関係上、丸ごと一冊分、今日一日でカタをつけなければならない。

食事とトイレと、一時間に一度のメールチェック以外、他には何もしていない。目が疲れて、痛くて開けていられない。地味で単調で辛い作業。気がつけばもう真夜中。まじっすか。今、頭蓋骨をカパッと開けたら、ふしゅるるるる、と脳みそから白煙が上がってるんじゃなかろうか。

まあでも、とにかく、何とかやり遂げた。

ガリニボ

| Comment(0)

終日、部屋で仕事。広告系の本のテープ起こしを進める。集中して取り組んだので、結構はかどった。

---

夕方、ひさびさに旅人の木へ晩飯を食べに行く。席に座ってメニューを見ると、「ガリニボ」という見慣れない料理名が。ガリニボ? ‥‥ガーリック煮干しラーメンの略らしい(笑)。注文してみると、ニンニクと煮干しの効いたスープが麺によく絡んで、なかなか食べごたえのある味だった。

それにしても、すごいネーミングだな(笑)。

煙草の警告文

| Comment(0)

以前、煙草のパッケージに印刷されている警告文について思うところを書いたことがあったが、今日、こんなニュースが報じられていた。

たばこの警告文、喫煙増やす逆効果の可能性=研究(ロイター)

要するに、あの「これ吸ったらあんた死にまっせ」という警告文を見ると、大半の喫煙者はかえって「煙草を吸いたい」と思ってしまうことが、科学的に証明されてしまったらしい。脅し文句が逆効果。何ということだ‥‥。

実はこの研究結果、先日の取材の際にある方から教えていただいていたのだが、本当に脳波とかをきっちり測定した上での結論だという。こうなったら、一本につき二、三円とかちまちました値上げではなく、一箱千円に値上げするとかしないと、どうにもならないのではないか。業の深い生き物だ、人間は‥‥。

話が面白い人

| Comment(0)

終日、部屋で仕事。Web系の本の連絡業務をこなしつつ、広告系の本のテープ起こしを進める。

---

インタビューのテープ起こしをしていてよく思うことなのだが、話が面白い人には、何か共通するものがあるような気がする。それは、話しっぷりがユニークとか、リズムが小気味いいとか、表面的な話術に長けているのとはちょっと違う。

本当に面白い話をする人は、自分の中にある考えがきちんとまとまっていて、それをそのまま素直に表現することを心がけている。一言々々を大切にして、余計な尾ひれや飾りをつけたりしない。自分自身をよく見せようとしたり、作られたイメージをこちらに押し付けたりもしない。だから、話は最初から理路整然としているし、揺るぎのない実感が籠っている。そういう人のインタビュー原稿を書くのは、本当にやりやすいし、やりがいもある。

ラッキーなことに、今書いている本は、本当に話が面白い人たちに恵まれている。がんばらねば。

失望

| Comment(0)

終日、部屋でWeb系の本の編集作業。いよいよ正念場。

---

一カ月ほど前、デイリーポータルZのライター大山顕氏が執筆した、テトラポッドのペーパークラフトを自作したという記事と、その型紙を基にぬいぐるみを制作・販売したという記事で、他人が作ったデータを無断で盗作して使用していたことが判明したというニュースが流れた。

僕は以前デイリーポータルZを取材したこともあったので、この事件の経過が気になっていたのだが、その後の大山氏の態度、およびデイリーポータルZの運営元であるニフティの態度には、かなり失望した。

この盗作事件についての大山氏の謝罪文は、確かにデイリーポータルZのサイト内に存在する。だが、それは2008年2月と2009年1月に大山氏が執筆した該当記事のURLにしか掲載されていない。検索などを使って深い階層のアーカイブを自力で探さないかぎり、ユーザーは見つけることができない。本来、こういう謝罪文はサイトのトップページの一番目立つ場所にリンクを掲載しておくのが常識だが、それをしないデイリーポータルZ=ニフティの対応には、首を傾げざるをえない。

大山氏も、自身のサイト「住宅都市整理公団」「住宅都市整理公団別棟」ではこの事件に関する直接の言及は一切なく、関連するブログ記事を削除し、その箇所から前述のデイリーポータルZの階層深くの謝罪文にリンクを張っているのみ。普通は真っ先に個人サイトのトップページで、きちんとわかりやすい形で謝罪するのが常識だと思うが、大山氏は自身の新刊を熱心に宣伝するばかりで、盗作事件については、まるで何事もなかったかのようにふるまっている。

デイリーポータルZでも、連載を担当するライターが盗作事件を起こしたというのに、その大山氏を引き続き起用して、お気楽な内容の連載を続けさせている。できるだけ目立たない形でとりあえず謝っておいて、その後は何もなかったことにしようとする。そこには、著作権者やサイトの読者に対する誠意は微塵も感じられない。

これからはもう、デイリーポータルZを見るのは止めようと思う。

ワールドカップ抽選会

| Comment(0)

昨日の夜、来年行われるワールドカップのグループリーグ組み合わせ抽選会の中継を見た。

日本は、オランダ、デンマーク、カメルーンと同じグループE。うーん‥‥善戦はするかもしれないが、正直、勝てるとはとても思えない。決勝トーナメント進出は、かなり難しいのではないかと思う。元日本代表監督のオシム氏も、日本の決勝トーナメント進出の可能性について「夢を見すぎることはよくない」というコメントをしていた。

考えてみれば、十年くらい前までは「ワールドカップに出られる!」というだけで日本中が大盛り上がりだったが、今は出場するだけでは許されない雰囲気になっている。まあでも、実力に比べてあまりにも多くのものを求めすぎるのも、よくないのではないかと思う。

もし、オシム氏が病に倒れることなく、日本代表をずっと育て続けてくれていたとしたら‥‥。ついついそんなことを考えてしまうのだが、仕方ないか。

ソーセージ

| Comment(0)

終日、部屋で仕事。広告系の本の原稿を書き進める。

---

自炊をするようになってあらためて気付いたのだが、僕はソーセージが好きだ。冷蔵庫の中には、ほぼ必ずといっていいほど常備していたりする。朝飯では目玉焼と一緒に焼いたり、晩飯では野菜と一緒に煮込んでポトフにしたり。夜中に腹が減った時は、三分ほど茹でたのをビールの肴にすることもある。

同じ加工肉でも、ハムよりも、ベーコンよりも、ソーセージがいい。何でだろう? 熱々のやつを噛んだ時の、パチッと弾ける感じがいいのだろうか。

高かろうが安かろうが、どんな種類のソーセージでも基本的に構わないのだが、あえて苦手を挙げるとしたら‥‥あれだな。チベット料理のギュマ(血を詰めたソーセージ)。今まで何度もトライしてきたが、克服できたためしがない(苦笑)。

銀杏の木

| Comment(0)

冷たい雨の一日。近所の公園の大きな銀杏の木でせっかく黄金色に色づいていた葉が、辺り一面に散り積もっている。今年は全然、紅葉見物に行けなかった。

Web系の本は、ようやく最後の章までの原稿が揃った。とはいえ、ライターさんには間髪を入れずに著者校正に取りかかってもらわなければならず、申し訳ないかぎり。合間を見つけて、広告系の本の執筆も進めなければ‥‥。

夜、近所の中華料理屋で回鍋肉かけごはんというのを食べてみたら、予想の斜め上を行くうまさだった。いいなあ、あれ。今度自分でも作ってみよう。

---

友人の平松さんと足立さんが手塩にかけて作り上げたという「文京楽器」のサイト。本当のプロの仕事とは、こういうものだと思う。

モレスキン

| Comment(0)

夕方、渋谷で打ち合わせの予定があったので、ちょっと早めに家を出て、恵比寿の東京都写真美術館で開催中のセバスチャン・サルガドの写真展へ。

展示内容は‥‥まさに圧巻! 特に新作の「GENESIS」シリーズはすごかった。あんな写真を撮れる人がいるのか‥‥。個人的には、ナミビアのヒンバ族の女性の写真と、ルワンダで撮影されたマウンテンゴリラの母子の写真が特に気に入った。

再訪しようと思っていたヴェルデで、深煎りコーヒーとベイクドチーズケーキを堪能。渋谷での打ち合わせを終えた後、ロフトで卓上カレンダーと手帳を買う。手帳は結局、モレスキンにした。スケジュール管理はiPhoneに一元化することにして、この手帳はアイデアのメモや打ち合わせの記録に使うつもり。真新しい手帳が鞄の中に入っているだけで、何だかすごく清々しい気分になる。

今年も、残りあとわずか。年内に一冊校了しなければ‥‥。

深夜の電話

| Comment(0)

昨日の深夜、突然、電話のベルが鳴った。

しばらく経っても鳴り止まないので、「‥‥何かの緊急事態か?」と、寝ていたベッドから起き出して、居間まで歩いて、受話器を取る。ツー、ツー、ツー。切られている‥‥。

時計を見ると、午前三時半過ぎ。まじっすか‥‥。げんなりした気分で寝室に戻って、再び布団に潜り込む。でも、「‥‥また、かかってくるんじゃないか?」と、しばらくは気になって寝付けなかった。

どこかの誰かが、憂さ晴らしにかけたいたずら電話だったのだろうか? だとすれば、あんな時間に孤独に悶えながら、手当り次第に電話をかけているなんて、つくづく可哀想な人もいるものだ‥‥。

やれやれ、としか言いようがない。

「自遊人」

| Comment(0)

終日、部屋で仕事。Web系の本の編集作業の後、広告系の本のテープ起こし。

夜、つけっぱなしのテレビを横目で見ていると(何か昨日とまったく同じ展開だな‥‥)、「情熱大陸」で雑誌「自遊人」の岩佐編集長が取材されていた。

自遊人」自体は大手出版社の競合誌を相手に健闘を続けているそうなのだが、いかんせんこの不況で広告の出稿量が激減し、収益面では苦境に立たされているらしい。編集長自らが取材し、編集し‥‥と無理を続けているうちに、本当に倒れてしまったのには驚くとともに、他人事ではないなと痛感。

東京から新潟の田舎に移り住んでいるという岩佐さんは、その理由として「豊かなライフスタイルを提案する雑誌を作っている人間が、東京でその真逆の生活を送っているのはどうかと思って」ということを話していた。確かにその通りだと思う。先日講演したサティシュ・クマールさんなんて、その最たる例だ。何しろ、「リサージェンス」を編集しているオフィスの隣には菜園があるというのだから。

いつかは自分も、それに近い道を選ぶのかもしれない、と思う。考えてみれば、僕がラダックという場所に惹かれてしばらく住み着いてしまったのも、ごく自然な成り行きだったのかもしれない。

モーニング・グローリー

| Comment(0)

終日、部屋で仕事。Web系の本の編集作業をした後、来年前半に書くことになった本の構成を練る。

夜、つけっぱなしのテレビを横目で見ていると、「世界ふしぎ発見!」で面白い話題を取り上げていた。オーストラリア北東部の辺境の地で発生する「モーニング・グローリー」と呼ばれる自然現象について。この地方では、九月から十月頃になると、空を横断する巨大なロール状の雲の帯が発生する。その長さはなんと1000キロに及び、移動速度は時速60キロに達するのだという。

番組中では、レポーターの女性がグライダーに同乗して、幸運にも発生したモーニング・グローリーの上の気流に乗って飛行するという、何ともうらやましい体験をしていた。七列も発生したという巨大な雲の帯の映像は、「‥‥何かの冗談か?」と思いたくなるほどの、とてつもない光景。自然の力の大きさ、凄まじさを、ひさびさに思い知らされたような気がした。

世界は広い。僕がまだ知らないことは、山のようにある。

マンガ

| Comment(0)

仕事の合間に、駅前の本屋まで出かけて、今日発売になった「よつばと!」の最新刊を買う。

大学時代、学生寮で暮らしていた頃は、麻雀部屋に行くと先輩たちが買ってきたマンガ雑誌が山ほど置いてあったので、僕も結構いろいろ読んでいた記憶がある。その頃に比べると、最近はとんとマンガを読まなくなった。単行本を買い続けているのは、この「よつばと!」くらいか。コンビニでたまにマンガ雑誌を立ち読みする時も、読むのは一誌につき一作品あるかどうか。これはあれか、歳を重ねたことによる嗜好の変化か(笑)。

それでも、最近ちょっと気になっているマンガを挙げるとすると‥‥「3月のライオン」あたりかな。今度、単行本も買ってみよう。

---

世界で一番高価なiPhone「iPhone 3GS SUPREME」。たぶん‥‥重くて手が疲れると思う(笑)。

シャンプーガール

| Comment(0)

ライターさんからの原稿を待つ合間に、いつもの理髪店に散髪に行く。

店に入ると、見慣れない茶髪の女の子がいた。新人スタッフらしい。シャンプーと床掃除が主な役割なのだが、この仕事を始めてまだ日が浅いようで、いろんな作業の手つきが覚束ない。上掛けをつけてもらう時、微妙に首を絞められそうになった(笑)。

それでも、何かをするたびにこちらに声をかけて、一生懸命気を遣ってくれていたのは伝わってきた。考えてみれば、この季節、理髪店のシャンプー担当というのは大変だ。温水とシャンプーの薬剤で、きっと手は荒れ放題だろう。何となく気分で始めて続けられるような仕事ではないと思う。彼女の場合は、どうだろうか。

おっと、人のことを言ってる場合じゃないな。自分もがんばらねば。

「深夜食堂」

| Comment(0)

最近はテレビドラマの類はすっかり見なくなってしまったのだが、「深夜食堂」だけは、気がつくと毎週欠かさず見ている。

同名のマンガが原作のこのドラマの舞台は、新宿の路地裏にある小さなめしや。深夜0時から朝7時頃までの営業で、メニューは豚汁定食と酒しかないが、店を一人で切り盛りするマスターが手元にある材料で作れるものなら、頼めば何でも作ってもらえる。そんな小さな店に出入りする、さまざまな境遇の客たちの物語が綴られていく。

深夜枠にもかかわらず、映像のクオリティは出色の出来だし、微妙な間合いと余韻を活かした演出も好みだ。各話の鍵となるのはいつも何かしらの料理なのだが、猫まんまとか、お茶漬けとか、バターライスとか、ポテトサラダとか‥‥「この時間帯にこんなの見せられたら、腹が減るに決まってるじゃん!」という、とても卑怯な(褒め言葉)ラインナップ。ある意味、自制心を求められるドラマだ(笑)。

今夜放映された「タマゴサンド」の回は、いつもに輪をかけて切なかった。新聞配達をしながら大学に通う苦学生と、タレントの卵の女の子の物語。「自分が惚れた女を、あんまり安く見るもんじゃないよ」というマスターの一言が、見終わった後もじんわり残った。

肉まん

| Comment(0)

終日、部屋で仕事。これから年末まで、怒濤の忙しさになりそうだ‥‥。

---

夕方、近所のスーパーに買い出しに行く途中、ふらっと立ち寄ったセブンイレブンで、肉まんを一つ買った。今季初の肉まん。うまい。

肉まんもメーカーによって味が結構違うけど、個人的に好きなのは、セブンイレブンでも扱っている新宿中村屋の肉まん。生地と肉餡のバランスがちょうどいいし、肉餡に入っている筍の歯触りもいい。肉まんもあんまんも、やっぱりオーソドックスなものが一番うまい。最近よく出回っている変わりまんとかは、正直ちょっとどうかと思う。

‥‥それにしても、このニックとアンというのは、いつからいたんだろう? もしかして、アンパンマンにも登場してるのか?(笑)

液晶テレビ

| Comment(0)

終日、部屋で仕事。昼は広告系の本の原稿を書き進め、夜はWeb系の本の編集作業。今日は我ながらよく働いた。

---

うちのテレビは、七年前くらいに買ったシャープの20インチの液晶テレビだ。その前に使っていたのは学生時代に買った三菱の15インチテレビだったが、いかれて画面の上下が緑色になってしまったので買い替えたのだった。

今のシャープの液晶テレビも、リモコンはバカになってしまったので一度交換してもらったものの、本体には何の問題もない。世間が地デジに切り替わっても、このテレビを買い替えるかどうかは迷っている。チューナーだけ買い足した方が安上がりだし、どうせなら寿命を全うするまで使ってあげたい。

しかし、このテレビ、今やMacBook Proのモニタの画質に負けてるんだよな‥‥(苦笑)。技術の進歩という奴は恐ろしい。

子猫の魔力

| Comment(0)

終日、部屋でWeb系の本の編集作業。運動不足気味なので、腹筋100回、スクワット50回。

---

昨日の午後、水道橋で打ち合わせがあったので、その帰りにたかしまてつをさんのお宅に寄って、噂のナロに会ってきた。

ち‥‥ちっちぇえ〜! かっ、かっ、かわいい‥‥。

子猫の魔力、恐るべし。こんな子を膝の上に抱いて、しゅしゅっと猫パンチを繰り出された日にゃ、どんなに冷血な人間でもメロメロだ。

ブログで最初の頃にアップされていた写真に比べると、ナロの目鼻立ちや耳の形は、ずいぶんと猫らしくなってきていた。昨日は下りられなかった段差を今日は下りられるようになったとか、本当に日々すくすくと成長しているらしい。

床の上でみんなに囲まれて、ひとしきりやんちゃにはしゃいだ後、ナロは自分でソファに上がり、くるっと身体を丸めて眠ってしまった。

元気に育てよ、ナロ。

ミツバチに学ぶこと

| Comment(0)

昨日は、聖心女子大学で開催された、サティシュ・クマールさんの講演を聞きに行った。

サティシュ・クマールさんは、インドのラージャスターン州生まれの思想家。少年時代はジャイナ教の僧侶だったが、18歳の時、マハトマ・ガンジーの思想に共鳴して還俗し、ガンジー主義者の仲間たちとともにインドの土地改革運動に身を投じるようになる。核保有国に対して核兵器の放棄を訴えるため、インドからソ連、ヨーロッパ、そして米国に至る1万4000キロの道程を、無一文で、二年半の歳月をかけて歩く巡礼の旅を行ったこともあった。今は英国で、エコロジーをテーマにした雑誌「リサージェンス」の編集長を務めるかたわら、持続可能な社会を作り出す術を伝えるための教育機関「シューマッハー・カレッジ」を主宰している。

彼の著書「君あり、故に我あり」は、ラダックで暮らしていた頃に何度も読む機会があって、いろいろ考えさせられることも多かった。そのサティシュさんの話を生で聞ける機会はめったにないので、とても楽しみにしていたのだ。

400人以上の人々が詰めかけたホールの壇上に登場したサティシュさんは、72歳とは思えないほどしゃんとした、健やかな印象の方。最初の一時間ほどの講演では、ずっと立ったままで話をされていた。通訳の必要がないほどわかりやすくてシンプルな英語で、言い淀むこともなく、淡々と語り続ける。穏やかなその一言々々に、とてつもない力がある。

ソイル(土)とソウル(心)とソサエティ(社会)。土(自然)との繋がりが人間の心を育み、健やかな心が社会をあるべき形へと変えていく。彼の言葉に、「〜しなければならない」という押し付けがましさは微塵もない。彼はただ、これまでの人生で培った経験を語っているだけだ。だから、どこにも無理をしているところがない。でも、その経験に裏打ちされた思索の奥深さには、計り知れないものがあった。

後半の質疑応答の時、「子供の頃、お母さんにどんなことを教わったのですか?」という質問に、サティシュさんは次のように答えた。「君あり、故に我あり」の冒頭でも紹介されている、お母さんの言葉だ。

「子供の頃、家から農場までの道を母と一緒に歩いていた時、母はミツバチを見つけて、私にこう言いました。『ミツバチは私たちの先生なのよ。ミツバチは花から花へと飛び回り、少しずつ花の蜜を集めて回るけど、けっして花を痛めたりしない。花も、ミツバチがやってきて蜜を盗んだなんて文句を言ったりしない。ミツバチは花から蜜を得て、花はミツバチに授粉させてもらう。ミツバチは花がなければ自分が存在できないことを知っていて、花はミツバチがいなければ自分が存在できないことを知っているのよ』」

サティシュさんもすごいけれど、お母さんもすごい方だなあ、と思う。僕たちは、ミツバチや花のあり方に学ぶべきことがたくさんある。

オリーブの首飾り

| Comment(0)

寒いし、雨だし、外に出る気にもならない。終日、部屋でWeb系の本の編集作業。

僕の場合、自分で原稿を書く時と、編集作業をする時とでは、作業に対する集中の仕方が違う。原稿を書く時はギリギリと神経を尖らせるようにして言葉そのものに集中していくのだが、編集作業の時は、言葉遣いの正確さとか、表記の統一とか、図版の取り回しとか、そういった点を見逃さないようにフラットな目線で集中していく。どっちかというと、編集作業の方が地味で単調で根気のいる作業。時にはなかなかテンションが上がらないこともある。

