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Everything's ready!

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午後、編集者さんから「昨夜送ってもらったゲラ、確かに届いています」とのメール。これで僕の担当作業は無事に終了。あとは編集者さんにお任せすることになる。

一昨日から準備していたパッキングも、最後に撮影機材を入念に確認して、滞りなく終了。今回はラダックの本を五冊ほど持っていかなければならないので、それだけでかなり重い‥‥。まあ、仕方ないか。

夜はリトスタに行って、食べ納め&飲み納め。あれもこれもと注文したくなるが、ほどほどのところで我慢。限定のリトスタラーメンにありつけて、満足。ほろ酔い加減で家に帰ってきたが、明日の朝は五時半起き。うっかり寝過ごしたりしないようにしなければ‥‥。

とにもかくにも、準備万端、整った。

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明日から九月初旬まで、二年ぶりにラダックに行ってきます。その間、こちらのブログの更新はお休みしますが、「Days in Ladakh」を現地から更新していきますので、お楽しみに。

無造作坊主

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夕方に編集者さんと打ち合わせの約束があったので、その前に髪を切っておこうと思って、いつもの理髪店へ。夏の間はしばらく散髪できなくなるんですよ、と告げると、お店の人がこう言った。

「じゃあ、ばっさり短くしちゃいましょう。無造作坊主みたいな感じに」

‥‥無造作坊主? 何だそれは。よくわからないまま、「じゃあそれで」と僕。

数十分後に完成した無造作坊主なるものを鏡で見ると‥‥まあ、普通の坊主頭だった。何か、悪さをしたのを反省して、頭を丸めたみたいになった(笑)。

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打ち合わせの後、家に戻って、裂帛の気合を込めてゲラチェック。どうにかこれで旅立てそう。

パッキング

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夕立の後に射し染めた、黄昏の光。近所では、紫陽花の花が満開だ。

出発前に片付ける予定の最後のゲラチェックが実はまだ終わっていない(というかゲラが出てこない!)のだが、そろそろラダックに行くための荷造りも始めなければならない。押し入れの中からカビ臭いバックパックや寝袋を取り出し、パッキングリストを見ながら荷物を詰めていく。

‥‥ん? あれ? うまく入らない。

服の類は適度に小分けして、軽くてかさばるものから下に詰めていくとか、雨具やトイレットペーパーのように急に使う可能性があるものは取り出しやすい場所に入れておくとか。今までさんざんやってきて骨身に沁みていると思っていたパッキングのコツも、しばらく旅に出ないでいるうちに、すっかり忘れてしまっていた。

たぶん、僕自身もまだ旅モードに切り替わっていないのかもしれない。

弱者の戦略

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ワールドカップのグループリーグ初戦で、日本がカメルーンに1-0で勝利。この大会だけでなく、日本サッカー界そのものががけっぷちで踏み止まることができたと言えるほど、貴重な勝利だったと思う。

これまでの準備期間で不振を極めていた日本は、本大会での強敵との戦いを前に、徹底的に現実路線の戦略に切り替えていた。四人のDFと五人のMFでがっちりと守備ブロックを作り、人数をかけてボールを奪う。奪ったボールは本田がいったんキープし、大久保と松井がサイドからアーリークロスを放り込む。そうして作った数少ないチャンスを、日本は幸運にも掴み取ることができた。

相手は強く、自分たちは弱い。それを自覚した上で、ではどうしたら勝ち目があるかということを追求した末の、弱者の戦略。選手たちの必死さ、ひたむきさは痛いほど伝わってきたけれど、これが日本代表のあるべき姿だとは思いたくない。同じアジア勢でも、強敵のギリシャを相手に溌剌としたプレーをしていた韓国と比べるとなおさらだ。日本はもっと強くなれる。もっと組織的で、もっとスピーディーで、もっといいサッカーができる。だから、こんなところで満足してほしくない。

イビチャ・オシムが、日本代表についてこんなコメントをしてくれている。

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今日の試合に限って言えば、本田はデリケートな役割を見事に果たしたし、褒美としてゴールも決めた。しかし、これは彼のキャリアの始まりでしかない。メディアのみなさんも今日のゴールだけで本田をヒーローだと持ち上げないでほしい。もし、明日の新聞の一面がすべて本田ということになれば、日本の未来は危うい。ヒーローは一人ではなく全員だ。もし、本田がゴールしたことでヒーローになったとするならば、トラップ技術が巧みでGKの上にボールを浮かすキックができれば、みんながヒーローになれるということだ。しかし、そうではない。ヒーローは、自分の一生と自分の命を懸けて何かを守る存在のことだ。

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この後は、オランダ、そしてデンマーク。上には上がいることを忘れずに。

はやぶさの帰還

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昨日はひさびさに潮州に行って、馬さんのおいしい中華料理を堪能させてもらった。その後は三鷹でカラオケに行き、何だかんだで朝帰りになってしまったのだが、その間もずっと、はやぶさの大気圏再突入のことが気になって、iPhoneでTwitterのTLを追い続けていた。

ちっぽけな小惑星探査機が、地球から遥か彼方にある小惑星イトカワに辿り着き、その表面の砂粒を拾い上げ、満身創痍の状態で、七年の月日を経て地球に帰ってきた。砂粒が入っているかもしれないカプセルを切り離した後、はやぶさ自身は、大気圏への再突入時に燃え尽きてしまった。

何か気の利いた文章でも書ければ‥‥とも思ったのだが、はやぶさのプロジェクトに携わった関係者の方々の熱い思いが綴られたメッセージを読んでいると、これらに勝る言葉はないなという気がしてきた。回収されたカプセルにイトカワの砂粒が入っているかどうかはまだわからないけれど、たぶんそれ以上のことを、はやぶさはすでに成し遂げたのではないかと思う。

おかえり。そして、ありがとう。

ヴィザの件が一件落着したので、そろそろ旅の準備に取りかからなければならない。新宿にある外貨両替コーナーにトラベラーズ・チェックを入手しに行く。二年前の旅の時に作ったトラベラーズ・チェックがそこそこ残ってはいるのだが、それだけで九月まで乗り切るには、ちょっと心もとなかったので。

十年前、上海からイスタンブールまでをほぼ陸路で辿る長い旅をしていた時、ネパールのポカラでホテル強盗に遭い、一文無しになってしまったことがある。ただ、所持金のほとんどはトラベラーズ・チェックだったので、翌々日には銀行で再発行してもらって、旅を続けることができた。あの時の経験以来、僕は何だかんだでトラベラーズ・チェックを使い続けている。

窓口で渡された真新しいトラベラーズ・チェックに、自分のサインを書き込んでいると、旅が近づいてきたな、という気分になる。

インドヴィザ取得

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夕方、茗荷谷のインドヴィザ申請センターへ。ここに来るのも、先月からかれこれ五回目。

先方のミスを発端に、もめにもめていたインドヴィザ問題。昨日の朝の段階で、再申請に必要な書類一式とパスポートを揃えて提出しておいたのだが、こんな短期間のうちに再発行されるかどうかは、インド大使館の気まぐれ一つ。正直、確率は五分五分だと思っていた。

そして今日。受付窓口にレシートを提出すると、30秒もしないうちにパスポートが戻ってきた。おそるおそる開いて確認してみると、有効期限が補正された新しいヴィザのステッカーが貼られていた。ふ〜。よかった。ほっとした。いや、まじで。

帰りがけにTwitterで報告すると、大勢の人から「おめでとう!」「これまでのTweetはまさに戦いのようだった」「インド人に執念勝ちとは素晴らしい」と、びっくりするほどの称賛の嵐(笑)。うれしかったが、冷静になって考えてみると、本来は何の問題もなく普通に発給されるはずのヴィザを、さんざん苦労してやっとこさ取得しただけのことだったりする(苦笑)。

ともあれ、これまでの長きにわたるインドとの戦いの歴史に、また新たな1ページが刻まれた。

夕立

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夕方、駅前から家までの道程を歩いている時、ぱらぱらっと、夕立が降ってきた。傘を買って差すほどでもない、暖かい雨。

こういう雨に降られると、子供の頃からずっと抱えていた疑問が、頭の中をぐるぐるめぐる。雨が降る中を傘を差さずに移動する時、走るのと、歩くのとでは、どちらが濡れないですむのか? 歩いていたらそれなりに濡れるだろうが、雨の中を走っても、雨粒が身体に当たる数は変わらないような気がしないでもない。はて‥‥?

この疑問はネット上でもいろいろ取り上げられていて、一般的には、走った方がやや濡れ方は少なくなると結論づけられているようだ。でも、タライをひっくり返したような土砂降りならともかく、今日のような雨なら、濡れながら歩いて帰った方が心地いい。

そろそろ夏だなあ。その前に、梅雨が来るのかな。

新型機就航

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風の旅行社に依頼していたエアインディアの航空券が、メールに添付されて送られてきた。いわゆるEチケットというやつだ。

ほんの二年前まで、エアインディアでは昔ながらの厚紙のチケットが使われていた。あの厚紙のチケットは本当にかさばるし、僕がラダック滞在中にチケットを盗まれてしまった時も、再発行にものすごく手間取った。エアインディアも、ようやく世間並の航空会社のレベルに追いついてきたらしい。

追いついてきたといえば、去年の十月から成田〜デリー間には新型機のボーイング777が就航したそうだ。それまでは、機内のあっちこっちが微妙に壊れている(汗)ジャンボ機だった。今度の新型機は、エコノミークラスの席もゆったり作られているようで、各座席ごとに液晶モニタが設置されている。おお〜。

‥‥まあ、巷で悪名高いキャビンアテンダントの傲岸不遜な態度とか、改良ポイントはまだ残ってるんじゃないかとは思うけど(笑)。

WWDC 2010雑感

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昨日は夜更かしして、WWDC 2010のキーノートスピーチを中継するgdgtのライブブログを見ていた。友達とTwitterで「one more thingキタコレ」とかやりとりしながらだったので(笑)、疲れたけど、結構愉しかった。

ジョブズのスピーチの大半はiPhone 4についてのものだったが、個人的には、iBooksについての発表が気になった。iBookstoreで買った電子書籍は、iPadとiPhoneとiTunesで共有して読むことができるようになり、ブックマーク情報なども同期されるという。また、従来のePubの他に、PDFファイルを読み込んで表示することもできるようになった。

推測するに、アップルはiBooksによる電子書籍の閲覧&流通環境を、今後さらに強化していくつもりなのではないかと思う。今はまだePub形式の書籍しか販売されていないが、そのうち表示機能を拡充して、もっと多彩なビジュアルやレイアウトの雑誌などもiBookstoreで販売する戦略だと考えた方が自然だ。

最近、iPadむけにちらほらとリリースされている書籍や雑誌の単体アプリや、アプリ内で課金する書店型のアプリなどは、必ずしもアップルが望んでいる流通形態ではないはずだ。書籍や雑誌の販売は基本的にiBookstoreに一元化する方がアップルにとってはスマートだし、予算の少ない出版社や著者でも参入しやすくなる。

音楽、映像、アプリ、書籍、雑誌‥‥。アップルは、デジタルコンテンツの流通をすべて掌握して、ユーザーが離れられなくなるエコシステムをさらに拡大しようとしている。作品を世に出すための障壁が低くなるのは歓迎だが、コンテンツクリエイターがその利益で生活していくことは、さらに難しくなるかもしれない。いろいろな意味で、怖い時代になったものだ。

本の自炊

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何だか、鼻風邪をひいたっぽい。終日、ズルズルと鼻をすすって過ごす。

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最近、「自炊」という言葉をネットでよく見かけるようになった。これは家で料理を作るという意味ではなく、紙の本を裁断したものをスキャンして、デジタルデータに変換したものをiPadなどで読めるようにすることなのだという。iPadが発売されたのを機に、一部で話題を集めているようだ。

僕もかつて雑誌での仕事が中心だった頃は、記事を寄稿した雑誌が毎月何冊も送られてきて、置き場にほとほと困っていたものだった。たとえば、そうした雑誌をデジタルデータ化して保存したりするのには、「自炊」というのはいい方法なのかもしれない。だが、しかし‥‥。

自分が心血注いで書いた本が、裁断機でばっさりバラされて、スキャンした後に捨てられてしまうのは、やっぱり嫌だな(苦笑)。だいたい、そうして「自炊」したデータをあらためてiPadに熱心で読み直すかというと、少なくとも僕の場合は疑わしい。データを取り込んだ段階で満足してしまうような気がする。

僕自身は電子書籍に対して何のアレルギーも感じていないし、それによって表現のチャンスが増えるのはむしろ大歓迎なのだが、電子書籍と同じかそれ以上に、紙の本に関わる仕事も大切にしたい。紙の本にしかできないことは、まだまだたくさんあると思う。

初夏らしい、気持のいい天気。六本木で開催中の「世界を変えるデザイン展」に行く。

この展覧会は、発展途上国が抱える環境や貧困、食糧、教育などに関するさまざまな問題を解決するべく考案されたさまざまなプロダクトを一堂に集めたものだ。会場にはたくさんの若い人たちが詰めかけていて、熱心に写真やメモをとったりしていた。

展示されていたプロダクトは、水を集めたり浄化したりするためのものや、太陽光を有効活用するためのものが多かったが、どれもよく考えられているなあと感心させられた。ジュレーラダックがラダックでの普及を目指しているソーラークッカーもバッチリ展示されていた。ナイス(笑)。

「デザイン」という言葉で簡単に一括りにしてしまいたくはないが、ほんのちょっとした工夫でも、発展途上国の人々が抱える深刻な問題を劇的に改善するプロダクトを生むことができる。人間には、まだまだできることがたくさんある。その可能性を感じさせてくれた、いい展覧会だったと思う。

家電量販店

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昼、新宿で編集者さんと待ち合わせて、チェック済みのゲラを渡して打ち合わせ。この修正を反映させたゲラをもう一度チェックすれば、僕は晴れてお役御免となる‥‥はず。

終了後、桂花でラーメンを食べて、しばらく新宿の街をぶらつく。服屋のショーウインドーには夏服がずらりと並んでいるが、今年の夏は日本にいない(はず)なので、さっぱり食指が動かない。となると、足が向かうのは家電量販店。すぐに何かを買うわけではないが、今年中には地デジ対応テレビに買い替えなければならないし、十年使い続けているオーディオもそろそろ‥‥と思っているので。

新宿の家電量販店は、さくらやが撤退した後にビックカメラが居抜き同然で入る一方で、東口にはヤマダ電機のでかいビルができたりして、競争が激化しているそうだ。個人的にはヨドバシカメラに行くことが多い。ピカピカした家電がずらっと並んでいる中を歩いていると、我ながら俗物だなあと思いつつも、テンションが上がる(笑)。

とはいえ最近は、家電量販店では実機を手にとって感触を確かめるだけで、実際に購入するのはネットで探した一番安いオンラインショップで‥‥というパターンがますます増えた。何だか申し訳ないような気もするが、背に腹は変えられない。まあ、家電リサイクル法が適用される商品は、素直にヨドバシで買うかもしれないが。

避難

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今日は朝から、マンションの生け垣の剪定作業が行われていた。ういんういんうるさいし、知らないおじさんが窓の外を行ったり来たりしているので、とてもじゃないが仕事に集中できない。家で仕事をすることをあきらめて、おひるを食べがてら、リトスタに避難することにした。

いわしの梅しそ巻き揚げ定食を食べた後、コーヒーをすすりつつ、ゲラを広げて黙々とチェック。家だと途中でついついネットとかを見てしまうのだが、今日は雑念に囚われずに集中できたので、割とはかどった。たまには場所を変えてみるのもいいものだ。

夕方、家に戻って、すっかり見慣れた日本代表の負け試合を横目に、ゲラチェック、どうにか完了。あともう一息、がんばらねば。

最高の砂場

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終日、部屋に籠ってゲラチェックをしつつ、合間に電話で打ち合わせ。おおむね滞りなく進行中。

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ウォールストリート・ジャーナルが主催した「D Conference」というイベントにアップルのスティーブ・ジョブズが出演したそうだ。アドビとのFlash論争やiPhoneプロトタイプ流出事件に関するコメントから、「実は、iPhoneよりもタブレットの方を先に開発していた」というウラ話まで、なかなか興味深いインタビューだったのだが、中でも特に印象に残ったのは、「アップルでの自分の仕事についてどう思うか?」という質問に対するジョブズの答えだった。

「世界でも最高の仕事の一つだと思う。世界でもっとも優秀な人たちと、最高の砂場で遊んでいる」

最高の砂場。いいなあ。どれだけシビアなことを要求される仕事でも、それを愉しむ気持を自分も忘れないようにしたいと思う。

聞く耳を持たない

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今作っている本の初校ゲラが届く。週末までに、がっつりチェックせねば。

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鳩山首相が辞任。さもありなんという感じだが、この発言は気になった。

「ただ、残念なことに、そのような私たち政権与党のしっかりとした仕事が、必ずしも国民のみなさんの心に映っていません。国民のみなさんが、徐々に徐々に聞く耳を持たなくなってきてしまった。そのことは残念でなりませんし、まさにそれは私の不徳のいたすところ。そのように思っています」

ん? どういうこと? 特に「聞く耳を持たなくなってきてしまった」というくだりが、上から目線というか、国民の方が悪いといったニュアンスに受け取れる。「聞く耳を持たない」という言葉の使い方を間違えたのか、それとも本音が滲み出てしまったのか‥‥。

「ぼくはいっしょうけんめいがんばったのに、みんなそれをわかってくれないんだ。いいもん、ぼく、やめちゃうもん。ママ〜」

‥‥ま、こんなところか(苦笑)。

旧友

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高校時代の同級生から、メールが届いた。ミクシィでたまたま僕を見つけたらしい。いつ以来だろう? かれこれ二十年ぶり?

彼は文武両道の秀才で、クラスの中でも人気者。現役で東大に合格して、ある歌舞伎役者の息子さんの家庭教師をしていたといった話などは聞いていたが、その後はすっかりご無沙汰だった。今は、奥さんと子供と一緒に西国分寺に住んでいるのだという。進学塾の講師の仕事で、首都圏と関西との間を毎週のように行き来しているのだとか。

彼が僕の消息を知らなかったように、高校時代の同級生で、僕が今何をしているのかを知っている人は、ほとんどいないんじゃないかと思う。えーと、とりあえず、何とか生きてます。ご心配なく(笑)。

合谷

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今日もまだ肩が痛い。寝違えたと思っていたのだが、首の方はそれほどでもない。肩の筋をどこか軽く痛めてしまったのかもしれない。

患部が肩なら、昨日書いた秘孔というわけではないが、痛みを和らげるツボは心得ている。手の親指と人差し指の間、親指の骨の付け根のちょっと上のあたりにある、合谷(ごうこく)というツボだ。ここを反対の手の親指と人差し指で挟んで軽く押してみると、ずーんと響くポイントがある。そこを強く押すのではなく、じんわりと力をかける感じで何回か押す。

肩から腕にかけての疲れを取るのに効くツボなので、今、パソコンでこのブログを見ている方、肩こりや指の疲れで悩んでいるようなら、ちょっと試してみては?

寝違え

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朝起きると、どうも首から右肩のあたりにかけてが痛い。筋がごりごりして、動かすとピリピリくる。軽く寝違えてしまったようだ。

たかが寝違え、されど寝違え。首と肩が突っ張っているくらいなのに、何をしていても落ち着かない。パソコンで原稿を書いていても、ソファでテレビを見ていても、常に何となく身構えて、痛みに対して用心していなければならない。うーむ、弱った。

寝違えを一撃で補正するような、秘孔か何かないものだろうか。

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ところで、朝日新聞が今日報じた、DPI(Deep Packet Inspection)を使った広告配信を総務省が認める提言を出したって、本当なのか? そんな馬鹿げたことを許可するなんて、阿呆としか言いようがない。

眼鏡会談

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朝7時起床。昨日買っておいたコンビニおにぎりをほおばり、電車を乗り継いで横浜方面へ。WordCamp Yokohama 2010を取材しに行く。

会場はぎっしり満員。開催者によると、去年の倍以上の参加応募があって、定員をオーバーしてしまったのだという。セッションによっては立ち見が出るほどで、参加者の関心の高さと熱心さが伝わってきた。これだけ大人数が参加して盛り上がっているイベントなのに、取材に来ていないメディアスポンサーも多かったようだ。そんなていたらくでは、雑誌が売れないのもむべなるかな、だ。

夕方、三鷹にとんぼ返りして、以前取材した「北欧、暮らしの道具店」の青木さんとリトスタで会食。溌剌としたバイタリティのある人と話をするのは愉しい。okayanも交えて話に花が咲くうちに、「三人とも眼鏡やな。眼鏡会談だ」ということに(笑)。

そのうちまたやりますか、眼鏡会談。

譲れないこと

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今、制作中の本のタイトルのことで、頭を悩ませている。

僕が考えたタイトル案は、今年の春の段階で提案して、編集者さんからも了解を取り付けていた。しかしその後、出版社の社内で「もう少し今風のキーワードを入れ込んではどうか」という意見が出てきて、変更が検討されているのだという。

そのキーワードを含めたタイトル案は、言葉としておかしくはないものの、僕が書いた本のタイトルに使うには、どうしても違和感を拭いきれなかった。タイトルと本の内容が完全に乖離しているし、読者ターゲットからもずれてしまっているのだ。このままでは、「本のタイトルと中身が違うじゃないか。だまされた」と読者に思われてしまいかねない。そして、その責めを受けるのは、結局のところ、僕になる。

自分自身が責任も愛着も持てないタイトルを、「ま、いいか」と安易に認めるわけにはいかない。正直かなり悩んだのだが、「これではOKを出せません」と伝えて、社内で再検討してもらうことにした。

妥協点が見出せなかった時の覚悟は決めている。これは書き手として、譲れないこと、譲ってはいけないことだと思うから。

ナロ再び

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晴れていたと思ったら、急に通り雨が降るような、不安定な天気。いくつか用事を片付けるため、都心に出かける。

途中、イラストレーターのたかしまさんのお宅に寄る。ナロがずいぶん大きくなっている。まだ生後八カ月だけど、すっかりキレイなお嬢さんになってきた印象。

ナロは見た目だけでなく、頭もずいぶん賢くなってきたらしい。おなかが空いてるのにすぐ相手にしてもらえない時は、部屋の中で「登っちゃダメ」と言われている場所をわざと順番に登って回るとか(笑)。遊んでほしい時も、遠くからおもちゃのスーパーボールを人の足元に転がしておいて、自分は床に寝そべりながら見てるだけ(でもヒゲは興奮して逆立ってる)だったり(笑)。猫というのは、そういうひとひねりした性格の生き物なのかもしれない。

帰りしなに頭をなでてやると、ナロは戸口の近くですくっと上体を起こして、まじまじと僕を見ていた。

期せずして

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今週は、期せずしてヒマを持て余している。

週明けにWeb系の本のゲラが出てくる予定だったので、じっくり腰を据えてチェックする気まんまんだったのだが、諸々の事情で来週の火曜以降にずれ込んでしまった。まあ、全体のスケジュールにはそれほど大きな影響はないのだが、ゲラチェックに備えて予定を整えていただけに、ぽっかり穴が開いてしまった感じだ。

それでも普段なら、ぼけ〜っと過ごして、それなりにヒマを謳歌しているところだが、今は、来月また再申請に挑まなければならないインドヴィザのことで鬱々としている。また、あの正論の通じない人たちとやり合わなければならないのかと思っただけで、うんざりだ。

自分はラダックに対してそれなりの運を持ち合わせているから大丈夫、と思い込むしかないか。

日韓戦

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夜、サッカーの日韓戦をテレビ観戦。海外組を含めたフルメンバーでの日韓戦は、十二年ぶりらしい。

日本は開始早々、パク・チソンにマークの甘さを突かれて失点を許す(あのプレーはさすがだった)。日本の選手は明らかに動きがぎこちない。韓国のプレッシャーの前に中盤でボールがまったく落ち着かず、苦し紛れに出したパスをカットされる場面が目立つ。もどかしい展開に、観ていてもイライラする。

後半、日本はようやくポゼッションを取り戻しはじめたが、それは韓国が無理に攻めるのをやめて、意図的にゲームの流れをコントロールしようとしていたからにすぎない。結局、終了間際にもPKを与えてしまい、0−2の完敗。アグレッシブで球際に強い韓国の選手たちに、点差以上の実力差を見せつけられた結果となった。

日本は弱い。それは仕方ない面もある。だが、今日に限らず最近の日本代表の試合からは、観ている側が期待したくなるもの、応援したくなるものが、何も感じられない。消極的で、煮え切らなくて、何をやりたいのかわからない。そんなチームを応援したいと思う人はいるのだろうか?