そんな時、僕はいつも無意識のうちに、「チャラララララ〜♪」という脳内BGMを思い浮かべてテンションを上げようとしていることに気付いた。あの、手品が始まる時によくかかる「オリーブの首飾り」。しかし、よりにもよって、何でこの曲なんだろう? 我ながらよくわからない‥‥。

安曇野のリンゴ

| Comment(0)

朝、小包が届く。開けてみると、安曇野の有賀農園から送られてきたリンゴだった。毎年この農園のリンゴを取り寄せているという実家の両親が、こっちにも送るように手配してくれたらしい。

有賀農園のリンゴは大きくて、果肉がぎゅうっと詰まっている。皮を剥いて切ったリンゴを頬張ると、口の中一杯に果汁があふれてくる。これ以上ないほど真っ当で、そして立派なリンゴ。毎日これを食べてたら、身体の具合が悪くなるなんて考えられない。

‥‥まあでも、さすがに一人で16個は食べきれないなあ(笑)。周囲にちょっとずつ、おすそわけしようと思う。

ストレス

| Comment(0)

いい天気。デニムの服をまとめて洗って干す。夜中近くまでかけてテープ起こしを進める。

---

今年の初めに「ラダックの風息」を完成させた頃の僕は、仕事に関するストレスから完全に解放されていた。自分が一番やりたいことを一切妥協することなくとことんやりきった、そんな充足感に満ちていた。

でも、その後はまた、灰色でもわもわした得体の知れないものに、再びまとわりつかれている気がする。大勢の人と関わり合っているうちに、時にどうにもならないしがらみに絡み付かれてしまって、思うようにならなくなるもどかしさ。それでも仕事を進めなければならないというやるせなさ。このややこしい社会で暮らしているかぎり、やっぱりストレスはたまってくる。

標高3500メートルの地で畑を耕しながら、写真を撮ったり文章を書いたりして暮らしていけるのなら、本当にそれ以上の望みはない、とついつい思ってしまう。

雨上がり

| Comment(0)

朝のうち、結構激しく降っていた雨が、午後になって上がった。

Web系の本のゲラチェックを終えた後、晩飯に使う食材の買い出しに近所のスーパーに出かける。ひと通り買い物を終え、ネギがひょっこり突き出たエコバックを肩に担ぎながら家に戻る道を歩いていると、どんよりとした雲が切れて、赤紫色の夕暮れの光がこぼれてきた。

ラダックで暮らしていた頃、僕は夕焼けらしい夕焼けを見た記憶がほとんどない。標高3500メートルのヒマラヤの地では、空を赤く染める原因となる湿気や大気中の塵が少ないので、夕焼けが起こりにくいのだと聞いたことがある。

いつのまにか、東京の空にすっかり慣れてしまったような気がする。細い路地に、街灯がパパパッと点りはじめた。

手応え

| Comment(0)

午後、六本木で広告系の本の取材。昨日の体調だと、今日は発熱でもしてしまうんじゃないかと心配していたが、朝起きてみたら思いのほか回復していて、取材も滞りなくやり遂げることができた。

今日の取材相手は若手の女性で、仕事はできる上にものすごく人当たりがよくてほんわかした方だった。取材陣一同、「ピュアな方だな〜」とか「眩しかった‥‥」とか、口々に感想を言いながら帰路につく。

「これ、面白い本になりそうですね!」

取材を半分以上終え、原稿も徐々に仕上がりつつある今、僕自身もそんな手応えを感じている。花形クリエイターのようなわかりやすい存在ではないけれど、広告の世界を動かす本物のプロフェッショナルたちが語る言葉は、本当に面白い。

耐え凌ぐ

| Comment(0)

昨夜は多めに睡眠を取ったのだが、起きてみると、疲労が抜けるどころか、むしろ悪化。電話やメールが次から次へと届く中、ぐったりしつつも急ぎの雑誌原稿を一本仕上げ、Web系の本の原稿整理を進める。

明日はまた長丁場の取材があるので、ここで倒れるわけにはいかない。あと一日、耐え凌がねば‥‥。

‥‥ナロを見ていやされよう(笑)。

ナロ

| Comment(0)

午後、恵比寿で広告系の本の取材。みっちり三時間半。さすがに疲れた‥‥。

---

イラストレーターのたかしまてつをさんが、子猫を飼いはじめたそうだ。名前はナロというらしいのだが‥‥この子がもう、卑怯なくらいにかわいい。

これとか

これとか

これとか

何なんだこの子は。我々を萌え死にさせようというのか(笑)。

ちっちゃいうちに見せてもらいに行こうかなあ‥‥。

人身事故

| Comments(2)

午前中に新宿で取材の予定が入っていたので、中央線に乗って移動していると、高円寺駅で電車が止まったきり、動かなくなった。

「えー、さきほど、阿佐ヶ谷駅で人身事故が発生した模様で‥‥」

多少は時間に余裕を持って出てきてはいたが、さすがに電車が動かないのではどうにもならない。あわてて駅を出て、少し離れたところにある丸ノ内線の新高円寺駅まで全力疾走。丸ノ内線を降りた後も電話片手に「すいません! あとちょっとで着きます!」と言いながら突っ走って、どうにかこうにか、5分遅れくらいで現場に到着することができた。

思わぬアクシデントでペースを乱され、すっかり疲れてしまった。でも、怒りをぶつけようにも、その原因となった人はもうこの世にいない。そう思うと、何だかどんよりとした気分になってしまう。

JR東日本は2017年までに山手線のすべての駅にホームドアを設置する方針らしいが、人身事故の発生頻度から考えれば、むしろ中央線各駅へのホームドア設置の方が急を要するのではないかと思う。

---

リコーがユニット交換式カメラシステムGXRを発表。一眼レフのようにレンズだけ交換するのではなく、レンズと撮像素子と画像処理エンジンが一体化したユニットごと交換するシステムだ。ひさびさにわくわくするカメラが出てきたなあ。欲しいけど、高い‥‥。一式揃えたら、D300Sが買えてしまう(苦笑)。

首が痛い

| Comment(0)

午後、三鷹で打ち合わせ。急に入った予定だったが、いろんなことが一歩前進した感じ。来年の前半は、この仕事が中心になりそうだな‥‥。

---

昨日辺りから、首が痛い。

寝違えたというわけではなさそうだが、寝違える一歩手前みたいな感じで、首を動かすと結構つらくて、筋がゴリゴリと鳴るような状態。背中とかに比べれば自分の手である程度問題のある場所をチェックしてマッサージできるので、ちょこちょこセルフケアするようにはしているのだが、今のところ、あまり改善せず‥‥。

誰か、首筋にぷすっと鍼でも打ってくれればいいのに。あ、でも、あれは免許が必要か。うっかり動脈でも刺されたら、命が危ない(笑)。

柿の木

| Comment(0)

ちょっと訪ねてみたいお店があったので、国立駅近くの住宅街をぷらぷらと歩いていた時のこと。

一軒の家の軒先に、大きな木が立っていた。梢には、鮮やかな色の柿がたわわに実っている。一人のおじいさんが、梯子を使って木に登っている。高枝切りバサミを使って、柿を切り落とそうとしているのだ。木の下では、おかみさんが長い柄の虫取り網を差し伸べて、落ちてくる柿をキャッチしようとしている。

「ほら、もっとこっちに寄せなさい!」「ここ?」「そうそう!」

柿の木の下で繰り広げられる、家族の情景。どうってことないんだけど、いいなあ、と思う。

旅の気配

| Comment(0)

午前中、品川で取材。一時間ほどで終了。最近、何時間もかかる取材ばかりだったから、ほっとしたというか、むしろ拍子抜けというか。その後、ちょっとした用事があって、上野まで行く。

僕は上野駅が結構好きだ。新幹線や長距離列車がたくさん発着するからなのだろうが、駅の中に、旅の気配が漂っている。わたわたとせわしない東京駅に比べて、上野駅はもっとローカルっぽいというか、どことなくせつないというか、旅立つ前に感じるような、所在なげな雰囲気がある。

薄暗い構内に、遠くまで響く人々の靴音。そろそろ自分もかな、と思う。

座り読み

| Comment(0)

午後、目黒で広告系の本の取材。予定より長引いて、三時間半くらいかかった。終了後、あわてて新宿まで移動して、新しい本の企画の打ち合わせ。こちらもみっちり一時間半。さすがに疲れた。

晩飯に桂花でラーメンを食べた後、ジュンク堂書店に寄る。この書店には、通路のところどころにお客さんが座って休憩できるベンチがあるのだが、そのベンチに座って本を読んでいるうちの一人の前を通りがかった時、あることに気付いた。

‥‥この人、「ラダックの風息」を読んでいるっ‥‥!

それはそれでうれしかったのだが、その人はあまりにもがっつりと熱心に読み耽っていたので、そのまま最後まで読み切って、満足して本を棚に戻して帰ってしまうのではないかと、ちょっと心配になった。

すみません、できれば、買ってください(笑)。

インプットとアウトプット

| Comment(0)

終日、部屋で仕事。取材や打ち合わせの依頼がぽんぽん届いて、明日からしばらく、外を出歩く日々が続きそうな気配。

---

最近また忙しくなってきたせいか、本を読む余裕が全然ない。「読みたいなあ」と思う本はちょくちょく買ってはいるのだが、ソファにもたれてどっぷり耽溺とはやってられない状態。さすがにちょっとまずいなあ、と思いはじめている。

人間という生き物は、何のインプットもなしにひたすらアウトプットを続けるということはできないようになっていると思う。ラダックの本を書き、リトスタの本を書き、今また広告系の本を書き、別の本を編集し、雑誌の依頼にも応え‥‥ということばかり続けていると、自分の中身がすっからかんになってしまうような気がするのだ。

仕事をまるっきりほっぽらかすわけにはいかないけれど、どこかで時間を取ってゆっくりと本を読み耽ったり、ぶらりと旅に出たりして、うまくインプットをしていかなければ‥‥。そんな風に思っている。

スーツ

| Comment(0)

今日は朝から両国国技館に行って、来日中のダライ・ラマ法王の講演をボランティアスタッフとしてお手伝い。とりたてて大きな混乱もなく、首尾よくやれたという感じ。

講演の内容は忙しくてほとんど聞くことはできなかったが、終盤に会場内を警備していた時にお見かけしたダライ・ラマ法王は、とてもお元気そうで、時折ジョークを飛ばしては愉快そうに笑われていた。それが何よりうれしかったし、ほっとした。

---

ちなみに今日、ボランティアスタッフはスーツ着用とのことだったので、濃紺のスーツを着て行った。会場で僕を見かけた知り合いたちは、「おおう、珍しい!」「こざっぱりしててびっくりした!」といった感じのリアクション。やはり、相当レアな光景だったらしい。

しかし、スーツを着るなんて一年に一回あるかないかくらいなのに、よりによってその日に雨に降られるとは‥‥。慣れないことはするもんじゃない、ということか。

日記を書く理由

| Comment(0)

いつもよりちょっと早く目が覚めたので、朝飯を作った後、掃除や洗濯をみっちりやる。何だかすっきりした気分。

---

僕が最初に個人サイトを作ったのは、2001年3月10日。以来、ほとんど毎日のように日記を書き続けてきた。途中、普通のサイトからブログへの移行はあったものの、やってることはほとんど同じ。誰に言うともない、独り言のような日記(笑)。

たまに旅行に行ったりするとサイトの更新を休んでいたが、旅行中は紙のノートに、いつにもまして長い日記を書いていた。ラダックで暮らしていた時は、紙のノートにびっしり書くだけでは飽き足らず、現地からブログまで更新していた。

どうして、そんなに日記を書くことにこだわっているのか?

‥‥実のところ、特に深い理由はなかったりする。しいて言うなら‥‥惰性?(笑)

あえて理由らしきものを探してみると、仕事がライターなので、一日一回は、短くても自分自身の言葉で文章を書くことを己に課している‥‥といったところか。文章というやつは、しばらく書いていないと錆び付いてくるところがあるし、他人の文章の影響も受けやすい。だから、自分の言葉で書けば書くだけ、トレーニングにはなるような気がする。

‥‥いや、それも後付けの理由っぽいな‥‥。

まあ、要するに、一人でぶつぶつ呟きたいだけなのだ(苦笑)。

ベジメニュー

| Comment(0)

終日、部屋でWeb系の本の原稿整理。先はまだ長い‥‥。

---

昨日の予告通り、今日は張り切って野菜を料理した。焼いた小カブの厚切りに水菜を添え、春菊のおひたしも作った。納豆キムチにごはんと味噌汁。気がつけば、期せずして完全なベジメニュー。

でも、ラダックで暮らしていた頃は、高価な肉が食卓に上るのがむしろ珍しいくらいで、小麦粉と豆類と野菜が主な食材だった。冬場に野菜が尽きた時はさすがにきつかったけど、総じて見ると、すこぶる健康的な食生活だったような気がする。身体のキレもよかったし。確かにうまいものは日本の方が多いけど、普通に暮らしていく分には、ラダックでも全然問題ないんじゃないかな‥‥。

‥‥あ、でも、毎晩風呂上がりにごきゅっと飲むビールは、やっぱり捨てがたい(笑)。

自炊を始めて一年

| Comment(0)

「野菜がいっぱい穫れすぎて、どうしよう」という実家の両親から、秋野菜がどーんと送られてきた。

去年、自炊を始めたばかりの頃は、実家から送られてきた野菜を前に「これ、どうやって料理するの?」と右往左往していた僕だが、あれから一年経った今では「小カブは厚めの輪切りにして、フライパンで弱火で焼いて、塩胡椒して食べよう」というくらいの知恵は回るようになった。まあ、今でも料理の手つきは覚束ないし、クックパッドがなければ何もできないんだけど。

水菜、チンゲンサイ、ほうれん草、大根‥‥と、瑞々しい野菜が冷蔵庫にぎっしり詰まっているのを見ると、「新鮮なうちに早く食べねば!」と自炊魂が燃え上がる。土の恵み、ありがたくいただきます。

弊害

| Comment(0)

一昨日の夜あたりから、それまでずっと仕事机の上に置いていたiPhoneを、枕元に置いて寝るようになった。緊急のメールや電話が来た時にすぐに出られるし‥‥と思ったからなのだが、実際始めてみると、思わぬ弊害があることがわかった。

朝、割と普通の時間に目が覚めて、枕元の時計に手を伸ばし、次にiPhoneに手を伸ばし、全アカウントのメールチェックをして安心し、そのまま、またすやすやと‥‥。

気がつけば、もうすでに昼過ぎ。オーマイガッ。仕事がー。仕事があー。

今夜から、iPhoneは元の場所に戻す。

アロマキャンドル

| Comment(0)

朝からずっと、雨と風。一人で黙々とテープ起こしを進める。

夜になって一段落したので、何かで気分転換しようと考えていると、昔もらったアロマキャンドルのことを思い出した。大きめの円筒形のガラスの容器に入った、グレープフルーツとジャスミンの香りのキャンドル。これに火をつけて、大人のリラックスタイムを演出しよう‥‥と思ったのだが。

さて、どうやって火を点けよう?

僕は煙草を吸わないので、家にはライターが一つもない。線香やお香もない。このキャンドルの形だと、ガスコンロで直接火を点けようとしたら本体が溶解してしまう。うーむ‥‥。

しばらく悩んだあげく、ゴミ箱に入っていた不動産のチラシを丸めてねじって、それにガスコンロで点火し、キャンドルの芯に火を移すことにどうにか成功。

こういうところで微妙にばたばたするのが、イケてないというか、ある意味自分らしいというか。

人に委ねる

| Comment(0)

めっきり寒くなった。終日、部屋に籠って、Web系の本の原稿整理とゲラチェック。

編集作業は、自分で本を書く時とは全然違う能力を要求される。文章を書くのはライターさんだし、デザインをするのはデザイナーさんだし、編集者が自らの手で直接何かを作り出すわけではない。ある意味、いかにうまく人に作業を委ねるかというのが、編集の仕事の難しさであり、面白さなのかもしれない。

まあ、その一方で、そろそろ自分自身の目線の文章をがっつり書いてみたいなー、写真もガンガン撮ってみたいなー、という衝動も、ぼちぼちたまってきているんだけど(笑)。

幻想の風景

| Comment(0)

今日は、東京オペラシティで開催中のヴェルナー・パントン展を観に行った。激混みかもと覚悟していたのだが、思いのほか空いていた。何でだろう?

展示内容は、予想以上に面白かった。初期の作品から名作パントン・チェアが誕生するまでの変遷も興味深かったし、優しい光を放つシェル・ランプや、ハンモックのように宙に浮かぶフライング・チェアにも惹かれた。でも、やっぱり一番すごかったのは、ファンタジー・ランドスケープ! 1970年にドイツ・ケルンの家具見本市で発表された、パントンの最高傑作と呼ばれている作品が会場内に再現されているのだが、これはもう、実際に靴を脱いで中に入って、その真っ只中に身を置いてもらわなければ、本当のすごさはわからない。何とも形容し難い有機的な曲線と色彩にぐるりと囲まれ、しばしの間、童心に帰る。坐ったり、もたれたり、寝そべったり‥‥。

こんな代物を思いつく人の頭の中は、いったいどうなっているのだろう。天才と呼ばれる人の考えには、時に想像が追いつかない。

夢うつつ

| Comment(0)

昨日の夜、午前三時くらいにベッドに入って寝ようとしていると、どういうわけか、突然、新しい本の企画のアイデアを思いついた。

夢うつつの中で、「このまま寝ちゃっても、明日もきっと覚えてるだろうし‥‥」という考えと、「いやいや、もしも寝てるうちに忘れちゃったらどうするんだ?」という考えとがしばらく戦いを繰り広げる。どのみち眠れないので、結局むくりと起き上がって、居間に行ってソファに坐り、iPhoneで検索して企画の下調べを始めてしまった。もはやここまで来ると職業病だ(苦笑)。

でも、もしこの企画が実現できたら、結構面白いことになると思うんだけどなあ‥‥。

Windows 7

| Comment(0)

昨日、今日と、部屋に籠って仕事。やれることはやれるうちにやっておかなければ。

---

今日はWindows 7が発売されて、都内各所では発売記念イベントが催されたらしい。予約数はなかなか好調らしいが、その、まあ、Vistaがアレな出来だっただけに、みんな「これ以上XPでしのぐのはもう無理」というのが本当のところなのかもしれない。

そんなWindows 7の発売を盛り上げようというのが、バーガーキングのWindows 7 WHOPPER。ビーフパテ七枚を挟んだ期間限定のハンバーガーで、カロリーはなんと2120kcalという代物。写真を見てるだけで胸焼けしてくる‥‥。

どこかの広告会社の企画なのだろうが、きっと最初はマクドナルドあたりに持ち込んで、「いや、うちは前にメガマックとかやったので」と断られたりしてるんだろうな‥‥と、あらぬ憶測を抱いてしまった。

魔法のマウス

| Comment(0)

昨日の深夜、アップルからどどっと新製品が発表された。iMacとか、MacBookとか、Snow Leopard Server搭載Mac miniとか。従来製品も値下げされて、僕が今持っているMacBook Proも2万円くらい値下げされていた(苦笑)。

でも、発表された新製品の中で一番アップルらしいなと思ったのは、Magic Mouseだ。ツンツルテンの表面には、ボタンも何もない。全体がタッチセンサーになっていて、指先のジェスチャーで操作することが可能なのだという。

テクノロジー自体は、けっしてアクロバティックなものではない。けれど、ジョブズが「ここのカーブをもっとなめらかに‥‥」とか言いながらこだわったに違いない(笑)美しいシェイプや、長い時間を費やして煮詰めたであろうその操作感を想像すると、この小さなデバイスこそが、アップルというメーカーの本質を体現していると思えてくる。

‥‥まあ、僕は今使っているM555bが異様に気に入ってるので、魔法のマウスには手は出さないけど。ええそうです、負け惜しみです(笑)。

まだない本

| Comment(0)

昨日の夜は、美術出版社の宮後さんとリトスタの二人と一緒に、新宿で本の打ち上げ。和やかな雰囲気で宴が進んだ頃、okayanが宮後さんにこんなことを訊いた。

「宮後さんが一番作りたいのは、どんな本ですか?」

すると宮後さんは、間髪入れずにこう答えた。

「まだない本ですね」

さすがだなあ、と思った。けっしてほかの本の模倣ではなく、それを待ってくれている読者がいるはずの本。同じ編集者として、そして一人の書き手として、そういう本を作り続ける姿勢を忘れないようにしなければ、と思った。

その宮後さんのこれまでの仕事の軌跡を振り返る「デザイン書編集者のしごと展」が、10月25日(日)まで美篶堂ギャラリーにて開催中。今日、打ち合わせが終わった後に会場に行ってきたのだが、同業者もそうでない人もたっぷり楽しめる展示だと感じた。「リトルスターレストランのつくりかた。」も一緒に展示されているので、ご興味のある方、ぜひ。

いい休日

| Comment(0)

空を見上げるだけで思わずうきうきとしてしまうほど、いい天気。

理髪店で髪をばっさり短く切ってもらった後、ひさびさに文蔵に行く。あいかわらずの長蛇の列で、店に入るまで20〜30分くらい待つ。ラーメンもあいかわらず満足度が高い味。開店四年目で、中央線沿線でも屈指の名店になった感がある。

玉川上水沿いをぶらぶらと歩いて、井の頭公園に向かう。今日は犬連れの人が多くて、三分に一匹くらいの頻度で目撃したと思う。ちっちゃいのもいれば、大きいのもいて、しゅっとしたのもいれば、もふもふのもいた。この界隈に、こんなにたくさん犬を飼っている人がいたとは‥‥。

公園をくるっと回った後、前から気になっていた武蔵野珈琲店へ。ブレンドコーヒーを頼むと、マスターが本当に丁寧な、そしてきれいな所作のネルドリップで淹れてくれた。好みの味。何より、店内の雰囲気が喫茶店らしくゆるいのがいい。平日の午後に、ここでゆっくり読書でもしてみたいなと思った。

晩飯は、これまたひさびさにリトルスパイスへ。ブラックカレーを注文したら、「ごめんなさい、ごはんが間に合ってないので、ちょっとお待たせしますけどいいですか?」と言われ、「いいですよ」と答えると、「すみませんねえ」とラッシーをごちそうになってしまった。

そんなこんなで、いい休日だった。

好奇心

| Comment(0)

いつもよりちょっと早く目が覚めたので、パスタを茹でてコーヒーを淹れた後、原稿に取り組む。夕方くらいまでに、どうにか完成。気がつけば、今日は一歩も外に出ていなかった。

近頃はとんと出不精になってしまったのだが、ここに来て、ちょっと好奇心をそそられるイベントが次々と開催されることがわかった。以前ブログでも紹介したセバスチャン・サルガドの写真展もそうだが、東京オペラシティではヴェルナー・パントンの回顧展が始まった。地味なところでは、早稲田松竹でビクトル・エリセの「エル・スール」と「ミツバチのささやき」の二本立て上映。さらに、来月半ばにはサティシュ・クマールの講演があるらしい‥‥。

こういう時に限って、やたらめったら仕事が立て込んでくるんだよな‥‥。

羽根のない扇風機

| Comment(0)

先日発表されて話題になっていたダイソンの羽根のない扇風機「エアマルチプライアー」が、国内でも発売されることになったらしい。

見れば見るほど、すごいデザイン。空気圧の変化で風を起こすために必要な、完全に機能優先の構造でこうなったらしいのだが、自分たちが知っている扇風機の姿が、あっという間に過去の彼方に飛び去ってしまったかのような衝撃を受けた。

これは、今年の夏に我慢して扇風機を買わなかった僕に、「買え!」という天の啓示か‥‥? 普通に四万円近くするらしいし、とても気軽に買える値段じゃないけど。

それにまあ、これから冬だし(笑)。

悪条件

| Comment(0)

終日、部屋で原稿を書く。

今回の原稿は、納期が極端に短い上、いろいろ悪条件が重なっていたのだが、なぜか逆に闘志がメラメラと燃えてくるのが自分でも面白いところ。せっかくいい話を聞くことができたのだから、多少の悪条件は跳ね返して、できるだけいい形に仕上げたい。何やかやで合計約4500字、今日一日で仕上げた。

まあ、いつもこんな調子でエンジンがかかっているなら、何の苦労もないんだけど(笑)。

明日は明日で、別の原稿を書き進めなければ‥‥。

何を訊くか

| Comment(0)

いろんな人へのインタビューの仕事を依頼されていると、時々、そのインタビューを企画した側の姿勢が気になることがある。

本来は「あの人にこんなことを訊いてみたい!」というのがインタビューの動機であるべきなのだが、たまに「あの人にこういうことを言わせよう」という意図がミエミエの状態で依頼される場合があるのだ。そういう結論ありきに近い設定を強いられると、インタビュアーとしてはかなりしんどいし、相手も不快に思う可能性が高い。「何だ、自分の名前を利用したいだけなのか」と思われても仕方がない。

何を言わせるか、ではなく、何を訊くか。インタビュアーとしては、やっぱりそれを大事にしたい。当たり前すぎるくらい、当たり前のことだけど。

壁を越える

| Comment(0)

午後、笹塚で打ち合わせ。終わった後、渋谷に移動して取材。トラブルが発生してばたばたしたものの、どうにか乗り切る。

今日のインタビューでは、自分にとっても参考になる話を伺うことができた。

たとえば、デザイナーという職業を選んだ人は、始めてから三年目くらいで壁に直面するという。ある程度の才能に加えて、経験も積み、技術も向上し、それなりのものは作れているはずなのに、ダメ出しが急に増える。周囲から要求されるハードルが、それまでよりも高くなるからだ。同時に、駆け出しの頃は自分のやりたいことを追求していたのに、仕事でいろんな人の都合をすり合わせているうちに、そこそこの及第点を取ることに満足して、本当に自分のやりたいことで勝負しなくなってしまう。そこにも周囲とのギャップが生まれる。

その壁を、どうやって越えるか?

新しい挑戦を、恐れないこと。やりたいことを、やり切ること。そのために必要な技術を磨き、目標と技術とのバランスを取ること――。

一つの壁を越えても、それで終わりではない。五年目には五年目の、十年目には十年目の、二十年目には二十年目の壁がある。壁はますます高くなっていく。でも、越えることをあきらめて、現状維持でいいと思ってしまったら、後はもう下がっていくだけだ、と。

確かにそうだな、と思う。僕の仕事も同じだ。ラダックの本で一つの壁を越えられたような気はしていたけれど、次の壁は、気がつくともう目の前にある。越えなければ、この壁を。

ウインドウ幅

| Comment(0)

今日もいい天気。掃除や洗濯を片付けた後、コーヒーを淹れ、広告本の原稿を書く。

原稿を書く時、ぼくはJedit Xというテキストエディタを使っているのだが、最近、その設定をちょっと変えた。以前、雑誌の仕事をメインでやっていた時は、一行あたりの文字数を20字に設定していたのだが、今は一行あたりの文字数を43字にした、割と広めのウインドウ幅で書いている。

雑誌の記事は文字数をきっちり揃えなければならないことが多く、図版のキャプションなどもよく入ってくるので、一行20字で書き進める方がやりやすかった。でも、書籍の原稿は尺が長いので、全体の流れを見通すためには、本のページと同じくらいの一行43字くらい設定の方がいいことがわかったのだ。

たかがウインドウ幅の設定と思われるかもしれないが、これが、まったく別の作業をしていると言っていいほど、感覚的に違う。一行43字の方が、ゆったりと言葉の流れを追えるというか‥‥。やっぱり、ひたすら文字数を気にしながら書くというのは、あまり楽しい作業ではなかったな、と思う。

ヴェルデ

| Comment(0)

今日は恵比寿ガーデンプレイスで羊毛とおはなのフリーライブがあるというので、電車で出かけてみる。

彼らのライブを生で聴いたのは初めてだが、はなさんは想像以上に深くのびやかな声の持ち主で、羊毛さんは想像以上に細やかなギターテクニックの持ち主。とても自然体でチャーミングなデュオだった。再来週、三鷹のデイリーズでカフェライブをやるのだとか。

ライブの後、去年仕事机を買ったパシフィックファニチャーサービスをひやかしたりしつつ、ぶらぶらと散歩。どこかで休憩しようと思っていたら、一軒の年季の入った喫茶店を発見した。ヴェルデという自家焙煎珈琲のお店。看板や店内の雰囲気とか、黒板に列記された豆のラインナップとか、妙に波長が合うような気がしたので、入ってみる。深煎りのブレンドを注文‥‥。

‥‥うまい!

僕はどちらかというと、酸味控えめでどっしりとコクのあるコーヒーが好みなのだが、ここのコーヒーは好みど真ん中でありながら、予想の斜め上を行く味。これだけうまいコーヒーを喫茶店で飲んだのはひさびさだ。しかも一杯500円。ケーキは一つ300円。恵比寿なのに。

こういうお店が近所にあれば、原稿を書いたり、現実逃避(笑)したりする時に便利なのに。がんばって末永く続けていってほしいなあ、と心から思う。

夏休み

| Comment(0)

夕方までテープ起こしを進めた後、夜はリトスタで、風の旅行社のみなさんが催してくださった飲み会に参加。

宴の席上で出た話題で少なからずびっくりしたのが、「○○さん、夏休み、いつ取るんですか?」という会話。すでに季節は十月なのだが、旅行業界にとって、世間の人々の夏休みはまさに書き入れ時。それでこういう会話が成立してしまうらしい。ここまで来ると、いつまでが夏休みでいつからが冬休みなのか、よくわからなくなってくる。どんな仕事にも、それぞれいろんな苦労があるものだなあと思う。

そういう自分も、今年は夏休みがあったのかと聞かれたら、安曇野の二泊三日くらいしかなかったような気もする。まあ、その分、一昨年と去年は、長い長い夏休みだったのだけれど。

自分が行くべき場所

| Comment(0)

東京都写真美術館で10月24日から、セバスチャン・サルガドの写真展「アフリカ 生きとし生けるものの未来へ」が開催されることを知った。

僕がサルガドの写真を初めて見たのは20代の頃、雑誌「Switch」の特集を読んだ時だったが、彼の作品の圧倒的な存在感と、その一枚を撮るために費やされた途方もない努力を知り、畏敬の念を通り越して、打ちのめされたといっていいほどの衝撃を受けたことを憶えている。もちろんその頃はまだ、写真が自分の仕事の一部になるとは想像もしていなかったが、今思い返してみると、自分が写真を撮る時の対象との向き合い方というのは、あの時読んだサルガドの記事に影響されている部分がものすごく大きい。その特集号は、今も僕の部屋の本棚にある。

写美のサイトにサルガドのインタビューが載っていた。現在取り組んでいる「GENESIS」プロジェクトのために世界各地を飛び回っている彼は、こんなことを語っていた。

「よくどうやって撮影する土地を選ぶのか聞かれますが、人にはそれぞれ "自分が行くべき場所" というものがあると思っています。どこへ向かうのか決めれば、自ずと次に行くべき土地が見つかり、またその次へと繋がっていくのです」

まるで、今の自分の状況を見抜かれてしまったような気がして、かなわないな、と思ってしまった。自分が行くべき場所。きっともう、それは自分でもわかっているのだ。

台風一過

| Comment(0)

今日は外に出る用事も、急ぎの仕事もなかったので、目覚ましもかけないまま、昼過ぎまで爆睡。寝ている間に台風は通り過ぎていったらしい。窓の外を見ると、あまりにもあっけらかんとした青空が広がっていて、思わず笑ってしまった。

たまりにたまっていた洗濯を片付け、まほろば珈琲店までコーヒー豆を買いに行く。それにしてもよく晴れている。駅前に建設中の高層マンションのてっぺんにあるクレーンの先っぽまで、くっきりと見える。台風が大気をきれいさっぱり洗い流したからなのだろうが、逆に言えば、日頃の東京の空がとことん澱んでいるということか。

コーヒー豆のついでに、たかねで豆大福を買った。そろそろ、熱いお茶と一緒にこういうものを食べるのにいい季節だ。

台風接近

| Comment(0)

午後、赤坂で取材。撮影の立ち会いが重なったりしたので、かなり疲れた。

取材自体は仕事だし、予定として織り込み済みだからまあいいのだが、こうも毎日雨が続くと、気が滅入るというか、身体にカビでも生えてきそうな気分になる。洗濯物もたまりまくっているし‥‥。おまけに明日は、バカでかい台風が上陸するらしい。幸い、外に出かける予定はないし、食糧の備蓄も万全。こうなったら、ひたすら引きこもっていることにするか‥‥。

‥‥あ、しまった。コーヒー豆が切れていた。

くるみの木

| Comment(0)

午後、田町で取材。今まで、いろんなオフィスを取材で訪れたが、今日はその中でも一、二を争うくらいすごいオフィスだった。取材自体も盛り上がり、なかなかの上首尾。

終わった後、六本木のABCへ。西村佳哲さんの「自分をいかして生きる」刊行記念トークイベントを観に行ったのだ。トークのお相手は、奈良でカフェと雑貨の店「くるみの木」を経営されている石村由起子さん。石村さんはとても物腰の柔らかな方で、関西在住の方らしい穏やかな話しぶりの中に、自らの「夢」に対する真摯さや、お店で共に働くスタッフやお客さんに対する思いの深さが感じられた。

それにしても、石村さんのあの雰囲気、どこかでものすごくよく似た人に会ったことがあるなあ‥‥と考えていたら、思い出した。リトスタのミヤザキさんのお母さんだ。びっくりするくらいよく似ていた。

雨に濡れても

| Comment(0)

午後、代々木上原で打ち合わせ。朝から雨が降っていたので、やだなあと思いつつも出かける。

土砂降りでもないけれど小降りでもない、しとしとと降り続く雨。その中を傘をさして歩いていると、どういうわけか、意味もなくテンションが上がってきて、ずんずん歩き続けたくなってくる。打ち合わせが終わった後も、さっさと最寄り駅に行けばいいものを、なぜか池ノ上まで歩いていってしまった。アマノジャクな俺‥‥。

まあでも、明日も明後日も雨続きで、おまけに巨大台風が近づいてるとか聞かされると、さすがにうんざりしてくるが。

きっかけ

| Comment(0)

最近になって、何人もの方から「『ラダックの風息』を読んだのがきっかけで、ラダックに行ってきました!」と言われたり、メールをいただいたりするようになった。

これまでも「本、読みました!」という感想はたくさんいただいていたのだが、それがきっかけで実際にラダックまで行ってしまったと言われるのは、ある意味、どんな賛辞よりも著者冥利に尽きる。あの土地での僕の個人的な体験が、そんな風に受け止められて、ラダックのことを好きになってもらえたのだとしたら、こんなにうれしいことはない。

だからこそ、もうこれからはいい加減な仕事はできないな、とも思う。あの土地を通じて、これからの自分に何ができるのかを、しっかりと見定めなければ。

発散

| Comment(0)

今日は朝から、日比谷公園で開催されるグローバルフェスタへ。このイベントに出展するジュレーラダックのブースをちょっと手伝うことになったのだ。

僕が受け持ったのは、飲食ブース。「ラダックの風息」にも登場した料理上手のケイタ君が中心になって仕込んだテントゥクやチャイ、バター茶を販売することになった。ひさびさにゴンチェに袖を通し、雨が降ったり止んだりの気まぐれな空の下、お客さんの呼び込みをする。

「チベット風のうどん、チベット風のバター茶はいかがですかー!」

日頃のストレスを発散するのには大声を出すといいというのはよく聞く話だが、呼び込みの名目で、誰はばかることなくめいっぱい声を張り上げることができるというのは、なるほど、なかなか爽快だ。特に終了間際の値引きセールの時には、「ドリンク全部、一杯50円でーす!」と、僕もお客さんも妙にテンションが上がってしまった。

明日の朝になったら、たぶん、喉がつぶれてるんだろうなあ。まあいいか。

スパム

| Comments(2)

身体が異様にだるくて、日中は寝て過ごす。夜になって若干回復したので、Web関係の本の原稿整理。

---

最近、iPhoneのSMS/MMSにスパムメッセージが頻繁に届くようになった。

PCメールやケータイメールのフィルタリングに対しては、これまでプロバイダやキャリアでいろんな対策が施されているが、電話番号がわかれば送信できてしまうらしいSMS/MMSのスパム対策は、まだまだ不十分な状態のようだ。仕事に集中している時、ピロリーンと机上のiPhoneが鳴ったと思ったらスパムだった、ということが日に何度もあって、いい加減ムカつくというか、イラつくというか。

それにしても、スパム業者というのは、むなしい人生を送っている人々だな、と思う。誰かにうっかり間違ってリンクを踏ませるためだけに、ゴミクズのようなメッセージをひたすら送信することを生業にしている人々。その労力を、もうちょっと別のことに使えばいいのに。

缶詰のスパムは好物だが、スパムメッセージは本当にごめんこうむる。

ぱなし展

| Comment(0)

午後、紀尾井町で長丁場の取材。今日は何だか調子が悪くて、集中力を保つのが大変だったが、どうにか無難に乗り切る。そのかわり、終わった後、いつもよりどっと疲れた。

取材終了後、神田に移動して「ぱなし展」を観に行く。知人が何人か参加している懐中雑誌「ぱなし」に掲載されたさまざまなジャンルのアート作品が展示されていて、なかなか面白かった。特に印象に残ったのは、毎号素晴らしい表紙画を描かれている日本画家の池永康晟さんの作品と、イラストレーターのたかしまてつをさんが毎回酒を飲んだイキオイで描かれている「千鳥描き」シリーズの絵と文章。こんな風に自らの手で作品を描ける人って、本当にウラヤマシイ。

僕も何か連載させてもらえないかなー。取り柄は写真くらいで、何にも描けないけど(苦笑)。

賭け金

| Comment(0)

ラダックから日本に戻ってきて、今の部屋で暮らしはじめてから、もう一年になる。滞在中から書き続けていた「ラダックの風息」を上梓してからも、はや半年。時の経つのは本当に早い。

出版不況のあおりを受けて、仕事は順風満帆とは言えない。それでも時々雑誌の仕事もしているし、リトスタ本も出したし、今後も本の編集や執筆の仕事が待ち構えてもいる。傍目には、すっかり元のエディトリアル・ライターに戻ったように見えているのかもしれない。

でも‥‥どうなのだろう?

今年の春先の頃からなのだが、モニタを睨みながらキーボードを叩いていると、時々、ぼんやりと考え込んでしまうことがある。人の話をあれこれ聞いたり、いろんな意見や都合をすり合わせたり、それを本や記事にまとめたり‥‥。それが僕の仕事だし、別に嫌だとも思っていない。だが、一切手を抜くことなくきっちり取り組んでいるつもりでも、心のどこかから、こんな声が聞こえてくる。

自分が今、本当に心の底からやりたいと思っているのは、これなのか?