ワールドカップは、何点差で負けたのかという試合結果だけチェックすればいいくらいの気持になってきた。残念ながら。

ヤマタカ節

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以前、親しい友人の一人から、「ヤマタカさんの文章は、ヤマタカ節だよね!」と言われたことがある。

自分ではさっぱり自覚症状がないのだが(笑)、その友人によると、僕の書く文章からはそういった雰囲気が伝わってくるのだという。まあ、文章に個性が備わっているのは悪いことではないが、ライティングの仕事では個性が出過ぎるとまずいケースもあるので、そういう場合は気をつけなければ、と思う。

それにしても‥‥どこがどう「ヤマタカ節」なのだろう?(笑) 自分としては、感情を抑制して淡々とそっけなく書く、といったことくらいしか思い当たらない‥‥。ただ、物書きを志した二十代初めの頃から、今のような文章を書いていたわけではない。現場で自分なりの試行錯誤と修練を積み重ねて、それでどうにかメシを食いつないできた結果が、今の僕の文章のスタイルになっているのだと思う。

‥‥まあ、そんなに大層なものでもないけど(笑)。いや、正直、今でもさっぱり自信がない。

ワスレナグサ

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終日、部屋でのんびり過ごす。音楽を聴きながら、ソファに寝転んで本のページをめくってみたり。

星野道夫さんの「旅をする木」という本の中に、こんな一節があった。

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結果が、最初の思惑通りにならなくても、そこで過ごした時間は確実に存在する。そして最後に意味を持つのは、結果ではなく、過ごしてしまった、かけがえのないその時間である。

頬を撫でる極北の風の感触、夏のツンドラの甘い匂い、白夜の淡い光、見過ごしそうな小さなワスレナグサのたたずまい‥‥ふと立ち止まり、少し気持を込めて、五感の記憶の中にそんな風景を残してゆきたい。何も生み出すことのない、ただ流れてゆく時間を、大切にしたい。あわただしい、人間の日々の営みと並行して、もうひとつの時間が流れていることを、いつも心のどこかで感じていたい。

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何気ないこの言葉の意味が、今となっては、骨身に沁みてよくわかるような気がする。今年の夏、自分もラダックでまたそんな時間を過ごせたらと思っている。

竹下通り

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知人のライターさんが事務所を原宿に引っ越されたということで、夕方、新事務所でのお祝いパーティーに出かける。

原宿駅で降りて、竹下通りに入る。ここに来たのはずいぶんひさしぶりだ。何年か前までは、関係していた雑誌のアートディレクターさんの事務所が原宿にあったので、月に何度かは来ていたのだが‥‥。

道行く人の大半が中高生くらいというのはあいかわらずだが、以前に比べると、外国人の数が一段と増えたような気がする。むわんと漂うクレープの匂い。軒を連ねる店の雰囲気には、もはやまったくついていけない‥‥。

五分ほどかかって通り抜けただけで、ぐったり疲れた(苦笑)。

すき焼き

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夜、昔の職場の同僚たちとすき焼きを食べに行く。彼らとTwitterで「すき焼き食べたいよね〜」とやりとりしているうちに盛り上がって、本当にすき焼きの宴を開催することになったのだ。

会場は新宿の伊吹すき焼店という店。すき焼きの割には比較的リーズナブルな値段で、味もちゃんとしている。ほどよく煮えた柔らかい肉を、がばっと箸で取って、溶き卵に浸して、ぱくっ、と食べる。う、うまい‥‥。思うぞんぶん、腹いっぱい食べまくる。

そういえば、前にすき焼きを食べたのって、いつだろう? 二年前? 三年前? 思い出せないくらい遠い昔‥‥。何か、人生を微妙に損しているような気がしてきた。

これからは、ほどほどのお値段で、なるべく頻繁にすき焼きを食べていくように努力しよう(笑)。

単純明快

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一昨日の夜中、ベッドで寝ている時、突如として新しい本のアイデアを思いついた。

例によってがばと飛び起きて、仕事机に行って、思いついた言葉をガガガッとメモ。昨日から、そのアイデアを整えて企画書の形にする作業を始めている。

思いついてしまった今となっては、「どうして今まで思いつかなかったんだろう?」と首を傾げたくなるくらい、単純明快なコンセプト。でも、すとんと腑に落ちるアイデアというやつは、往々にしてそういうものなのかもしれない。

今年に入ってから一番、「これだ!」という手応えを感じたアイデア。秋に日本に帰ってきたら、がっつり取り組んでみたいと思う。

インドヴィザその後

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昼、新宿で今作っている本の打ち合わせ。来月半ばには入稿する予定だが、最終的に店頭に並ぶのは八月頃になりそう。

打ち合わせを終えた後、ジュンク堂をぶらついていたら、インドヴィザ申請センターから電話。今日はえらく神妙な口調。曰く、「ヴィザ有効期限の延長は無理だが、今回は特例として、来月また申請すれば帰国日に合わせたヴィザを発行する」とのこと。正直あまり期待していなかったので、思わぬ平和的解決に拍子抜け。やれやれ、よかった‥‥。

‥‥だが、まだ油断はできない。これなら大丈夫と安心したとたん、とんでもないどんでん返しが起こりうるのが、インドクオリティというやつだから(苦笑)。何だかんだで、合計すれば日本の次に長く過ごしている国なので、そのしちめんどくささは骨身に沁みて知っている。出発直前まで、安堵できない日々が続きそうだ。

巨大化の兆し

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昼、散髪に行ってさっぱりした後、リトスタでおひる。家に帰ってから、ソファに寝転んで、だらだらテレビを見て過ごす。

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去年の暮れから育てはじめたガジュマルの木。冬の間はまったくといっていいほど変化がなかったが、一カ月前くらいから急に成長が始まった。

今までで一番大きな葉が一つ出てきたと思ったら、先週あたりからピョコピョコピョコと、新しい葉が三つほど芽吹いている。水耕栽培用の栄養剤を少し足したからかもしれない。フフフ、巨大化の兆し‥‥。

もっと大きくなれー。鉢を割っちゃうくらい大きくなれー(笑)。

インドヴィザ頓挫

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一昨日申請したインドヴィザを受け取りに、再び茗荷谷へ。

受付カウンターで返されたパスポートをチェックしてみると、一般的な六カ月の観光用ヴィザを申請したはずなのに、なぜか発行されているのは三カ月のヴィザ。「どうして?」と訊いてみると、「ジャーナリストだから」という返事。勝手に三カ月のジャーナリストヴィザにされてしまったらしい。インドヴィザは発行日から有効期限が始まるので、これでは予定していた九月初旬までの滞在に、ヴィザの有効期限が足りなくなってしまう。申請用紙には六月出国、九月帰国という日程をちゃんと記載していたのに‥‥。

過去にインドヴィザを申請した時も、職業欄には常に「Editor」と書いていたが、発行されていたのはいつも普通のツーリストヴィザだった。そもそも、ジャーナリストヴィザは申請時に大使館の事前承認書が必要になる。どこかのマスメディアから取材依頼を受けたわけでもないのに、そんな承認書を申請できるわけがない。それなのに出てきたのは、承認書がなければ出るはずのないジャーナリストヴィザ。どうして今回だけ、こんなことになってしまったのだろう?

完全に向こうの手違いなので、「延長するか、来月再発行するかできませんか?」と受付でかけ合ってみた。すると、これまたどうしたわけか、向こうの係員がいきなり逆ギレ。僕のパスポートを取り上げて、「滞在日程を全部提出しなさい! 航空券のデータも、何もかも!」と、イチャモンとしか思えないことを喚きはじめた。何なんだいったい? ここは本当に一国の公的な窓口なのか?

相手はいっこうに僕のパスポートを返そうとしない。近所の交番のお巡りさんに立ち会ってもらって、再度直談判。お巡りさんが双方をうまくなだめてくれて、とりあえず週末はパスポートを預けて、週明けに彼らが大使館とやりとりした後、僕に電話で連絡してもらうことにした。

インドヴィザの申請受付がこの民間業者に委託されてから、従来ではちょっとありえなかったようなトラブルが多発しているという話を、旅好きの知り合いからもよく聞く。あんな応対の仕方では、国のマイナスイメージにしかならないような気がする。あれがインドと言われたらそれまでだが。

しかし‥‥ひさびさに、他人に対して本気で怒りを覚えたなあ。いくらなんでもいい加減すぎる。

インドヴィザ申請

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昨日から降っていた雨も、昼頃には上がった。身支度をして、茗荷谷にあるインドヴィザ申請センターに行く。

以前申請に訪れた時はうんざりするくらい混雑していたのだが、今日はガラガラに空いていた。これは楽勝だな‥‥と思っていたのだが、何だかんだで結局一時間以上かかってしまった。料金は1935円で、釣り銭はないからぴったりの額を用意しろというムチャぶり(苦笑)。何もかも、さすがインドという感じ。ヴィザを受け取るのは明後日の夕方になる。

この間買った新しいトレッキングシューズのならし運転も兼ねて、茗荷谷から池袋まで歩く。シューズは歩きやすくて疲れにくい印象で、なかなかいい。すんなり足になじんでいく。

途中、都電荒川線の踏切を越える。見慣れないピンク色の列車が走っていてびっくり。荒川線はやっぱり緑色じゃないと‥‥と、ついつい思ってしまう。いつか、何かのイベントをやる時に、荒川線を貸切にしてみたいなあ(笑)。

二カ月ルール

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そろそろラダックに行くための準備を始めなければならない。ネットでダウンロードしたインドヴィザの申請用紙をプリントアウトし、必要項目を記入していく。

ここ二、三年、インドヴィザの発行体制はちょっと混乱気味だ。まず、ヴィザの発行業務が民間会社に委託され、大使館とは別の場所で扱われるようになった。そして、インドから出国して間もない人が再入国しようとして新たにヴィザを申請すると、場合によっては発行を拒否されるようになった。最近では、インドから出国して二カ月の間は、新たなヴィザを発行しないというルールが設定されているという。

ずいぶん面倒なことになったなあ‥‥。「ラダックの風息」の取材をしている時にそんなルールが課せられていたら、計画がおじゃんになるところだった。危ない危ない。

一説によると、外国からのテロリストの行き来を警戒する目的で、こんな不可解なルールが設定されているらしい。効果があるのかどうか知らないが、この二カ月ルールでインド好きな旅行者の足が遠のくことになったら、もったいないような気もする。

‥‥あ、普通の人は、そこまで頻繁にインドに行かないか(笑)。

一時の平穏

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二月下旬から書き続けていた本の原稿が、どうにか形になってきた。推敲を終えた原稿データ一式をサーバにアップし、編集者さんにメールで連絡する。

ふー。これから編集作業が待ち構えているが、とりあえず、半分くらい肩の荷が下りた感じ。一時の平穏が訪れた。

何をするでもなく、だらだらとTwitterのTLを追っていると、今日から予約受付を開始したiPadを注文している知り合いが多いこと多いこと。みんなすごいなあ。来月下旬に日本を離れる身としては、九月に帰国した後、みんなに「どのモデルがおすすめ?」と訊いて回ってから検討しよう(笑)。

momo curry

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推敲作業の合間の気晴らしに、夕方、歩いて吉祥寺へ。

以前メーカーからの取り寄せを依頼していたトレッキングシューズを引き取って、ロフトで練りハミガキや石鹸を購入。まだ陽射しが残るくらいの時間だったが、ちょっと早めに晩飯を食べることにした。なんとなく、カレーということで。

吉祥寺でカレーというと、まめ蔵リトルスパイスかというところだが、ひさびさに訪ねたリトルスパイスはあいにく臨時休業。たまには気分を変えてみようと思って、これまたひさびさにmomo curryに行ってみることにした。

このお店がオープンしたのはたぶん五年くらい前だが、激戦区の吉祥寺でがんばって生き残っているなあと思う。店内の雰囲気も感じがいいし、もちろんカレーもきちんとおいしい。今日は欧風牛すじカレーに素揚げ野菜をトッピング。一口ごとに違う種類の野菜が味わえて、満足度高し。いいお店だ。

それにしても、店内の至るところで無数のカエルのオブジェが跳梁跋扈しているのは、何か意味があるのだろうか(笑)。

自制

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先日、美篶堂まつりの会場でイラストレーターのたかしまてつをさんにお会いした時、iPadの実機を見せていただいた。

やばい。あれ、本当にやばい。

iPadがどういう代物で、どんなことができるのかは、十分すぎるくらい知っていたつもりだったが、実際に触って動かしてみて、このデバイスがいかに摩訶不思議な魅力を持っているのかということを、あらためて実感した。理屈では説明できない部分で、問答無用に「これ、欲しい!」と思わされてしまうのだ。

iPad、恐ろしい子‥‥!(笑)

今日になって、日本では3G対応モデルがソフトバンクから発売されることが発表されたiPad。価格設定も米国とほぼ同じで、割とがんばっていると思う。とりあえず今は、「今年の夏はラダックに行っちゃうんだし、そもそも先に新しいiPhoneを買った方がよくないか?」と自制することにする。

ラベイユ

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荻窪に行った日、はちみつ専門店として有名なラベイユを訪ねた。

ラベイユがオープンしたのは、たしか僕が荻窪を離れた翌年くらいのことだったと思う。今や銀座や渋谷などに多数の拠点を構えるこの店も、本店は荻窪の教会通り商店街というひなびた一角にある。今年の春にリニューアルして、瀟洒な雰囲気に生まれ変わっていた。

店内の棚にずらりと並ぶ、ものすごい種類のはちみつたち。圧倒されつつ眺めていると、店員さんがはちみつを試食させてくれた。う、うまい。たちどころに物欲ボルテージが上昇して、迷ったあげく、シチリアで採れたというブラッドオレンジのはちみつを購入。

このはちみつ、結晶がじゃりじゃりしていて、割としっかりした食感。アイリッシュブレッドにつけて食べると、ほのかにオレンジの香りが口の中に広がって、ものすごくうまい。高いだけのことはある。くせになるなあ‥‥。

これが今流行の「プチぜいたく」というやつなのか(笑)。

昔のアパート

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この間、荻窪に行く機会があったので、僕が昔住んでいたアパートを訪ねてみた。

僕は大学を卒業する少し前から、二十代の終わり頃まで、荻窪で暮らしていた。当時住んでいたのは、駅から歩いて五分くらいのところにあった、家賃四万七千円の風呂なしアパート。僕が入居した時は、すでに築二十五年以上経っていたと思う。内側の壁はベニヤみたいなぺらぺらの板だったし、狭い台所には換気扇すらなく、床は微妙に傾いていた。

それでもそこに居着いたのは、大家さんが隣で銭湯を経営していて、営業時間内ならいつでもタダで銭湯に入れたから。「いいよいいよ、山本君は貧乏なんだからさ!」。あの特典は本当に贅沢だったなあ、と今でも思う。

あれから十年。当時から大家さんは「君が出て行ったら、このアパートは全部建て直しちゃうよ!」と口癖のように言っていたので、きっと三階建てのコーポか何かに変わっているに違いない。そう思いながら駅からの懐かしい道を辿っていってみると、なんと、アパートは僕が出て行った時のままの姿で残っていた。今も誰か住んでいるようだ。おそらく部屋の内側はリフォームしているに違いない(でなきゃ誰も住もうと思わないだろう)が、建物自体は昔のままだった。

文章を書くことを仕事にしようとして、世間の壁にぶち当たり、必死にもがいていたあの頃。変わっていくもの、変わらないもの。僕自身は、どうだろうか。

美篶堂まつり

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まるで初夏のような天気。暑い。春はいったいどこへ行ったのか。

午後、湯島聖堂で開催されていた美篶堂まつりへ行く。今一緒に仕事をしている美術出版社の宮後さんはじめ、面識のある方が何人か出展されているということで、ちょっと行ってみようと思ったのだ。

会場は大盛況。美篶堂さんによる製本デモンストレーションをはじめ、クリエイターの方々が個性豊かな作品をたくさん販売していて、ぶらぶらしているだけで楽しかった。30分ほどで会場を出ようかと思っていたのだが、知人の方のそのまた知人の方を何人も紹介していただいているうちに(自分の名刺を忘れてしまった‥‥迂闊)、気がつけば夕方まで居座ってしまった。

人の手や意思が加わっていることが、きちんと伝わってくるものづくり。本を作る時にも、忘れてはならないことだなと思う。

黄金週間

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終日、部屋で仕事。昨日の追加取材のテープ起こしを進める。

本当は、今日から二泊三日くらいで安曇野に行こうかとも思っていたのだが、件のトラブルのせいで、結局こうして家で仕事をすることになった。こんな時にかぎって、空は抜けるように青く、陽射しはうきうきするほど暖かい。あー。ちくしょー。

そういえば、去年の今頃は何をしてたっけ? そう思ってこのブログの過去ログを見ると‥‥やっぱり家に籠って仕事をしていた(苦笑)。やれやれ。どうやら、黄金週間にはとことん縁がない人間らしい。

まあ、今年は二カ月ほど夏休みをいただきますので、そこのところヨロシク(笑)。

バリバリ

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昼、中目黒で広告本の追加取材。どうにか首尾よくやり遂げる。

都心に出たついでに、神保町のアウトドアショップを回って、新しいトレッキングシューズを物色。お目当てのメーカーのモデルは扱っていないところが多い。結局、吉祥寺のショップでメーカーから取り寄せてもらうことにした。

十数年前から使っていた旅行用の財布がボロボロになっていたことをふと思い出し、吉祥寺の別のショップで新しいのを購入。盗難防止用に細いチェーンのついた、ナイロン製の財布。そう、マジックテープで止めるやつ

「支払いは任せろー」「バリバリ」「やめてー!」

‥‥懐かしい(笑)。

他人の人生

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ラダックの風息」を上梓してかれこれ一年になるが、今でも時々、本を読んだ方からメールをいただいたりしている。

昨日は、本を読んでからツアーでラダックに行ったという方が、「ノルブリンカ・ゲストハウスに行きました」と、写真をメールで送ってきてくれた。見ると、デチェンとツェタンが写っている。何だか妙な気分だ‥‥(笑)。そのツアーには、八十歳になる男性が参加されていたそうなのだが、「いい本だから」と、僕の本を添乗員さんにプレゼントしてくれたらしい。添乗員さん、すみません(笑)。

ラダックの風息」を読んでくれた人が、多かれ少なかれそれをきっかけにして、ラダックに行って、デチェンたちに会いたいと思ってくれる。僕の本が、他人の人生にそっと入り込んでいる。本を書くというのは、そういうことなのだなと思う。

もう無理

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昨日は夜半過ぎまでごちゃごちゃと仕事をしていたのだが、今日はどうしたわけか、何もやる気が起きない。何通かメールを書いた後、今日はもう何もしないでサボることに決めた。

僕は元来、物事をコツコツ続けるのが苦手なところがあって、ずっと辛抱し続けているうちに、「あー、もう無理」と、集中力がぱたりと途切れてしまうことがある。そんな時に無理して何かやろうとしても、効率は上がらないし、ろくなことにならない。だから、「もう無理」と思ったら、潔く(?)サボる。

まあ、サボったらサボったで、後にしわよせがきて困るのは自分自身なので、翌日は焦りと罪悪感に苛まれて、かえって効率が上がったりもするのだが(笑)。

春眠

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昼、新宿のタイプフェイスさんで、今書いている本のデザインの打ち合わせ。ようやくここまでこぎ着けた、という感じ。まだ推敲作業や編集作業が待ち構えているので、油断せずに進めよう。

打ち合わせが終わった後、書店を何軒か巡回してから、西口のヨドバシカメラでロープロのカメラバッグを購入。今まで夏のラダックで使っていたカメラバッグがボロボロになってしまっていたので、その代わりとして。これで安心して機材を持ち運べそうだ。

帰りに総武線に乗ると、南側の窓から、うららかな午後の陽射しが差し込んでくる。向かいの席の小学三年生くらいの女の子が、うつらうつら、うつらうつら、と、まるで起き上がりこぼしみたいにうたた寝していた。

やっとこさ、春だなあ。

生きること

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今日、ふと思ったこと。

旅をすること。旅を書くこと。生きること。

僕にとって、この三つは、すべて同義。

路上のマドレーヌ

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夕方、吉祥寺まで散歩してからの帰り道。

中道通り商店街をぶらぶら歩いていると、紀ノ国屋に面した公園の少し手前で、マドレーヌを路上販売している人がいた。前から何度か見かけて気になっていたので、今日は思い切って買ってみることにした。というのも、夜のお茶請けにでも買おうと思っていたはらドーナッツの店の前は、うんざりするような長蛇の列で、とても並ぶ気になれなかったのだ。

このマドレーヌ、吉祥寺のパッサテンポというビストロが出張販売しているものらしい。家に帰ってから食べてみると、これがなかなかうまい。何というか、自然で控えめな甘さで、コーヒーと一緒に食べると格別。よかった、ドーナッツにしなくて(笑)。

路上のマドレーヌ、侮りがたし。

乱高下

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昨日は夏日で、冬物の服を全部クリーニングに出してきたというのに、今日は凍りつくような氷雨。この気温の乱高下はかなりきつい。

今日の仕事は小康状態だったけど、この天気では、カメラの試し撮りをしたくても外に出られない。部屋で分厚いマニュアルをぱらぱらめくりつつ、時々思い出したようにカメラを手にしては、机の上に置いたガジュマルの鉢植えをパシャパシャ撮ってみる。あー、うずうずするなあ。

‥‥まあ、明日にはまた仕事がどーんとやってきてしまうわけだが。

鋼の意志

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二日前の夜にアマゾンで購入したニコンのD300Sが、今日の午前中に宅配便で届いた。

これから始まるラダックでの取材でガンガン使うために、やっとのことで購入したカメラ。箱を開けてためつすがめつ眺め回し、すぐにでも外に持ち出してテスト撮影をしたい気分に駆られたのだが、一度カメラをいじりはじめてしまうと、それだけで一日が終わってしまう。目の前には、仕事の山‥‥。

僕は、箱から取り出したカメラのボディをもう一度箱に戻し、部屋の中のできるだけ目立たないところに置いてから、渋々、仕事に戻ったのだった。‥‥鋼の意志でしょ?(笑)

上海万博

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終日、部屋で仕事。ここのところの作業の遅れをどうにか取り戻す。

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来月開幕する上海万博の公式テーマソングが、岡本真夜の昔のヒット曲の盗作なのではないかという疑惑が、今日になって予想の斜め上を行く形で決着した。上海市の万博実行委員会から岡本さんの所属事務所に楽曲使用申請が行われ、所属事務所はそれを承諾したのだという。パクったことを事実上認めた上で、テーマソングをそのまま使うつもりなのか‥‥。こういうのを「厚顔無恥」というのだろうな。

正直、上海万博なんて、心底どうでもいい。万博のリハーサルに何十万人も動員して浮かれる前に、震災に見舞われたジェクンドに少しでも多くの支援を集めることを考えてもらいたいものだ。被災者がチベット人ばかりだから、どうでもいいとでも思っているのだろうか?

だから、あの国は好きになれない。

巡り合わせ

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昨日の日曜は、代々木公園で開催されたアースデイ東京へ。チベット系NGOのブースに挨拶をして回った後、ジュレーラダックのブースで売り子のお手伝いをする。

土曜日は寒くてイマイチな天気で人も少なかったらしいのだが、その分、暖かくなった日曜日に人出が集中したらしい。とにかくすごい数の人、人、人。売り子の仕事が忙しくて、ほとんど会場を見て回る時間がなかった(苦笑)。それでも途中で30分だけ抜けて、羊毛とおはなのライブを見る。新曲をはじめ、僕が好きな「ただいま、おかえり」も聴けたので、満足。

ジュレーラダックのブースでは、「ラダックってどこですか?」と声をかけてきた人が、目を輝かせながら「ラダックの風息」を買っていってくれたり、すでに本を読んだ方や去年のトークイベントに来てくれた方がわざわざ僕を訪ねてきてくれたりした。ありがたいことだなあ、としみじみ思う。

会場での撤収が終わった後、ジュレーラダックの人たち数人と新宿の陶玄房で打ち上げ。ホタルイカの酢味噌和えや海老入りさつま揚げがうまかった。昼の間、日の当たる場所でずっと立ちっぱなしで売り子をしていたせいか、ビールが回る回る。

三鷹まで戻ってきて、リトスタに顔を出す。ホールスタッフのワコちゃんが今日で最終日だというので、ねぎらいの言葉をかける。考えてみれば、彼女は一年前、僕がリトスタでやった写真展を見にきてくれたのがきっかけで、リトスタで働くようになったのだった。そう考えると、人と人との巡り合わせというのは、つくづく不思議なものだ。

閉店後、ワコちゃんが終電で帰るまでお店のみなさんとちょっと話をして‥‥というつもりが、家に帰り着いたのは、午前二時半。フラフラの頭を何とか醒まして、仕事関係のメールの返信を終え、寝床に倒れ込んだのは明け方四時半のことだった。

いやはや、さすがに疲れた(笑)。

四月の雪

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昨日の夜、リトスタでごはんを食べた後のこと。

外は雨がしとしと降り続いていて、四月にしてはありえない寒さだなあ、と思いつつ、傘をさして家に向かって歩いていると、どういうわけか、傘がだんだん、ずっしりと重くなってくる。雨音も何だかびしゃびしゃという音に変わってきて、足元でも靴底がずぶずぶ沈み込むような感覚。

みぞれというより、これはもう、雪だ。なんてこった。四月中旬だよね、今?

あまりの寒さに、家に帰ってからも暖房を全開にして、寝床には湯たんぽを仕込んだ。

トラブル

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夕方、以前書いた広告本の担当編集者さんから電話。トラブル発生、との報せ。

聞いたところによると、掲載予定だった内容の一部について関係者から今頃になってNGが出てしまい、数ページ分を差し替えなければならなくなったとのこと。追加取材が発生する可能性もあって、やるとしたら、GW中になるとか‥‥って、こっちに無条件で連休返上しろってこと? それでなくても忙しいのに、まったく‥‥。

原因については僕には何の瑕疵もないのだが、結果的にしわよせが来るのはこっちだったりする。

やれやれ。

ジェクンドの震災

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チベット・カム地方のジェクンドで、大きな地震が発生したらしい。巷で報道されている呼び名では、青海省玉樹チベット族自治州ということになるのか。

まだ断片的な情報しか入ってきていないが、死者は数百人以上、負傷者は一万人以上とも言われている。あのあたりの住民のほとんどはチベット人なので、中国当局が適切な救助活動を行うかどうかも気がかりだ。場所が場所だけに、海外の救助隊がスムーズに入れるかどうかも怪しい。少しでも早く救助の手が届くといいのだが‥‥。

しかし、今年に入ってから、ハイチ、チリ、そしてチベットと、立て続けに大地震が発生しているのは、何かの予兆なのだろうか。

寒暖の差

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昨日は暖かい日和だったのに、今日は凍りつくような雨。前日との気温差、10度以上。もう桜も散ってしまったというのに‥‥。

明日は晴れるらしいが、木曜からはまた雨で冷え込むらしい。ここまで寒暖の差が激しいと、身体の調子がおかしくなってくる。何を着たらいいのかわからない。冬物をクリーニングに持っていくタイミングもつかめない。寒い、寒いと言ってるうちに、気がつけば真夏になっていたりして‥‥。

まあ、こっちはこっちで、黙々と仕事をするだけだな。

ソファの居心地

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うちにはソファが一脚ある。カリモクのロビーチェア2シーター、色はモケットグリーン。座り心地はこの上なくいいのだが、ここしばらくは、あまり座っていなかった。

理由は、寒いから。

というのも、このソファ、部屋のレイアウトの関係上、窓際に設置しているのだ。右側が窓、背面も窓。だから冬に長時間ソファに坐っていると、底冷えがして足元が寒い寒い。やっと最近になって寒さが緩んできたので、ソファでくつろげるようになったのだが‥‥。

次の冬は、小さめのホットカーペットでも買った方がいいのかもしれない。

牛丼

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夕方、ひさしぶりに牛丼を食べた。吉野家の並盛が、キャンペーン中で270円だったので。

外食メインの生活を送っていた頃は、三鷹駅北口の松屋に週に一、二回は通っていたのだが、最近はめっきり足を運ばなくなった。こういうお店で定食とかを頼むと、味や内容の割に割高な感じがして、それなら自分で作った方がましじゃないかと感じるようになったからだ。

しかし、牛丼並盛が270円ともなると、さすがに安い‥‥。だって、豚丼より安いんだから。その上、来週からは松屋とすき家が250円にまで下げるキャンペーンを始めるという。‥‥そこまで値下げして、原価割れしてないのかな? どんな牛肉なんだか‥‥。

どうせなら、並盛一杯100円とかにしちゃえばいいのに。

紆余曲折

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昼の間は、執筆作業をするための素材や連絡が来なくて、手持ち無沙汰。ぶらぶらと散歩に出かけて、早めの晩飯に旅人の木でラーメンを食べる。

家に帰ってきたら、別の仕事が待ち構えていた。もう、自分が書いたこともうっかり忘れかけていた、広告本のゲラが届いていたのだ。

この企画、一年前にスタートして以来、紆余曲折と苦労の連続だった。気が遠くなるほど長時間のテープ起こしを経て書いた原稿が、やっとゲラの形になって、目の前にある。そっかー、この本、やっと出るんだなあ‥‥(しみじみ)。

基本的にはインタビュー集なので、ラダックの本のように自分で言葉を紡ぎ出した文章ではないけれど、ゲラをチェックしながら読み返してみると、いや、なかなか面白いような気がする。

いい本になるといいなあ。

続・ドナドナ

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昨日のエントリーで「うちの押し入れの中にあるPowerBook G4、欲しい人いるかなあ?」と書いたら、今日になってその引き取り手が現れた。

今日の昼間、友人の遠藤さんがTwitterで「音楽再生用に使うノートパソコンを誰か安く譲ってくれませんか?」とつぶやいていたので、「うちのでよければ」と手を挙げたところ、交渉成立。次に飲み会をやる時に引き取ってもらえることになった。

こちらとしても大助かり。ソフマップあたりに下取りに出そうかと思ってはいたのだが、わざわざ持ち込んで査定してもらったりするのがわずらわしくて、ずっとほったらかしにしていたのだ。必要としている人のところに届くのであれば、それに越したことはない。

それにしても、こうも立て続けにドナドナが決まるとは‥‥。これからは処分する前に、まずTwitterでつぶやいてみよう。

ドナドナ

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午後、友人の平松さんが来訪。うちにあったHPのプリンタを引き取ってもらえることになったのだ。

このプリンタ、一年ちょっと前にブラザーのものに買い替えて以来、ずっと寝室の押し入れで眠ったままだった。粗大ゴミか何かに出そうと思っていたのだが、特にどこかが壊れたわけではない(ただ、うちのマンションとの光回線との相性の関係でファクスが機能しない)ので、何となくもったいなくて、しまい込んでしまっていたのだ。

ところが先日、押し入れの中のプリンタのことをTwitterでつぶやいてみたら、平松さんが「うちで使いたいので引き取ります」と名乗り出てくれた。Twitter、なかなかやるじゃん(笑)。こうして押し入れの中のプリンタは、必要としている人のもとへとドナドナされていった。

‥‥うちの押し入れの中にあるPowerBook G4、欲しい人いるかなあ? バッテリーが完全にへたっちゃってるけど。これは素直にソフマップに売りに行った方がいいかな‥‥。

やりたいこと

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仕事の合間に、Twitterでフォローしている同業者の知人たちのつぶやきを眺めていると、いろいろ思うところがある。

知人の中には僕のようなフリーランサーだけでなく、会社の中で本や雑誌作りに携わっている人も多い。彼らは僕らと同じかそれ以上に、膨大な量の仕事に追われながら奮闘を続けている。でも、みんながみんな、自分自身が本当にやりたい仕事に携われているわけではないようだ。社内のしがらみの中で、必ずしも望んでいない仕事を担当している人もいるかもしれない。

そんな人にこんなことを言うのは、無責任に聞こえるかもしれないが‥‥「やりたいこと」をあきらめないでほしい、と思う。自分が作りたい本や雑誌の企画があるなら、たとえ今は困難でも、いつかそれを実現させよう、と思い続けていてほしい。でなければ、この仕事を選んだ意味がない。

どうせ本や雑誌を作るなら、自分が本当に面白いと思えること、本当に「やりたいこと」を目指してほしいと思う。僕は、そういう本や雑誌を読みたい。

紙と鉛筆

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終日、部屋で仕事。今書いている本に載せる解説図版のラフを紙に描く。

図版のラフやレイアウトラフは、僕はいつも紙に手で描くようにしている。最近はIllustratorなどを使ってデータでラフを作る人も多いらしいが、僕は断然手描き派。試行錯誤できる幅により余裕があるというか、アイデアをより膨らませやすいような気がするのだ。

取材をする時も、ラップトップを持ち込むより、紙のノートにメモを取る方が、話の流れや思考の流れがよりわかりやすく整理できる。ここ一番で気合を入れて文章を書く時――たとえば「ラダックの風息」の執筆の際は、ノート一冊が真っ黒になるまで、手で原稿を書き続けたりもした。

世の中ではどんどんデジタル化が進んでいるが、何だかんだで、紙と鉛筆は、ものすごく強力なツールなんじゃないかと思う。

iPad発売

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iPadが米国で発売された。知人のそのまた知人が、サンフランシスコのアップルストアからiPhoneでUst中継してくれていたのだが、アメリカ人も結構行列好きらしい(笑)。行列を作って開店を待つ人々に、クリスピークリームドーナツとスタバのコーヒーがタダで配られていたのはすごいと思った。

現地の異様な盛り上がりを見ているうちに‥‥何だか、自分も欲しくなってきた(笑)。いや、今の環境――MacBook ProとiPhoneだけでもまったく問題なく仕事ができているのだが‥‥。

アップルが「Apps for iPad」という特設ページで、iPadで動作するサードパーティー製アプリのデモムービーを紹介している。どのアプリも、ダイレクトでスムーズな操作感がすごく心地いい。ラップトップでもケータイでもない、まったく異次元の新しいデバイスの楽しさが伝わってくる。

ど、どうしようかな。で、でも、やっぱり第二世代が出るまで待とうかな‥‥。

腐海

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次の素材が届くまで執筆作業は小休止。ほったらかしだった家事にいそしむことにした。

洗濯機を回し、掃除機をかけ、風呂場を掃除してから、押し入れの中を片付けていると‥‥一番奥の方で「腐海」が発生しているのを発見。思わずのけぞったが、どうにか始末し、除湿剤を増量して設置。

汚れているのは土なんです! このものたちのせいではないのです!

‥‥いや、このものたちのせいだ(苦笑)。

昨日から作っていたブログが、どうにか無事に仕上がった。関係者の方々、お疲れさまでした。

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夕方、近所のスーパーに買い物に行くと、自動ドアから入ってすぐのところに、真っ赤なイチゴのパックがずらりと並んでいた。見ると、こんな札がついている。

「本日限り! エイプリルフール・セール! 1パック258円!」

エイプリルフール・セール‥‥。もしかして、258円と思ってレジに持っていったら、「申し訳ありません。今日はエイプリルフールですので、1000円になります!」と言われたりするのだろうか。

一応、身をもって確認してみたが、嘘ではなかった(笑)。

ブログ制作

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今書いている本のティーザー的な役割のブログが、版元のサイトで来月オープンすることになっていたそうなのだが、まだ未完成ということで、急遽その実装作業に取りかかる。

昨日の段階でWordPressのインストールは終わっていたので、基本的な設定や常設ページの作成をゴリゴリと進める。いやー、快適だなあ、WordPress。前々から思っていたけど、Movable Typeに比べると、操作している時のストレスが圧倒的に少ない。乗り換える人が続出なのもむべなるかな、だ。

自分も乗り換えてみたいところだが、現在のラダックのブログへのアクセスの多さを考えると、簡単には実行に移せないというのが実情。MySQLも古いバージョンだから、データベースをいったん削除して、また新しく作り直さなきゃならないし。うーむ‥‥。

うまくいかない日

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特に何かやらかしたわけでもないのに、あらゆることがうまくいかないという日が、たまにある。今日がまさにそれだった。

昼過ぎに打ち合わせの約束があったのだが、参加メンバーの一人がそのことを忘れてしまっていて、こっちが冷や汗。何とか事なきを得た‥‥のだろうか? いや、やっぱりまずかったな‥‥。

午後、前から目を付けていたカメラが値下がりしていたのをネットで見つけていたので、満を持してその店に行ってみたら、逆に値上がりしていた。見つけた時にさっさと買っておけばよかった‥‥。

夜は吉祥寺で友人たちと会食の予定が入っていたのだが、昨日の夜になって、友人の一人が体調を崩してしまった。残念ながら今日はキャンセルして、来月以降に順延‥‥。

‥‥ま、仕方ないか。切り替えていこう。

旅する気持

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今年の夏はラダックに行くことにしたので、計画をぼちぼちと練りはじめている。

今回持って行く荷物や装備は、前に使っていたものでほぼ大丈夫と思っていたのだが、チェックしてみると、中にはラダックで酷使しすぎて、おシャカになりかけているものもいくつかあった。出発前になるとバタバタして、用意するのをうっかり忘れてしまったりするので、必要なもののリストを作っておくことにした。

このリスト作りが、なかなか愉しい(笑)。何というか、ほんのりと気分が昂揚してくるというか‥‥。旅する気持のスイッチが、ぽん、と入るような気がするのだ。

あの、わくわくとした気持が、ひさしぶりに戻ってきた。

ぷあん

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午後、ラダックのグループ写真展の撤収のため、西荻窪へ。

写真パネルを外し終えた後、出展者のみなさんやその知人の方々と一緒に、ぷあんというタイ料理屋さんに行く。店に入ってからいったん裏口を出て、中庭から狭い階段を伝って二階に上がる。通されたのは、裸電球が一つぶらさがっているだけのお座敷。普通の民家というにも殺風景だが、不思議と落ち着く。

料理は名物のカオソイ(ココナッツミルクカレー風味の汁麺)をはじめ、どれもなかなかの味。今日のおすすめ魚料理というやつを注文したら、タイ風サラダっぽいアレンジでホタルイカが出てきたのにはびっくりした(笑)。

飲み会の参加者は旅達者な方々ばかりで、いろんな国のマニアックな話を聞くことができて愉しかった。こういう機会を持つことができたのは、よかったなあと思う。

マグロ

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午後、風の旅行社主催のラダック関連イベントを見るため、築地に行く。

都営大江戸線の築地市場駅で降りて、イベント会場まで歩いていったのだが、駅から外に出ただけで、魚の匂いがしてきた。市場の周辺にひしめく店の前を通り抜け、やたらめったら寿司屋が立ち並ぶ中を歩いているうちに‥‥何だか、無性にマグロが食べたくなってきてしまった。もし、到着前におひるをすませてなかったら、間違いなくそのまま寿司屋に飛び込んでいただろう。危ない危ない。

人間の食欲って、つくづく環境に影響されやすいものなのだな。イベントが終わった後も、なるべく寿司やマグロのことは考えないようにして、さっさと地下鉄に乗った。

まめ蔵

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冷蔵庫の中の野菜が尽きてしまった。晩飯は、吉祥寺までぶらぶら歩いて、ひさしぶりにまめ蔵へ。たまにはいいだろ、とちょっと奮発して、スペシャルカレーのディナーコースをいただく。

まめ蔵は、吉祥寺では超がつくほどの定番のカレー屋さんだが、いつも感心させられるのは、すごくベーシックな部分での満足度の高さ。パッと見は特別なことをしているように見えないけれど、しっかりとおいしく、そして食べ飽きないカレー。福神漬けもらっきょうも、食後のヨーグルトにかかっているジャムまでも、ことごとくおいしい。こうした基礎体力のようなものを維持し続けるのは本当に大変だと思う。

開店したのは1978年だそうだから‥‥もう30年以上になるのか。すごい‥‥。これからもずっと、営業し続けていってほしいものだ。

スクリーンショット

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冷たい雨が降り続く。やれやれ。

今日は、これまで書いてきた原稿を本にする時に必要な、パソコンの操作画面のスクリーンショットを撮ることにした。Macの場合、command+shift+3または4という操作をすると、スクリーンショットが撮れる。昔からPC系の雑誌や書籍の仕事をしていたので、こういう作業は嫌というほどやってきたのだが、ここ一、二年はあまりそういった依頼が来なかったので、ずいぶんひさしぶりのような気がする。

command+shift+4、command+shift+4、command+shift+4‥‥。

‥‥あまりにも地味な作業をくりかえしているうちに、逆に、妙にテンションが上がってきた。スクリーンショット・ハイとでもいうのだろうか(笑)。

まあ、やらないですむならそれに越したことはないのだが。

麺類好き

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花冷えというには、あまりにも寒い一日。雨やらみぞれやらあられやら、ひっきりなしに降り続く。

こんな日は一歩も外を出歩きたくないので、昼はサッポロ一番味噌ラーメン(キャベツと卵入り)、夜はパスタを茹でてボロネーゼにしたものを食べる。昼も夜も麺類というのは、僕としては別に珍しくない。ラーメン、パスタ、そば、うどん‥‥。他の人と比べても、自分はかなりの麺類好きなんじゃないかと思う。yama_takaの70パーセントは麺類でできていると言っても過言ではない(笑)。

今までいろいろな麺料理を試してきたが、自炊でもある程度オッケーな味にできるのは、パスタやそうめん。うどんは乾麺だとなかなか満足できる味にできないし、インスタントラーメンは短時間でささっと作れる常備食という位置づけ。焼きそばは‥‥そういえば、まだ家では試してないなあ。今度フライパンで作ってみるか‥‥。

‥‥こんなことを書いていたら、何だか無性にトゥクパが食べたくなってきた(笑)。

パクチーハウス東京

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昨日の夜は、リトスタのみなさんと一緒に、経堂のパクチーハウス東京に行った。

この店はパクチー料理の専門店で、あらゆる料理にパクチーがどっさり投入されているという,パクチー好きにとっては夢のような、パクチー嫌いにとっては悪夢のような(笑)場所だ。訪問したのは約一年ぶりだったのだが、店内はディナータイム開始直後からぎっしり満席。世間にはこんなに大勢のパクチー好きがいるのか‥‥。

パクチー、パクチー、またパクチー。だんだん感覚が麻痺してくる(笑)。特に印象に残ったのは、パクチーの根のキムチ。地味な一品だが、パクチーの味や香りがぎゅうっと濃縮されている感じだった。

これで、たっぷり一年分はパクチーを食いだめできたかな。

追い風

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終日、部屋で仕事。今週はじっくり腰を据えて執筆に取り組むことができた。

特に今週に入ってからなのだが、ほんの一カ月前までは影も形もなかった動きが急にいくつも顕著になって、今書いている本の追い風になっているような感触がある。「ここはどうやって解説して、どう説得したらいいのか‥‥」と悩んでいた部分が、そうした動きのおかげで、びっくりするくらい見事にクリアできる状況になりつつあるのだ。

最初の企画段階である程度自信は持っていたものの、実際に書きはじめてみると、手探りで進まなければならない部分が出てきていたのも事実。でも、その出口も次第に見えてきた。

ラダックの本でもなく、リトスタの本でもない、典型的な実用書だけれど、せっかく書くのだから、手にとってくれた人に喜んでもらえて、役立ててもらえるような本を作りたい。今吹いているのは、追い風というにはまだそよ風程度かもしれないが、ベストは尽くす。

やみつき塩キャベツ

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ラー油やパルムに引き続き、最近ハマっているものシリーズ、その三。やみつき塩キャベツのたれ

キャベツというやつは、スーパーでひと玉買ってくると、食べ切るまでが結構大変。回鍋肉にしたり、インスタントラーメンの具にしたり‥‥といろいろやってはいたのだが、何かもっと効率のいい消費方法はないかと模索した結果、行き着いたのがこれ。

キャベツをざくざく切って、このたれを回しかけて(かけすぎ注意)、ゴマ油をちょっとたらして、あればゴマをかければ、塩キャベツのできあがり。簡単だ。しかも結構うまい。キャベツの消費も進む。

でも、冷静に考えてみると、この程度のたれなら、自作するのもわけないような気がしてきた。おろしニンニクと塩と胡椒とゴマ油があれば作れてしまいそうだ。今度ヒマな時にでもやってみるか。

女子高生の会話

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午後、新宿まで出かけて、仕事の資料に必要な本を探して購入。アテにしすぎるのは危険だが、何もないよりはまし。

帰りにマクドナルドでひと休みしていると、目の前の席に、二人の女子高生が向かい合って座っていた。

「‥‥でさー、そっち見たら、誰だったと思う? ○○○○だったんだよー!」

‥‥と、二人は街で見かけた芸能人について話をしていたのだが、よくよく見ると、ちょっとびっくり。というのもその二人は、だらーんと会話は続けているものの、相手の方はまったく見ず、ただひたすら、自分のケータイを眺めていじくり続けているのだ。こんな状態で会話が成立してしまうのか‥‥。

マルチタスクといえばそれまでだが。

パルム

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うららかな日射しが射しているかと思えば、まだ風は冷たかったりするけれど、もう、すっかり春だ。近所の木蓮の木も満開になっている。

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最近、遅まきながら、パルムにハマっている。

パルムは、チョコレートをコーティングしたバニラアイス。スーパーに行けば、一箱六本入りが380円で売っている。パッと見は何の変哲もないアイスなのだが、食ってみると、これが存外にうまい。

この商品、決して特殊な材料や製法で作っているわけではないらしい。バニラアイスのなめらかさとか、チョコレートの口どけとか、アイスに求められる基本的な条件を徹底的に追及した結果なのだとか。

奇を衒ったことをするより、当たり前のことを、当たり前に、とことんやりきることが大事なのだな。

頂上の夢

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昨日の夜、妙な夢を見た。‥‥エベレストに登る夢。

僕も一応、チャダルという極寒の世界を旅した経験はあるが、そのエベレストに登る夢の中では、ガレ場のひどさも、雪の深さも、寒さも、酸素の薄さも‥‥何もかもが、チャダルの時の三倍くらいきつい。八千メートル峰なんだから当たり前といえば当たり前かもしれないが、本当に行ったわけじゃないんだし、夢なんだから、もうちょっと楽でもよさそうなものなのに(笑)。

目が覚めると、身体中がぐったりと疲れきっていた。エベレストの頂上に立てたかどうかは、あまりよく憶えていない。

言葉を絞り出す

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先週は、取材やら打ち合わせやら飲み会やらで、とにかく出歩いてばかりの一週間だったのだが、今週はほぼオールクリア。ようやく本腰を入れて執筆に集中できる。

ライターという仕事を長い間続けているせいか、昔に比べると、ずいぶん原稿を書くスピードが早くなったような気がする。書きたいことがある程度まとまっていれば、何というか、脊髄反射的に言葉がずらずらと出てくるようになった。仕事の効率的には大変喜ばしいことなのだが、さて、それがそのまま「いい文章」になるかというと、ちょっと慎重に考えなければならないかなとも思う。

文章の構成を考えている時、いい言葉が突然ポッと浮かんでくることもたまにはあるけれど、やっぱり、苦しんで苦しんで、苦しみ抜いた末に絞り出した言葉の方が、何だかんだで人の心に残るのではないだろうか。少なくとも、僕はそう信じたい。

忘れないために

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昨日の午後は、六本木で開催されたチベット・ピースマーチに参加してきた。

去年のピースマーチは主催団体に関する問題でゴタゴタしていたが、今年は在日チベット人による主催ということで、比較的スムーズに運営されていたように思う。いつも裏方としてがんばっているスタッフの方々には、本当に頭が下がる思いがする。

二年前にチベットで悲しい出来事が起こった時、六本木で開催されたデモには二千人もの参加者が集まったが、今年集まったのは、二、三百人くらいだろうか。あの時、「フリーチベット!」と声高に叫んでいた人たちは、いったいどこに行ったのだろう? チベットのラサでは今も、街の至るところ、それこそお寺の屋根の上にまで、銃を担いだ武装警察が立ち並び、チベット人たちに目を光らせている。状況は、何一つよくなってはいない。それなのに、たった二年であっさりと忘れてしまっていいのだろうか?