こんな自問自答を繰り返してしまうのは、たぶん、「ラダックの風息」を書くまでのプロセスが、あまりにも大勝負すぎたからなのだろう。ありったけの時間と労力と、それなりのお金と、ついでに命まで賭け金にして挑んだあの大勝負に比べると、それ以降の仕事は、少なくとも命までは賭け金にしていない(苦笑)。賭け金が大きいからといっていい本が作れるとはかぎらないけれど、もしかすると僕は、あの時のようなギリギリの大勝負に、また挑んでみたいと思っているのかもしれない。

たぶん、いつか‥‥。

問診票

| Comments(2)

市役所から大きな封筒が送られてきた。中を開くと、健康診査の問診票が入っていた。

僕くらいの歳になると、この問診票を近所の病院に持って行けば、無料で健康診査をしてくれるらしい。僕は病院に行くのが億劫なたちで、生まれてこのかた人間ドッグにも入ったことがないのだが、この程度の健康診査でも普通に受けたら一万円以上かかるそうだし、せっかくなので受けてみようかと思う。

とりあえず、酒量が問題だな、酒量が。昨夜も夜中から朝まで飲んでたし(苦笑)。

ゴッドファーザー

| Comment(0)

昨日は、代々木公園で開催されたナマステ・インディアを観に行った。

今回の目的は、友人のシンスケ君がサーランギーという楽器の演奏者として出演することになっていた、野外ステージで上演されるオリッシー・ダンス。サーランギーは30本以上もある弦を弓で奏でるという複雑な楽器なのだが、大勢の人々の視線が集まる中、シンスケ君は堂々と自分の演奏をこなしていた。僕はほとんど楽器が弾けない人間なので、うらやましいかぎり。

その後は、ジュレーラダックのブースで「ラダックの風息」やほかの商品の販売のお手伝いをしつつ、合間に会場内をぶらぶら。飲食店が集まるエリアを歩いていた時、ふと目に止まったのは、見覚えのある、あのラベル‥‥。

「‥‥おー! ゴッドファーザー!」

ゴッドファーザーというのはインドのカシミールにある会社が作っているビールの銘柄で、ラダックで暮らしていた頃、ビールが飲める数少ないレストランで必ずといっていいほど出てきたのがこのビールだった。うわー、懐かしい。あの愉しかった日々の中で、何回このビールの栓を開けたことか‥‥。

迷うことなく缶を一本購入し、プシュッ、ぐびっ、とやってみる。

‥‥味の方も、まあ、相変わらずのゴッドファーザーだった(笑)。

打ち上げ第一弾

| Comment(0)

悲しくなるほど秋晴れのいい日和。こんな日にテープ起こしをするのも何だかなー、と仕事が手につかない。急ぎの仕事でもないし、まあいいか。

夜はリトスタで、リトスタ本の編集担当の宮後さんと、デザイン担当のタイプフェイスの渡邉さんと堀内さんと一緒に打ち上げ。普通の飲み会とは溜め込んできたものの発散具合が全然違うので、心ゆくまで飲んで、笑うことができた。どうにか無事にあの本を世に送り出すことができたことを、ようやく実感できたような気がする。

恐ろしいことに、打ち上げはこれで終わりではなく、来月はリトスタの二人を交えての打ち上げ第二弾がある。それはそれで楽しみ。

特異な傾向

| Comment(0)

仕事の合間の暇つぶしに、オンラインショップでウインドウショッピング(?)をしたりする。

インテリア雑貨とか食器とかを見ている分にはまあ人並みな感覚でいられるのだが、冬物のジャケットとか、靴とか、時計とかを見始めると、カメラの時と同様、特異な傾向が現れる。

「ダウンよりもプリマロフトの方がいいかな。湿ってもへたれないし、耐久性も高いし‥‥」
「ソールはがっしりしたビブラムソールじゃないと、尖った岩ですぐダメになるし‥‥」
「時計は高度計と温度計が必要だな。金属製だと凍傷になるかもしれないから‥‥」

あーあ。もうすっかり、脳みそがラダックです(苦笑)。

いつ戻れるのかなあ‥‥。

多摩サイ

| Comment(0)

ひさびさにブロンプトンに乗って、多摩川方面に出かける。

ここのところの運動不足で身体がなまっていそうだったので、今日のコースは短め。三鷹から南下して野川公園に行き、野川沿いのサイクリングロードを下る。このサイクリングロードは車止めが多くてスピードは出せないが、川沿いの景色を見ながらのんびり走ることができるので、結構好きなコースだ。野川は街の中を流れている割には結構きれいな川で、シラサギやカルガモが水の中に佇んでいたり、青く光るカワセミが川面の上を低く飛んでいるのも見かけた。

二子玉川から多摩川サイクリングロードに出て、川原でバーベキューをやっている人たちを横目に見ながら北上する。多摩サイは、ロードレーサーで走っている人が多いのは相変わらずだが、前よりも年配の人の割合が増えたような気がする。そして、みんなびっくりするほどいいロードレーサーに乗っている。うらやましい。

途中、登戸茶屋でひと休み。物怖じしない猫の写真を撮る。

今日は時折日が射す程度で、そんなに暑くない。多摩サイでは意識してちょっと飛ばしてみたが、やっぱりきつかった。なまってる‥‥。稲城大橋の手前辺りまで走り、味の素スタジアムをかすめて、再び野川公園から三鷹に戻る。

いい気晴らしになった。あんまり寒くなりすぎないうちに、あと何回か自転車で遠出できるといいなあ。

李朝園再び

| Comment(0)

昨日は、「リトルスターレストランのつくりかた。」の完成を自分的に祝して(笑)、吉祥寺の李朝園に焼肉を食べに行った。この日のために、約一週間前から食事の量をやや控えめにして、コンディションを整えてきたのだ‥‥(やりすぎ)。

店内は、夕方五時の段階でもう満席。少し待っていると席に通されたので、いつも頼んでいるメニューをかたっぱしから注文。その後はもう、記憶があまり定かではない(笑)。焼いては食い、食っては焼き、無我夢中で肉を堪能し続ける。笑いが止まらない。いやー、本当にうまい肉って、脂が甘いんだな‥‥。

この肉を食べるために、本を書いたといっても過言ではない!(笑)

これからも、本を一冊書き上げたら、ここに焼肉を食べに来ようと思った。

書店営業

| Comment(0)

今日は、「リトルスターレストランのつくりかた。」の編集担当の宮後さんと一緒に、本の販促のための書店営業をして回ることにした。

まず、三鷹駅周辺の書店を一軒ずつ回る。さすが地元というか、どのお店でもものすごくいい場所にどんと平積みしてくださっている。書店員さんが「私もリトスタによく行くし」と、損得以前にこの本をたくさんの人に読んでほしいと思ってくださっているのが、本当にうれしかった。

リトスタでおひるを食べてひと休みした後、吉祥寺、そして新宿の大型書店を回る。ここで面白いなあと思ったのは、この本が置かれている棚の場所。「そうそう、あの本の横にこの本を置いてほしかった!」と的を射たディスプレイになっていたりすると、「やるなあ、ここの書店員さん」と感心してしまうこともあった。本を売るというのは、なかなか奥が深い。

本の企画を考える時、パブラインで類書の売上だけを気にして思案に暮れるより、書店を回って売り場をじっくり眺める方が、よほどいいアイデアが浮かぶのではないかと思う。

無期限

| Comment(0)

午後、赤坂で広告本の取材。長時間のインタビューでかなり疲れたが、どうにか首尾よくやり遂げる。

帰り道、企画の発案者である編集者さんに、今後の取材の段取りと執筆完了までのスケジュールを聞く。すると、こんな返答が返ってきた。

「〆切は、山本さんに任せます。いい本を書いてください」

雑誌でも書籍でもこんな風に言われたことは一度もなかったので、びっくりした。〆切、無期限(笑)。でも、こう言われたからこそ、いい仕事をしなければならないな、とも感じた。できるだけスムーズに、できるだけいいクオリティの本を書く。僕の仕事は、つまるところそういうものなのだな、と思う。

熱意

| Comment(0)

最近、広告系の本の仕事で、いくつかの広告会社に共通する、とある部署の人々のインタビュー原稿を書いている。

その系統の部署に所属する人というのは、世間的には、緻密な計算と冷静なロジックを積み上げて結果を出すことを仕事にしている人と思われている。取材を始める前は、僕自身もそんな先入観を持っていた。

でも、実際に会って話を聞いてみると、みんな異口同音に「一番大切なのは、熱意だ」と言う。いくら論理的で筋道の立った企画でも、作り手の熱い思いが込められていなければ、相手の心を動かすことなどできないのだ、と。

考えてみれば、計算とロジックだけで確実に売れる商品が作れるのだとしたら、みんな揃って同じものを作るだろう。でも実際は、計算とロジックだけで作られたものは、売れないし、長続きしないし、人々の心に残らない。何より、作り手自身が楽しくも何ともない。

やっぱり、何かを作り出す時、その中核には、理屈では説明できないような熱意が籠っていることが必要なのだ。計算やロジックは、あくまでもその熱意を補強するためのものなのだと思う。

人に酔う

| Comment(0)

リトスタでおひるを食べてから、MacBook Proに必要な細々した備品を買うため、都心に出かける。新宿でリーバイスのジャケットを衝動買いし、原宿のアシストオンで備品を調達。ほかにもいろいろ目移りしたが、財布の中身が残り少なかったこともあって(苦笑)、渋谷までぶらぶら散歩してから、井の頭線で帰路につく。

週末に繁華街の真っ只中に出かけたのはひさしぶりだったような気がする。天気がよかったせいか、今日は新宿も原宿も人出がすごくて、歩いていても前に進めないくらい。すっかり人混みに酔って、疲れてしまった。

せっかくフリーランスの身空なのだから、今後はなるべく平日に出動するようにしよう。

カビ対策

| Comment(0)

クローゼットの整理をしていたら、古めの服の一部にカビが発生していた。

うちの部屋は、僕にとってはまったく申し分ない造りなのだが、唯一、クローゼットや下駄箱でカビが発生しやすいのが玉に瑕。ドラッグストアで買ってきた除湿剤をがしがしインストールしておいたのだが、敵もさるもの、しつこく発生し続ける。カビを除去して服を干して収納しても、また発生するのくりかえし。こんな非生産的な作業で時間を浪費するのもバカバカしいし、いい加減気が滅入ってくる。うーん、何かいい対策はないものか?

「湿気って何?」というくらいカラカラに乾燥していたラダックが、ある意味懐かしい。

変化なし

| Comment(0)

午後、笹塚で新しい本のDTP作業をお願いする方と打ち合わせ。

その人は、以前僕が月刊誌の編集の仕事をしていた時に毎月お世話になっていた方なのだが、会うのは約二年半ぶり。で、会うなり言われたのは、

「ぜんっぜん変わってないねー! 昨日会ったばっかりみたいな感じ」

今回に限らず僕は、ひさしぶりに会った人に「全然変わってない」とよく言われる。確かに二十代の頃から、髪型も、体型も、着ている服のメーカーもほとんど同じなので、そう見られるのも無理もない。でもそれって‥‥あれか、未だにガキっぽいってことなのか?(苦笑)

うーむ。こうなったら、いっちょ、細身のスーツとか、ツイードのジャケットとか、大人の服装でぴしっと決めてみるか‥‥。

‥‥すみません、心にもないことを書きました(笑)。

ノリで作る

| Comment(0)

午後、渋谷で新しい本のデザイナーさんとの打ち合わせ。

編集者としての僕は、デザインそのものに対してはあまり口を出さないことにしている。「こういう本を作りたい」「こういう人に読んでもらいたい」といったことはなるべくきちんと伝えるし、仕様の面で大事なことは確認するようにしているが、「こんな感じのデザインにしてほしい」と方向性を束縛するようなことはしない。デザインは、デザイナーさんにのびのびと好きにやってほしいからだ。

そのかわり打ち合わせの席では、僕は結構、本気かどうかわからないような酔狂なこともぽんぽん口にしたりする。そうやってワイワイやっているうちに、デザイナーさんに思いがけないアイデアが閃くこともある。みんなで面白がれるノリのよさが作り手の側にあるかどうかというのは、ものを作っていく上でとても大事なことだと思う。

現状維持に汲々として、何の新鮮味もない昔の記事の焼き直しばかり載せている雑誌とかを見かけると、ああ、この人たちはワイワイ面白がるノリをすっかり忘れているのだな、と思わずにいられない。

早起き

| Comment(0)

今朝、なぜか七時に目が覚めてしまった。

会社勤めをしている人にとっては当たり前の時間かもしれないが、僕のようなフリーランスの人間にとっては、午前中に予定が入っていない日なら、午前七時は完全に熟睡タイム。前の日に寝たのは午前三時過ぎだったのに。いったいなぜ‥‥。

起きてしまったものはしょうがないので、朝から部屋中に掃除機をかけたり雑巾がけをしたりする。昼、西荻窪でKenzoさんと会う約束があったので外出。夕方四時頃に家に戻り、さて、ちょこっと仕事でもするか‥‥と思ったとたん、猛烈な睡魔に襲われる。結局、一時間半くらい昼寝してしまった。慣れない早起きに、身体がびっくりしてしまったのかもしれない。

まあ、今夜はこれからアップルの新製品発表イベントがあるから、それを見るにはちょうどいい案配か。そしてまた夜型に逆戻り。

見本誌再び

| Comments(3)

午後、リトスタで美術出版社の宮後さんと会って、「リトルスターレストランのつくりかた。」の見本誌を受け取る。

四六判という判型なので、「ラダックの風息」に比べるとコンパクトな印象だが、文字通り最初の1ページ目から最後の奥付、そしてカバーや帯に至るまで、この本に関わった人たちの思いが、ぎゅううううっと詰まっている感じ。自分で書いておいて言うのも何だけど、いい本になったと思う。

毎度のことながら、手塩にかけて苦労して仕上げた本が手元に届くと、本当に感無量というか、何ともいえない気持になる。書いている途中はいつも「こんなしんどい思い、二度としたくない‥‥」とぼやいているのだけど(笑)、見本誌を手に取ったとたん、すべての苦労が、さーっと消えていく。そしてまた、新しい本を作ろうと思えるようになる。

新しいMac

| Comment(0)

朝、先週注文していたMacBook Proが届く。その時はまだ寝ていたのだが、ピンポンと玄関の呼び鈴が鳴ると同時に飛び起きて、荷物を受け取る。それからはシャワーもごはんもそこそこに、セットアップ作業にひたすら没頭。

最近のMacはよくできていて、新旧のマシンをEthernetケーブルで直結して「移行アシスタント」を起動させ、しばらく待っていれば、今までの作業環境を丸ごと移行させることができる。それで終われば何の問題もないのだが、何しろ五年ぶりに買い替えたMacなので、最新の環境では使えないアプリケーションを削除したり、謎のアラートを出して悪さをしているファイルを探して削除したり、膨大な量のラダックの写真をコピーしたり‥‥。Time Capsuleで最初のフルバックアップを取れる状態にまで持ち込んだのは、結局真夜中になってしまった。

それにしても‥‥MacBook Pro、イイ(笑)。

まず驚いたのは、液晶モニタの綺麗さ。すばらしくクリアで鮮やかで、これに比べると、今まで使っていたPowerBook G4のモニタがセピア色にくすんで見える(苦笑)。ボディもがっしりしていて安心感があるし、一気に二世代も進化したOSは、かゆいところに手が届く感じでブラッシュアップされている。そして何より、動作がメチャメチャ速い! まあ、単純にクロックスピードが二倍以上になったわけだから、当たり前なのだが。

大枚はたいて買った新しいMac。しっかり仕事で活用して、元を取れるようにしようと思う。遊んじゃいそうだけど‥‥。

煙草

| Comment(0)

生まれてこのかた、僕は煙草を吸ったことがない。吸うことに興味を持ったこともない。これからも興味を持つことはないだろう。

別に、嫌煙家というわけではない。周囲で誰かが煙草を吸っていたとしても、全然気にならないたちだ。煙草を吸う、吸わないは、その人の自己責任で好きにすればいいと思う。

ただ、傍目で見ていて異様だなと思うのは、最近の煙草のパッケージの仕様だ。どの煙草にも「これ吸ったらあんた死にまっせ」的なメッセージがでかでかと印刷されている。こんなものを見せつけられながら煙草を吸うなんて、それだけで気分が悪いと思うのだが、どうなのだろう?

こういう煙草を作ったり、宣伝したり、販売したりということを仕事にしている人たちは、正直、気の毒な人たちだなと思わずにいられない。自分が手がけている商品に「これ吸ったらあんた死にまっせ」と書かれていたとしたら、僕なら絶対続けられない。

本当の意味でやりがいのある仕事というのは、そういうところには存在しないと思う。

海を見に行く

| Comment(0)

そういえば、今年の夏は一度も海に行っていない。今年どころか、去年の夏も、一昨年の夏も、海に行っていない(ラダックにいたから当たり前)。というわけで、今日は海を見に行くことにした。

まず、新宿から湘南新宿ラインに乗って大船に行き、大船観音で開催されているイベントにブースを出展しているジュレーラダックのみなさんを陣中見舞い。そんなに長い時間いたわけではなかったが、目の前で「ラダックの風息」が全部売り切れてしまったのでびっくり。それにしても、サインをするのはいつまでたっても慣れない(苦笑)。

電車で鎌倉に移動し、鶴岡八幡宮で「リトルスターレストランのつくりかた。」が売れますように、と祈願。土産物屋が並ぶ小町通りをひやかした後、のんびりと江ノ電に乗って江ノ島へ向かう。

ひさしぶりに来た江ノ島近くの浜辺では、海の家の撤収作業が始まっていて、海水浴客もまばら。ウインドサーファーたちだけが、意気軒昂に波の上を走り回っていた。橋を渡って江ノ島に入り、岸辺のベンチに坐って、ぼけーっと海を眺める。潮風の匂いが心地いい。時折、波間でぽちゃんと魚が跳ねる。来てよかった。部屋に籠りっぱなしで原稿を書き続けた今年の夏が、すっかりリセットされたような気がした。

晩飯は、桜海老と生しらすの二色丼。反則だ。うまくないわけがない。店を出ると、東の空に昇ったばかりの満月が、海面にゆらゆらと光を落としていた。夏の去り際に、ぎりぎり間に合ったという感じかな。

ゆるいつながり

| Comment(0)

夜、神保町の中華料理屋で飲み会。やけにフードの量が多い飲み放題のコースメニューだったのだが、ごくフツーの焼き餃子がやたらうまかったりする一方で、ストップウォッチを持った中国人の女性店員が「もう時間です! もう終わりです!」とせきたてて追い出しにかかったりする、変な店だった。

宴の席上でTwitterの話題になったので、「いや〜、俺、あの『‥‥なう』ってポストするの、まだ若干抵抗あるんだよね〜」と僕が言ったら、「じゃあみんなで『神保町なう』ってポストしようぜ!」ということになり、その場にいたほとんど全員がiPhoneやケータイを持ち出して一斉に「神保町なう」とポスト。なんだか妙に盛り上がって面白かった。

関心空間だの、ミクシィだの、Twitterだのといったオンラインコミュニティが周期的に流行るのは、人々がこういう「ゆるいつながり」を手軽に見つけることができる場というものを、いつもどこかで求めているからだと思う。人々はそこで自分が誰かとゆるくつながっていることを確認し、面白がり、安心し、そしてそのうち飽きる。

Twitterが人々に飽きられた頃、たぶんまた、別の新しいコミュニティが生まれるのだろうな。

本の交換

| Comment(0)

以前、雑誌の仕事で何度かお世話になった、リビングワールドの西村佳哲さんと、ひさしぶりにメールのやりとりをさせていただく。

西村さんは、センソリウムサウンドバムなどといった数々のユニークなプロジェクトを手がけられた方で、「自分の仕事をつくる」というロングセラーの書籍の著者でもある。続刊「自分をいかして生きる」が今月中旬に発売されるというので、「おめでとうございます! ぜひ読ませていただきますね!」と伝えたら、西村さんからこんな申し出をいただいた。

「山本さんが書いた本と僕が書いた本、交換しませんか?」

驚いたのと同時に、うれしかった。自分が本を書くことで、尊敬する方との間でそんなやりとりが起こるなんて、正直、想像したこともなかった。その何気ない申し出が、どんなねぎらいの言葉よりもじんわりと胸にしみた。

コードレス

| Comment(0)

九月に入ったばかりだというのに、やたらめったら涼しい。外出の時、ひさびさにシャツを羽織った。

昨日注文したTime CapsuleM555bが、午前中のうちに次々に届く。Mac本体が届くのはあと二、三日かかりそうだが、とりあえずネットワーク関連のセッティングだけ先にすませることにした。

今までの僕の部屋は、仕事机から本棚の前の床を横切ってEthernetケーブルがBフレッツのモデムに接続されていたり、バックアップ用の外付ハードディスクのFireWireケーブルやマウスのコードが仕事机の上を這い回ったりしていて、かなりうっとうしい状態だったのだが、今回買った新しい機材のおかげで劇的にコードレス化が進んだ。仕事机の上のケーブルは、Macの電源ケーブルとiPhoneのドックコネクタケーブルだけ。ものすごくすっきりして、広々と使えるようになった。んー、気分がいい。

ここまできたら、いっそ、電源ケーブルも全部コードレスになればいいのに(笑)。

---

iPhoneでチルトシフトをかけたミニチュア風写真が作れるアプリ「TiltShift Generator」。なかなかよくできてる。プクタル・ゴンパの写真をミニチュア化して遊んでみた(笑)。

ポチッとな

| Comment(0)

五年ぶりくらいに、新しいMacを注文した。

選んだのは、MacBook Proの15.4インチモデル。キーボードはUS配列にカスタマイズしてもらった。最新OSのSnow Leopardもプリインストールされている。本体の買い替えに合わせて、Time Capsule 1TBやロジクールのM555bというマウスなどの周辺機器、必要なソフトウェアも入手した。ひさびさに大きな買い物だったので、購入ボタンをポチッとする時、かなり緊張した(笑)。

今回購入したものはすべてネットでオーダーした。一昔前は、こうした類のものは家電量販店で買うのが当たり前だったのに、今はまず、家電量販店で現物を触って確かめてから、家に帰って価格比較サイトをチェックし、一番安いところでポチっとする。時代は変わったなあ、と思う。ビックカメラなどの経営が苦しいのもむべなるかな、だ。

それにしても、ウィキペディアに「ポチッとな」という項目があるとは‥‥(笑)。

台風

| Comment(0)

朝起きると、窓ガラスに叩き付けるような雨と風。台風だ。

こんな天気の日は、自宅作業がメインの仕事をしていてよかったな、とつくづく思う。冷凍しておいたごはんを解凍して目玉焼と味噌汁と納豆キムチと一緒に食べ、コーヒーを淹れて一服した後に、地味にテープ起こし作業を進める。晩飯はパスタを茹でる。とにかく、一歩も外に出たくなかった。

気がつけば、八月も今日で終わり。来月はいよいよ、リトスタ本が店頭に並ぶ。

衆院選

| Comment(0)

昼、外でおひるを食べるついでに、近所の小学校に衆院選の投票に行く。結構人が多いなあ、と感じる。たぶん、みんな台風で雨が降りはじめる前に投票しようと思ったのだろう。

家に帰って、地味にテープ起こし作業をしているうちに開票速報の時間になったので、テレビをつけてはみたものの、いきなり報じられたあまりの大差に、早々に興味を失う。自民党に関しては、この四年間、グダグダにグダグダを重ねてきたツケが回ってきた結果だから、自業自得だと思う。それにしても、民主党は勝ち過ぎたな‥‥。まあ、政権を取ったら取ったで、こっちもグダグダするのだろうが。

もうちょっとポジティブな気持で投票できるような、まともな政党が出てきてくれることを願う。

徹夜明け

| Comment(0)

昨夜は昔の仕事仲間の人たちと飲み会。一次会はリトスタで(新さんまの刺身の肝あえがうまかった)、二次会はハナクラという静岡おでんの居酒屋で。仕事の話とか、どうでもいい話とか、いろいろしゃべり続けているうちに‥‥気がつくと、朝の六時。ううっ、朝日がまぶしい‥‥。

別に無茶飲みしたわけではなかったけど、それでも十時間はぶっ通しで飲み続けたので、さすがに今日は頭が重くて、身体からアルコールが抜けるのに夕方くらいまでかかった。こんな飲み会らしい飲み会というのもひさびさだ。何だか昔に戻ったような気がした。

たまには、夜を徹して飲むのも悪くない。

再起動

| Comment(0)

‥‥ダメだ、仕事がさっぱり手につかない。

リトスタ本の作業も一段落し、そろそろ次の本の作業も始めなければならないのだが、取材ノートを開くのも、テキストを書くのも、どうにもこうにも億劫だ。まだ具体的な〆切が決まっているわけでもない作業なので、そんなに急ぐ必要はないのだが‥‥。

まあ、逆にいきなりまたガリガリ書きまくるというのも、それはそれでワーカホリックに過ぎるんじゃないかと思うので、案外、人並みの反応なのかもしれない。

とりあえず、最初のとっかかりになりそうなところまでは作業を進めた。何とか再起動はできたという感じ。再起動ついでに、PRAMクリアくらいしておきたかったところだが(笑)。

最初の読者

| Comment(0)

午後、リトスタ本の校正作業を担当してくれた猪俣さんとリトスタで会う。

リトスタの二人や僕や編集者さんは、この本にあまりにも深く入り込みすぎていて、本がほぼ完成した今も、この本が面白いかどうか、正直、よくわからなくなっている(苦笑)。ラダックの本の時もそうだったが、当事者であればあるほど、一生懸命作れば作るほど、いざ完成してみると「‥‥これで大丈夫なのかな?」と不安になってしまうのだ。

猪俣さんは、今回の本をほぼ完成に近い形で通して読んだ、最初の読者ということになる。その最初の読者に「面白かったです!」と笑顔で言ってもらえたので、本当にほっとした気持になった。

どれだけ長くこの仕事をしていても、物書きの自信の持ちようなんて、そんなものだ(笑)。

---

以前、bayfmの番組に出演してラダックの話をした時のテキストが、番組のWebサイトに掲載された。放送を聴けなかった方、ご参考までに。

冷夏

| Comment(0)

今年の夏は涼しいなあ、と思っていたら、報道によるとやっぱり冷夏らしい。涼しいのはうちの部屋だけではなかったのか。寝室用に買おうと思っていた扇風機も、結局買わないままに終わってしまいそうだ。

去年と一昨年の夏を過ごしたラダックは、日射しはきついものの、とにかく涼しいし、空気はさらっと乾燥しているので、とても過ごしやすかった。あれに比べると、日本の夏はじっとり湿っていてうっとうしいと思わずにいられないが、とりあえず今年はそこそこの暑さで凌ぐことができたということか。

来年は‥‥またラダックで夏を越そうかな(笑)。

---

新刊「リトルスターレストランのつくりかた。」が本日よりAmazon.co.jpで予約購入可能に。みなさん、よろしくお願いします。

雪豹

| Comment(0)

アップルからMac OS X Snow Lerpardがいよいよリリースされることになった。これが出てからMacを買い替えようと思っていたので、待ちに待ったという感じ。来月は大出費だな‥‥仕方ないか。

それにしても、Snow Leopard=雪豹のようなレアな動物がこんな風にフィーチャーされるというのは、個人的にはとてもうれしい。雪豹は、ヒマラヤや中央アジアの山岳地帯にしか生息していない絶滅危惧種。ラダックでも雪豹はなかなか目にすることはできないが、最近では、冬場にたまに人里に降りてきて、家畜などを襲ったりすることもあるらしい。

僕は雪豹は見たことがないが、雪の上に残った雪豹の足跡はチャダルで見たことがある。足はかなり大きくて、そのちょうど上を、雪豹特有の太い尻尾をひきずった跡がついていた。その時は「一度この目で雪豹を見てみたいなあ」と思ったりもしたが、冷静に考えると、至近距離で出くわしたら‥‥食われちゃうな(苦笑)。そんなところを自分が旅していたのかと思うと、何だか不思議な気分になる。

中華料理屋のラーメン

| Comment(0)

夕方、近所の中華料理屋でラーメンを食べる。

僕はもともとラーメンが好きで、外食の際はかなりの高確率でラーメンを選ぶ。三鷹近辺にも文蔵旅人の木といった優秀なラーメン専門店があるのだが、一、二カ月に一度くらい、どういうわけか無性に中華料理屋のラーメンが食べたくなる。何の変哲もない、ごく普通の味のラーメンを。

思うに、日本のラーメン専門店はそれぞれ独自の味を究めようとするあまり、ラーメンが特異な形に進化してしまっていると思う。それはそれでとてもおいしいのだが、日曜の夕方、サンダルをつっかけて、ぷらっと何か食べに行こうか〜という気分の時は、中華料理屋のラーメンの方が合うような気がする。

まあ、あれはあれで、独自の進化をしていると言えなくもないが。

夏の終わり

| Comment(0)

午後、乃木坂で取材。みっちり三時間、インタビューをする。面白い話を聞くことができたが、さすがに疲れた。

晩飯にラーメンを食べ、ぶらぶら歩いて帰っていると、暗い夜道の足元で、もぞっと動いたものがある。何かと思ったら、セミだった。アスファルトの上を、じりじり、じりじりと後ずさりしている。見るからに息も絶え絶えで、もう長くはなさそうだ。

このセミはきっと、夏の間、声をかぎりにひたすら歌い続けたのだろう。今の心境は、我が人生に悔いなし、というところなのだろうか。何だか物悲しい。

‥‥まあ、夏の間、ひたすらキーボードを叩き続けることしかしていなかった自分も、このセミと大差ないような気もする(苦笑)。

真っ白な灰

| Comment(0)

昨日も今日も、仕事、まったくせず。

特に急ぎの作業がないからということもあるが、ここしばらくのリトスタ本の作業で根を詰めすぎて、神経がまったく休まらなかったので、正直、しばらくは何もやる気がしない。燃え尽きた‥‥燃え尽きて、真っ白な灰になっちまった‥‥。

‥‥と何とか世迷い言をほざいてると、明日の取材の時に編集者さんからどやされそうな気がする。そろそろ、しゃんとせねば。

| Comment(0)

夜、喉が渇いたので缶コーヒーでも買ってこようと思って、近所の自販機まで歩いていく。

小銭を入れようとして近づくと、ブブブブブ、と大きな羽音が聞こえる。蜂だ。かなりでかい。自販機の照明につられたのだろうか。それにしても‥‥よりによってなぜ、俺が押したいと思ってる缶コーヒーのボタンにピンポイントでへばりついてる? 押せねーじゃねーか。追い払おうとしたら威嚇されるし。

夜の自販機の前で、しばらくの間、蜂待ちを強いられた。

終息

| Comment(0)

昼、チェックの終わったゲラを郵便局に持って行こうとしていたら、ポンポンとメールが届いて、夕方に新宿で関係者一同落ち合って、直接ゲラを受け渡すことに。封筒をショルダーバッグに入れ、ちょっと早めに新宿に出かける。

本屋をぶらついた後、何となく気が向いたので「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」を観に行く。映像は猛烈にブラッシュアップされているが、根底に流れているものは旧作と同じ。ただ、旧作ではひたすら内向き後ろ向きだった登場人物たちが、新作では自らの意志で少しずつ前を向き、苛酷な運命に抗おうとしているように見えた。

夕方の打ち合わせは滞りなく進み、僕の任務はほぼ完了。あとは編集者さんとデザイナーさんによる最終的な詰めの作業だ。長かったような、短かったような。ともあれ、来月半ばには、いよいよ新しい本が書店に並ぶ。

運動不足

| Comment(0)

終日、部屋でリトスタ本のゲラチェック。昼のうちはセミの鳴き声がかまびすしいが、夜になると、窓の外ではもう秋虫が鳴いている。

---

安曇野で温泉に浸かりに行った時、脱衣場の体重計で体重を測ったら、61.2キロだった。

僕の身長は175センチなのだが、この体重だと、自分的ベストウエイトよりちょっと重いくらい。腹が出たりはしていないが、身体全体にうっすらぜい肉がついてる感じ。何だか微妙に身体のキレが悪い。まあ、ここのところ、超が付くくらいの運動不足だったから、無理もないか。

ラダックにいた頃は、今よりも身体がスイスイ軽くて、何もしていないのに腹筋が割れて見えるほどだったのに。仕事が一段落したら、今度こそ自転車で遠乗りして、身体を絞ろう。

コイン式トイレ

| Comment(0)

午後、渋谷で新しい本のキックオフミーティング。この本では、僕は企画と編集を担当することになる。

一緒に組むライターさんは、以前某誌で連載の執筆を担当していただいていた方。お会いしたのは数年ぶりだったので、ミーティングが終わった後、駅近くのビルの地下にある喫茶店に場所を移して、あれこれお話しさせていただく。何となく、いい本が作れそうな予感がする。ライターさんのスキルには何の問題もないので、あとは僕が足を引っ張らないようにしなければ‥‥。

喫茶店での談笑中、ちょっとトイレに行こうと思って席を立ち、店員さんにトイレの場所を聞くと、店の外の階段の下を指差された。そのまま行こうとすると、「ちょっとお待ちを!」と呼び止められ、一枚のコインを渡された。ん?

トイレに行ってみると、ドアのところに何やら機械が取りつけられている。ここにコインを入れて鍵を開けて使うシステムになっているらしい。

‥‥いいじゃん別に。トイレくらい、自由に使わせたって。こういうところが、日本人は無駄にきっちりしすぎてるような気がする。

魔境

| Comment(0)

夕方、水道橋でリトスタ本の打ち合わせ。あともう一つか二つハードルをクリアすれば、なんとかなりそうな感じになってきた。

---

僕が今住んでいる部屋は一階にあって、台所から勝手口を開けて外に出ると、洗濯物を干すスペースがある。だが、その物干スペースは、まさに魔境と呼ぶにふさわしい場所‥‥。

とにかく、ものすごい数の蚊がうようよしているのだ。

洗濯物を干すわずかな時間に、肌が露出している部分にいっせいに蚊が群がってくる。払っても払ってもまとわりついてくるので、とてもじっとしていられない。今日なんて、ほんの数分で足を四カ所、腕を二カ所、首筋を一カ所刺されてしまった。こ、これはいったい‥‥。

ここはあれか、アマゾンのジャングルか?

驟雨

| Comment(0)

夕方、晩飯の食材を買いに近所のスーパーに出かける。会計を終えて外に出ようとしたら、真っ暗な空から激しい夕立が降っていた。止むまでしばらく待つことにする。

雨が激しすぎるからか、降っている途中で飛沫となって、水煙がうねるように宙を漂っている。まるで、東南アジアを旅した時にさんざん見た、スコールのようだ。こんな南国のような驟雨が、最近は頻繁に降る。やっぱり日本も亜熱帯化しているのか。

それにしても、子供たちはずぶぬれになると、何であんなにテンションが上がるのだろうか(笑)。

スカート男子

| Comment(0)

今日は特に何も仕事がなく、昼飯を食ってから、さて何をしようかと思案して、とりあえず昼寝してみたら、目が覚めると夜だった。

---

最近、世間では「スカート男子」なるものが流行りつつあるらしい。コム・デ・ギャルソンだろうが何だろうが、自分的には「ないわー」と言うしかない感じ。まあ、こういうことをメーカーやメディアが仕掛けたら反応する人はそれなりにいるのだろうし、それでその人が満足してるなら、別にとやかくは言わないけど。

ここまでくると、そのうち、スコットランドの民族衣装のキルトとか着始める男が出てきてもおかしくないなあ。あれ、下には何も穿かないらしいのだが。

追加撮影

| Comment(0)

今日は朝から開店前のリトスタに行って、本で使う写真の追加撮影。彼らが持っている写真だけだといくつか足りない要素があったので、僕が撮ることにしたのだ。予算ないし(笑)。

数カ月ぶりの撮影仕事。店内はちょっと光線が不足気味なので、被写体ブレを防ぐために、今回はほとんどの写真を35mm F2Dだけで撮ってみたのだが、これがなかなか楽しかった。小さな明るいレンズでスパスパとシャッターを切るのは気持ちいい。写真を撮ることの面白さを、あらためて思い出した。

それにしても、もうちょっと連写速度が速ければ‥‥もっと高いISOで撮れれば‥‥。やっぱり、D300Sを導入した方がいいのかな‥‥。

みんなによろしく

| Comment(0)

夕方、急に入った打ち合わせのため新宿へ。暑さと人混みで頭がくらくらする。いかん、明らかに弱っている。

夜は、ラダックを研究している文化人類学者の宮坂さんご夫妻と、新大久保のタイ料理屋で飲み会。来週末からラダックに行かれるというので、ノルブリンカ・ゲストハウスの一家に渡してもらうためのラダックの本を託す。考えてみれば、三年前、僕にノルブリンカ・ゲストハウスを紹介してくれたのは宮坂さんだった。彼がいなければ、ラダックの本がああいう形になることもなかったかもしれない。

「何か、おみやげで欲しいものはないですか?」

奥さんの美和さんにそう聞かれたので、僕はちょっと考えて、こう答えた。

「みんなによろしくお伝えください。それしか思い浮かばないです」

みんなによろしく。本当に、それしかない。僕は今ここにいるけれど、みんなのことは絶対に忘れない。またいつか、きっと会いに行く。

脱稿

| Comment(0)

夕方、リトスタ本の本文原稿を脱稿。最後までちょくちょく直しは入るだろうが、それはゲラが出てきてから考えよう。

今回の原稿は、いろんな意味できつかった。人の言葉を忠実にトレースしようとすると、それが自分の中にある文章のベストなイメージといつもシンクロするとは限らない。その一方で、今回の本を作る際に要求されている読者との距離感のバランスにも配慮しなければならない。キーボードを叩いていても、単に書ける書けないではなく、そうしたイメージのズレや乱れたバランスの調整など、編集的な作業に苦心することの方が多かったように思う。本を作ることの難しさを、あらためて痛感させられた。

ともあれ、どうにかここまでこぎ着けた。んー、ビールがうまい。

夏休み

| Comment(0)

‥‥もう八月か。世間は夏休み真っ只中らしい。

リトスタ本の原稿の詰めの作業で、かれこれ二週間以上、仕事机に釘付けの日々。今年の初めにラダック本の作業を終えた時は「沖縄の離島に行って、民宿の縁側に坐って、何もせずにぼんやりと海を眺めてみたい」とか思ってたのに、離島どころか江ノ島にさえ行けない状態。今月も、リトスタ本の編集作業、広告系インタビュー本の取材、新しい本の企画の検討などなど、もれなくみっちりと仕事が詰まっている。夏休み? 何だそれは。

このままではどうにも休めないので、お盆に二泊三日で安曇野に行って、実家の人間たちに会ってくることにした。まあ、それはそれで、姪っ子や甥っ子の世話という別の種類の労働が待っているのだが‥‥。

カメラに求めるもの

| Comment(0)

昨日、ニコンからD300Sという新型のカメラが発表されたのだが、そのカメラの話題で周囲とやりとりしている時、僕がカメラに求めるものは、どうもほかの人とはちょっと違うということに気づいた。

画質はいいに越したことはないが、そんなに高画素でなくてもいい。ファインダーはできるだけ広くて見やすい方がいい。ナントカ撮影モードとかの余計な機能はいらない。必要なのは、信頼性。何万回使っても壊れないシャッターユニット、雨や土埃を(そんなに)気にせずに使える防塵防滴仕様のボディ。零下30度でも動作保証してもらえるなら言うことなし。

‥‥自分で書いていて「お前、どんだけ苛酷な場所に行くつもりだ?」という気がしてきた。まさか、自分がこんなにエクストリーム志向になってしまうとは。

清水白桃

| Comment(0)

昨日、岡山の実家から清水白桃が送られてきた。

桃の産地である岡山でも、清水白桃は最高級の品種。収穫期間は7月下旬頃からのわずか10日間ほどだけ。熟した清水白桃はものすごくデリケートで、あまりの柔らかさに手で握るだけで傷んでしまうほど。そんな桃が、丁寧にスポンジにくるまれて、どーんと箱詰めで届いたのだ。友人たちにいくつかお裾分けしたものの、冷蔵庫にはまだ大玉の桃がずらりという状態。

よーく冷やした清水白桃の薄皮を丁寧にむき、包丁でざっくざっくと大きめに切り、フォークで刺して、あんぐと頬張る。‥‥なんかもう、あまりのうまさに笑い出したくなる。甘く上品な香り。とろけるようになめらかな果肉。じゅわっとあふれる果汁‥‥。反則だ。これは反則だ。

間違いなく、宇宙で一番うまい果物だと思う。

モモエのくちびる

| Comment(0)

以前、ある出版社に提案していた書籍企画が、社内企画会議で正式に承認されたとの朗報が届く。今日はその出版社に行って、今後の進め方についての打ち合わせ。今回の企画では編集者という立ち位置だが、けっして楽な道程ではなさそう。まあでも、いい本を作れるように、精一杯頑張るしかない。

打ち合わせが終わった後、ひさびさに新しいスニーカーを買った。ニューバランスのM576というモデル。実は、素材違いの同じモデルを6、7年くらい前に買ってずっと愛用していたのだが、ヒール部分のプラスチックのパーツが経年劣化でぱっくり割れてしまい、引退させざるを得なくなったのだ。

他のメーカーのスニーカーも検討したものの、やっぱりニューバランスの履き心地のよさは何物にも代え難い。昔、ニューバランスのフラッグシップモデルのM1300というスニーカーは、まるで足に吸い付くような履き心地が「モモエのくちびる」と形容されたそうだ。その快適さは、M576にもしっかり受け継がれていると思う。

‥‥それにしても、モモエって誰だ? 山口百恵?(笑)

タルチョ

| Comment(0)

夕方、近所のインド・ネパールレストランの前を通りがかった時、頭上にタルチョがはためいていることに気がついた。

タルチョというのは、チベット仏教徒が家の屋上や寺院、峠、橋などに張り渡す祈りの旗。青、白、赤、緑、黄の五色の旗に、経文を刷ったものだ。そうか、この店の人はチベット仏教徒だったのか‥‥。

まあ、東京都武蔵野市の路上にタルチョがはためいていることを、ひとかけらの違和感も感じることなく受け入れている自分は、もはや普通ではないのかもしれない(笑)。

手を重ねる

| Comment(0)

午後、編集者さんを交えてのリトスタ本の打ち合わせ。本文原稿の方向性の確認や、追加撮影が必要な写真、カットイラスト、帯コピー、そして今後のスケジュールまで(汗)、いろいろ入念に話し合った。

打ち合わせを終えた後、僕が冗談半分で右手を差し出すと、みんながその上に手を重ねてきたので、「エイエイオー」みたいなかけ声を上げた。何となく、やる気が出てきた(笑)。人間、単純なものだ。

たくさんの人々と、一つのものを作り上げる。遥か彼方のラダックで、たった一人でノートにひたすら言葉を綴っていた時とは、全然違う種類の作業だなあと思う。

---

GR DIGITAL IIIが発表された。レンズをF1.9にして、CCDをむやみに高画素化せずに高感度対応にしたのは評価できる。くれるというならもらうけど(笑)、急いで買い替えとまではいかないかな‥‥。

ドレミの歌

| Comment(0)

吉祥寺で展示していたラダックの写真パネルを撤収するため、朝から出かける。作業自体はすぐに終わったので、駅前の喫茶店で朝飯を食べ、パネルを抱えて電車で帰路につく。

三鷹駅の改札を出て、エスカレーターを降りていると、背後で突然、一人の男の子が「ドレミの歌」を歌いはじめた。

「どーはどーなつーのどー、れーはれもんのれー、みーは‥‥」

きっと、覚えたてなのだろう。ハイテンションで歌は続く。

「らーはらっぱのらー、しーあわせのうたー、さーうたいましょー‥‥」

‥‥と、ここで終わるのかと思いきや、

「どみみ、みそそ、れふぁふぁ、らしし、どみみ、みそそ‥‥」

そ、そうか。歌詞がないところも歌うのか。そういえば、自分もそこまで歌ってたっけ‥‥。

たぶん十数年ぶりに聴いたので、ある意味、新鮮だった。

Twitter

| Comment(1)