彼らのことを忘れないために、僕はこれからも毎年ピースマーチに顔を出そうと思う。いつの日か、ピースマーチ自体をしなくてもよくなる時が訪れることを願いつつ。

ブツ撮り

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午後、こいけ菓子店とリトスタに行く。今書いている本に必要な素材を撮影させてもらうのが目的。いわゆるブツ撮り。

雑誌の編集者をしていた頃から、カメラマンさんに撮影してもらう際に立ち会ったことは数えきれないほどあるし、時間と予算がない時は自分でも時々撮ったりしていたのだが、やっぱりブツ撮りは難しいな、とつくづく思う。一切れのケーキを撮るにしても、撮影の場所や時間の制約がある中で、無数の選択肢から最適な答えを探り当てるまで、一つひとつ試していかなければならない。そこで確実に答えを導き出せるのが、技術と経験を兼ね備えたプロなのだと思う。

うーむ、がんばらねば。その前に原稿も書かねば‥‥。

昨日は、午後から小川町で打ち合わせをした後、下北沢のmois cafeという古民家カフェへ。旧友の平松さん足立さんに会い、彼らが作ったWebサイトについての取材。

取材は滞りなく終了し、そのまま場所を変えて飲み会に突入。sunagaというダイニングバーで、洋食のような和食のような、不思議な取り合わせの料理をいただく。豚足と豚耳と豚ほほ肉のメンチカツにバルサミコソースがかかったものや、トリッパ(仔牛の胃袋)のトマトソース煮込みなどがうまかった。調子に乗って、みんなでワインのボトルを二本空ける。

その後に寄ったカウンターバーで一杯飲んでいると、僕らと同年代のバーのマスターが懐かしいレコードをかけてくれて、その話でまたまた盛り上がる。SHOGUNの「男達のメロディー」。子供の頃に見た「俺たちは天使だ!」というドラマの主題歌。ドラマのあらすじは全然覚えていないけど、この曲だけは不思議と記憶に残っている。とにかく、歌詞がカッコイイのだ。

「走り出したら、何か答えが出るだろなんて、俺もあてにはしてないさ‥‥」
「運が悪けりゃ死ぬだけさ、死ぬだけさ‥‥」

今までの人生、僕たちはどこかの会社に属することもなく、自分自身でもどうなるかわからない中で、どうにかこうにか生きてきた。これから先もどうなるか、さっぱりわからないけれど‥‥たぶん、何とかなるだろう。

運が悪けりゃ、死ぬだけさ(笑)。

料理酒

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もう三月だというのに、予想外の大雪。スーパーに食糧を買い出しに行くのも億劫なので、今日は一日部屋に籠って、食事はありあわせのものですませることにした。

だが、誤算が一つ。いつも晩酌に飲んでいるビールが切れてしまっていたのだ。ないとなると、いつもより余計に飲みたくなるというもの。うー、ビール飲みたい。ていうか、アルコール的なものが飲みたい。

‥‥ん? 料理酒って、飲めるのかな?

そう思ってTwitterでつぶやいてみたところ、「料理酒は清酒に塩を混ぜたもの」というレスをもらった。ウィキペディアで調べてみると、なるほど、「食塩や酢の添加により不可飲処置が施されている」と書いてある。さすがに、塩を混ぜた酒を飲む気にはなれない(笑)。

仕方ない、代わりにアイスでも食べて気を紛らせるか。

迂闊

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午後、国立で取材。面白い話を伺うことができた。それにしても、世の中は狭い。

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昨日は、風の旅行社のみなさんとリトスタで会食。普段はラサに駐在している方や、日本語ガイドをしているチベット人女性もいらっしゃっていて、大変に盛り上がった。

最初の乾杯が終わった頃、メニューを見ながら料理をいくつか頼んだのだが、うっかり何も考えずに、魚や貝を使った料理を注文してしまった。ほとんどのチベット人は、魚や貝は口にしないのに‥‥迂闊。それ以降は肉と野菜中心の料理に切り替えた。

ふう。まだまだ配慮が足りませぬ。

特技

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外は冷たい雨。木曜に取材してきた分の原稿を書く。

作業開始前、「だいたい2000字くらいのボリュームにできればいいな」と思いつつ、とりあえず内容重視で何も考えずに書き進めて、完成してみたら、1985字。ほぼぴったり。ライターという職業柄、僕にはいつのまにかこういう特技(?)が身についた。体内ワードカウンターみたいなものか。

まあ、他に何の役にも立たない特技だけど(笑)。

飛ぶように売れる

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午後、水道橋で打ち合わせ。今作っている本のイメージが、だんだんはっきりしてきた。

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昨日の夜は、僕が編集を担当した「Web文章作成&編集術 逆引きハンドブック」の著者の松下健次郎さんが講師を務めるセミナーが御茶ノ水で開催されたので、顔を出してきた。

60席ほどの会場はぎっしり満席。松下さんは本にも載せた素材をうまく使いながら、わかりやすく噛み砕いた講義をしていて、さすがだなあと思った。出版社の方が会場に持ち込んで販売した松下さんの本も、あっという間に完売。自分が手がけた本が、目の前で飛ぶように売れていくのを眺めているのは、何とも言えない快感だ(笑)。

セミナーが終わった後、松下さんと近くの喫茶店に移動して、閉店時間まで談笑。お互いプレッシャーから解放され、いろんな話で盛り上がる。本を作る仕事をしていてよかった、と心から思える瞬間だった。

GR BLOG写真展

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午後、銀座で取材の予定があったので、その前に、RING CUBEで開催中のGR BLOG写真展に行く。

GR BLOGは、リコーのGR DIGITALについての情報発信源であるとともに、メーカーとユーザーとの交流を促進する場として人気を集めているブログだ。五年前に開設されて以来、ずっと活発な更新が続けられてきたのだが、中でも人気だったのが、読者からあるテーマに沿った写真をトラックバックで投稿してもらう企画。今回の写真展は、過去五十回近くのトラックバック企画で選ばれた優秀な作品を一同に集めて展示したものだ。

いや、これは、まじでおすすめ。

とにかく、それぞれの作品が個性的で、しかもものすごくレベルが高い。すべての写真が、28mm相当の単焦点レンズを積んだ同じ機種のコンパクトデジタルカメラで撮られたものとは、にわかには信じられない。僕自身もGRユーザーなので、「こんなアングルの切り取り方があるのか!」と、またまたかなりの刺激を受けてしまった。

一枚々々の写真を見ていくと、GR DIGITALを構えながら、ああでもない、こうでもない、と動き回りながら工夫を凝らしている人たちの姿が透けて見えるような気がして、何だか愉しい気分になった。GR好きの人もそうでない人も、時間があるようならぜひ。

撮影スタイル

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終日、部屋で原稿を書く。だいたい予定通りに進行中。今月の下旬以降は、サンプルの制作をお願いしている方との共同作業になるので、今のうちにアドバンテージを稼いでおかなければ。

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先日のラダックのグループ写真展の設営の際に思ったこと。

同じ土地で撮っているのに、展示された写真のテイストは、撮影した人によって見事なまでに異なっていた。どの写真がいいとかいう問題ではなく、それぞれの作品に個性が出ていたのが面白かった。

僕自身の写真は‥‥時間をかけて、いろんな季節の、いろんな場面を撮っている、という印象。人物の写真は、あれこれ話をした上で、真正面から向き合って撮っている、という感じだろうか。それはそれで自分の撮影スタイルなのだろうとは思うが、他の人の写真を見ていたら、「場合によっては、別のアプローチで撮っても面白いのでは‥‥?」と、撮り方のアイデアを刺激される部分もあった。

フォトグラファーとして、自分はまだまだお話にならないくらい未熟であることは自覚している。現状に満足していたら、進歩はない。夏のラダックで、再び写真と真摯に向き合えたらと思っている。

ガジュマル

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終日、部屋で原稿を書く。今は比較的書きやすい部分なので、精神的にはかなり楽。大変なのは、たぶん四月からだな‥‥。

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僕が住んでいる部屋は、独身男の住処らしくすこぶる無味乾燥な状態なのだが、唯一の潤いとして、観葉植物の鉢植えが一つある。ガジュマルの木。アンコールのタ・プローム遺跡を派手に浸食している、あの巨大樹だ。

去年の暮れから育てているのだが、どんどん成長していくのかと思いきや、ずーっと同じ、かわいらしいサイズのまま(笑)。枝の根元の方で、小さな葉が増殖しているくらいか。まあ、タ・プロームみたいな調子で大きくなられたら、それはそれで困るけど。

そんなわけで、今日も僕はいそいそとガジュマルに水を与えるのだった。

午睡

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午後、机に向かって、執筆中の本の細かい構成を検討していた時、急に眠気に襲われた。

どうにもこうにも横になりたくてたまらなくなったので、いっそ昼寝してしまえと思い、寝室に行って、布団の中に潜り込む。それから一時間半くらい、前後不覚に眠り込んだ。いつもはこんなことはないのだが、いったいどうしたことだろう。

目が覚めるか覚めないかという時間帯、うすぼんやりした意識の中で、昼寝する前に考えていた本の構成についてのアイデアが、次から次へと浮かんできた。これまたどうしてなのかわからない。起きた時には頭も身体もすっきりしていて、机に向かってキーボードをちゃちゃっと叩くと、あっという間に構成案ができあがった。

近来稀に見る、生産的な昼寝だった(笑)。

グループ写真展

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夕方、来月から始まるラダックをテーマにしたグループ写真展の設営のため、西荻窪へ。

今回のグループ展では、総勢で八人くらいの人が参加している。会場でも、お互いに手伝ったりアドバイスしたりしながらの設営となった。僕自身は、去年のリトスタでの写真展で使ったA3サイズのパネルのうち、16枚を選んで、ぎゅっと固めて展示。ちょっとロモウォールみたいな雰囲気になって、まずまず迫力は出たかなと思う。

ほかにも、A2サイズのパネルをたくさん持ち込んでくれた参加者の方もいて、設営を終えた会場全体を見渡すと、写真の点数もあいまって、なかなか壮観な光景。ていうか、日本でこれだけたくさんのラダックの写真を一度に見られる機会って、今までなかったんじゃないかと思う。

グループ写真展「Eyes in Ladakh --旅人たちが見たラダック--」は、3月1日(月)から28日(日)まで、西荻窪のGreen Bazaar & 旅茶箱で開催。ご興味のある方、よかったらどうぞ。

積み重ねる

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終日、部屋で仕事。どうにか今月のノルマを達成。

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五輪の女子フィギュアに出場した安藤美姫選手が「今までで初めて、心からスケートをやっていてよかったという気持になれた」というコメントをしているのを、テレビで見た。

彼女は大きな怪我やスランプと戦いながら、必死の思いで五輪への切符をつかみ取り、全力を尽くしたけれど、メダルには手が届かなかった。それでも、「スケートをやっていてよかった」と笑って言えるというのは、すごいことだなと思う。彼女はきっと、人として大切なものを着実に積み重ねているのだろう。

ひるがえって、自分はどうだろう? 「物書きをしていてよかった」と心から言えるような仕事を、積み重ねてきているだろうか?

‥‥がんばらねば。

誇りを持って

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終日、部屋で原稿を書く。今月の目標はどうにかクリアできそう。最低限の目標ではあるが。

テレビは朝から晩まで、五輪の女子フィギュアの話題で持ちきり。日本の全国民の期待を背負わされてしまった19歳の女の子が、氷の上で一生懸命に舞っている姿は、見ていていじらしくもあった。

彼女は頂点に辿り着くことはできなかったけれど、悔しい思いを味わったからこそ、得られたものもきっとあるだろうし、それはこれから彼女が生きていく上での糧になるはずだ。何より、彼女の演技を見て、世界中でどれだけたくさんの人が心を動かされたことか。それはとてつもないことだし、そのことだけを取っても、彼女は十分に誇りを持っていい。

まだほんの19歳。先の人生は、まだまだ長い。自分が19歳だった頃と比べると、いや、ほんと、申し訳ないと思ってしまう(苦笑)。

「Web Creators」休刊

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まるで春本番のような暖かさ。多摩川の河津桜はもう満開らしい。そろそろ自転車で遠乗りするのにいい季節になってきた。

夜、原稿を書いている途中で何気なくTwitterをチェックしていると、「Web Creators」が休刊になるという一報が飛び込んできた。正確には、Webマガジンの形に移行するということらしいが。

「Web Creators」は、僕が創刊時からしばらく関わっていた「Web Designing」のライバル誌で、両者は長年しのぎを削ってきた間柄。ここ最近は「Web Creators」の方がやや優勢だったという話も聞いてはいたが、いやはや、世の中わからないものだ。

三月で休刊になる「デザインの現場」もそうだが、これからしばらくは、紙の雑誌がWebに移行するという流れが続くのかもしれない。広告に依存していた雑誌の収益モデルは、一部の人気雑誌を除けばもうすでに破綻してしまっている。しかし、ライターにとっては厳しい世の中になったな‥‥。

自分で選ぶ

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終日、部屋で原稿を書く。つけっぱなしのテレビでは、五輪の女子フィギュアのニュースばかり。

原稿の執筆と並行して、今回の本に必要な取材のアレンジも進めている。去年の夏から今年初めにかけても、広告系の本の取材をたくさんこなしてきてはいたが、あれは出版社の編集者さんのアレンジによるもので、インタビューの主導権も編集者さんが握っていた。これから始まる取材は、僕が興味を持っている人たちを自分で選ぶわけだから、より素直な気持で取材をすることができる。その点だけでも、モチベーション的にはかなり違う。

昔、雑誌の仕事がメインだった時も、すでに取材先が決まっている段階での依頼より、「誰か面白い人いませんかね?」という段階から相談される仕事の方が好きだった。ただテープ起こしをして文章を仕立てるだけなら、別に僕でなくてもいいわけだから。

うーん、こんなこと書いてたら、テンション上がってきた(笑)。

e-Tax

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午後、確定申告をするために税務署に行く。

大きなプレハブの中に用意された申告スペースは、数年前と比べるとすっかり様変わりしていた。以前は長机と椅子がずらりと並んでいて、人々が座って手書きで申告書を書くのを税務署の人が巡回しながら手助けしていたのだが、今年はフロアの三分の二が、e-Tax申請をするためのパソコンで占められていた。

収支内訳書を作成した後、係員さんに案内されるまま、e-Taxへの入力を始める。自分の名前の登録作業までは順調だったが、収入の金額を入力する段になると‥‥何かがおかしい。よくよく確かめてみると、入力箇所を指定した係員さん自身が間違えてた(苦笑)。税務署の人でさえ間違えちゃうようなややこしいシステムって、どうなんだろ‥‥。

ともあれ、手続きは二時間ほどで終了。これで肩の荷が一つ下りた。

説明文

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終日、部屋で仕事。次の本の原稿の続きを書きはじめる。広告本の作業のためにしばらく中断していたので、まだちょっと調子が戻らない。

今取り組んでいる本は、いわゆる実用書。物事をわかりやすく噛み砕いて説明するという類の文章が求められている。リトスタ本のようにインタビューした人の言葉を生き生きと読みやすく再構成するのでもなく、ラダック本のように自分の心に一番近いところにある言葉を紡いでいくのでもない。まあでも、それぞれに難しいところはある。書くのが楽な文章なんて、そうそうあるものではないなと痛感している。

‥‥とか何とか言いながら、このブログの文章、かなりテキトーに書き流している気がする(笑)。

大食漢

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終日、部屋で仕事。次の本のための取材依頼など。確定申告の準備もしなければ‥‥。

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昨夜の飲み会の幹事は、昔関わっていた雑誌のデスクだったIさん。料理を注文する時、「じゃあ、僕がテキトーに‥‥」と言いながら、みんなのために餃子や青菜炒めをオーダーしてくれたのだが、最後に「自分用にチャーハンを餃子付きで!」と注文。普通に晩ごはんだ(笑)。

で、ほかの料理と一緒にチャーハンが運ばれてくると、Iさんはあっという間にチャーハンをかっこんで、その後、何と!

「あ、ラーメンお願いしますー!」

みんながびっくりしている中、Iさんは幸せそうにラーメンをすすっていた。うまそうだった(笑)。

旧交

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夕方までに、広告本の最後の一人の原稿を書き上げる。推敲の必要はあるが、長い長いウルトラマラソンを走り終えて、ようやくゴールテープを切った感じ。

夜は神保町の九頭鳥という店で、昔関わっていた雑誌の元編集スタッフやデザイナーさんたちと飲み会。ここはまあ普通の中華料理屋なのだが、餃子だけはやけにうまい。調子に乗って食い過ぎた‥‥。

参加者の中には長いことご無沙汰していた方もいたが、みんなで何の気兼ねもなくバカな話で盛り上がることができて、愉しかった。僕のように完全に一人きりで仕事をしている人間に、こうしてつるんで飲むことのできる人たちがいてくれることは、ありがたいことだなと思う。

主夫感覚

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終日、部屋で広告系の本の執筆作業。話の内容自体が面白いので、かなり順調に進めることができた。

夕方、足りなくなった食材を補充するため、エコバック持参で近所のスーパーへ。買い物かごを片手に、店内を巡回していると‥‥。

「あっ! 納豆が78円!」「おお! 牛乳が168円! ラッキー!」

‥‥とまあ、こんな感じで、最近はすっかり主夫感覚で買い物をしているような気がする(笑)。まあ、これだけ自炊の習慣が継続するとは、自分でも想像していなかったのだが‥‥。

明日の朝は何にしようかな。

完遂

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終日、部屋で広告系の本のテープ起こし。夜までかかって、どうにか先週取材した分の作業を完遂することができた。あとは原稿を書き上げれば、とりあえず脱稿できる。長かった‥‥。

もう、QuickTimeの再生ボタンと停止ボタンと巻き戻しボタンをひたすら押し続ける日々とは、しばらくオサラバしたい(笑)。

今日は、新しい書籍の編集をしてくれないかという依頼をいただいたりもしたのだが、次の本の執筆スケジュールともろに重なってしまうので、残念ながら引き受けることができなかった。時間はないけど、金もない。世の中、なかなかうまく回らないものだな。

ヒートテック

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雨というか雪というか、氷雨? とにかく寒い。しかし、今日は昼から都心に行く用事がある。意を決して、今季初、ヒートテックの上下を装着。

ユニクロのヒートテックは、冬のラダックで暮らしていた頃にものすごく役に立った。肌着レベルのレイヤーが一枚余分にあるだけで、体感気温がまるで違う。登山用の本格的なものに比べると圧倒的に安い。これがなかったら、あの土地の寒さを耐え凌ぐことはできなかっただろう。

ひさしぶりに着てみたら、やっぱり暖かい。特に足の部分が効果大。でも、ジーンズの下にタイツを穿いていると‥‥何となく、気持がじじむさくなる(笑)。

γ-GTP

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一昨日、先月受けた健康診査の結果を聞きに病院に行った。

「おおむね問題ないんですが、γ-GTPの数値だけがちょっと高いですね‥‥」
「それはどういう状態を表す数値なんですか?」
「肝臓に負担がかかっていることを示すものなんですが‥‥普段、お酒はよく飲まれますか?」
「毎晩、風呂上がりに350mlの缶ビールを一本飲むくらいですが」
「そうですか。それだとこんな数値にはならないはずだが‥‥ああ!」
「な、何ですか?」
「きっと、年末年始にたくさん飲み食いされていたから、数値が上がったんでしょうね」

あー。十二月は何だかんだで忘年会続きだったし、正月は安曇野で飲み食いしてたし。さもありなん。

佳境

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午前中から目黒で広告系の本の取材。予定していたより大幅に長引いて、終わった頃にはもう夕方。面白い話を伺うことはできたものの、これをテープ起こしするのは大変だな‥‥。一人になったとたん、どっと疲労が滲み出る。

ともあれ、今回で広告系の本のための取材はすべて終了。長かった‥‥。キックオフしたのって、かれこれ一年くらい前じゃなかったっけ? 無事に本が完成するといいのだが。

あと少し、あと少し。校了したら、何かうまいもの食べに行こう。がっつりと。

紙への愛着

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やけに生暖かい天気の日。午後は広告系の本の校正反映作業をし、夜は次の本の原稿を書く。

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最近、寝る前に一、二時間ずつ本を読んでいる。仕事でどん詰まりまで追いつめられていた頃は、人様の書いた文章なんて読む余裕がなかったのだが、やっぱり読書は愉しい。乾いたスポンジが水を吸い込むように、脳が言葉を吸い込んでいく。

それにしても思うのは、やっぱり、紙の本っていいなあ、ということ。特に、きれいな装丁と読みやすい文字組の本は、手に取ってページをめくっているだけで心がうきうきしてくる。こんな風に夢中になって本を読み耽るという体験は、iPadやKindleではちょっと難しいんじゃないかなと思う。

もちろん、iPadだけで事足りたり、むしろその方が適している本もあるだろう。カタログ系の雑誌とか、コミックとか、百科事典とか。でも、人の心に深い余韻を残すような本は、紙の方がふさわしいと思う。大切に書架に保存されたり、ことあるごとに読み返されたり、誰かにプレゼントするために買われる本。それはやっぱり、紙の本でなければしっくりこない。

あらためて、紙への愛着を確認したような気がする。

こんな感じ

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体調もすっかり回復。広告系の本の作業は木曜の取材が終わるまでできないので、次の本の原稿を書きはじめる。

冒頭のまえがきや、第一章のさわりの部分を、少しずつ感触を確かめながら書いていく。何を書くのかはもう決めてあるのだが、今確かめているのは「こんな感じかな?」という感触。うまく説明できないのだが‥‥文体とか、テンションとか、リズムとか、そういうものがもやもやと組み合わさったもの。「こんな感じかな?」という感触がある程度つかめたら、その後は自然にスルスルと言葉が出てくる。逆に、感触がはっきりつかめていなければ、文章はあっちにふらふら、こっちにふらふらすることになり、後の修正が大変になる。

今日のところは‥‥うーん‥‥つかめた、かな?