最近、Twitterが流行っているらしい。

Twitterは、140字の制限内でつぶやきのような短文を更新していく「独り言共有サイト」みたいなもの。僕はこのサービスが始まって間もない時にアカウントを登録して、以来ちょくちょく使っている。2007年当時、ラダックからTwitterを更新していた人間は、世界広しといえども僕くらいのものだろう(笑)。

最近使っていて思うのは、このサービスはiPhoneで利用するのが一番面白いんじゃないかということ。どこかに出かけたりした時にリアルタイムでつぶやき中継をするのは結構楽しいし、iPhoneのTwitter用アプリも使いやすいものが出ているので、外出先でのひまつぶしにはある意味うってつけだ。

ちなみに僕のつぶやきは、全体に公開はしておらず、一部の知人だけが見られるようにしている。なぜなら、僕はTwitterでは毒を吐きまくってるから(苦笑)。僕にとっては、近しい人々にオンラインで愚痴をこぼせる貴重な場でもあるので、これからチェックしたいと思ってくれていた方、ご勘弁下さい。

頭痛

| Comment(0)

あー。頭が痛い。

僕は割と頭痛になることが多く、バファリンは家に常備している。今朝もすかさず服用したのだが、ひどくはならないものの、断続的にぐわーんとくる感じが治まらない。ズキズキというのでも、キリキリというのでもなく、何というか、前頭葉と側頭葉と後頭葉がバラバラに分解しそうな‥‥。

‥‥そう、こんな感じ(苦笑)。

日食

| Comment(0)

終日、部屋で仕事。

今日は日食だと聞いていたので、そのちょっと前くらいに昼飯とスーパーでの買い物がてら外出したのだが、空はぺったり白い雲に覆われ、はたして今は日食で暗いのか、それとも単に雲が厚くなっただけなのか、さっぱりわからない状態。まあ、今日はテレビでもWebでもさんざんすごい日食の映像を見せられたので、もうしばらくはいいやという感じ(笑)。

テレビで見た中でも一番驚いたのが、小笠原諸島沖の船上で撮影された映像。皆既日食に突入した時、周囲360度の水平線付近の空が、すべて夕焼けのような色に染まっていたのだ。考えてみれば確かにそうなるのも当然なのだが、あれにはさすがにびっくりした。

---

世界ウイグル会議の総裁、ラビア・カーディルさんが来日して、7月30日(木)に講演会を行うとのこと。都合がつけば行ってみたいが、あいにく〆切間近だからな‥‥。

二人前

| Comment(0)

自炊をするようになって、一度の食事で食べる量が増えたような気がする。

というのも、何かおかずを作る時、材料を一人分だけ用意するというのは意外と難しいのだ。野菜にしろ肉にしろ、二人分のおかずを作るくらいの量を用意した方が、うまく使い切ることができる。

だったら、一人分だけ食べて、残りは冷蔵庫で保存すればよさそうなものだが、料理が完成すると何か妙にテンションが上がってしまって(笑)、そのままイキオイで全部食べてしまうこともしばしば。結局、自制心と計画性がないだけか‥‥。

それにしても、これまでの長い一人暮らし生活を振り返ると、相当めちゃくちゃな食生活を送ってきているはずなのだが、学生時代から体型がまったく変わらないというのは、我ながら不思議でしょうがない。

夢の中で

| Comment(0)

ラダックに戻って、ラダック人の知り合いたちと、ラダック語でワイワイ談笑している夢を見た。

これはきっと、最近になって周囲の友人たちが続々と「ラダックに行ってきます!」と僕に宣言しているのが影響しているのに違いない。そういえば、風の旅行社さんからも「今年はラダックツアーの申し込みが好調です」という話を聞いた。もしかすると、その中の何人かは僕の本がきっかけになっているのかもしれない。書いた本人は、今年の夏は東京に釘付けになっているというのに‥‥(苦笑)。

それにしても、夢の中でも、自分がまだラダック語をカタコトでしゃべれていたのは意外だった。相手の話がうまく聞き取れない時は、あいかわらずみんなにからかわれていたけど(笑)。

自分の本なのに

| Comment(0)

ついさっきまで、今、世間は連休中なのだということにまったく気づいていなかった。

---

ラダックの本が発売されてから四カ月以上経って、店頭での扱いもだいぶ控えめな感じになってきたが、それでも未だに「買いました」「読みました」というお知らせをメールなどでよくいただく。ありがたいことだなあ、と思う。

実は、僕は「本」という形になった後のあの本を、最初から最後まで読み通したことがない。自分で書いた本なのに‥‥(苦笑)。まあ、執筆時には全文暗唱できるんじゃないかと思えるくらい一言々々を吟味したし、写真選びでは夜も眠れないほど悩んだし、校正時には穴の空くほどゲラを睨みつけたしで、本を手に取ってぱらぱらめくるだけで、何だかすっかり満足してしまうのだ(笑)。

もう少し時間が経ったら、今とはまた違った目線であの本を読むことができるだろう。そうしたら、これからのあの土地と自分との関わり方も見えてくるのかもしれない。

雑誌離れ

| Comment(0)

気がつくと、もうかれこれ二カ月も本を読んでいない。

今回も例によって、原稿の執筆中は、読んだ本の文体に影響されないように読書を封印している。本棚には手つかずの本が何冊も置かれたまま。仕事が一区切りついたら、全巻揃った新訳「罪と罰」をじっくり読んでみたいのだが、果たしていつになることやら。

その一方で、雑誌にはとんと食指が動かない。夕方、ちょろっと本屋に行ってきたのだが、「買ってみたいな」と思える雑誌は、正直、一冊もなかった。最近はほとんどの雑誌の売上部数が下げ止まらず、広告出稿も激減しているらしいが、それもむべなるかな、という感じ。

結局、面白くなければ、売れないのだ。

リライト

| Comment(0)

終日、部屋で原稿を書く。

今やっているのは、リトスタ本の草稿のリライト(書き直し)作業。普通のライターの方の場合、リライトといっても草稿のテキストデータを直接いじって修正を加えていくと思う。が、僕の場合は、草稿を横目で見ながら、文字通り、最初の一文字目からすべての文章を打ち込み直すことにしている。

「アホか!」「効率悪すぎ!」という声がどこからか聞こえてきそうだが(苦笑)、こうして最初から打ち込み直すことで、草稿の弱い部分やバランスの悪い部分が、単に読み込んで推敲する以上に、感覚的につかめるようになる。余計な情報を思い切って削除したり、感情表現が足りない部分を注意深く補強したりするのも、このリライト作業の段階だ。

‥‥とりあえず、脳みそと両手の指が、ものすごく疲れる(笑)。

盗まれた天空の至宝

| Comment(0)

終日、部屋で仕事。これからしばらく、修羅場が続く。

---

今、「聖地チベット ポタラ宮と天空の至宝」展という企画展が日本各地を巡回している。これは要するに、「チベットは中国の一部だ」ということを知らしめるために中国政府が仕掛けたプロバガンダ展。その証拠に、チベットが過去60年間に辿った歴史的事実については、まったく触れられていない。

そんな中国政府の思惑にまんまと乗せられている日本各地の美術館も、まあ相当な阿呆だなと思う。憤懣やるかたない方は、こちらのサイトで展開されているアクションに参加してみるのもよろしいかと。

意外な涼しさ

| Comment(0)

今日は暑かった。日本は至るところで酷暑日だったらしい。

今のマンションに引っ越してきて初めての夏。こんな暑い日でも、うちの部屋は思いのほか涼しかった。居間の窓は東側に面しているので、朝のうちしか直射日光が当たらない。仕事中もクーラーを少し動かしてからスイッチを切れば、結構長い時間、涼しさが持続する。中庭に面している寝室にはクーラーも何もないけれど、こちらはさらに涼しくて、寝る分には今のところ何の問題もない。

夏になったら寝室用に扇風機を買おうと思っていたのだが、ここにきて、どれだけ寝室で扇風機なしで我慢できるか挑戦してみたくなった(笑)。

本を託す

| Comment(0)

午後、リトスタでジュレーラダックの加治さんに会う。彼女がもうすぐラダックに行くというので、僕のラダックの本を、現地でお世話になった人たちに何冊か持っていってもらえることになったのだ。

正直に言うと、うれしさ半分、寂しさ半分(苦笑)。やっぱり、この本は自分自身の手で、お世話になった人たちに一冊ずつ手渡して回りたかった‥‥。でも、今年は仕事が忙しすぎてとてもラダックには行けそうにないし、せめて本だけでも見てもらえれば、と自分自身を納得させることにした。

ラダックのみんなは、喜んでくれるだろうか? ‥‥まあ、みんなまず間違いなく、「日本語なんて読めないよ! 英語版はないの?」と言うんだろうけど(笑)。

弛緩

| Comment(0)

リトスタ本のチェック済み草稿の残りがまだ戻ってこないので、今日は何もしないことに決めた。

何もしなくていいと思うと、今まで首筋や肩のあたりに張り詰めていたものが、すーっと緩んで楽になるのを感じる。ソファにもたれてぼんやりと音楽を聴いたり、夕飯にトマトとツナのそうめんを作ってみたり。何もしなくていい。あー、なんて甘美な響き。さて、これからあずきバーでも食べようかな。

明日からのことは、明日の朝、起きてから考えることにしよう。

小さな手

| Comment(0)

渋谷C.C.Lemonホールで開催された、奥華子のコンサートに行った。

彼女のホールコンサートに来たのは、約二年半ぶりだ。もうすぐニューアルバム「BIRTHDAY」が発売されるということで、コンサートで歌われた曲の大半はそのアルバムに収録されているものだった。観客に馴染みのない曲ばかりを歌うのはかなりのプレッシャーだったに違いないが、ぽきっと折れてしまいそうなくらいに緊張していた以前のコンサートと比べて、今日の彼女の歌声はとても伸びやかで、自分のやっていることへの確かな自信に溢れていたように思う。曲の合間に何度もペコペコとお辞儀をする謙虚すぎるくらいの謙虚さと、どこがオチなのかわからない不思議なMCはあいかわらずだったが(笑)。

これは彼女自身が言っていたことだが、何かを創り出そうとする時、ポジティブで幸せな気持からだけではなく、時にはネガティブで苦しい気持からも得られるものがある。思い出したくもない苦い記憶とか、自分自身の弱さとか、そういうものを認めることで創り出せるものもあるし、その上で初めて前向きになれることもある。今日のコンサートは、彼女の光と影のコントラストがくっきりと浮き出ていたと思う。

アンコールの直前に客席に現れた彼女は、ちぎれそうなくらいに両手を振りながら、目の前の通路を走り抜けた。ぱちっ、とハイタッチを交わした彼女の手は、びっくりするほど小さかった。

自転車への誘い

| Comment(0)

紫陽花の季節も、そろそろ終わりだろうか。

ここのところ、身体がだるくて仕事に集中しきれない状態がズルズル続いていたのだが、今日は何だか身体が軽い。仕事のやる気も旺盛で、昼間のうちからすらすらとはかどった。夕方までに、今週のノルマをどうにか達成することができたので、ホッとする。

すると、その直後に友人のKenzoさんから「吉祥寺のHUBツール・ド・フランスを観戦しませんか」とのお誘いが。‥‥何というグッドタイミング(笑)。

夜の九時頃に吉祥寺まで歩いて行って、冷えたジントニックとフィッシュ&チップスをお伴に、のんびりとツール観戦。透きとおるように美しい初夏のヨーロッパの風景の中を、銀輪の隊列が駆け抜けていく。やっぱり、自転車はいいなあ。

ロードレーサーを手に入れられるのはまだ当分先になりそうだけど、今の仕事が一段落したら、ブロンプトンでどこかへ遠乗りしたくなった。

インターホン

| Comment(0)

夕方、スーパーで買い物をした帰り道。

一軒の家の玄関で、ランドセルを背負った女の子が立っていた。手に、どこかで摘んできたらしい小さな花を一輪持っている。女の子はインターホンのボタンを押すと、持っている花をインターホンについているカメラのレンズに近づけた。

「ただいまー! ねー、見える? 花、見える?」

ただそれだけのことだけど、何だか、ほわんと気持が和んだ。

午後、新宿でリトスタ本のデザインの打ち合わせ。冒頭のカラーページ部分の構成を検討したり、必要な素材を確認したり。表紙のデザインについても検討したのだが、アートディレクターの渡邉さんが面白いことを言った。

「わかりやすすぎるデザインだと、読者に見切られてしまいますよ」

僕のような編集者の立場からすると、表紙のデザインには「わかりやすさ」という保険をかけたくなる。売上を直接左右しかねない部分だから、どんな本なのかが確実に読者に伝わるように、万全を期しておきたくなるのだ。でも「わかりやすすぎる」表紙は、平積みされているのを読者が見ても、「ああ、そういう本なんだ」とスパッと見切られてしまって、手に取られなくなるのだという。「あれ? これ何?」という余地を多少残しておく方が、手に取られる確率が高まるのだとか。

なるほどなあ、と思う。本作り、まだまだ奥が深い。

ニコンの矜持

| Comment(0)

終日、部屋で仕事。我ながら変化がなさすぎる‥‥。

---

ニコン製一眼レフのフラッグシップモデルの開発を長年手がけてきた後藤哲朗さんのインタビュー記事が面白かった。

「(コンパクトデジカメで強い支持を得ている)某社の某カメラは、ニコンの製品が参考にすべきところもあり尊敬している」とか、「某社の某ミラーレス一眼に"Nikon"のロゴが付いていれば自分でも買っている」とか、おおっ(笑)と思う発言がいっぱい。自社製品に関しても、「実はニコンの一眼レフでもっとも簡単に思い通りの写真が撮れるのはD3シリーズなどの上位機種」というのはまさにその通りだし、一方で「D3シリーズはあまりに大きくて重い。大きくて重いと、人はそれを持ち歩こうと思わなくなる」とも発言していて、だったら、D3は無理としても、D300の後継機あたりはもうちょっと小型化してくれないかな‥‥と個人的に期待したくなる。

「写真をあまり撮らず、作品をあまり見ない人が作ったカメラが増えてきた」という後藤さんの指摘は、的を射ていると思う。僕がニコンの一眼レフを好きなのは、写真を撮る道具として、本当に入念に作り込まれているから。グリップの持ちやすさ、ファインダーの見え味、シャッターやダイヤルの感触、露出制御のきめ細かさ。そういった感覚的な部分は、写真を撮ることが好きな人でないと作り込めない。

根っからの写真好きが作るカメラ。単純だけど、それがニコンの矜持だと思う。

追憶のモロヘイヤ

| Comment(0)

実家から、畑で穫れた夏野菜が大量に送られてきた。

自炊慣れしてきたからもしれないが、僕の目から見ても「これはうまいだろうなあ」というのが何となくわかる。色が濃くて、がっしり育っていて、中身がぎゅっと詰まっている感じ。スーパーで売られているへにゃっとした野菜とは、明らかに違う。トマト、なす、ピーマン、きゅうり、ズッキーニ、オクラ、モロヘイヤ‥‥。

‥‥モロヘイヤ?

何か忘れてるような気が‥‥。

‥‥あー、モロヘイヤの歌。未だに出自が謎のままだった(笑)。

ウイグルの悲劇

| Comment(0)

昨日、中国の新疆ウイグル自治区――というより、中国に占領された東トルキスタンと呼んだ方が正しい――のウルムチで、ウイグル人による大規模なデモが発生。デモに参加した群衆は武装警察と衝突し、百人以上の死者が出たという。

新華社は例によって「海外の独立派組織に煽動されたウイグル人が暴徒化して漢人を襲撃した」とまくしたてているが、新華社が配信している映像に映っているのは、不自然なことに漢人の負傷者ばかり。世界ウイグル会議などからの情報によると、武装警察がウイグル人のデモ隊に対して戦車を突入させたり、無差別発砲を行ったり、電撃棒で殴打したりしたという。現地にいる海外メディアが当局から厳重な取材規制を受けていることを考えれば、どちらのソースがより正確か、おのずとわかる。

デモが起こった直接の原因は、先月末、広東省の工場に出稼ぎに来ていたウイグル人たちが漢人に殺されたことへの抗議だったという。でもその前に、ウイグル人たちの心の中には、漢人への恨みが何十年にもわたって鬱積していたはずだ。僕も学生の頃にあの地域を旅したことがあるが、観光用のワゴン車を運転してくれていたウイグル人の男性にビスケットをすすめると、「チャイニーズの作ったものは食べない」ときっぱり断られた記憶がある。

天安門、チベット、そしてウイグル。いつも何かが起こるたび、血なまぐさいやり方で、力と恐怖で抑え込もうとする。いったい中国は、何度同じ過ちをくりかえすつもりなのだろうか?

弱気

| Comment(0)

本の原稿を書いていると、時々、弱気になることがある。

気分が乗って筆が走っている時はいいのだが、ふとした瞬間に、「あれ? これって、本当にちゃんと書けてるのか?」と、自分自身でもわからなくなってしまうのだ。技術的なこと――表記のぶれやリズムの良し悪しなどは客観的にチェックできるけど、その文章が面白いかどうか、伝えたいことが伝わっているかどうか、根本的なところではっきりとした自信が持てなくなる。

一度弱気が顔を出すと、どんどん迷いが出てきて、筆がぱたりと止まってしまう。がんばらなきゃとか、進めなきゃとか、あがいても迷いは消えない。それでも結局、その迷いは自分自身の力で乗り越えていくしかない。

‥‥ほんと、この仕事、人には絶対おすすめしません(苦笑)。

トップス閉店

| Comment(0)

今日は午前中から取材が入っていたので、朝の七時に起きた。ここのところ、執筆三昧ですっかり夜型になっていたから、起きてはみたものの、まったく頭が回転しない。生活リズムが破壊されていると、こういう時にきついな‥‥。

取材自体は滞りなく終了。諸事情で遅れていた広告系の本の仕事だったので、ようやく始動したことに一安心。編集者さんと遅めのおひるを食べた後、新宿に出て本屋をぶらぶら。

歩き回っているうちにちょっと疲れたので、以前から時々使っていたトップスという喫茶店に行ったら、ビルごと閉店していた‥‥。とりたててうまい店とは思わなかったけど、打ち合わせにも気軽に使えて、ウェイトレスの女の子もみんなかわいかったのに。残念。

別の場所で時間を潰して、夕方から、ある映画のブロガー向け試写会に行く。感想は明日。

いつか通った道

| Comment(0)

昨日、ある女性からメールをいただいた。個人で校正の仕事をしているという方だったのだが、驚いたことに、こんなことが書かれていた。

「リトスタ本のお手伝いを(文字通り報酬なしで)させていただけませんでしょうか?」

メールの文面はとても真面目で、以前からリトスタを知っていたこと、日頃校正の仕事をしていてもどこか疑問を感じる部分があったこと、そんな時にリトスタ本のことを知り、「こんなに愛されてできあがる本はない」と感じて、手伝いたいと思ったことなどが書かれていた。

編集者さんに確認しても問題なさそうだったし、熱意を持って協力してくれる人の方がいいに決まっているので、僕は彼女に校正作業をお願いすることにした。もちろん、報酬はちゃんと払う形で。

で、今日の午後、その女性の方とリトスタで会って話をしてきたのだが、メールから想像していた以上に真面目で繊細な印象で、でも一度集中力を発揮したら、きちんと仕事をしてくれそうな人のような気がした。また一人、リトスタ本チームの人員が増えた。

それにしても‥‥僕も彼女くらいの年の頃、まったく同じようなことをしていたのを思い出す。

学生時代のある日、僕は「Switch」という雑誌が編集アシスタントを募集しているのを知り、どうしても編集部に潜り込みたくて、履歴書の自己アピール欄に「ノーギャラでもいいから働かせてください!」と書いて送ったのだ(笑)。あとで聞くと、そのアピールはかなりのインパクトがあったらしく、「こいつ変わってるな。本気か?」と面白がられて、結局採用してもらえることになった。幸い、バイト代ももらうことができた(笑)。

自分がやりたいこと、自分ができること、それを探し続けていた日々。彼女が今立っているのは、僕がいつか通った道なのかもしれないな、と思う。

表紙の引力

| Comment(0)

終日、部屋で仕事。

今日はリトスタ本の表紙のデザインラフがいくつか上がってきた。どれもいい感じ。もちろんまだラフの段階なので、完璧な状態ではない。これから先、どの方向性で、どの部分を修正し、デザインを研ぎすましていくか。特に本の表紙は、書店で通りすがりに視界の隅に入っただけでも「おっ!」と思わせる引力を持っていなければ売り場で生き残れないから、なかなか難しいものがある。

読者が一目見ただけでノックアウトされるような、魅力のある表紙にできるといいのだが。ラダックの本を作った時、あの男の子の営業スマイルはものすごい威力だったから(笑)。

あとがき

| Comment(0)

リトスタ本の草稿の執筆もそろそろ大詰め。本編は一応書き終わったが、細かい部分がいくつか残っているので、それらを一つずつ書いていく。

今日はあとがきの草稿も書いたのだが、これが意外に苦労した。たいした長さでもないのに、なかなか形が決まらない。思い描いていたイメージがうまくはまらず、何度も書き直してバランスを探る。まあ、今回の本の中で唯一、僕自身の言葉だけで書いている部分だから、そのギャップもあったのかもしれない。思わぬところで手間取ってしまった。

それにしても、まだ何一つ片付いていない今の段階であとがきを書くというのも、何だか妙な気分だ。まあ、進行上、仕方ないのだけれど。

そうめん

| Comment(0)

終日、部屋で原稿を書く。

今日もじめじめ蒸し暑い。晩飯は何かさっぱりしたものが食べたくなったので、そうめんをゆでることにした。自分で作ったのは初めてだったのだが、パスタやうどんよりも少ないお湯であっという間にゆでることができるので、思いのほか手軽。冷水で締めたそうめんを氷の上に盛り、ねぎだくのつゆに浸して、つるるっとすする。うまい。そうめんブーム到来の予感。

ちなみに、そうめんとひやむぎの違いは、昔は製法の違いがあったらしいが、今はJAS規格で設定された太さで区別されているらしい。そうめんは0.7〜1.2mm、ひやむぎは1.3〜1.7mmなんだとか。

運動不足

| Comment(0)

吉祥寺でラダックの写真を展示することになったため、朝からパネルを脇に抱え、えっちらおっちら、吉祥寺まで歩いていく。だるい。眠い。もうダメな感じ。おひるをリトスタで食べた後、家に帰って、ばったり倒れて夕方まで寝る。

ここ最近、ずっと部屋に籠って仕事をしているから、明らかに運動不足だなあと感じる。身体全体の血の巡りが悪いというか‥‥。ラダックで暮らしていた頃にはありえなかったことだ。

ラダックでは、畑仕事やトレッキングの時はもちろんのこと、レーの街で何も用事がない日でも、カメラバッグを肩に担いで、ぶらぶら、ぶらぶら、一日中歩き回っていた。あの場所では、そうやって普通に歩き回るだけでもかなりの運動になる。なぜなら、酸素濃度が平地の六割しかないから。まさに、生きてるだけで高地トレーニング。

同じく標高の高いエチオピア出身のゲブレセラシェが、あれだけ反則的に速いのも無理はない。

自炊の今

| Comment(0)

去年の暮れから自炊をするようになって、半年ちょっとが過ぎた。

今住んでいる部屋が駅から微妙に遠いとか、自宅で仕事をする時間が増えたとか、いくつか理由はあるのだが、自炊するようになった一番の動機は、人間として生きていくために必要な最低限の能力は身につけておきたいと思ったから。特に、ラダックで暮らしていた時、どんなに人里離れた険しい山の中でも、小さなナイフで器用に食材を刻み、チャチャッと火を熾してうまい料理を作ってくれるラダックの人々と旅した経験の影響は大きかったような気がする。

そして今は‥‥自炊をすることが「普通」になった。

別に、毎食々々、几帳面に自炊を続けているわけではない。早い時間に家を出なければならない時は駅前のファストフードで済ませることもあるし、ラーメンやうどんが食べたくなったら、ぶらぶら駅前まで出かけていく。それでも、自炊をする頻度は依然としてかなり高いし、それが面倒だとも思わない。自炊は完全に日常の一部になった。

まあ、個人的には、揚げ物の経験がほとんどないとか、魚をうまく捌けないとか、まだまだ課題はあるのだが‥‥。

ちなみに今日の晩飯は、ラタトゥイユだった。

来る日も来る日も部屋に籠りっぱなしでうんざりしてきたので、気晴らしも兼ねて散髪に行き、すっぱり短く刈り込んでもらう。コーヒー豆が切れかけていたのを思い出し、足を伸ばしてまほろば珈琲店へ。

この店に通いはじめた頃、僕は店主の横井さんに対して「ちょっと怖い人なんじゃないか‥‥?」という先入観を勝手に持っていた。注文のやりとり以外の会話をするようになったのはつい最近のこと。といっても、天気のこととか、その程度なのだが。

で、今日も「5番を豆で100グラム、お願いします〜」と普通に声をかけると‥‥。

「こう暑いと、そろそろあっちに戻りたくなるんじゃない?」

驚いた。「あっち」って、ラダックのこと‥‥?

「甲斐(三月珈琲工房の甲斐さん)のところに置いてある本を、あっちの店に行くたびにちょっとずつ読んでるんだよ。僕は積ん読派だから、そうでもしないとね‥‥」

たったそれだけのやりとりだったのだが、何だか、ものすごくうれしかった。相手が、難攻不落(と勝手に思い込んでいた)横井さんなだけに。

こういうことがあるから、また、がんばれるのだと思う。

わかろうとしない人

| Comments(2)

ラダックの本を出してから、本業以外でいろんな依頼をされるようになった。雑誌やニュースサイトでの紹介依頼、トークイベントやラジオ番組への出演依頼、写真の展示依頼‥‥。熱意のこもったありがたい申し出も多いが、中には、「‥‥えっ?」と眉をひそめたくなるような申し出をされることもある。

「‥‥えっ?」というような申し出をされる場合、まず、相手はラダックの本をまったく読んでおらず、これから読むそぶりもない。それどころか、ラダックがどういう場所なのかさえ知らず、「いや〜、いいですよね、チベット!」とか平気で薄っぺらいことを言うので、こっちはまずそこから説明しなければならなくなる。相手は言葉遣いや態度や提示する条件で礼儀を守っているつもりなのだろうが、こっちからしてみれば、根本的な部分で恐ろしくぞんざいな扱いをされている気分になる。

別に、僕という人間を見下したいのなら、勝手にそうすればいい。ライターという仕事柄、見下されることには慣れている。でも、僕があの本に懸けたもの(文字通り自分の命まで含めて)、あの本で描いた大切な人々のことまでバカにされているのかと思うと、正直、本当にやりきれない。

まあ、僕もいい年こいた大人なので、そんな扱いをされたところで、その場で怒りを爆発させたりはしない。本が一冊でも多く売れればと、粛々とした対応をするだけ。でも、人のことをわかろうともせず、都合よく利用だけすればいいやと考えている人は、つくづく残念な人だなあと思う。

今年の秋に次の本を出したら、また、そういう残念な人たちが寄ってくるのかな‥‥。そうならないことを願いたい。

眠れない夜

| Comment(0)

昨日の夜はなかなか寝付けなくて、結局明け方近くまで眠れなかった。

眠れない時、「あの本のタイトルはこうしたらいいんじゃないか」「こういうテーマで取材をしたら面白いんじゃないか」と、仕事のことを考えはじめてしまうと、ますます頭が冴えて眠れなくなる。挙句の果てにいきなりがばっと跳ね起きて、Macでいつもアイデアをメモしているテキストファイルにカタカタ打ち込みはじめてしまった。デスクライトの明かりの下でキーボードを叩いている時は、「うーん、我ながら名案!」と一人悦に入っていたのだが‥‥。

今日になって読み返してみると、そんなに名案でもなかった(苦笑)。

オルガン

| Comments(2)

長丁場の取材に一区切りついたという安堵感で、昼過ぎまで爆睡。今日は夏のような天気で、日が暮れても蒸し暑い。居間と寝室の窓を網戸にして、風を通す。

今住んでいるマンションの界隈はものすごく静かで、窓を閉めていると、ほとんど無音と言っていいくらい何の物音もしない。でも、窓を全開にしていると、外からいろんな音が聞こえてくる。外の道を自転車が通り過ぎる音、隣の家で赤ん坊が泣いている声、どこからともなく響いてくる、オルガンの音色‥‥。

‥‥オルガン?

CDとかではなく、誰かが弾いていると思うのだが、ブォー、ブォーと、物悲しいを通り越して陰気くさいメロディが聞こえてくる。闇夜に響く、謎のオルガン‥‥。正直、かなり怖い。

ここは一発、気分を変えて、「ねこふんじゃった」でも弾いてくれないだろうか(笑)。

収録完了

| Comment(0)

そんなに暑いわけでもないのに、湿気が多くて蒸し蒸しする。

午後、リトスタで本のための取材。三月下旬から計七回行ってきたインタビューも、今日ですべて終了。ICレコーダーで録音したインタビューの長さは、合わせて約23時間。

長かった‥‥。長い間ライターをやっているが、一つのテーマでこれだけ長時間インタビューを行ったのは、他にちょっと記憶にない。まあ、終わったのはインタビューの収録だけで、本当の執筆の修羅場は、これからなんだけど。

帰りに、ミヤザキさんからお店で余っていたまかない用の冷凍ごはんをおすそわけしてもらう。これでしばらくは、米を炊かなくても手早く自炊ができそう。

夏至

| Comment(0)

終日、部屋で仕事。明日の取材のための準備をしたり、テープ起こしをしながら取材ノートを整理したりして過ごす。

夜の七時頃、自炊した晩飯を食べている時、居間の窓から見える空はまだ仄明るかった。そういえば、今日は夏至か。‥‥2009年も、もう半分過ぎてしまったのか(汗)。年を重ねるにつれ、日が過ぎるのがどんどん早くなるように感じるというのは誰もが言うことだけど、今年の加速っぷりは、本当に暴力的なくらいだ。

2009年上半期の感想。ひたすら地味にテープ起こしをし続けて‥‥たまに大勢の人の前でオロオロしていたという感じか。

アリ

| Comment(0)

最近、部屋の中にアリが出没するようになった。

数はたいしたことないのだが、居間のソファに坐っていたりする時、ふと床に目を向けると、一匹だけアリがチョロチョロ走っていることがある。最初のうちは侵入経路がさっぱりわからなかったのだが、どうやら窓のサッシの隅のごくわずかな隙間から入り込んできているらしい。

よくわからないのは、その侵入目的だ。うちにある食糧は冷蔵庫やストッカーにきっちり収まっているのでたかられようがないし、たかられている気配もない。ゴミ箱も密閉される仕様だし、そこに集まっている気配もない。居間の床の上を、時々走り回っているだけ。うーん、いったい、何のために?

生命の神秘と言えば聞こえはいいが、正直、ちょっと迷惑。

糖分補給

| Comment(0)

今日はどうにも仕事に集中できなくて、昼間のうちはリトスタ本の特設ブログの原稿を書いたりする。原稿執筆の合間の気晴らしが別の原稿執筆というのは、我ながらどうなんだと思わないでもない(笑)。

夕方、まほろば珈琲店まで歩いていってコーヒー豆を補充。ついでに思い立って、レヴェでシュークリームとポム・ド・テールを買った。そうだ、今の僕に必要なのは、ここのところ酷使しまくっている脳に効率よくエネルギーを供給するための糖分なのだ!‥‥と、もっともらしい理屈で自分を納得させてみる。

まあ、単にレヴェのケーキが食べたかったから買っただけなのだが。

浅知恵

| Comment(0)

終日、部屋で原稿を書く。今日もまずまずはかどったが、ここまで来ると、スイッチが入る入らない以前に、ずっと電源つけっぱなしという感じ(苦笑)。正直、ちょっと疲れる‥‥。

---

iPhone OS 3.0がダウンロードできるようになったので、自分のiPhoneにインストールしてあれこれいじってみる。派手な新機能はないが、細かいところがブラッシュアップされていて、なかなかいい感じ。本体を買い替えなくてもどんどん進化していくデバイスというのは、使っていても気分がいい。

‥‥それにしても、ソフトバンクのiPhoneの売り方は、もうちょっとどうにかならないものだろうか? もうすぐ新型のiPhone 3GSが発売されるのだが、一括払いか分割払いか、キャンペーン加入か非加入か、機種変更か買い増しか、とにかく価格体系がややこしすぎる。小賢しい仕組みでユーザーを縛り付けて小銭を稼ごうとして、かえってユーザーの反感を買っていることに気付いていないのだろうか? 浅知恵にもほどがある‥‥。

重圧

| Comment(0)

終日、部屋で原稿を書く。ほかにしたことといえば、たまっていた洗濯物を洗って干したり、根菜でポトフを作ったくらい。仕事ははかどったといえばはかどったが、先のスケジュールを考えると、うかうかしていられない。こんなに超高速で書きまくっているというのは、いまだかつてないくらいなのだが。

まだ草稿は最後まで書き上げていないが、頭の中では、これまで書いてきた草稿をどういう方向でリライトしていくかということも考えていかなければならない。ラダックの本の時はほぼ百パーセント自分の中での戦いだったけれど、リトスタの本は相手の意向もできるだけ尊重しなければならないので、完成度にこだわりすぎると難しい面もある。しかも時間はごく限られている‥‥。

ううむ、重圧、ひしひしと。

自転車で都心へ

| Comment(0)

昨日は、昼から新宿でリトスタ本のデザイン打ち合わせ。たまたま打ち合わせが月曜になったので、定休日のリトスタの二人に「来る?」と聞いたところ、ただ参加するどころか「三鷹から新宿まで自転車で行こう!」と言いはじめた。で、僕もブロンプトンを出動させて同行することに。

神田川沿いをしばらく走った後、甲州街道に出て新宿を目指す。一時間ちょっとで着いたから、だいたい15キロくらいだろうか。待ち合わせていた編集者さんがびっくりしていた(笑)。ここのところ、ずっと部屋に閉じこもっていたから、ひさびさに身体をしっかり動かしたおかげで、何だかすっきりしたような気がする。たまには運動しないとダメだな‥‥。

で、その日の夜は東小金井の六甲山というお好み焼屋さんで飲み会。目の前で店員さんが焼いてくれるお好み焼は、生地に山芋をたっぷり使ってるらしく、ふっくらしていてなかなかうまい。値段もリーズナブル。決起集会としては悪くない(笑)。

---

今日の夕方、編集者さんから、草稿のリライトについての具体的な指示が来た。自分の中でもやもやしていた部分が明確になって、どうにか方向性が見えてきた感じ。が、七月末くらいまでは修羅場になることが確定‥‥。やるしかないか。

---

オリンパスが、往年のハーフサイズカメラの名機ペンをマイクロフォーサーズのデジタルカメラ「E-P1」として復活させた。ルックスはなかなか魅力的。明るい広角単焦点レンズがラインナップに加わればもっといいのだが。

タオルケット

| Comment(0)

昨日の夜から、寝具を掛け布団からタオルケットに替えた。

元来、僕はできるだけ薄手の寝具で眠りたい性分なので、いよいよ待望のシーズン到来だ。しかし、いざタオルケットに替えてみると、寝室の雰囲気が一気に地味というか、イケてない感じになった。そういえば、このタオルケット、かれこれ10年近く使っている。ちゃんとまめに洗いながら使い続けてきたとはいえ、かなりくたびれて、みすぼらしくなっているのは致し方ない。

まあでも、こういう肌に直接触れるものというのは、くたびれているほど気分が落ち着くというし‥‥。限界まで使い続けるか。

立ち止まる

| Comment(0)

昼にサンドイッチを買いに近所のコンビニまで行った以外、今日もほとんど外に出ず、リトスタ本の原稿を書く。明日までに達成したかったノルマまで、どうにか辿り着くことができた。

テープ起こしをし、プロットをまとめ、原稿を書く。肉体的な作業として淡々とこなすだけなら、たぶんもっと早く、今の倍くらいのスピードで捌けるかもしれない。でも、本の原稿のような長丁場では、それだと往々にしてバランスが崩れてしまう。冗長になったり、端折りすぎたり、文体が乱れたり。結局、後で余計な手間がかかってしまう。

逸る気持を抑えつつ、一つのパートを書きはじめる前に、一呼吸置いて冷静になる。プロットを検討し、集中力を、溜めて、溜めて、溜めて‥‥ガッ、と書く。それをきちんと見直してから、次のパートの準備をする。そうしてあえて立ち止まりながら書き進めていった方が、バランスが崩れることも少ないような気がする。

そんな風にして、今日も明日も明後日も、自分自身との戦いは続く。

あの頃に聴いた歌

| Comment(0)

今日も朝から、業務連絡メールを書いたり、テープ起こしをしながら取材ノートをチェックしたりと、せわしない一日。夕方頃、気分転換に音楽でも聴こうと思って、CDを一枚プレーヤにセットし、どさっ、とソファに坐る。奥華子の「TIME NOTE」。

このアルバムはiPodに入れてラダックに持って行ったのだが、何度も何度も、本当によく聴いた。iTunesに残っている履歴を見ると、300回も再生している(笑)。雲が流れていく青空を見上げながら、停電で真っ暗になった部屋で星空を見上げながら、それこそ全部覚えてしまうほど、くりかえし聴いた。なぜだかよくわからないが、あの頃の僕の気持に、このアルバムはものすごくしっくりときたのだ。

帰国してからはさすがにそれほど聴いてはいなかったけれど、今日ひさしぶりに聴いて、あの頃の気持をすっかり思い出した。楽しかったことも、辛かったことも。

倦怠感

| Comment(0)

朝、起きようとしたら、身体が異様にだるい。手や足の先まで血流が巡らない感じで、力が入らない。これはいったいどうしたことか。

それでもどうにか起き出して、ポンポン届いた業務連絡メールに返信したり、急に依頼されたメルマガ用の原稿を書いたり、リトスタ本でこれから書くパートのプロットを調整したり。しかし身体はずっとだるい状態のまま。何とかしなければ‥‥と晩飯の後にバスタブに湯を張り、しばらく浸かって血流の回復を図る。ところがぎっちょん、今度はだるさも一緒に身体中を巡るような状態になってしまった(苦笑)。

まあでも、この期に及んで泣き言を言うわけにはいかない。原稿、書きます。書きますとも。

物語る人、伝える人

| Comment(0)

村上春樹さんの新作「1Q84」が、発売から10日で100万部を突破したという。何ともはや、うらやましい(笑)。自ら紡ぎ出した物語で、100万人の読者を感動させるというのは,本当に途方もないことだ。

物書きには、二種類のタイプがいると思う。一方は、自分自身の想像力でストーリーを組み立てる「物語る人」。もう一方は、自分が実際に見聞きしたり体験したりしたことを書く「伝える人」。作品がフィクションかノンフィクションかという区別とはちょっと違う、書き手としての特性のようなものが存在するのではないだろうか。

僕自身はもう、完全に「伝える人」。小説とかストーリーとか、てんで思い浮かばない。自分で体験したことしか書けないし、正直、それで人を感動させることができているとも思えない。自分が大切だと思うことを、できるだけきちんと伝える。それがすべてで、それ以上に色気を出したら、かえって文章がダメになってしまうような気もしている。

もしまた生まれ変わったら、今度は「物語る人」になってみたいかな。まあ、どんなにがんばっても100万部は無理だけど(笑)。

先の仕事

| Comment(0)

今にも雨が降りそうなのに、なぜか降らない空模様。

午後、渋谷で打ち合わせ。まだ具体化はしていないものの、編集という立場で本作りに関わることができそうな気配。今はリトスタ本でてんてこまいだけど、秋以降の仕事を考えたら、今のうちに種を蒔いておかなければ‥‥。もう一冊アイデアを温めている編集を担当したい本の企画も動き出すかもしれないし、執筆のみ担当する本の仕事もまもなく始動するし‥‥。

いつのまにか、昔の目の回るような忙しさが、すっかり戻ってきてしまった。こんなにあくせくしなくても、もうちょっと悠々自適に暮らせたらいいのに。自転車にも乗りたいし、ふらっと旅にも出たいし。

まあでも、僕のような人間に「一緒に仕事しませんか」を声をかけてくれる人が、こんなにも周囲にいてくれるというのは、本当にありがたいことだなあと思う。

働く背中

| Comment(0)

今日はリトスタのオーナー二人が、okayanの弟さんの結婚式のために山口に行くので、開店以来初、オーナー不在での昼夜通し営業になるという。そんなレアな状況を見逃す手はないということで(笑)、短い時間ながらおひるを食べてくることにした。

お店に着いてみると、店内はほぼ満席の大盛況。オーナー二人がいてもテンパりかねない状況だ。でも、留守を預かるスタッフのみなさんは、互いに声を掛け合いながら、丁寧に、でもものすごくテキパキと店内を動き回っていた。いつもと同じ味、いつもと同じサービス。普通のお客さんにとっては当たり前のことなのかもしれない。でも、本を書いているために内情を知り尽くしている身としては、ミヤザキさんもokayanもいないのにこの状況下でちゃんとお店を回すことがどれだけ難しいか、よくわかる。スタッフのみなさんは、二人の働く背中をしっかりと見ているのだなと思う。

どんな種類の仕事でも、誰かに力を貸してもらおうと思ったら、まず自分が一生懸命に働く姿勢を相手に見せることが必要だ。自分がふんぞり返ったまま、口先だけで周囲にあれこれ命じても、誰も心から協力しようとは思ってくれない。リトスタの二人は、スタッフの誰よりも長い時間、誰よりも安い時給で、身を粉にして働き続けている。そんな二人の働く背中をちゃんと見ているから、スタッフも全力で応えてくれるのだろう。