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Web文章作成&編集術 逆引きハンドブック」刊行を記念したセミナーが来月開催されるとのこと。ご興味のある方はどうぞ。

消費者心理のプロセスモデルでチェックする 成果を上げるWeb文章の考え方・まとめ方
日時: 3月4日(木) 19時〜21時
会場:デジタルハリウッド東京本校1F
参加費:1500円
申込期限:3月3日(水)17時まで

マ・プリエール

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昨日の夜あたりから、頭痛に襲われる。左右のこめかみがズキズキ痛んで、薬を飲んで寝ても治らない。結局、昼間は数時間おきに薬を飲みながら、ずっと寝て過ごした。

夕方になって若干回復してきたので、軽く食事をしておこうと思って、近所のフレッシュネスへ。帰りに通りの反対側にあるマ・プリエールというケーキ屋さんで、フルーツロールケーキを買う。病んでる自分へのいたわりみたいなものか(笑)。

家に帰って、ホットミルクと一緒に食べたら、うまかった。今日はずっと寝ていたから、夜はなかなか眠れないだろうな。昨日買った新訳版の「夏への扉」でも読むか。

ポニョの狂気

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午後、リトスタでおひるを食べたついでに、次の本の構成案を練る。おぼろげだったイメージが、だんだん形になってきたような気がする。書き出しが決まれば、もうちょっとはっきりするんだけど。

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夜、日テレで「崖の上のポニョ」をやっていた。観るのは初めて。初めはのほほんとした雰囲気だなあと思っていたのだが、いや、しかし、これは‥‥(苦笑)。ライターの友人が「近来稀に見るホラー映画」と評していたが、その通りだと思う。ありえない状況下で、幸せいっぱい、笑顔いっぱい、何の疑いもない愛情表現。それでいいのか? 理屈ではない部分でぞわぞわさせられる。

たぶん、宮崎駿監督としては、思うぞんぶん、作りたいように作った映画なのだろう。それはこの圧倒的な絵の作り込みを見ればわかる。だからなおさら、ひたひたと押し寄せる波のような狂気が怖い。それは古来のおとぎ話に通じる怖さなのかもしれない。

いや、ほんと、「近来稀に見るホラー映画」だった。

不景気

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書き仕事が一段落したので、気分転換も兼ねて吉祥寺まで歩いて出かける。企画や構成案を考える時は、部屋に籠っているより、歩きながら考えた方がいい。

僕の家から東南東に伸びる道をひたすらまっすぐ歩いていくと、中道通り商店街からそのまま吉祥寺に着く。この商店街は小さいながらもお洒落な店が多いのだが、最近は特に、閉店したまま、がらーんと空き物件になっているテナントが目立つようになった。人気のエリアなので家賃や保証金も高いのだろうが、やっぱりこの不景気では、どこもおいそれと出店できないのだと思う。

自分が好きな店までなくなってしまっては困るので、晩飯は旅人の木でラーメンを食べた。

同姓同名

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終日、部屋で仕事。昨日、今日と粘ったおかげで、かなり進んだ。

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最近、割とよく質問される件についてお答えします。

今、アマゾンで「山本高樹」という著者名で検索すると、こんな結果が表示される。

ラダックの風息 空の果てで暮らした日々
リトルスターレストランのつくりかた。
Web文章作成&編集術 逆引きハンドブック
昭和ヂオラマ館―山本高樹作品集

ラダック本、リトスタ本はともかく、Web文章本に編集者である僕の名前がなぜ表立ってクレジットされているのかはよくわからないのだが(苦笑)、一番下の「昭和ヂオラマ館―山本高樹作品集」は、同姓同名の全く別の方の著作。僕もよく存じ上げないのだが、ジオラマ作家として、その世界ではかなり有名な方だという。自分の名前は相当に珍しいと思っていたので、正直びっくりしている。

というわけで、僕はジオラマとかまったく作れないので(笑)、お間違えなきよう。

心の平和

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東京でも雪が積もった。こんな日に外を出歩かなくてすむのはありがたい。終日、広告系の本のテープ起こし。手元にある分は、とりあえず全部終わらせることができた。

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最近、一日の仕事を終えてビールを飲む前に、マッサージジェルを使うようになった。

僕が使っているのは「Peace of Mind」というジェル。小さな容器からワンプッシュして指先にちょっと取って、こめかみや耳たぶや首筋にすり込んで使うのだが、これが、しゅわしゅわ〜という何ともいえない爽快感。「おおお〜」と、思わず声が出てしまう。日がな一日、机に向かって黙々とキーボードを叩き続けた後だとなおさら。

「心の平和」とはよく言ったものだなあ。我に平和を。

地味なゲーム

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終日、部屋で仕事。雨が雪に変わり、白く積もりはじめている。

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最近は、めっきりゲームをやる機会が減った。Wiiやプレステはうちにはないし、買う予定もない。ただ、iPhoneではチョコチョコとやることがある。

iPhoneでは、膨大な種類のゲームアプリを選んで遊ぶことができる。数百円程度から買える有料のものもあれば、無料で遊べるものもある。僕がiPhoneに入れているのは、オセロ、マインスイーパ、そしてソリティア。どれもサウンドも何も出ない地味な一人遊びゲームだが、これが意外とハマってしまう。仕事の合間にちょっとやってみるかと始めてみたら、あっという間に二時間経っていたことがあった(汗)。

‥‥にしても、選べるゲームは星の数ほどあるのに、何で僕は、よりによってWindowsの付属ゲームみたいなのばかり選んでるんだろう?(苦笑)

この間、「辛そうで辛くない少し辛いラー油」というまだるっこしい名前のラー油を買った。

このラー油、ネット経由のクチコミで人気沸騰しているらしく、近所のスーパーの棚にも一瓶しか残っていなかった。ふたを開けると、中にはフライドガーリックとフライドオニオンがぎっしり。見た目はものすごく辛そうだが、なめるとそれほどでもない。ごはんに乗せて食べろと書いてあったので、やってみると、確かにうまい。でも、これはちょっとカロリー高めな食べ方かも(笑)。

ラー油なのでもちろん餃子につけてもいいだろうし、割とあっさりした野菜中心の料理に合わせてもいいような気がした。試しに大根ステーキのソースにしてみたら、かなりハマって、うまかった。インスタントラーメンなどにちょこっと入れたりするのにも便利そう。

まあでも、とにかく名前がまだるっこしい(笑)。

長い道程

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最近は、広告系の本の執筆に集中している。

考えてみれば、この本の企画がスタートしたのはかれこれ一年も前。僕の役割は十数人の広告関係者にインタビューした内容を文章にまとめるというものだったが、企画の性質上、出版社から取材対象者へのアポ取りが難航し、取材が本格的に始まったのは去年の夏だった。以来、「Web文章作成&編集術 逆引きハンドブック」の編集作業の合間に、コツコツと取材と執筆を続けてきて‥‥ようやく、長い道程の終点が見えてきたような気がする。手元にある一人分の原稿を書いて、二月上旬に行う最後の人の取材と執筆が終われば、その後の推敲作業などはあるものの、とりあえず一区切りはつけられそうだ。

それにしても、一人につき約三時間、これまでに三十時間以上のインタビューのテープ起こしをしてきたのかと思うと‥‥テープ起こし業者としてもやっていけるんじゃないかという気がしてきた(苦笑)。でも、やっぱり僕は、自分の言葉で文章を書いている時が一番愉しい。

サリンジャー死去

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朝、Macを立ち上げてニュースをチェックしていると、J.D.サリンジャーの訃報が目に飛び込んできた。

ライ麦畑でつかまえて」は、たしか高校三年の時に読んだ。野崎孝訳のその文章は、口語体でありながら流麗なリズムで読みやすくて、ご多分に漏れず僕もすっかり魅了された。ただ、あの頃の僕が本当の意味でこの本を咀嚼し、自分なりに理解できていたかというと、どうも怪しい。「この本がいいと思えるならいっぱしのセンスの持ち主だ」みたいな見栄もちょっとあったかもしれない(苦笑)。

僕が特に好きなのは、主人公のホールデンと妹のフィービーのやりとりだ。ホールデンが一人で西部に行こうとしてフィービーに別れを告げようと待っていると、フィービーが自分もついていくつもりで勝手に荷造りしたスーツケースをひきずってきた場面とか、ラストの回転木馬の場面とか。今、本棚から取り出してパラパラとめくってみたら、しっかりその場面のページの角が折ってあった。やっぱり僕も、いろんな意味でサリンジャーの影響を受けていたのだと思う。

1965年に雑誌に作品を発表したのを最後に、サリンジャーはニューハンプシャーの田舎町で隠遁生活を送り、ずっと沈黙を守り続けた。噂では、まだ誰も知らない作品が存在するのではないかと言われている。

iPad雑感

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昨日の夜は、アップルの新製品発表会をネットで見るために、夜更かしをしてしまった。ついに登場した噂のタブレット、iPad。以下はその雑感。

事前にいろんな噂が飛び交って、期待値が異様に大きくなっていたせいもあるが、iPadのスペックに関しては、正直ちょっと拍子抜け。「でっかいiPod touchなんじゃね?」という印象だった(笑)。でも、発表会終了後にアップルのサイトに掲載されたデモムービーを見て、「これはすごいかもしれない‥‥」とちょっと認識が変わった。とにかく、動作がシンプルで、スムーズで、直感的なのだ。触っていれば、何となく使い方がわかってしまう。iPhoneで培ったインターフェイスデザインのノウハウが存分に活かされている。

作ろうと思えば、他社のネットブックのように小型でそこそこのスペックのノートパソコンも作れたはずだ。だがアップルはそれをせずに、iPhoneをスケールアップして、iPhoneとMacの間のポジションに入る製品を作ることを選んだ。たぶんそれは、アップルがテクノロジーから発想するのではなく、ユーザーが生活の中のどんなシーンで何を必要としているのか、という視点から製品を発想しているからだと思う。

その象徴が、発表会のステージに置かれたソファだ。ジョブズをはじめとしたプレゼンターはソファに腰掛け、膝の上で軽くiPadを抱えながらタッチ操作をしてみせた。あれは、「iPadはこういうシーンでこう使うものですよ」というデモンストレーションだ。居間のソファにのんびりもたれながら、マルチタスクでややこしい作業をしたいと思うような人はいない。MacともiPhoneとも違う生活のシーンの中での使い方を提案する、うまいプレゼンテーションだったと思う。

職業柄、気になるのは、電子書籍について。詳細が不明な点も多いが、iPad向けに電子書籍を配信する方法はいくつか考えられる。一つは、今回アナウンスされたiBookstoreによる配信。もう一つは、現時点でiPhone向けにいくつか存在する単体のアプリとしての配信。そしてもう一つは、すでにiPhone用も存在するアマゾンのKindleアプリでKindle向け電子書籍を購入して読む方法だ。これらの方法が共存する方向になるのかどうかは予断を許さないが、いずれにしても、日本の出版業界に電子書籍が台頭してくるのは、もはや避けられない流れだろう。

個人的には、電子書籍のようなデジタルコンテンツに対してはそれほど抵抗感はないけれど、紙の本のよさというものも大切にしていきたいとも思う。やっぱり今の自分にできるのは、それがどんな形であれ、一冊々々、いい本を作っていくことだけなのかもしれない。

「デザインの現場」休刊

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昼、江ぐちのラーメンを食べ納めに行った後、ささっと散髪。家に帰ってから、広告系の本のテープ起こしを進める。

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老舗のデザイン専門誌「デザインの現場」が、3月27日発売号をもって休刊することになったという。

この雑誌とは、僕はフリーランスになって間もない頃からのお付き合いで、毎号というわけではなかったが、ちょくちょく記事を書かせていただいていた。当時の編集部の中核メンバーだった田邊さんや宮後さんは、本当に優秀な編集者さんで、当時の僕が知っているかぎり、他のどの出版社よりもきっちりとした仕事をされていたと思う。現在は二人とも書籍のセクションに移られているが、田邊さんは寄藤文平さんの「ラクガキ・マスター」を担当されたばかりだし、宮後さんには去年、「リトルスターレストランのつくりかた。」の件でものすごくお世話になった。

雑誌自体も、細かいところまで気配りの行き届いた丁寧な造りで、今となっては数少ない「ちゃんと作られた雑誌」の一つだった。クリエイターの方々にとっても、「デザインの現場」で作品を紹介されるということは、一種のステイタスシンボルのようなものだったのではないかと思う。

そんな「ちゃんと作られた雑誌」が、また一つ姿を消す。休刊に関しては社内的な事情があるようだが、残念でならない。でも‥‥「廃刊」ではなく「休刊」なのだから、いつかまた、何かしらの形で甦ってくれたらいいな、と思わずにいられない。

一か八か

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終日、部屋で広告本のテープ起こし。昼も夜も自炊したので、今日は一歩も家から外に出ていない。

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先週発売になった「Web文章作成&編集術 逆引きハンドブック」だが、今日付の東京IT新聞に書評が載ったりしたからか、なかなか好調な滑り出し。アマゾンでも割と上位にランクインし、一時的に在庫切れになるほどの状態だという。

本を作る側の人間としては、発売前に「これは絶対売れる!」という確信を持てることなんて稀で、いつもおっかなびっくり、一か八かの博打を打つような気分で発売日を迎えることがほとんどだ。特に今回の本の場合は、テーマは比較的地味だし、ターゲットとなる読者層もそう幅広くはないと思っていたので、正直言って、ほっとした。これも著者の松下さんをはじめ、関係者のみなさんの努力の賜物だなと思う。

こんな本があったらいいなという本、こんな本を読みたいなと思える本を、これからも作っていこう。

いびつな街

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夕方から銀座で広告系の本の取材。今回も長丁場だったが、何とか乗り切った。

帰りがけに編集者さんとも話したのだが、最近の銀座は、何だかいびつな感じの街になっているような気がする。国内外の高級ブランドが自己主張の強い形状のビルを次から次へと建てているせいで、街全体の風景が、まとまりがないというか、しっちゃかめっちゃかというか、すこぶる残念なことになってしまっているのだ。これは、最近の表参道あたりにも共通する現象かもしれない。

もっと街全体のことを見越して、抑制を効かせた設計にしてくれればいいのに、と思う。

江ぐち閉店

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昨日、三鷹には知る人ぞ知る名店が多いと書いたばかりのところに、寂しい知らせが届いた。

三鷹駅南口の老舗のラーメン屋、江ぐちが、一月いっぱいで閉店することになったそうだ。このお店、開業してから60年以上にもなるそうで、「三鷹でラーメンといえば江ぐち」と呼ばれるほどの存在だった。久住昌之さんが書いた「小説 中華そば「江ぐち」」という本にも登場しているのは、地元の人間にはあまりにも有名な話だ。

450円で食べられる、昔ながらの素朴なラーメン。あの狭い店内で、大勢の常連さんが背中を屈めてラーメンをすする光景は、もう見られなくなるのか‥‥。

閉店前に、食べ納めに行かなければ。

三鷹の名店

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広告系の本の原稿をきりのいいところまで進められたので、今日はオフ。

おひるにリトスタで週末限定のチキンカツカレーを食べ、そこからぶらぶら歩いて、こいけ菓子店へ。来月から始める別の企画に絡んで、フカザワさんとちょっと打ち合わせをさせてもらう。今夜のおやつ用にショートブレッドも購入。

家への帰りしな、古書上々堂デイリーズハイカーズデポをひやかし、まほろば珈琲店でコーヒー豆を買う。こうしてゆっくり歩いてみると、三鷹は、知る人ぞ知る名店揃いの街だなあとあらためて思う。暮らしやすくて、離れがたい、地味だけど不思議な魅力を持った街だ。

今日はよく歩いた。明日からまたきりきり働こう。

編集者の役割

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去年の暮れ、編集作業に忙殺されていた本が、ようやく発売になった。

この本で、僕は企画と編集を担当した。原稿整理や校正作業など、自分自身の作業もそれなりに大変だったが、ライターやデザイナー、DTPオペレーターなど、関係者の方々の役割分担やスケジュールをそれぞれどうやってコントロールしていくかを考える作業の方が、心理的には大変だったような気がする。

本や雑誌を作る時の編集者の役割で一番大切なのは、「いい本を作りましょう!」というまっすぐな思いでスタッフを鼓舞して、チームを結束させ、みんながなるべく気持よく仕事ができるようにすることだと僕は思う。本気でいいものを作ろうとしたら、何もかもスムーズにうまくいくなんてことは稀だ。時にはスタッフ同士が衝突したり、弱い立場のスタッフにしわよせが及ぶこともある。そういう時に水際に立って、時には嫌われ役になることも覚悟の上で、それぞれのスタッフが最大限の力を発揮できる状態を作ること。それができる人が、誰からも信頼される「いい編集者」なのではないかと思う。

自分はまだ、その境地には遠く及ばないな‥‥。

断水

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朝の九時から午後三時まで、マンションの受水槽を清掃するとかで、その間は断水になった。

この断水、いつもの僕の生活時間帯にちょうどぶつかる形になるので、そのままでは朝シャワーも朝飯の自炊もトイレも、ほとんど何もできなくなってしまう。今日は午後から水道橋で打ち合わせの予定が入っていたし、断水で不自由な思いをするくらいなら、早めに起きてすぐに身支度して、さっさと出かけてしまうことにした。

駅周辺の銀行や郵便局や薬局などを回って、細かい用事を片っ端からすませていく。それでも打ち合わせまで時間が余ってしまったので、各駅停車の総武線で秋葉原まで行って、ヨドバシカメラで展示品のカメラをいじくって時間を潰す。やれやれ、断水のせいで、すっかりペースを乱されてしまった‥‥。

まあ、二年前の今頃、断水どころか電気すらろくに通じない厳寒期のラダックで暮らしていた時のことを思えば、どうってことはないのだが。

地デジ

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朝、うちのマンションの各部屋に接続されているケーブルテレビ回線の点検をするということで、ケーブルテレビ会社の人がやってきた。僕はケーブルテレビに加入していないのだが、地上波放送はそのまま回線から受信できる仕組みなのだ。

「つい先日、このマンションに接続していた回線を、双方向の高速通信ができるものに変更しまして‥‥要するに、これからは地デジが見られるようになります!」

知らなかった。今まで地デジ視聴不可だったのか(笑)。

点検が終わった後、ケーブルテレビ会社の人はパンフレット片手に、「今なら初期費用がお得です!」と熱心に加入を勧めてくれたのだが‥‥。申し訳ない。そこまでテレビを見ていられるような優雅な暮らしはしていないので(苦笑)。

あ、でも、あと一年くらい経ったら、小さくてもいいから地デジ対応テレビを買わなきゃな。その頃にはもうちょっと安くなってるんだろうか。

油絵

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午後、電車に乗って埼玉へ。リトスタのホールスタッフの沼田章子さん(通称ぬまっち)の絵の展覧会を見に行く。

沼田さんの描いた絵は、どれも白を基調にしながらもさまざまな淡い色が織り込まれていて、とても繊細な、そして彼女らしいなと思わせる心象風景が表現されているのが印象的だった。考えてみると、キャンバスに描かれた油絵をこんな間近で見たのはひさしぶりだ。中学、高校の頃は僕もちょこっと油絵の真似事をしていたのだが、油絵の具をオイルで伸ばし、絵筆やナイフでキャンバスに塗り付ける時のあの感触を思い出すと、何だか懐かしくなる。

沼田さんには、自分が描きたいと思う絵を素直に描いて、そしてそれを一人でも多くの人に見てもらうことを続けていってほしいなあ、と思う。

ハイチのためにできること

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先日、ハイチで発生した大地震。被害は相当深刻らしく、死者は数十万人に上るのではないかという情報もある。現地の状況があまりにも混乱していて、救援活動も難航しているようだ。

日本から遥か彼方、カリブ海の小国でのことだから、日本の人々の関心がどことなく薄いのも、ある意味仕方ないことなのかもしれない。だが、明日1月17日は、阪神・淡路大震災が起こってから15年目にあたる日だ。あの時、世界中の国々が被災地を支援してくれた。僕たちは今、ほんのささやかなことでもいいから、ハイチのためにできることは何なのかを考えるべきだと思う。

テレビ朝日ではハイチ大地震による被災者を支援するため、電話一本で寄付できる「ドラえもん募金」を行っている‥‥が、昔ながらのダイヤルQ2で、携帯電話やひかり電話では募金できないのが難点。グーグルは、UNICEFやCAREへオンラインで募金できるページを開設している。iPodを使っている人なら、アップルのiTunes Storeの特設ページから米国赤十字社に募金をすることができる。

募金以外では、たとえばTwitterユーザーならTwibbonを使ってみてはどうだろう。これはTwitterで使っているアイコンにちょっとしたマークを付加できるサービスなのだが、「Haiti」で検索して設定すれば、アイコンにハイチ支援の意思を表すためのマークを付けることができる。一人でも多くの人に、ハイチの悲惨な状況を気にかけてもらうこと。そのための意思表示を効果的に行えるのがネットの利点だと思う。

ここに挙げたのはほんの一例で、まだまだハイチの被災者のためにできることはたくさんあるはずだ。日常のせわしなさにかまけて、彼らのことを忘れるようなことだけはしたくない。

さらなる魔法

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午後、汐留で取材の予定があったので、早めに出かけて、銀座のアップルストアでMagic Mouseを購入。他の家電量販店ではほとんど在庫がないらしいが、さすがに本家本元には在庫があった。

長丁場の取材を終え、ラッシュアワーの中央線でもみくちゃにされながら帰宅。さっそくMagic Mouseを設定してみる。お〜、指でなでるとスルスルスクロールする‥‥と、しばし感動していたが、やがて、何かおかしいことに気付く。カーソルの移動速度が妙にトロい。設定を最速にしても、「よっこらしょ」という感じで大きく手首を動かさないといけない感じなのだ。うーむ。

ネットを検索してみたところ、みんな同じように「トロい!」と言っている(苦笑)。ターミナルでコマンドを打ち込んで改善する方法はすぐに見つけたが、それでもまだまだトロいので、しばらく情報を漁っていると、MoreMagicというよさげなシステム機能拡張を発見。さっそくインストールして設定してみると、おお! 速くなった! どうにかまともに使える状態になって、ホッとひと安心。

ただ気になるのは、この謎めいた設定画面‥‥(笑)。

保証書

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夕方、急にマウスの調子がおかしくなった。

バッテリ切れかなと思ってエネループを交換してみたものの、いっこうにMacに接続できない。ネットで症状を調べてみたところ、もれなく本体交換されるような症状らしい。弱った。トラックパッドじゃ仕事にならない。

買ってまだ一年経っていないし‥‥と思って、保証書を探してみるも、ない。ない。どこにもない。解説書やCD-ROMはあるのに、保証書はうっかり捨ててしまったらしい。オーマイガッ。なんてこった‥‥。

あーもう、こうなったら、明日Magic Mouseでも買ってくるか。もともと使ってみたかったし‥‥と、負け惜しみを呟いてみる。

親戚の子供

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朝、宅配便が届く。封を開けると、去年の暮れに校了したWeb系の本の見本誌だった。

毎度のことながら、自分が手がけた本の見本誌が届くと、感無量な気分になる。去年から今年にかけて、ラダックの本、リトスタの本、そして今回のWeb系の本を作ってきたが、それぞれに対する関わり方の度合いが違うので、見本誌を手にした時の感慨も微妙に違う。

写真も文章も100パーセント自分で手がけたラダックの本は、実の子供。共著という形になったリトスタ本は、甥っ子か姪っ子。企画と編集を手がけた今回の本は、親戚の子供。うまく言えないが、そんな感じ。

まあでも、喜びの度合いにはそんなに差はないような気もする。こうして本を作る仕事に携わることができる自分は、幸せだなと思う。

僕の言葉

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終日、部屋で原稿を書く。外は、みぞれ混じりの冷たい雨。東京では初雪ということになるらしい。

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この間、仕事の合間にラダック関連の情報を検索して調べていたら、ある人がラダックの旅行記を書いたブログを見つけた。

その旅行記は、写真を交えながら何回かに分けて掲載されていたのだが、最後の回の文章が、何だか妙なことになっていた。というのも、その文章は、僕が書いた「ラダックの風息」の最終章をところどころ改変しながらもそのまま流用して、まるでその人が書いたかのように仕立てられていたのだ。

もしかするとその人は、僕の本を読んだ後、自分の体験に重ね合わせて共感してくれていたのかもしれない。自分ではその感想をうまく書けかったらそうしただけのことで、悪気はなかったのかもしれない。

でも、あれは、僕の言葉だ。気の遠くなるような時間を積み重ねて、かけがえのない大切なものを引き換えにしてまで、必死になって掴み取った言葉だ。それを、さもその人が掴み取った言葉であるかのように流用、改変されてブログに書かれているのを見ると、何ともやりきれない気持になる。

残念、としか言いようがない。

モモ

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昨日は、以前ラダックでお世話になったテンジン・クンガさんご夫婦の引越祝いということで、彼らのお宅で開催されたモモパーティーに参加してきた。

クンガさんは料理が上手で、今回も本格的なモモを仕込んでくれた。そもそも包む皮からして、アタ(インドでよく使われている全粒粉)を用意してくれていたほど。アタを使うと、モモの皮は茶色っぽい色になるのだが、噛みしめた時の旨味が全然違うのだ。

みんなでワイワイ言いながら包んで蒸したモモは、本当にうまかった。雪と氷に閉ざされたラダックの村で食べさせてもらった時のことを思い起こさせる、懐かしい味がした。

おみくじ

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終日、部屋で広告系の本のテープ起こし。どうにか一区切りつけることができた。

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今年の元旦、安曇野の穂高神社に初詣をした時、おみくじを引いてみた。

‥‥大吉だった。

「わがおもう 港も近く なりにけり ふくや追手の かぜの まにまに」

以下、結構いいことばかりが書いてあって、新年早々、いい気分になった。普段は神頼みなどまったくしない性分だが、こうやって大吉が出ると信じてしまって、今でも机のデスクランプの下に置いているあたり、自分も都合のいい人間だなと思う。

‥‥まあ、別にいいか(笑)。

健康診査

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朝から近所の病院に行く。武蔵野市から通達のあった、無料の健康診査を受けるためだ。

最初に身長を測った時、思っていたより二センチ近く高かったのには驚いたが(朝だからか?)、その後はレントゲンを撮られたり、心電図を取られたり‥‥と、検査は粛々と進む。血液検査のための採血をする時、注射針を何度も差し込まれてぐりぐりされたのには、さすがにちょっと閉口した。最終的な検査結果は一カ月後に出るとのこと。

いったん家に戻って、午後は眼科の病院へ。視力などの測定の後、眼底検査のために、瞳孔を開く目薬を差される。この目薬がなかなか強力で、時間が経つにつれ、周囲のものがぼやーっとかすんでしまう。目がー、目がー、とムスカ状態。困った。これでは家に帰っても仕事にならない。

何だかんだで、丸一日つぶれてしまった。やれやれ。

父親のカメラ

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終日、広告系の本のテープ起こし。かなりがんばったつもりだが、まだまだ先は長い。

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先日、安曇野に行った時の話をもう一つ。

滞在中、僕は父親の書斎スペースの脇にあるベッドで寝起きしていたのだが、その書斎にあるカメラ用の防湿庫の中に、キヤノンの最新型カメラ、EOS 7Dが入っているのを見つけた。

「あれ? このEOS 7D、いつ買ったの?」

父親によると、それまで持っていたミノルタの交換レンズを下取りに出した時に買ったらしいのだが、問題は、そのカメラの存在を知らなかった母親(苦笑)。

「あなた‥‥それ、いつの間に買ったの? もう、ニコンのカメラがあるじゃない! 旅行に二台も持っていくわけ? まったく‥‥」

ごもっとも(笑)。

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ナショナル・ジオグラフィックが120年分の雑誌の内容をデータ化して、160GBのハードディスクに入れて販売しているらしい。199ドルというのは安いなあ。日本でも販売してほしい。

捕らぬ狸の皮算用

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先日安曇野に行った時、父親から、マミヤの古い中判カメラとレンズ三本を譲り受けた。