リトスタは本当の意味でいいお店になった。今、自分がその本を書いているのは、幸運なことだと思う。

---

‥‥で、その本の原稿。今日はひさびさにスイッチが入って、一気に4000字ほど書いた。あまりに集中しすぎたせいか、頭がしびれて、気持悪くなった(苦笑)。

予選突破

| Comment(0)

仕事したり、現実逃避したりをくりかえしているうちに、ワールドカップ最終予選の中継が始まった。

今日の相手はウズベキスタン。勝てば日本のワールドカップ進出が決まる。最終予選は往々にしてどんよりした試合になることが多いが、今日もどんより、どよどよ、重苦しい試合になった。開始直後のいい時間帯に岡崎が得意のダイビングヘッドで先制したものの、その後はウズベキスタンにペースを握られる。主審の判定が(袖の下もらってんじゃないのかと思うくらい)偏っていたこともあるが、テクニックもスピードも上回っている日本がこれだけ押し込まれ続けたのは、ホームの大声援に後押しされた相手の気迫ゆえだったと思う。やっぱり、サッカーは心理的な要素にものすごく左右されるスポーツなのだ。

それでも、どうにかこうにか逃げ切って、ワールドカップへの切符をつかんだ日本。負け試合同然の内容だったけど、最終予選は結果がすべて。途轍もない重圧の中で、その結果を残したことには意味がある。お疲れさまでした。

速筆?

| Comment(0)

今日こそは集中して原稿を書こうと決意していたのに、連絡業務に振り回されて、昼間のうちは結局手につかず。晩飯を自炊した後、ようやく原稿に取りかかる。もうほとんどプロットができていたこともあって、2時間で2000字ほど書けた。そういえば、前のパートでは2時間半で3500字ほど書いたっけ。

こう書くと、やたら速筆なライターのように思われるかもしれないが、「こう始めて、こう来て、こう来て、こう締める」というイメージがはっきりしていれば、それを文字に置き換えていくのはそう難しい作業ではない。でも、そういうプロットがなかなかまとまらないことがある。情報量が多すぎたり、内容があちこちに飛んでたりすると、ものすごく時間がかかってしまうのだ。

‥‥ていうか、僕の場合、極論すると、面白い話はすぐ書ける。面白くない話は全然書けない(笑)。

まあ、どっちにしても、書き上げた後の推敲作業はものすごく大切。これにはいつも、可能なかぎり時間をかけたいと思っている。今、リトスタの本を書きながら焦っているのも、十分な推敲の時間が取れるかどうかという心配が一番大きい。

そんなわけで、速筆だろうが遅筆だろうが、一冊の本を仕上げるには、結局、やたら時間がかかってしまうのだった。

徒花

| Comment(0)

午後、両国と竹橋を回って雑誌記事の下版作業。デザイナーさんががんばってくれたおかげで、予定より一日早く校了することができた。まあ、この記事だけ綺麗に咲いたとしても、結局は実を結ばない徒花なのかもしれないが‥‥。

今後、あの雑誌と仕事をすることはないだろう。僕にはもう何もしてあげられない。

ともあれ、これからはリトスタ本に集中することにしよう。

スツール

| Comment(0)

昨日、軽い打ち合わせをしに寄ったリトスタで、新しいスツールを買った。

もともと、うちでは椅子の買い足しが懸案事項だった。二人がけのソファのほかには仕事机と一緒に使っているワークチェアしかないため、三人以上の来客があると、自分が座る椅子がなかったのだ(笑)。

今回買ったスツールは、リトスタのオーナー二人の友人の鍛冶職人、中澤恒夫さんの作品。先週日曜のイベントの時に搬入されてきたのを見た瞬間に一目惚れ。無垢のケヤキの天板と、繊細なようでがっしりと作られた鉄製の脚。「いいなー、欲しいなー、でも4、5万円くらいするんだろうなー」と思って値段を聞いてみたら、なんとたったの2万円。うそ?! 原価分しかないんじゃないの?

というわけで、イキオイで購入し、そのまま担いで持って帰ってきた(笑)。満足度はものすごく高い。普段は居間のコーナーで小物をディスプレイしておいて、来客時に出動させることにした。

いい買い物をして上がったテンションを、このまま仕事に注ぎ込むことにする。

次に出す本

| Comment(0)

午前中から新宿で編集者さんと打ち合わせをし、そのまますぐにデザイナーさんの事務所に行って打ち合わせ。どちらも次に出す本についてのものだ。

すでに大本営発表があったのでここでも書くが、僕が今書いているのは、リトスタについての本。あのお店ができるまでの話と、お店ができてからの話、そしてこれからの話。きついけど、儲からないけど、それでも幸せと言える生き方を選んだ人たちの物語。

今年の一月の末に編集者さんに企画をプレゼンしたら、その一週間後には社内企画会議で採用されて出版が決まってしまったという、普通ではありえないほどのスピード決着。ツキという言葉だけでは説明できない何かが、この本にはあるのではないかと思う。

前々からの彼らとの約束を、ようやく果たす時が来た。

発売は、順調に行けば九月中旬の予定。順調に行けば‥‥だが。まだ、半分しか原稿ができていないんだけど‥‥(汗)。

野菜畑

| Comment(0)

仕事、なかなかはかどらず。夕方、気分転換に近所に散歩に出かける。

五日市街道を渡ってしばらく歩くと、住宅地がふいに開け、意外なほど大きな野菜畑が広がっていた。とうもろこし、トマト、きゅうり、なす。綺麗に手入れされた畑の脇を歩いていると、緑と土が入り混じった、懐かしい匂いが漂ってくる。

僕が岡山で暮らしていた実家の周囲は、一面の水田と畑だった。子供の頃はよく親戚の畑に連れていかれて、芋や大根を掘ったり、いちごやぶどうをもいだりしたものだ。その頃に当たり前のように嗅いでいた懐かしい匂いは、東京で暮らすようになってから、いつのまにかすっかり忘れてしまっていた。

別に田舎暮らしを礼賛するつもりはないけれど、こういう匂いを全然知らずに育っていく都会の子供たちは、ちょっと可哀想だなとも思う。

手帳

| Comment(0)

午後、竹橋で入稿作業。これで雑誌の仕事は一段落。明日から本の執筆を進めなければ‥‥。

---

最近、手帳でスケジュール管理をまったくしなくなった。

僕は昔からクオバディスの手帳を使っていて、外出先で手帳に予定を書き込み、それを自宅で使っているMacのiCalというスケジュール管理ソフトに入力して二元管理していた。でも、去年の秋にiPhoneを買ってからは、そっちにもプリインストールされているiCalで同期できてしまうので、手帳に予定を書き込むのがすっかり億劫になってしまったのだ。

とはいえ、取材や打ち合わせの時には紙のノートが絶対に必要なので、いつもツバメノートを持ち歩くようにはしている。まあでも、来年はもう日付入りの手帳は買わないだろうな‥‥。取材ノートとは別に、ちょっとしたメモをするくらいの用途なら、モレスキンのようなシンプルな手帳の方が合っているのかもしれない。

覇者の矜持

| Comment(0)

昨日は夜更かしというか徹夜して、UEFAチャンピオンズリーグ決勝を観た。マンチェスター・ユナイテッド対バルセロナ。今季のイングランドとスペインの国内リーグの覇者同士の激突。文字通り、世界最強のクラブチームを決める一戦だ。

開始直後はマンUが攻勢だったものの、バルサのエトーが最初のチャンスをものにして先制してからは、バルサが完全に試合を掌握。1分、2分とバルサが華麗なパス回しでボールをキープし続ける場面が続く。特に、シャビとイニエスタが凄い。かつて在籍していたデコやロナウジーニョのように派手でトリッキーなプレーこそないが、どんなに速くて難しいパスでも、ピタッとワンタッチで止め、自分は届くが相手は届かない場所にボールを置いてしまう。その彼ら二人の前では、バロンドール最有力候補のメッシが縦横無尽に動き回りながら虎視眈々とゴールを狙っているのだから、守る方にしたらたまったもんじゃない。

これぞスペクタクルと呼ぶに相応しい、バルサにとっては会心の試合だった。

マンUだって、昨年のこの大会で優勝しているほどの強豪だ。でも、「自分たちは強い」というその自信が、なりふり構わずがむしゃらにボールを奪いに行ったり、相手のよさを潰そうとしたりすることをためらわせていたのではないかと思う。昨年の覇者の矜持が、真正面から受けて立つ真っ向勝負を選ばせた。そして最初の失点でその矜持が揺らぎ、最後まで立て直せなかった。

そう考えると、サッカーというのは心理的な要素にものすごく左右されるゲームなのだなあと思う。

パクチーの末路

| Comment(0)

先月、家の軒先に蒔いたパクチーの種。すくすく育ったパクチーを収穫して食べることを夢見ながら毎朝水をやっていたのだが、しばらく経って芽は出たものの、10センチほど伸びたところで成長が止まり、最近はもうしおれかけている状態だった。

で、今朝、マンションの周囲の生け垣を業者さんが剪定しに来たのだが、手を入れたのは生け垣だけではなく、内側で伸び放題になっていた雑草も、草刈機で一気に刈り取ってしまった。

気づいた時には、もう手遅れ。しおれかけていたパクチーも、跡形もなく‥‥。

嗚呼、パクチー‥‥。

ラジオ出演再び

| Comment(0)

午後、六本木ヒルズへ。先日のbayfmに引き続き、今度はJ-WAVEからの依頼で「Classy Cafe」という番組でラダックの話をすることになったのだ。

僕の出番は「La Promenade」という7、8分ほどのゲスト枠。今回はDJの方のナビゲートなしで、僕が一人語りで話をするのだという。収録前に軽い打ち合わせをした後、スタジオの小さな録音ブースに入り、マイクの前に座り、ヘッドホンをつけ、ガラス越しにキューが送られるのを待つ。

‥‥今までの収録やイベントを上回るくらいに緊張した。

あらかじめ話そうと決めていたことが、なぜかうまくまとまらない。突然、頭が真っ白になる。口の中がカラカラに乾いて、何でもないところでつっかえてしまう。NGを出すこと、二度、三度‥‥。本当に、途中で逃げ出したくなるほどだった。

J-WAVEのスタッフの方には「いや、お上手な方でしたよ!」とは言ってもらえたが、きっと気休めだと思う。うまいこと編集して使ってもらえるといいのだが‥‥。

結論。人前でしゃべるより、文章を書いてる方が100倍気が楽です(笑)。

夕日

| Comment(0)

午後、三鷹で編集者さんを交えての打ち合わせ。開始前に出てきたおやつがうますぎて、あやうく所期の目的を忘れそうになる。その後、みっちり二時間かけて、色々なことを決めた。ついでに〆切も決まってしまった‥‥(汗)。でも、やるしかない。

帰り道、くすんだ西の空に、ぼってりと赤い夕日がかかっていた。そういえば、ラダックではこんなに赤い夕日は見たことがない。周囲の山々が高いこともあるが、空気があまりにも澄み切っているせいで、太陽がほとんど赤味を帯びないからだと思う。

澱んでいるんだな、東京の空は‥‥。

阿修羅

| Comment(0)

上野の東京国立博物館で開催中の「阿修羅展」を観に行く。覚悟はしていたが、ものすごい人、人、人。入館まで30分待ちで、館内も人だらけでえらいことに。

展示されていた仏像の数々は素晴らしかった。興福寺所蔵の八部衆や十大弟子、巨大な薬王菩薩と薬上菩薩。でも、主役の阿修羅像はやはり別格。ちょっとでも何かが狂えばすべてが崩れてしまいそうな、三面六臂の精緻なバランス。静かで、どことなく寂しげなその表情。写真で見るより、現物の方が圧倒的に存在感がある。神々しさとは、この像が放っている気配のことを言うのだろう。

人混みにもみくちゃにされながらも満足して外に出て、晩飯にひさしぶりに回転寿司を食べる。阿修羅が寿司を握ったら、きっとものすごく手際がいいに違いない。

スヌスムムリク

| Comment(0)

二週間ぶりくらいに一人でリトスタに行って、おひるを食べた後、昨夜デザイナーさんから送られてきた雑誌記事のゲラをチェック。たまに自宅以外の場所で仕事をすると、気分が切り替わってはかどるような気がする。まあ、今住んでいる部屋は過去最高に気に入ってはいるのだが。

今書いている本の進行スケジュールを考えると、どうがんばっても、今年は旅に出られそうにない。夏のうちにラダックに行って、お世話になった人たちに本を手渡して回りたかったのだが‥‥。

「あれだけ長いこと向こうにいたんだから、もういいじゃん!」と言われそうだが、そこはほら、スナフキンの又従兄弟と呼ばれるこのワタクシ、どうにも漂泊の思い止まず、禁断症状がちらほら‥‥。

‥‥と、ここまで書いてから何気なくウィキペディアで調べてみたら、スナフキンって、原作のスウェーデン語では「スヌスムムリク」という名前らしい。「自分の嫌いな人々がムーミンの家にやってくるとスナフキンはこそこそ逃げだしてしまう」というあたり、やはり似ている‥‥(笑)。

熱弁

| Comment(0)

夜、新宿西口で知人の編集者さんと飲み会。

最近、同業者の人と仕事の話をすると、自分でも「‥‥ちょっと暑苦しくないか、俺?」と思ってしまうほど、熱弁をふるってしまいがちになる。傍から見れば、理想論というか、きれいごとというか、そんな感じなんじゃないかなあという気がするのだが、でも、今の自分がそういうことを考えながら本を書いているのは事実だし、その熱弁が相手の心にぐっとくる部分もなきにしもあらず、とも思える。

自分が心の底から作りたいと思える本を作る。つまるところそれだけ。

暑苦しい熱弁を聞きたい方、飲みに誘ってください(笑)。

パンデミック?

| Comment(0)

雑誌の仕事をデザイナーさんに作業してもらっている間に、本の執筆を進める。昨日、今日とまずまずはかどった。文体の感触もかなり掴めてきたが、この後ややこしいパートも残っているので、油断大敵。

仕事中、つけっぱなしにしているテレビからは、新型インフルエンザ関連のニュースばかり。過小評価が禁物なのは百も承知だが、今のマスコミ各社の報道は「冷静になりましょう」と言ってるそばから、自分たちで必要以上に火に油を注いで、事を大げさにしているようにしか見えない。感染した女子高生が通っている高校にまでわざわざ出かけていってカメラを回してレポートすることが、感染拡大阻止につながるとはとても思えない。そんなに数字を稼ぐことが大事なのだろうか?

流行っているのは、致死率も低く、症状だけでは普通の季節性インフルエンザと区別することすらできない、弱毒性のインフルエンザなのに‥‥。

こういう時、日本人は情報に踊らされすぎると思う。

ギリギリ

| Comment(0)

昨日から待っていた最後の残りの原稿が、今朝になって届く。がんばってくれたライターさんに感謝しつつ、ガーッと集中して原稿整理。終わった後、すぐに電車に乗って両国まで出かけて、デザイナーさんにデータとラフを渡す。これ以上遅れたらヤバいところだったが、どうにかギリギリ間に合った感じ。

帰りに中野で途中下車して、風の旅行社へ。ラダックの本を会報の読者プレゼントにしてくださるというので、その本にサインを。最近、ようやく少しだけサインをするのに慣れてきたような気がする。

さて、明日からは自分の本の原稿を書かなければ‥‥。

誰かのために

| Comment(0)

いい天気。洗濯をした後、散発的にライターさんから送られてくる原稿をかたっぱしからチェック。明日までに間に合うか‥‥?

---

途中、ちょっと気分転換したくなって、仕事の合間に自転車を走らせて、三月珈琲工房でコーヒー豆を調達。甲斐さんとしばらく雑談をしていると、こんなことを訊かれた。

「仕事に対するやる気というかモチベーションって、どうやって上げてる?」

それは大変に難しい質問だ。でも僕の場合、本を書くにしても、自分自身のために書いているという意識はあまりない。取材を通じて仲良くなった人とか、その本を待ってくれている人のために書きたいと思う意識の方が、最近は特に強くなった。そんな風にして「誰かのために」書く方が、やる気も出るし、いい本になるような気がしてならない。

コーヒー豆を焙煎するなら、そのコーヒーをおいしいと言って飲んでくれる人のために作ろうとすれば、モチベーションも上がるんじゃないかと思う。こうやって文字にすると、ものすごく当たり前の結論のようにも思えるが。

‥‥まあでも、僕はモチベーション云々より、「やべっ! 〆切に間に合わねー!」とか言いながら無我夢中で書くことの方が多いような気もする(苦笑)。

編集作業

| Comment(0)

時折、雨混じりの風が吹きすさぶ不穏な天気。食事は冷蔵庫の中にあるありあわせの食材で作ってすませることにして、一日中、一歩も外にも出ることなく仕事。

今やっているのは、雑誌の編集部から頼まれた企画の編集作業。ライターさんに書いていただいた原稿を整理して、記事に仕立てていく仕事だ。今回お願いしたのは気心もしれた腕のいい方々なので、根気よくチェックしていきさえすれば、それほど原稿整理には苦労しない。この仕事を長いことやっていると、たまに「内容はともかく、日本語が‥‥」という原稿に出くわすこともあるのだが(苦笑)、今回はまったく問題なし。

まあでも、自分の言葉で文章を書く仕事も、しっかり進めておかなければ‥‥。今日、アマゾンからRCサクセションのベスト盤が届いたから、それを聴いてイキオイをつけることにしよう。

今日は新宿で、風の旅行社主催のラダックのスライドトークイベント

先月の西荻窪でのトークイベントとほぼ同じ規模だったので、あの時ほど緊張はしなかったものの‥‥いや、やっぱり緊張した(苦笑)。話すつもりだったことをすっ飛ばしかけたり、途中で何を言うべきか一瞬わからなくなりそうになったり。時間通りに収めることを気にしすぎて、ちょっと駆け足気味になってしまった部分もあった。もう少しゆったりと、余裕を持って話を進められれば‥‥というあたりは、今後のための反省材料。

で、トークが終わった後、会場でラダックの本を買ってくださった方や、お手持ちの本を持ってきてくださった方にサインをしてさしあげている時、すらっとした綺麗なご婦人が近づいてきて「お願いします」と本を差し出されたので、顔を上げてみると‥‥女優の木内みどりさんだった。びっくり。ラダックやチベットのことについていくつか質問をされたので少しお話をさせていただいたのだが、ふわっと穏やかなオーラが漂っていて、とても感じのいい方だった。

それにしても、どこでどんな人が僕の本を読んでいるか、本当にわからないな‥‥。

イベントにお越しいただいたみなさん、どうもありがとうございました。

予習

| Comment(0)

明日新宿で行われるスライドトークイベントで上映する写真をチェックしながら、予習をする。

人前に出て何かをする時、僕はあらかじめ下調べや予習をしっかりやっておくことにしている。取材で誰かにインタビューをする時も、必ず質問項目を多めに考えて、リストを用意しておく。でないと、大丈夫なつもりで進めていても、途中で何か予想外のことが発生した時、頭の中が真っ白になって飛んでしまうことがあるからだ。準備が不足していると、そこから立て直せなくなってしまう。

もし明日、大勢の人が注目している前で、頭が真っ白に飛んでフリーズしてしまったら‥‥(汗)。

よ、予習だ、予習。

悪行

| Comment(0)

昨日取材した件の原稿を書いた後、別の方に依頼した原稿の編集作業。

---

もうすぐ夏だ。蚊の季節だ。

ラダックで暮らしていた頃、僕は蚊を手で叩いて殺したりしないようにしていた。チベット仏教を信仰するあの土地の人々にとって、無益な殺生を行うことはディッパー(悪行)だ。悪行が積み重なると、輪廻転生で巡ってくる次の機会に、人間として生まれ変わることができなくなる。だからラダックの人々は、蚊や蝿が飛び回っていても、そっと手で払ったりするだけで、決して叩いて殺したりはしない。

だが、日本の蚊はまじで手強い。アマゾンで見つけたCASTROというお洒落な蚊取器を買おうかどうか、正直迷っている。悪行かな、やっぱり‥‥。

自転車のマナー

| Comment(0)

夕方、学芸大学で取材。電車を降り、宵闇の中を歩いて帰る。

僕が住んでいる界隈は、少し駅から離れているせいか、自転車に乗っている人が多い。今日もたくさんの自転車を見かけたのだが‥‥危ない運転をする人が多すぎる。無灯火で走っていたり、イヤホンで音楽を聴きながら走っていたり、ケータイでメールチェックをしながら走っている人さえいる。見ているこっちがヒヤヒヤする。こういうのって、道路交通法でもアウトなんじゃないか?

そういう人たちが自損事故を起こしたところで自業自得だけど、問題は、彼らの危険運転に巻き込まれるかもしれない車や歩行者だ。