父親からは「自分はもう使わないし、下取りに出して、お前が仕事用のカメラ機材を買う時の足しにすればいい」と言われていたので、今日の午後、新宿にあるカメラ店に持っていって、買取査定をしてもらうことにした。事前にネットで検索して調べてみると、意外といい値段で買い取ってくれそうだったので、内心、ちょっと期待していた。

だが、動作確認をしてもらったところ、カメラボディに不具合があるらしく、修理しようにも型番が古すぎてパーツもないとのこと。レンズ三本はそこそこいい値がついたが、カメラボディは期待外れの結果に終わった。うーん、残念。

捕らぬ狸の皮算用、あえなく外れる(苦笑)。世の中、そうそううまい話はないものだな。

カタキ

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今日から仕事始め。関係各所へ新年のご挨拶メールを書いた後、広告系の本の原稿を書き進める。

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年末年始に安曇野で会った甥っ子は、まだ二歳にもならないのに、すっかり達者に言葉をしゃべるようになっていた。単語を並べるのではなく、大人とも普通に会話できるほど。あまりによくしゃべるので、保育園ではかえって孤立気味になっているほどだという(苦笑)。

ただ、今の甥っ子にはどうしてもうまく言えない言葉がいくつかあって、たとえば僕の名前である「タカキ」は、何度教えても「カタキ」としか言ってくれない。近い将来、僕は甥っ子に命を狙われるのだろうか‥‥(笑)。

ちなみに、亡くなった僕の祖母は、二歳だった頃の僕がカタカナを読むことができていたと主張していたらしい。まあ、いくらなんでもそれはないだろう。

仕事納め

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終日、部屋で広告系の本の原稿を書く。まずまずはかどったが、焦って仕上げない方がいい気もしてきたので、きりのいいところで打ち止め。

自分的には、今日で一応仕事納め。別に、フリーランスなのだから年末年始に働いても構わないのだが、適当にメリハリをつけないと、際限なく仕事し続けてしまいそうな気がするので。

今年は、本当にいろんなことがあったなあ。まさに激動の一年だった‥‥。

12月30日(水)から1月3日(日)まで、安曇野に行って実家の人間たちに会ってきます。その間はブログの更新をお休みしますので、無駄足を踏まれませぬよう。

では、よいお年を。

帰らぬ人

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知人のカメラマンの方のブログを見ていたら、先日、富士山で遭難した片山右京さん一行についてのエントリーがあった。

亡くなった方々のうちの一人は、そのカメラマンの方の友人だったそうだ。二十年近く前、同じ現場で仕事をしていた仲間で、山岳カメラマンとしても、山岳ガイドとしても、本当に経験豊富なプロフェッショナルの方だったのだという。

そんなプロフェッショナルの方でさえ、自然の猛威に命を奪われてしまうことがある。二年前の冬、自分がチャダルに挑んだ時のことを思い返すと、正直、他人事とは思えない。あの時の自分は、万が一のこともあり得ると、とことん腹を括れていただろうか。

亡くなった方々のご冥福をお祈り致します。

本が取り持つ縁

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一冊校了したものの、もう一冊はまだまだ終わらない。広告系の本のテープ起こしを進める。切りのいいところまで進められたので、ひと安心。

夜は、リトスタで昔の職場の知り合いの人たちと忘年会。店内はぎっしり満席。お店の人たちはさすがにくたびれている感じだったが、それでも心に張りを持って働いているように見えた。

okayanから聞いた話でびっくりしたのは、就職の面接で「最近読んだ本は?」と面接官に質問されて、リトスタ本のことを話したら、その面接官もお店のことを知っていて、結局採用された‥‥というお客さんがいたこと。すごいなあ。一冊の本が、そんな縁を生み出すなんて。

物書きという商売も、まんざら捨てたもんじゃない。

火の用心

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夕方、外を歩いていると、カン、カン、と拍子木を鳴らしながら近所を巡回しているおじさんたちを見かけた。

僕が子供の頃も、年の瀬になると、近所の人たちと一緒に火の用心の巡回をして回っていたことを思い出す。暗いし寒いし面倒だし、参加してもいいことは特に何もない行事だったが、不思議といつも気分が高揚していた。手袋をしていてもかじかむ手で拍子木を握り、「ひの〜よ〜じん!」と言いながら、カン!と鳴らす。あれが単純に愉しかったのだろう。

あれから、ずいぶん時が過ぎてしまったなあ、と思う。

常連たちの夜

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夕方、出版社からWeb系の本が校了したとの報せが届く。ほっとした。ひさびさに編集者として関わった書籍の仕事だったが、文字通り神経をすり減らす作業だったし。まあでも、無事に一冊完成させることができて、よかった。

夜は、リトスタにクリスマスディナーを食べに行く。ここのクリスマスディナーは毎年リピート率が非常に高いのだが、今日は特に‥‥周囲の席にいるお客さん、顔見知りの方々ばかり(笑)。期せずして常連たちの夜となってしまった。

それにしても、うまかったなあ。校了した後だけに、なおさら。

クリスマスイブ

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午前中から笹塚で打ち合わせ。おひるに新宿でラーメンを食べ、三鷹に戻ってきてから、いつもの理髪店で髪を切ってもらう。その後、モリタコーヒーでブレンドコーヒーを飲んで一服。

街の中でカップルを見かける率がやけに高いなあと思ったら、今日はクリスマスイブだった。忙しさにかまけてすっかり忘れていたが、世間はそれなりにキリスト教の風習を楽しんでいるらしい。

帰り道、モスバーガーの店先で、サンタとトナカイのコスプレをした女の子たちが「モスチキンいかがですか〜?」と道往く人に声をかけていた。うっかりふらふらと買ってしまいそうになった(苦笑)。

まあ、聖なる夜に、ざくざくとお茶漬けを食べるのも悪くはないよ(笑)。

帰る場所

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秋からずっと取り組んできたWeb系の本の編集作業も、いよいよ大詰め。関係各所から送られてきた修正指示を突き合わせながら、ゲラにまとめていく。

最近の仕事中のBGMは、羊毛とおはなの新譜「どっちにしようかな」。ふわんとやわらかな音色が、あいかわらずいい感じ。特に気に入ったのは、「ただいま、おかえり」という歌。最初に聴いた時、ちょっとうるっときたほどだった。

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ただいま、おかえり。ごらん街は君の帰りをいつも待ってる
さよなら、またね。と旅立つ君の背中押してくれる
帰る場所はあるからね、と。

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僕にとって、「帰る場所」とはどこなのだろう? そんなことを、ふと思った。

仏門

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昨日の夜、出家して仏門に入る夢を見た。

僕はある寺に入って修行をすることになったのだが、その寺はどう見ても、日本ではない。僧侶たちも、えんじ色の僧衣を着ている。一緒に修行するのは、小学生くらいの年頃の男の子たち。でも、寺ではその子たちの方が先輩なので、僕に対して、ああしろこうしろと命令してくる。

何だよー、えらそうに‥‥と思っていたら、目が覚めた。

どんな夢だ、まったく(苦笑)。

アマチュアリズム

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昨日の深夜、クラブワールドカップ決勝戦、バルセロナ対エストゥディアンテスを観る。

実力的には、バルセロナが圧倒的に上。だが、試合巧者のエストゥディアンテスは前半のうちにほとんど唯一の決定機で先制すると、中盤での執拗なプレスでバルセロナの攻撃を阻み続ける。このまま試合終了か‥‥と思っていたら、後半終了間際、バルセロナはペドロの起死回生のゴールでついに追いつく。そして延長後半、千両役者のメッシが胸で押し込む決勝ゴールを決め、バルセロナが年間六冠を達成するという偉業を成し遂げた。

いや、ほんと、今のバルサは強い。

試合後のグアルディオラ監督のコメントの中に、印象的な言葉があった。

「選手たちがプロフェッショナリズムだけでなく、"サッカーを純粋に楽しむ"というアマチュアリズムも忘れていないことがとてもうれしい」

これはプロのスポーツ選手に限らず、人を惹き付け、楽しませることを仕事にしている人に共通する、大切な心構えだと思う。プロとしてきちんと仕事に取り組みながら、その仕事を自分自身でも楽しむ。そうでなければ、人の心を動かすことなどできるわけがない。

僕も、本を作るという仕事を楽しむことを、忘れないようにしようと思う。

残り半分

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今日は誕生日。特にこれといって感慨めいたものはないのだが、「人生も、半分くらい終わっちゃったんだな」とは思う。

過ぎ去ってしまった半分の人生を振り返ると‥‥回り道というか、無駄というか、たいしたことはできなかったな、というのが正直なところ(苦笑)。自分自身、納得のいく形でやり遂げることができたのは、「ラダックの風息」を書いたことくらいか。自分が心の底から書きたいと思えることを書いて、それを本にすることができたのは、本当に幸運だったし、周囲の人々のおかげだと思う。

ラダックで取材をしていた頃は、「この本を出せたら死んでもいい」とさえ思っていた。でも、僕の人生はあと半分残っている。もう一冊くらい、「これが出せたら死んでもいい」と思えるような本を作りたいと思っている。

のらぼう

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昨日はWeb系の本の校正作業をどうにか終わらせ、三時間ほど寝て、今日は朝から赤坂で広告系の本の取材。午後はWeb系の本のゲラの引き渡しと打ち合わせ‥‥。

はー。さすがにきつい。

夜は、一年ぶりに西荻窪ののらぼうでごはん。行く前から百も承知なのだが、このお店、何から何まで、うますぎる。さわらの炙りはとろけるようだったし、三鷹産の冬野菜はぎゅっと味が濃縮されている。メインディッシュは、牡蠣とごぼうの土鍋ごはん! 具だくさんの味噌汁とお新香と一緒に、心ゆくまで堪能する。これはもう、ちょっと異次元の味だ‥‥。

最近、忙しくて本当にヘロヘロだったけど、おいしいごはんで、何だか報われたような気がした。

ロサル

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寒い一日。終日、部屋で仕事。関係者からひっきりなしにかかってくる電話に受け答えしつつ、Web系の本の校正を進める。

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今日は、ラダックでは大晦日にあたる。ラダックのロサル(正月)は毎年変化するチベット暦に合わせて行われるのだが、チベットのロサルよりも二カ月前倒しになる。昔、ラダックを統治していた王が、隣国に出兵する前に新年のお祝いを終わらせておこうとして、ロサルを前倒しにするようにと命じたことに由来しているという。そんな昔のお達しが未だに守られているなんて、不思議なものだ。

今頃は‥‥みんな、チュンメ(バター灯明)に火を灯して、遅い晩ごはんの支度をしているのかなあ。行けるものなら、今すぐにでも飛んでいきたいくらいだ。

ラダックの人々にとって、来るべき年が良き一年になりますように。

メコン・ウイスキー

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昨日の夜は、神保町にあるタイ料理屋で、十年くらい前まで勤めていた出版社の同じフロアで働いていた人たちと忘年会。何年も会っていなかった人たちばかりで、みんな、昔話に花を咲かせていた。戦友みたいなものだしなあ。

で、席上で何人かが注文して、ひとしきり話題になったのが、メコン・ウイスキー

僕は、酒と名のつくものならたいてい大丈夫なのだが、このメコン・ウイスキーだけはどうにも苦手だ。二十代初めの頃、新宿のちっぽけなタイ屋台でこれを飲まされてひどく悪酔いして以来、それがトラウマになっていて、未だに克服できない。

だいたい、ウイスキーとか言ってるけど、原材料は米とカラメルらしいし。口に含むと、薬っぽいというか、何とも言えないケミカルな味がするし。ロックだろうが水割りだろうが、どうやって飲んでも悪酔いしそうだし。

まあ、タイが好きな人には、たまらない味なんだろうなあ。‥‥でも理解できない(笑)。

当たり付き自販機

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終日、部屋で広告系の本の原稿を書く。今日は我ながらよくがんばった。

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うちのマンションの近所に、缶ジュースの当たり付き自販機がある。

小銭の投入口の上に、1から9までのデジタル表示の数字が4つ並んでいて、7が4つ揃うと当たりでもう1本もらえるという仕組みらしい。当たりが7777だけということは、それが出る確率は、9999分の1。まじっすか。一生かかっても当たりそうにないなあ(笑)。

ただ、ネットで調べてみると、実際は100分の1くらいの確率で当たるようにセッティングされている自販機が多いらしい。それでも、同じ自販機で一年買い続けて、当たるかどうかというレベルだ。うーむ。

‥‥もし当たったとしても、別にたいして嬉しくないということに、今気付いた。

年の瀬

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午後、打ち合わせのため笹塚へ。終わった後、ひさびさに新宿駅で途中下車してみる。特に用事はなかったのだが、何となく。

‥‥いや〜、人、多いなあ。

師走だからか、その割に妙に暖かかったからか、どこもかしこも人、人、人。ある洋服屋に入ろうとドアをくぐったら、店内にあまりにもたくさんのお客さんがひしめきあっていたので、恐れをなして逃げ出してしまった‥‥(笑)。

人が多いだけでなく、みんな、歩くのがやたらめったら速い。「競歩?」と聞きたくなるくらいのスピード。肩とか鞄とか、がしがしぶつかってもおかまいなしという感じ。別にそんなに焦らなくても‥‥と思うのだが、これだけ人が多いと、自然とそんな気分になってしまうのだろうか。

‥‥年の瀬だなあ。

結局、何も買うことなく、そのまま逃げ帰ってきた。案の定、頭が痛くなった。

白煙

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朝から一心不乱に仕事。Web系の本の著者校正が戻ってきたので、それを版元の編集者さんの校正と照らし合わせてチェックしながら、一つのゲラにすべての修正指示をまとめていく。スケジュールの関係上、丸ごと一冊分、今日一日でカタをつけなければならない。

食事とトイレと、一時間に一度のメールチェック以外、他には何もしていない。目が疲れて、痛くて開けていられない。地味で単調で辛い作業。気がつけばもう真夜中。まじっすか。今、頭蓋骨をカパッと開けたら、ふしゅるるるる、と脳みそから白煙が上がってるんじゃなかろうか。

まあでも、とにかく、何とかやり遂げた。

ガリニボ

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終日、部屋で仕事。広告系の本のテープ起こしを進める。集中して取り組んだので、結構はかどった。

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夕方、ひさびさに旅人の木へ晩飯を食べに行く。席に座ってメニューを見ると、「ガリニボ」という見慣れない料理名が。ガリニボ? ‥‥ガーリック煮干しラーメンの略らしい(笑)。注文してみると、ニンニクと煮干しの効いたスープが麺によく絡んで、なかなか食べごたえのある味だった。

それにしても、すごいネーミングだな(笑)。

煙草の警告文

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以前、煙草のパッケージに印刷されている警告文について思うところを書いたことがあったが、今日、こんなニュースが報じられていた。

たばこの警告文、喫煙増やす逆効果の可能性=研究(ロイター)

要するに、あの「これ吸ったらあんた死にまっせ」という警告文を見ると、大半の喫煙者はかえって「煙草を吸いたい」と思ってしまうことが、科学的に証明されてしまったらしい。脅し文句が逆効果。何ということだ‥‥。

実はこの研究結果、先日の取材の際にある方から教えていただいていたのだが、本当に脳波とかをきっちり測定した上での結論だという。こうなったら、一本につき二、三円とかちまちました値上げではなく、一箱千円に値上げするとかしないと、どうにもならないのではないか。業の深い生き物だ、人間は‥‥。

話が面白い人

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終日、部屋で仕事。Web系の本の連絡業務をこなしつつ、広告系の本のテープ起こしを進める。

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インタビューのテープ起こしをしていてよく思うことなのだが、話が面白い人には、何か共通するものがあるような気がする。それは、話しっぷりがユニークとか、リズムが小気味いいとか、表面的な話術に長けているのとはちょっと違う。

本当に面白い話をする人は、自分の中にある考えがきちんとまとまっていて、それをそのまま素直に表現することを心がけている。一言々々を大切にして、余計な尾ひれや飾りをつけたりしない。自分自身をよく見せようとしたり、作られたイメージをこちらに押し付けたりもしない。だから、話は最初から理路整然としているし、揺るぎのない実感が籠っている。そういう人のインタビュー原稿を書くのは、本当にやりやすいし、やりがいもある。

ラッキーなことに、今書いている本は、本当に話が面白い人たちに恵まれている。がんばらねば。

失望

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終日、部屋でWeb系の本の編集作業。いよいよ正念場。

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一カ月ほど前、デイリーポータルZのライター大山顕氏が執筆した、テトラポッドのペーパークラフトを自作したという記事と、その型紙を基にぬいぐるみを制作・販売したという記事で、他人が作ったデータを無断で盗作して使用していたことが判明したというニュースが流れた。

僕は以前デイリーポータルZを取材したこともあったので、この事件の経過が気になっていたのだが、その後の大山氏の態度、およびデイリーポータルZの運営元であるニフティの態度には、かなり失望した。

この盗作事件についての大山氏の謝罪文は、確かにデイリーポータルZのサイト内に存在する。だが、それは2008年2月と2009年1月に大山氏が執筆した該当記事のURLにしか掲載されていない。検索などを使って深い階層のアーカイブを自力で探さないかぎり、ユーザーは見つけることができない。本来、こういう謝罪文はサイトのトップページの一番目立つ場所にリンクを掲載しておくのが常識だが、それをしないデイリーポータルZ=ニフティの対応には、首を傾げざるをえない。

大山氏も、自身のサイト「住宅都市整理公団」「住宅都市整理公団別棟」ではこの事件に関する直接の言及は一切なく、関連するブログ記事を削除し、その箇所から前述のデイリーポータルZの階層深くの謝罪文にリンクを張っているのみ。普通は真っ先に個人サイトのトップページで、きちんとわかりやすい形で謝罪するのが常識だと思うが、大山氏は自身の新刊を熱心に宣伝するばかりで、盗作事件については、まるで何事もなかったかのようにふるまっている。

デイリーポータルZでも、連載を担当するライターが盗作事件を起こしたというのに、その大山氏を引き続き起用して、お気楽な内容の連載を続けさせている。できるだけ目立たない形でとりあえず謝っておいて、その後は何もなかったことにしようとする。そこには、著作権者やサイトの読者に対する誠意は微塵も感じられない。

これからはもう、デイリーポータルZを見るのは止めようと思う。

ワールドカップ抽選会

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昨日の夜、来年行われるワールドカップのグループリーグ組み合わせ抽選会の中継を見た。

日本は、オランダ、デンマーク、カメルーンと同じグループE。うーん‥‥善戦はするかもしれないが、正直、勝てるとはとても思えない。決勝トーナメント進出は、かなり難しいのではないかと思う。元日本代表監督のオシム氏も、日本の決勝トーナメント進出の可能性について「夢を見すぎることはよくない」というコメントをしていた。

考えてみれば、十年くらい前までは「ワールドカップに出られる!」というだけで日本中が大盛り上がりだったが、今は出場するだけでは許されない雰囲気になっている。まあでも、実力に比べてあまりにも多くのものを求めすぎるのも、よくないのではないかと思う。

もし、オシム氏が病に倒れることなく、日本代表をずっと育て続けてくれていたとしたら‥‥。ついついそんなことを考えてしまうのだが、仕方ないか。

ソーセージ

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終日、部屋で仕事。広告系の本の原稿を書き進める。

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自炊をするようになってあらためて気付いたのだが、僕はソーセージが好きだ。冷蔵庫の中には、ほぼ必ずといっていいほど常備していたりする。朝飯では目玉焼と一緒に焼いたり、晩飯では野菜と一緒に煮込んでポトフにしたり。夜中に腹が減った時は、三分ほど茹でたのをビールの肴にすることもある。

同じ加工肉でも、ハムよりも、ベーコンよりも、ソーセージがいい。何でだろう? 熱々のやつを噛んだ時の、パチッと弾ける感じがいいのだろうか。

高かろうが安かろうが、どんな種類のソーセージでも基本的に構わないのだが、あえて苦手を挙げるとしたら‥‥あれだな。チベット料理のギュマ(血を詰めたソーセージ)。今まで何度もトライしてきたが、克服できたためしがない(苦笑)。

銀杏の木

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冷たい雨の一日。近所の公園の大きな銀杏の木でせっかく黄金色に色づいていた葉が、辺り一面に散り積もっている。今年は全然、紅葉見物に行けなかった。

Web系の本は、ようやく最後の章までの原稿が揃った。とはいえ、ライターさんには間髪を入れずに著者校正に取りかかってもらわなければならず、申し訳ないかぎり。合間を見つけて、広告系の本の執筆も進めなければ‥‥。

夜、近所の中華料理屋で回鍋肉かけごはんというのを食べてみたら、予想の斜め上を行くうまさだった。いいなあ、あれ。今度自分でも作ってみよう。

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友人の平松さんと足立さんが手塩にかけて作り上げたという「文京楽器」のサイト。本当のプロの仕事とは、こういうものだと思う。

モレスキン

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夕方、渋谷で打ち合わせの予定があったので、ちょっと早めに家を出て、恵比寿の東京都写真美術館で開催中のセバスチャン・サルガドの写真展へ。

展示内容は‥‥まさに圧巻! 特に新作の「GENESIS」シリーズはすごかった。あんな写真を撮れる人がいるのか‥‥。個人的には、ナミビアのヒンバ族の女性の写真と、ルワンダで撮影されたマウンテンゴリラの母子の写真が特に気に入った。

再訪しようと思っていたヴェルデで、深煎りコーヒーとベイクドチーズケーキを堪能。渋谷での打ち合わせを終えた後、ロフトで卓上カレンダーと手帳を買う。手帳は結局、モレスキンにした。スケジュール管理はiPhoneに一元化することにして、この手帳はアイデアのメモや打ち合わせの記録に使うつもり。真新しい手帳が鞄の中に入っているだけで、何だかすごく清々しい気分になる。

今年も、残りあとわずか。年内に一冊校了しなければ‥‥。

深夜の電話

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昨日の深夜、突然、電話のベルが鳴った。

しばらく経っても鳴り止まないので、「‥‥何かの緊急事態か?」と、寝ていたベッドから起き出して、居間まで歩いて、受話器を取る。ツー、ツー、ツー。切られている‥‥。

時計を見ると、午前三時半過ぎ。まじっすか‥‥。げんなりした気分で寝室に戻って、再び布団に潜り込む。でも、「‥‥また、かかってくるんじゃないか?」と、しばらくは気になって寝付けなかった。

どこかの誰かが、憂さ晴らしにかけたいたずら電話だったのだろうか? だとすれば、あんな時間に孤独に悶えながら、手当り次第に電話をかけているなんて、つくづく可哀想な人もいるものだ‥‥。

やれやれ、としか言いようがない。

「自遊人」

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終日、部屋で仕事。Web系の本の編集作業の後、広告系の本のテープ起こし。

夜、つけっぱなしのテレビを横目で見ていると(何か昨日とまったく同じ展開だな‥‥)、「情熱大陸」で雑誌「自遊人」の岩佐編集長が取材されていた。

自遊人」自体は大手出版社の競合誌を相手に健闘を続けているそうなのだが、いかんせんこの不況で広告の出稿量が激減し、収益面では苦境に立たされているらしい。編集長自らが取材し、編集し‥‥と無理を続けているうちに、本当に倒れてしまったのには驚くとともに、他人事ではないなと痛感。

東京から新潟の田舎に移り住んでいるという岩佐さんは、その理由として「豊かなライフスタイルを提案する雑誌を作っている人間が、東京でその真逆の生活を送っているのはどうかと思って」ということを話していた。確かにその通りだと思う。先日講演したサティシュ・クマールさんなんて、その最たる例だ。何しろ、「リサージェンス」を編集しているオフィスの隣には菜園があるというのだから。

いつかは自分も、それに近い道を選ぶのかもしれない、と思う。考えてみれば、僕がラダックという場所に惹かれてしばらく住み着いてしまったのも、ごく自然な成り行きだったのかもしれない。

モーニング・グローリー

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終日、部屋で仕事。Web系の本の編集作業をした後、来年前半に書くことになった本の構成を練る。

夜、つけっぱなしのテレビを横目で見ていると、「世界ふしぎ発見!」で面白い話題を取り上げていた。オーストラリア北東部の辺境の地で発生する「モーニング・グローリー」と呼ばれる自然現象について。この地方では、九月から十月頃になると、空を横断する巨大なロール状の雲の帯が発生する。その長さはなんと1000キロに及び、移動速度は時速60キロに達するのだという。

番組中では、レポーターの女性がグライダーに同乗して、幸運にも発生したモーニング・グローリーの上の気流に乗って飛行するという、何ともうらやましい体験をしていた。七列も発生したという巨大な雲の帯の映像は、「‥‥何かの冗談か?」と思いたくなるほどの、とてつもない光景。自然の力の大きさ、凄まじさを、ひさびさに思い知らされたような気がした。

世界は広い。僕がまだ知らないことは、山のようにある。

マンガ

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仕事の合間に、駅前の本屋まで出かけて、今日発売になった「よつばと!」の最新刊を買う。

大学時代、学生寮で暮らしていた頃は、麻雀部屋に行くと先輩たちが買ってきたマンガ雑誌が山ほど置いてあったので、僕も結構いろいろ読んでいた記憶がある。その頃に比べると、最近はとんとマンガを読まなくなった。単行本を買い続けているのは、この「よつばと!」くらいか。コンビニでたまにマンガ雑誌を立ち読みする時も、読むのは一誌につき一作品あるかどうか。これはあれか、歳を重ねたことによる嗜好の変化か(笑)。

それでも、最近ちょっと気になっているマンガを挙げるとすると‥‥「3月のライオン」あたりかな。今度、単行本も買ってみよう。

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世界で一番高価なiPhone「iPhone 3GS SUPREME」。たぶん‥‥重くて手が疲れると思う(笑)。

シャンプーガール

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ライターさんからの原稿を待つ合間に、いつもの理髪店に散髪に行く。

店に入ると、見慣れない茶髪の女の子がいた。新人スタッフらしい。シャンプーと床掃除が主な役割なのだが、この仕事を始めてまだ日が浅いようで、いろんな作業の手つきが覚束ない。上掛けをつけてもらう時、微妙に首を絞められそうになった(笑)。

それでも、何かをするたびにこちらに声をかけて、一生懸命気を遣ってくれていたのは伝わってきた。考えてみれば、この季節、理髪店のシャンプー担当というのは大変だ。温水とシャンプーの薬剤で、きっと手は荒れ放題だろう。何となく気分で始めて続けられるような仕事ではないと思う。彼女の場合は、どうだろうか。

おっと、人のことを言ってる場合じゃないな。自分もがんばらねば。

「深夜食堂」

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最近はテレビドラマの類はすっかり見なくなってしまったのだが、「深夜食堂」だけは、気がつくと毎週欠かさず見ている。

同名のマンガが原作のこのドラマの舞台は、新宿の路地裏にある小さなめしや。深夜0時から朝7時頃までの営業で、メニューは豚汁定食と酒しかないが、店を一人で切り盛りするマスターが手元にある材料で作れるものなら、頼めば何でも作ってもらえる。そんな小さな店に出入りする、さまざまな境遇の客たちの物語が綴られていく。

深夜枠にもかかわらず、映像のクオリティは出色の出来だし、微妙な間合いと余韻を活かした演出も好みだ。各話の鍵となるのはいつも何かしらの料理なのだが、猫まんまとか、お茶漬けとか、バターライスとか、ポテトサラダとか‥‥「この時間帯にこんなの見せられたら、腹が減るに決まってるじゃん!」という、とても卑怯な(褒め言葉)ラインナップ。ある意味、自制心を求められるドラマだ(笑)。

今夜放映された「タマゴサンド」の回は、いつもに輪をかけて切なかった。新聞配達をしながら大学に通う苦学生と、タレントの卵の女の子の物語。「自分が惚れた女を、あんまり安く見るもんじゃないよ」というマスターの一言が、見終わった後もじんわり残った。

肉まん

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終日、部屋で仕事。これから年末まで、怒濤の忙しさになりそうだ‥‥。

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夕方、近所のスーパーに買い出しに行く途中、ふらっと立ち寄ったセブンイレブンで、肉まんを一つ買った。今季初の肉まん。うまい。

肉まんもメーカーによって味が結構違うけど、個人的に好きなのは、セブンイレブンでも扱っている新宿中村屋の肉まん。生地と肉餡のバランスがちょうどいいし、肉餡に入っている筍の歯触りもいい。肉まんもあんまんも、やっぱりオーソドックスなものが一番うまい。最近よく出回っている変わりまんとかは、正直ちょっとどうかと思う。

‥‥それにしても、このニックとアンというのは、いつからいたんだろう? もしかして、アンパンマンにも登場してるのか?(笑)

液晶テレビ

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終日、部屋で仕事。昼は広告系の本の原稿を書き進め、夜はWeb系の本の編集作業。今日は我ながらよく働いた。

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うちのテレビは、七年前くらいに買ったシャープの20インチの液晶テレビだ。その前に使っていたのは学生時代に買った三菱の15インチテレビだったが、いかれて画面の上下が緑色になってしまったので買い替えたのだった。

今のシャープの液晶テレビも、リモコンはバカになってしまったので一度交換してもらったものの、本体には何の問題もない。世間が地デジに切り替わっても、このテレビを買い替えるかどうかは迷っている。チューナーだけ買い足した方が安上がりだし、どうせなら寿命を全うするまで使ってあげたい。

しかし、このテレビ、今やMacBook Proのモニタの画質に負けてるんだよな‥‥(苦笑)。技術の進歩という奴は恐ろしい。

子猫の魔力

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終日、部屋でWeb系の本の編集作業。運動不足気味なので、腹筋100回、スクワット50回。

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昨日の午後、水道橋で打ち合わせがあったので、その帰りにたかしまてつをさんのお宅に寄って、噂のナロに会ってきた。

ち‥‥ちっちぇえ〜! かっ、かっ、かわいい‥‥。

子猫の魔力、恐るべし。こんな子を膝の上に抱いて、しゅしゅっと猫パンチを繰り出された日にゃ、どんなに冷血な人間でもメロメロだ。

ブログで最初の頃にアップされていた写真に比べると、ナロの目鼻立ちや耳の形は、ずいぶんと猫らしくなってきていた。昨日は下りられなかった段差を今日は下りられるようになったとか、本当に日々すくすくと成長しているらしい。

床の上でみんなに囲まれて、ひとしきりやんちゃにはしゃいだ後、ナロは自分でソファに上がり、くるっと身体を丸めて眠ってしまった。

元気に育てよ、ナロ。

ミツバチに学ぶこと

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昨日は、聖心女子大学で開催された、サティシュ・クマールさんの講演を聞きに行った。

サティシュ・クマールさんは、インドのラージャスターン州生まれの思想家。少年時代はジャイナ教の僧侶だったが、18歳の時、マハトマ・ガンジーの思想に共鳴して還俗し、ガンジー主義者の仲間たちとともにインドの土地改革運動に身を投じるようになる。核保有国に対して核兵器の放棄を訴えるため、インドからソ連、ヨーロッパ、そして米国に至る1万4000キロの道程を、無一文で、二年半の歳月をかけて歩く巡礼の旅を行ったこともあった。今は英国で、エコロジーをテーマにした雑誌「リサージェンス」の編集長を務めるかたわら、持続可能な社会を作り出す術を伝えるための教育機関「シューマッハー・カレッジ」を主宰している。

彼の著書「君あり、故に我あり」は、ラダックで暮らしていた頃に何度も読む機会があって、いろいろ考えさせられることも多かった。そのサティシュさんの話を生で聞ける機会はめったにないので、とても楽しみにしていたのだ。

400人以上の人々が詰めかけたホールの壇上に登場したサティシュさんは、72歳とは思えないほどしゃんとした、健やかな印象の方。最初の一時間ほどの講演では、ずっと立ったままで話をされていた。通訳の必要がないほどわかりやすくてシンプルな英語で、言い淀むこともなく、淡々と語り続ける。穏やかなその一言々々に、とてつもない力がある。

ソイル(土)とソウル(心)とソサエティ(社会)。土(自然)との繋がりが人間の心を育み、健やかな心が社会をあるべき形へと変えていく。彼の言葉に、「〜しなければならない」という押し付けがましさは微塵もない。彼はただ、これまでの人生で培った経験を語っているだけだ。だから、どこにも無理をしているところがない。でも、その経験に裏打ちされた思索の奥深さには、計り知れないものがあった。

後半の質疑応答の時、「子供の頃、お母さんにどんなことを教わったのですか?」という質問に、サティシュさんは次のように答えた。「君あり、故に我あり」の冒頭でも紹介されている、お母さんの言葉だ。

「子供の頃、家から農場までの道を母と一緒に歩いていた時、母はミツバチを見つけて、私にこう言いました。『ミツバチは私たちの先生なのよ。ミツバチは花から花へと飛び回り、少しずつ花の蜜を集めて回るけど、けっして花を痛めたりしない。花も、ミツバチがやってきて蜜を盗んだなんて文句を言ったりしない。ミツバチは花から蜜を得て、花はミツバチに授粉させてもらう。ミツバチは花がなければ自分が存在できないことを知っていて、花はミツバチがいなければ自分が存在できないことを知っているのよ』」

サティシュさんもすごいけれど、お母さんもすごい方だなあ、と思う。僕たちは、ミツバチや花のあり方に学ぶべきことがたくさんある。

オリーブの首飾り

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寒いし、雨だし、外に出る気にもならない。終日、部屋でWeb系の本の編集作業。

僕の場合、自分で原稿を書く時と、編集作業をする時とでは、作業に対する集中の仕方が違う。原稿を書く時はギリギリと神経を尖らせるようにして言葉そのものに集中していくのだが、編集作業の時は、言葉遣いの正確さとか、表記の統一とか、図版の取り回しとか、そういった点を見逃さないようにフラットな目線で集中していく。どっちかというと、編集作業の方が地味で単調で根気のいる作業。時にはなかなかテンションが上がらないこともある。

そんな時、僕はいつも無意識のうちに、「チャラララララ〜♪」という脳内BGMを思い浮かべてテンションを上げようとしていることに気付いた。あの、手品が始まる時によくかかる「オリーブの首飾り」。しかし、よりにもよって、何でこの曲なんだろう? 我ながらよくわからない‥‥。

安曇野のリンゴ

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朝、小包が届く。開けてみると、安曇野の有賀農園から送られてきたリンゴだった。毎年この農園のリンゴを取り寄せているという実家の両親が、こっちにも送るように手配してくれたらしい。

有賀農園のリンゴは大きくて、果肉がぎゅうっと詰まっている。皮を剥いて切ったリンゴを頬張ると、口の中一杯に果汁があふれてくる。これ以上ないほど真っ当で、そして立派なリンゴ。毎日これを食べてたら、身体の具合が悪くなるなんて考えられない。

‥‥まあでも、さすがに一人で16個は食べきれないなあ(笑)。周囲にちょっとずつ、おすそわけしようと思う。

ストレス

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いい天気。デニムの服をまとめて洗って干す。夜中近くまでかけてテープ起こしを進める。

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今年の初めに「ラダックの風息」を完成させた頃の僕は、仕事に関するストレスから完全に解放されていた。自分が一番やりたいことを一切妥協することなくとことんやりきった、そんな充足感に満ちていた。

でも、その後はまた、灰色でもわもわした得体の知れないものに、再びまとわりつかれている気がする。大勢の人と関わり合っているうちに、時にどうにもならないしがらみに絡み付かれてしまって、思うようにならなくなるもどかしさ。それでも仕事を進めなければならないというやるせなさ。このややこしい社会で暮らしているかぎり、やっぱりストレスはたまってくる。

標高3500メートルの地で畑を耕しながら、写真を撮ったり文章を書いたりして暮らしていけるのなら、本当にそれ以上の望みはない、とついつい思ってしまう。

雨上がり

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朝のうち、結構激しく降っていた雨が、午後になって上がった。

Web系の本のゲラチェックを終えた後、晩飯に使う食材の買い出しに近所のスーパーに出かける。ひと通り買い物を終え、ネギがひょっこり突き出たエコバックを肩に担ぎながら家に戻る道を歩いていると、どんよりとした雲が切れて、赤紫色の夕暮れの光がこぼれてきた。

ラダックで暮らしていた頃、僕は夕焼けらしい夕焼けを見た記憶がほとんどない。標高3500メートルのヒマラヤの地では、空を赤く染める原因となる湿気や大気中の塵が少ないので、夕焼けが起こりにくいのだと聞いたことがある。

いつのまにか、東京の空にすっかり慣れてしまったような気がする。細い路地に、街灯がパパパッと点りはじめた。

手応え

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午後、六本木で広告系の本の取材。昨日の体調だと、今日は発熱でもしてしまうんじゃないかと心配していたが、朝起きてみたら思いのほか回復していて、取材も滞りなくやり遂げることができた。

今日の取材相手は若手の女性で、仕事はできる上にものすごく人当たりがよくてほんわかした方だった。取材陣一同、「ピュアな方だな〜」とか「眩しかった‥‥」とか、口々に感想を言いながら帰路につく。

「これ、面白い本になりそうですね!」

取材を半分以上終え、原稿も徐々に仕上がりつつある今、僕自身もそんな手応えを感じている。花形クリエイターのようなわかりやすい存在ではないけれど、広告の世界を動かす本物のプロフェッショナルたちが語る言葉は、本当に面白い。

耐え凌ぐ

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昨夜は多めに睡眠を取ったのだが、起きてみると、疲労が抜けるどころか、むしろ悪化。電話やメールが次から次へと届く中、ぐったりしつつも急ぎの雑誌原稿を一本仕上げ、Web系の本の原稿整理を進める。

明日はまた長丁場の取材があるので、ここで倒れるわけにはいかない。あと一日、耐え凌がねば‥‥。

‥‥ナロを見ていやされよう(笑)。

ナロ

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午後、恵比寿で広告系の本の取材。みっちり三時間半。さすがに疲れた‥‥。

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イラストレーターのたかしまてつをさんが、子猫を飼いはじめたそうだ。名前はナロというらしいのだが‥‥この子がもう、卑怯なくらいにかわいい。

これとか

これとか

これとか

何なんだこの子は。我々を萌え死にさせようというのか(笑)。

ちっちゃいうちに見せてもらいに行こうかなあ‥‥。

人身事故

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午前中に新宿で取材の予定が入っていたので、中央線に乗って移動していると、高円寺駅で電車が止まったきり、動かなくなった。

「えー、さきほど、阿佐ヶ谷駅で人身事故が発生した模様で‥‥」

多少は時間に余裕を持って出てきてはいたが、さすがに電車が動かないのではどうにもならない。あわてて駅を出て、少し離れたところにある丸ノ内線の新高円寺駅まで全力疾走。丸ノ内線を降りた後も電話片手に「すいません! あとちょっとで着きます!」と言いながら突っ走って、どうにかこうにか、5分遅れくらいで現場に到着することができた。

思わぬアクシデントでペースを乱され、すっかり疲れてしまった。でも、怒りをぶつけようにも、その原因となった人はもうこの世にいない。そう思うと、何だかどんよりとした気分になってしまう。

JR東日本は2017年までに山手線のすべての駅にホームドアを設置する方針らしいが、人身事故の発生頻度から考えれば、むしろ中央線各駅へのホームドア設置の方が急を要するのではないかと思う。

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リコーがユニット交換式カメラシステムGXRを発表。一眼レフのようにレンズだけ交換するのではなく、レンズと撮像素子と画像処理エンジンが一体化したユニットごと交換するシステムだ。ひさびさにわくわくするカメラが出てきたなあ。欲しいけど、高い‥‥。一式揃えたら、D300Sが買えてしまう(苦笑)。

首が痛い

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午後、三鷹で打ち合わせ。急に入った予定だったが、いろんなことが一歩前進した感じ。来年の前半は、この仕事が中心になりそうだな‥‥。

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昨日辺りから、首が痛い。

寝違えたというわけではなさそうだが、寝違える一歩手前みたいな感じで、首を動かすと結構つらくて、筋がゴリゴリと鳴るような状態。背中とかに比べれば自分の手である程度問題のある場所をチェックしてマッサージできるので、ちょこちょこセルフケアするようにはしているのだが、今のところ、あまり改善せず‥‥。

誰か、首筋にぷすっと鍼でも打ってくれればいいのに。あ、でも、あれは免許が必要か。うっかり動脈でも刺されたら、命が危ない(笑)。

柿の木

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ちょっと訪ねてみたいお店があったので、国立駅近くの住宅街をぷらぷらと歩いていた時のこと。

一軒の家の軒先に、大きな木が立っていた。梢には、鮮やかな色の柿がたわわに実っている。一人のおじいさんが、梯子を使って木に登っている。高枝切りバサミを使って、柿を切り落とそうとしているのだ。木の下では、おかみさんが長い柄の虫取り網を差し伸べて、落ちてくる柿をキャッチしようとしている。

「ほら、もっとこっちに寄せなさい!」「ここ?」「そうそう!」

柿の木の下で繰り広げられる、家族の情景。どうってことないんだけど、いいなあ、と思う。

旅の気配

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午前中、品川で取材。一時間ほどで終了。最近、何時間もかかる取材ばかりだったから、ほっとしたというか、むしろ拍子抜けというか。その後、ちょっとした用事があって、上野まで行く。

僕は上野駅が結構好きだ。新幹線や長距離列車がたくさん発着するからなのだろうが、駅の中に、旅の気配が漂っている。わたわたとせわしない東京駅に比べて、上野駅はもっとローカルっぽいというか、どことなくせつないというか、旅立つ前に感じるような、所在なげな雰囲気がある。

薄暗い構内に、遠くまで響く人々の靴音。そろそろ自分もかな、と思う。

座り読み

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午後、目黒で広告系の本の取材。予定より長引いて、三時間半くらいかかった。終了後、あわてて新宿まで移動して、新しい本の企画の打ち合わせ。こちらもみっちり一時間半。さすがに疲れた。

晩飯に桂花でラーメンを食べた後、ジュンク堂書店に寄る。この書店には、通路のところどころにお客さんが座って休憩できるベンチがあるのだが、そのベンチに座って本を読んでいるうちの一人の前を通りがかった時、あることに気付いた。

‥‥この人、「ラダックの風息」を読んでいるっ‥‥!

それはそれでうれしかったのだが、その人はあまりにもがっつりと熱心に読み耽っていたので、そのまま最後まで読み切って、満足して本を棚に戻して帰ってしまうのではないかと、ちょっと心配になった。

すみません、できれば、買ってください(笑)。

インプットとアウトプット

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終日、部屋で仕事。取材や打ち合わせの依頼がぽんぽん届いて、明日からしばらく、外を出歩く日々が続きそうな気配。

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最近また忙しくなってきたせいか、本を読む余裕が全然ない。「読みたいなあ」と思う本はちょくちょく買ってはいるのだが、ソファにもたれてどっぷり耽溺とはやってられない状態。さすがにちょっとまずいなあ、と思いはじめている。

人間という生き物は、何のインプットもなしにひたすらアウトプットを続けるということはできないようになっていると思う。ラダックの本を書き、リトスタの本を書き、今また広告系の本を書き、別の本を編集し、雑誌の依頼にも応え‥‥ということばかり続けていると、自分の中身がすっからかんになってしまうような気がするのだ。

仕事をまるっきりほっぽらかすわけにはいかないけれど、どこかで時間を取ってゆっくりと本を読み耽ったり、ぶらりと旅に出たりして、うまくインプットをしていかなければ‥‥。そんな風に思っている。

スーツ

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今日は朝から両国国技館に行って、来日中のダライ・ラマ法王の講演をボランティアスタッフとしてお手伝い。とりたてて大きな混乱もなく、首尾よくやれたという感じ。

講演の内容は忙しくてほとんど聞くことはできなかったが、終盤に会場内を警備していた時にお見かけしたダライ・ラマ法王は、とてもお元気そうで、時折ジョークを飛ばしては愉快そうに笑われていた。それが何よりうれしかったし、ほっとした。

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ちなみに今日、ボランティアスタッフはスーツ着用とのことだったので、濃紺のスーツを着て行った。会場で僕を見かけた知り合いたちは、「おおう、珍しい!」「こざっぱりしててびっくりした!」といった感じのリアクション。やはり、相当レアな光景だったらしい。

しかし、スーツを着るなんて一年に一回あるかないかくらいなのに、よりによってその日に雨に降られるとは‥‥。慣れないことはするもんじゃない、ということか。

日記を書く理由

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いつもよりちょっと早く目が覚めたので、朝飯を作った後、掃除や洗濯をみっちりやる。何だかすっきりした気分。

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僕が最初に個人サイトを作ったのは、2001年3月10日。以来、ほとんど毎日のように日記を書き続けてきた。途中、普通のサイトからブログへの移行はあったものの、やってることはほとんど同じ。誰に言うともない、独り言のような日記(笑)。

たまに旅行に行ったりするとサイトの更新を休んでいたが、旅行中は紙のノートに、いつにもまして長い日記を書いていた。ラダックで暮らしていた時は、紙のノートにびっしり書くだけでは飽き足らず、現地からブログまで更新していた。

どうして、そんなに日記を書くことにこだわっているのか?

‥‥実のところ、特に深い理由はなかったりする。しいて言うなら‥‥惰性?(笑)

あえて理由らしきものを探してみると、仕事がライターなので、一日一回は、短くても自分自身の言葉で文章を書くことを己に課している‥‥といったところか。文章というやつは、しばらく書いていないと錆び付いてくるところがあるし、他人の文章の影響も受けやすい。だから、自分の言葉で書けば書くだけ、トレーニングにはなるような気がする。

‥‥いや、それも後付けの理由っぽいな‥‥。

まあ、要するに、一人でぶつぶつ呟きたいだけなのだ(苦笑)。

ベジメニュー

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終日、部屋でWeb系の本の原稿整理。先はまだ長い‥‥。

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昨日の予告通り、今日は張り切って野菜を料理した。焼いた小カブの厚切りに水菜を添え、春菊のおひたしも作った。納豆キムチにごはんと味噌汁。気がつけば、期せずして完全なベジメニュー。

でも、ラダックで暮らしていた頃は、高価な肉が食卓に上るのがむしろ珍しいくらいで、小麦粉と豆類と野菜が主な食材だった。冬場に野菜が尽きた時はさすがにきつかったけど、総じて見ると、すこぶる健康的な食生活だったような気がする。身体のキレもよかったし。確かにうまいものは日本の方が多いけど、普通に暮らしていく分には、ラダックでも全然問題ないんじゃないかな‥‥。

‥‥あ、でも、毎晩風呂上がりにごきゅっと飲むビールは、やっぱり捨てがたい(笑)。

自炊を始めて一年

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「野菜がいっぱい穫れすぎて、どうしよう」という実家の両親から、秋野菜がどーんと送られてきた。

去年、自炊を始めたばかりの頃は、実家から送られてきた野菜を前に「これ、どうやって料理するの?」と右往左往していた僕だが、あれから一年経った今では「小カブは厚めの輪切りにして、フライパンで弱火で焼いて、塩胡椒して食べよう」というくらいの知恵は回るようになった。まあ、今でも料理の手つきは覚束ないし、クックパッドがなければ何もできないんだけど。

水菜、チンゲンサイ、ほうれん草、大根‥‥と、瑞々しい野菜が冷蔵庫にぎっしり詰まっているのを見ると、「新鮮なうちに早く食べねば!」と自炊魂が燃え上がる。土の恵み、ありがたくいただきます。

弊害

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一昨日の夜あたりから、それまでずっと仕事机の上に置いていたiPhoneを、枕元に置いて寝るようになった。緊急のメールや電話が来た時にすぐに出られるし‥‥と思ったからなのだが、実際始めてみると、思わぬ弊害があることがわかった。

朝、割と普通の時間に目が覚めて、枕元の時計に手を伸ばし、次にiPhoneに手を伸ばし、全アカウントのメールチェックをして安心し、そのまま、またすやすやと‥‥。

気がつけば、もうすでに昼過ぎ。オーマイガッ。仕事がー。仕事があー。

今夜から、iPhoneは元の場所に戻す。

アロマキャンドル

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朝からずっと、雨と風。一人で黙々とテープ起こしを進める。

夜になって一段落したので、何かで気分転換しようと考えていると、昔もらったアロマキャンドルのことを思い出した。大きめの円筒形のガラスの容器に入った、グレープフルーツとジャスミンの香りのキャンドル。これに火をつけて、大人のリラックスタイムを演出しよう‥‥と思ったのだが。

さて、どうやって火を点けよう?

僕は煙草を吸わないので、家にはライターが一つもない。線香やお香もない。このキャンドルの形だと、ガスコンロで直接火を点けようとしたら本体が溶解してしまう。うーむ‥‥。

しばらく悩んだあげく、ゴミ箱に入っていた不動産のチラシを丸めてねじって、それにガスコンロで点火し、キャンドルの芯に火を移すことにどうにか成功。

こういうところで微妙にばたばたするのが、イケてないというか、ある意味自分らしいというか。

人に委ねる

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めっきり寒くなった。終日、部屋に籠って、Web系の本の原稿整理とゲラチェック。

編集作業は、自分で本を書く時とは全然違う能力を要求される。文章を書くのはライターさんだし、デザインをするのはデザイナーさんだし、編集者が自らの手で直接何かを作り出すわけではない。ある意味、いかにうまく人に作業を委ねるかというのが、編集の仕事の難しさであり、面白さなのかもしれない。

まあ、その一方で、そろそろ自分自身の目線の文章をがっつり書いてみたいなー、写真もガンガン撮ってみたいなー、という衝動も、ぼちぼちたまってきているんだけど(笑)。

幻想の風景

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今日は、東京オペラシティで開催中のヴェルナー・パントン展を観に行った。激混みかもと覚悟していたのだが、思いのほか空いていた。何でだろう?

展示内容は、予想以上に面白かった。初期の作品から名作パントン・チェアが誕生するまでの変遷も興味深かったし、優しい光を放つシェル・ランプや、ハンモックのように宙に浮かぶフライング・チェアにも惹かれた。でも、やっぱり一番すごかったのは、ファンタジー・ランドスケープ! 1970年にドイツ・ケルンの家具見本市で発表された、パントンの最高傑作と呼ばれている作品が会場内に再現されているのだが、これはもう、実際に靴を脱いで中に入って、その真っ只中に身を置いてもらわなければ、本当のすごさはわからない。何とも形容し難い有機的な曲線と色彩にぐるりと囲まれ、しばしの間、童心に帰る。坐ったり、もたれたり、寝そべったり‥‥。

こんな代物を思いつく人の頭の中は、いったいどうなっているのだろう。天才と呼ばれる人の考えには、時に想像が追いつかない。

夢うつつ

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昨日の夜、午前三時くらいにベッドに入って寝ようとしていると、どういうわけか、突然、新しい本の企画のアイデアを思いついた。

夢うつつの中で、「このまま寝ちゃっても、明日もきっと覚えてるだろうし‥‥」という考えと、「いやいや、もしも寝てるうちに忘れちゃったらどうするんだ?」という考えとがしばらく戦いを繰り広げる。どのみち眠れないので、結局むくりと起き上がって、居間に行ってソファに坐り、iPhoneで検索して企画の下調べを始めてしまった。もはやここまで来ると職業病だ(苦笑)。

でも、もしこの企画が実現できたら、結構面白いことになると思うんだけどなあ‥‥。

Windows 7

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昨日、今日と、部屋に籠って仕事。やれることはやれるうちにやっておかなければ。

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今日はWindows 7が発売されて、都内各所では発売記念イベントが催されたらしい。予約数はなかなか好調らしいが、その、まあ、Vistaがアレな出来だっただけに、みんな「これ以上XPでしのぐのはもう無理」というのが本当のところなのかもしれない。

そんなWindows 7の発売を盛り上げようというのが、バーガーキングのWindows 7 WHOPPER。ビーフパテ七枚を挟んだ期間限定のハンバーガーで、カロリーはなんと2120kcalという代物。写真を見てるだけで胸焼けしてくる‥‥。

どこかの広告会社の企画なのだろうが、きっと最初はマクドナルドあたりに持ち込んで、「いや、うちは前にメガマックとかやったので」と断られたりしてるんだろうな‥‥と、あらぬ憶測を抱いてしまった。

魔法のマウス

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昨日の深夜、アップルからどどっと新製品が発表された。iMacとか、MacBookとか、Snow Leopard Server搭載Mac miniとか。従来製品も値下げされて、僕が今持っているMacBook Proも2万円くらい値下げされていた(苦笑)。

でも、発表された新製品の中で一番アップルらしいなと思ったのは、Magic Mouseだ。ツンツルテンの表面には、ボタンも何もない。全体がタッチセンサーになっていて、指先のジェスチャーで操作することが可能なのだという。

テクノロジー自体は、けっしてアクロバティックなものではない。けれど、ジョブズが「ここのカーブをもっとなめらかに‥‥」とか言いながらこだわったに違いない(笑)美しいシェイプや、長い時間を費やして煮詰めたであろうその操作感を想像すると、この小さなデバイスこそが、アップルというメーカーの本質を体現していると思えてくる。

‥‥まあ、僕は今使っているM555bが異様に気に入ってるので、魔法のマウスには手は出さないけど。ええそうです、負け惜しみです(笑)。

まだない本

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昨日の夜は、美術出版社の宮後さんとリトスタの二人と一緒に、新宿で本の打ち上げ。和やかな雰囲気で宴が進んだ頃、okayanが宮後さんにこんなことを訊いた。

「宮後さんが一番作りたいのは、どんな本ですか?」

すると宮後さんは、間髪入れずにこう答えた。

「まだない本ですね」

さすがだなあ、と思った。けっしてほかの本の模倣ではなく、それを待ってくれている読者がいるはずの本。同じ編集者として、そして一人の書き手として、そういう本を作り続ける姿勢を忘れないようにしなければ、と思った。

その宮後さんのこれまでの仕事の軌跡を振り返る「デザイン書編集者のしごと展」が、10月25日(日)まで美篶堂ギャラリーにて開催中。今日、打ち合わせが終わった後に会場に行ってきたのだが、同業者もそうでない人もたっぷり楽しめる展示だと感じた。「リトルスターレストランのつくりかた。」も一緒に展示されているので、ご興味のある方、ぜひ。

いい休日

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空を見上げるだけで思わずうきうきとしてしまうほど、いい天気。

理髪店で髪をばっさり短く切ってもらった後、ひさびさに文蔵に行く。あいかわらずの長蛇の列で、店に入るまで20〜30分くらい待つ。ラーメンもあいかわらず満足度が高い味。開店四年目で、中央線沿線でも屈指の名店になった感がある。

玉川上水沿いをぶらぶらと歩いて、井の頭公園に向かう。今日は犬連れの人が多くて、三分に一匹くらいの頻度で目撃したと思う。ちっちゃいのもいれば、大きいのもいて、しゅっとしたのもいれば、もふもふのもいた。この界隈に、こんなにたくさん犬を飼っている人がいたとは‥‥。

公園をくるっと回った後、前から気になっていた武蔵野珈琲店へ。ブレンドコーヒーを頼むと、マスターが本当に丁寧な、そしてきれいな所作のネルドリップで淹れてくれた。好みの味。何より、店内の雰囲気が喫茶店らしくゆるいのがいい。平日の午後に、ここでゆっくり読書でもしてみたいなと思った。

晩飯は、これまたひさびさにリトルスパイスへ。ブラックカレーを注文したら、「ごめんなさい、ごはんが間に合ってないので、ちょっとお待たせしますけどいいですか?」と言われ、「いいですよ」と答えると、「すみませんねえ」とラッシーをごちそうになってしまった。

そんなこんなで、いい休日だった。

好奇心

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いつもよりちょっと早く目が覚めたので、パスタを茹でてコーヒーを淹れた後、原稿に取り組む。夕方くらいまでに、どうにか完成。気がつけば、今日は一歩も外に出ていなかった。

近頃はとんと出不精になってしまったのだが、ここに来て、ちょっと好奇心をそそられるイベントが次々と開催されることがわかった。以前ブログでも紹介したセバスチャン・サルガドの写真展もそうだが、東京オペラシティではヴェルナー・パントンの回顧展が始まった。地味なところでは、早稲田松竹でビクトル・エリセの「エル・スール」と「ミツバチのささやき」の二本立て上映。さらに、来月半ばにはサティシュ・クマールの講演があるらしい‥‥。

こういう時に限って、やたらめったら仕事が立て込んでくるんだよな‥‥。

羽根のない扇風機

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先日発表されて話題になっていたダイソンの羽根のない扇風機「エアマルチプライアー」が、国内でも発売されることになったらしい。

見れば見るほど、すごいデザイン。空気圧の変化で風を起こすために必要な、完全に機能優先の構造でこうなったらしいのだが、自分たちが知っている扇風機の姿が、あっという間に過去の彼方に飛び去ってしまったかのような衝撃を受けた。

これは、今年の夏に我慢して扇風機を買わなかった僕に、「買え!」という天の啓示か‥‥? 普通に四万円近くするらしいし、とても気軽に買える値段じゃないけど。

それにまあ、これから冬だし(笑)。

悪条件

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終日、部屋で原稿を書く。

今回の原稿は、納期が極端に短い上、いろいろ悪条件が重なっていたのだが、なぜか逆に闘志がメラメラと燃えてくるのが自分でも面白いところ。せっかくいい話を聞くことができたのだから、多少の悪条件は跳ね返して、できるだけいい形に仕上げたい。何やかやで合計約4500字、今日一日で仕上げた。

まあ、いつもこんな調子でエンジンがかかっているなら、何の苦労もないんだけど(笑)。

明日は明日で、別の原稿を書き進めなければ‥‥。

何を訊くか

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いろんな人へのインタビューの仕事を依頼されていると、時々、そのインタビューを企画した側の姿勢が気になることがある。

本来は「あの人にこんなことを訊いてみたい!」というのがインタビューの動機であるべきなのだが、たまに「あの人にこういうことを言わせよう」という意図がミエミエの状態で依頼される場合があるのだ。そういう結論ありきに近い設定を強いられると、インタビュアーとしてはかなりしんどいし、相手も不快に思う可能性が高い。「何だ、自分の名前を利用したいだけなのか」と思われても仕方がない。

何を言わせるか、ではなく、何を訊くか。インタビュアーとしては、やっぱりそれを大事にしたい。当たり前すぎるくらい、当たり前のことだけど。

壁を越える

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午後、笹塚で打ち合わせ。終わった後、渋谷に移動して取材。トラブルが発生してばたばたしたものの、どうにか乗り切る。

今日のインタビューでは、自分にとっても参考になる話を伺うことができた。

たとえば、デザイナーという職業を選んだ人は、始めてから三年目くらいで壁に直面するという。ある程度の才能に加えて、経験も積み、技術も向上し、それなりのものは作れているはずなのに、ダメ出しが急に増える。周囲から要求されるハードルが、それまでよりも高くなるからだ。同時に、駆け出しの頃は自分のやりたいことを追求していたのに、仕事でいろんな人の都合をすり合わせているうちに、そこそこの及第点を取ることに満足して、本当に自分のやりたいことで勝負しなくなってしまう。そこにも周囲とのギャップが生まれる。

その壁を、どうやって越えるか?

新しい挑戦を、恐れないこと。やりたいことを、やり切ること。そのために必要な技術を磨き、目標と技術とのバランスを取ること――。

一つの壁を越えても、それで終わりではない。五年目には五年目の、十年目には十年目の、二十年目には二十年目の壁がある。壁はますます高くなっていく。でも、越えることをあきらめて、現状維持でいいと思ってしまったら、後はもう下がっていくだけだ、と。

確かにそうだな、と思う。僕の仕事も同じだ。ラダックの本で一つの壁を越えられたような気はしていたけれど、次の壁は、気がつくともう目の前にある。越えなければ、この壁を。

ウインドウ幅

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今日もいい天気。掃除や洗濯を片付けた後、コーヒーを淹れ、広告本の原稿を書く。

原稿を書く時、ぼくはJedit Xというテキストエディタを使っているのだが、最近、その設定をちょっと変えた。以前、雑誌の仕事をメインでやっていた時は、一行あたりの文字数を20字に設定していたのだが、今は一行あたりの文字数を43字にした、割と広めのウインドウ幅で書いている。

雑誌の記事は文字数をきっちり揃えなければならないことが多く、図版のキャプションなどもよく入ってくるので、一行20字で書き進める方がやりやすかった。でも、書籍の原稿は尺が長いので、全体の流れを見通すためには、本のページと同じくらいの一行43字くらい設定の方がいいことがわかったのだ。

たかがウインドウ幅の設定と思われるかもしれないが、これが、まったく別の作業をしていると言っていいほど、感覚的に違う。一行43字の方が、ゆったりと言葉の流れを追えるというか‥‥。やっぱり、ひたすら文字数を気にしながら書くというのは、あまり楽しい作業ではなかったな、と思う。

ヴェルデ

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今日は恵比寿ガーデンプレイスで羊毛とおはなのフリーライブがあるというので、電車で出かけてみる。

彼らのライブを生で聴いたのは初めてだが、はなさんは想像以上に深くのびやかな声の持ち主で、羊毛さんは想像以上に細やかなギターテクニックの持ち主。とても自然体でチャーミングなデュオだった。再来週、三鷹のデイリーズでカフェライブをやるのだとか。

ライブの後、去年仕事机を買ったパシフィックファニチャーサービスをひやかしたりしつつ、ぶらぶらと散歩。どこかで休憩しようと思っていたら、一軒の年季の入った喫茶店を発見した。ヴェルデという自家焙煎珈琲のお店。看板や店内の雰囲気とか、黒板に列記された豆のラインナップとか、妙に波長が合うような気がしたので、入ってみる。深煎りのブレンドを注文‥‥。

‥‥うまい!

僕はどちらかというと、酸味控えめでどっしりとコクのあるコーヒーが好みなのだが、ここのコーヒーは好みど真ん中でありながら、予想の斜め上を行く味。これだけうまいコーヒーを喫茶店で飲んだのはひさびさだ。しかも一杯500円。ケーキは一つ300円。恵比寿なのに。

こういうお店が近所にあれば、原稿を書いたり、現実逃避(笑)したりする時に便利なのに。がんばって末永く続けていってほしいなあ、と心から思う。

夏休み

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夕方までテープ起こしを進めた後、夜はリトスタで、風の旅行社のみなさんが催してくださった飲み会に参加。

宴の席上で出た話題で少なからずびっくりしたのが、「○○さん、夏休み、いつ取るんですか?」という会話。すでに季節は十月なのだが、旅行業界にとって、世間の人々の夏休みはまさに書き入れ時。それでこういう会話が成立してしまうらしい。ここまで来ると、いつまでが夏休みでいつからが冬休みなのか、よくわからなくなってくる。どんな仕事にも、それぞれいろんな苦労があるものだなあと思う。

そういう自分も、今年は夏休みがあったのかと聞かれたら、安曇野の二泊三日くらいしかなかったような気もする。まあ、その分、一昨年と去年は、長い長い夏休みだったのだけれど。

自分が行くべき場所

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東京都写真美術館で10月24日から、セバスチャン・サルガドの写真展「アフリカ 生きとし生けるものの未来へ」が開催されることを知った。

僕がサルガドの写真を初めて見たのは20代の頃、雑誌「Switch」の特集を読んだ時だったが、彼の作品の圧倒的な存在感と、その一枚を撮るために費やされた途方もない努力を知り、畏敬の念を通り越して、打ちのめされたといっていいほどの衝撃を受けたことを憶えている。もちろんその頃はまだ、写真が自分の仕事の一部になるとは想像もしていなかったが、今思い返してみると、自分が写真を撮る時の対象との向き合い方というのは、あの時読んだサルガドの記事に影響されている部分がものすごく大きい。その特集号は、今も僕の部屋の本棚にある。

写美のサイトにサルガドのインタビューが載っていた。現在取り組んでいる「GENESIS」プロジェクトのために世界各地を飛び回っている彼は、こんなことを語っていた。

「よくどうやって撮影する土地を選ぶのか聞かれますが、人にはそれぞれ "自分が行くべき場所" というものがあると思っています。どこへ向かうのか決めれば、自ずと次に行くべき土地が見つかり、またその次へと繋がっていくのです」

まるで、今の自分の状況を見抜かれてしまったような気がして、かなわないな、と思ってしまった。自分が行くべき場所。きっともう、それは自分でもわかっているのだ。

台風一過

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今日は外に出る用事も、急ぎの仕事もなかったので、目覚ましもかけないまま、昼過ぎまで爆睡。寝ている間に台風は通り過ぎていったらしい。窓の外を見ると、あまりにもあっけらかんとした青空が広がっていて、思わず笑ってしまった。

たまりにたまっていた洗濯を片付け、まほろば珈琲店までコーヒー豆を買いに行く。それにしてもよく晴れている。駅前に建設中の高層マンションのてっぺんにあるクレーンの先っぽまで、くっきりと見える。台風が大気をきれいさっぱり洗い流したからなのだろうが、逆に言えば、日頃の東京の空がとことん澱んでいるということか。

コーヒー豆のついでに、たかねで豆大福を買った。そろそろ、熱いお茶と一緒にこういうものを食べるのにいい季節だ。

台風接近

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午後、赤坂で取材。撮影の立ち会いが重なったりしたので、かなり疲れた。

取材自体は仕事だし、予定として織り込み済みだからまあいいのだが、こうも毎日雨が続くと、気が滅入るというか、身体にカビでも生えてきそうな気分になる。洗濯物もたまりまくっているし‥‥。おまけに明日は、バカでかい台風が上陸するらしい。幸い、外に出かける予定はないし、食糧の備蓄も万全。こうなったら、ひたすら引きこもっていることにするか‥‥。

‥‥あ、しまった。コーヒー豆が切れていた。

くるみの木

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午後、田町で取材。今まで、いろんなオフィスを取材で訪れたが、今日はその中でも一、二を争うくらいすごいオフィスだった。取材自体も盛り上がり、なかなかの上首尾。

終わった後、六本木のABCへ。西村佳哲さんの「自分をいかして生きる」刊行記念トークイベントを観に行ったのだ。トークのお相手は、奈良でカフェと雑貨の店「くるみの木」を経営されている石村由起子さん。石村さんはとても物腰の柔らかな方で、関西在住の方らしい穏やかな話しぶりの中に、自らの「夢」に対する真摯さや、お店で共に働くスタッフやお客さんに対する思いの深さが感じられた。

それにしても、石村さんのあの雰囲気、どこかでものすごくよく似た人に会ったことがあるなあ‥‥と考えていたら、思い出した。リトスタのミヤザキさんのお母さんだ。びっくりするくらいよく似ていた。

雨に濡れても

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午後、代々木上原で打ち合わせ。朝から雨が降っていたので、やだなあと思いつつも出かける。

土砂降りでもないけれど小降りでもない、しとしとと降り続く雨。その中を傘をさして歩いていると、どういうわけか、意味もなくテンションが上がってきて、ずんずん歩き続けたくなってくる。打ち合わせが終わった後も、さっさと最寄り駅に行けばいいものを、なぜか池ノ上まで歩いていってしまった。アマノジャクな俺‥‥。

まあでも、明日も明後日も雨続きで、おまけに巨大台風が近づいてるとか聞かされると、さすがにうんざりしてくるが。

きっかけ

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最近になって、何人もの方から「『ラダックの風息』を読んだのがきっかけで、ラダックに行ってきました!」と言われたり、メールをいただいたりするようになった。

これまでも「本、読みました!」という感想はたくさんいただいていたのだが、それがきっかけで実際にラダックまで行ってしまったと言われるのは、ある意味、どんな賛辞よりも著者冥利に尽きる。あの土地での僕の個人的な体験が、そんな風に受け止められて、ラダックのことを好きになってもらえたのだとしたら、こんなにうれしいことはない。

だからこそ、もうこれからはいい加減な仕事はできないな、とも思う。あの土地を通じて、これからの自分に何ができるのかを、しっかりと見定めなければ。

発散

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今日は朝から、日比谷公園で開催されるグローバルフェスタへ。このイベントに出展するジュレーラダックのブースをちょっと手伝うことになったのだ。

僕が受け持ったのは、飲食ブース。「ラダックの風息」にも登場した料理上手のケイタ君が中心になって仕込んだテントゥクやチャイ、バター茶を販売することになった。ひさびさにゴンチェに袖を通し、雨が降ったり止んだりの気まぐれな空の下、お客さんの呼び込みをする。

「チベット風のうどん、チベット風のバター茶はいかがですかー!」

日頃のストレスを発散するのには大声を出すといいというのはよく聞く話だが、呼び込みの名目で、誰はばかることなくめいっぱい声を張り上げることができるというのは、なるほど、なかなか爽快だ。特に終了間際の値引きセールの時には、「ドリンク全部、一杯50円でーす!」と、僕もお客さんも妙にテンションが上がってしまった。

明日の朝になったら、たぶん、喉がつぶれてるんだろうなあ。まあいいか。

スパム

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身体が異様にだるくて、日中は寝て過ごす。夜になって若干回復したので、Web関係の本の原稿整理。

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最近、iPhoneのSMS/MMSにスパムメッセージが頻繁に届くようになった。

PCメールやケータイメールのフィルタリングに対しては、これまでプロバイダやキャリアでいろんな対策が施されているが、電話番号がわかれば送信できてしまうらしいSMS/MMSのスパム対策は、まだまだ不十分な状態のようだ。仕事に集中している時、ピロリーンと机上のiPhoneが鳴ったと思ったらスパムだった、ということが日に何度もあって、いい加減ムカつくというか、イラつくというか。

それにしても、スパム業者というのは、むなしい人生を送っている人々だな、と思う。誰かにうっかり間違ってリンクを踏ませるためだけに、ゴミクズのようなメッセージをひたすら送信することを生業にしている人々。その労力を、もうちょっと別のことに使えばいいのに。

缶詰のスパムは好物だが、スパムメッセージは本当にごめんこうむる。

ぱなし展

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午後、紀尾井町で長丁場の取材。今日は何だか調子が悪くて、集中力を保つのが大変だったが、どうにか無難に乗り切る。そのかわり、終わった後、いつもよりどっと疲れた。

取材終了後、神田に移動して「ぱなし展」を観に行く。知人が何人か参加している懐中雑誌「ぱなし」に掲載されたさまざまなジャンルのアート作品が展示されていて、なかなか面白かった。特に印象に残ったのは、毎号素晴らしい表紙画を描かれている日本画家の池永康晟さんの作品と、イラストレーターのたかしまてつをさんが毎回酒を飲んだイキオイで描かれている「千鳥描き」シリーズの絵と文章。こんな風に自らの手で作品を描ける人って、本当にウラヤマシイ。

僕も何か連載させてもらえないかなー。取り柄は写真くらいで、何にも描けないけど(苦笑)。

賭け金

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ラダックから日本に戻ってきて、今の部屋で暮らしはじめてから、もう一年になる。滞在中から書き続けていた「ラダックの風息」を上梓してからも、はや半年。時の経つのは本当に早い。

出版不況のあおりを受けて、仕事は順風満帆とは言えない。それでも時々雑誌の仕事もしているし、リトスタ本も出したし、今後も本の編集や執筆の仕事が待ち構えてもいる。傍目には、すっかり元のエディトリアル・ライターに戻ったように見えているのかもしれない。

でも‥‥どうなのだろう?

今年の春先の頃からなのだが、モニタを睨みながらキーボードを叩いていると、時々、ぼんやりと考え込んでしまうことがある。人の話をあれこれ聞いたり、いろんな意見や都合をすり合わせたり、それを本や記事にまとめたり‥‥。それが僕の仕事だし、別に嫌だとも思っていない。だが、一切手を抜くことなくきっちり取り組んでいるつもりでも、心のどこかから、こんな声が聞こえてくる。

自分が今、本当に心の底からやりたいと思っているのは、これなのか?

こんな自問自答を繰り返してしまうのは、たぶん、「ラダックの風息」を書くまでのプロセスが、あまりにも大勝負すぎたからなのだろう。ありったけの時間と労力と、それなりのお金と、ついでに命まで賭け金にして挑んだあの大勝負に比べると、それ以降の仕事は、少なくとも命までは賭け金にしていない(苦笑)。賭け金が大きいからといっていい本が作れるとはかぎらないけれど、もしかすると僕は、あの時のようなギリギリの大勝負に、また挑んでみたいと思っているのかもしれない。

たぶん、いつか‥‥。

問診票

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市役所から大きな封筒が送られてきた。中を開くと、健康診査の問診票が入っていた。

僕くらいの歳になると、この問診票を近所の病院に持って行けば、無料で健康診査をしてくれるらしい。僕は病院に行くのが億劫なたちで、生まれてこのかた人間ドッグにも入ったことがないのだが、この程度の健康診査でも普通に受けたら一万円以上かかるそうだし、せっかくなので受けてみようかと思う。

とりあえず、酒量が問題だな、酒量が。昨夜も夜中から朝まで飲んでたし(苦笑)。

ゴッドファーザー

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昨日は、代々木公園で開催されたナマステ・インディアを観に行った。

今回の目的は、友人のシンスケ君がサーランギーという楽器の演奏者として出演することになっていた、野外ステージで上演されるオリッシー・ダンス。サーランギーは30本以上もある弦を弓で奏でるという複雑な楽器なのだが、大勢の人々の視線が集まる中、シンスケ君は堂々と自分の演奏をこなしていた。僕はほとんど楽器が弾けない人間なので、うらやましいかぎり。

その後は、ジュレーラダックのブースで「ラダックの風息」やほかの商品の販売のお手伝いをしつつ、合間に会場内をぶらぶら。飲食店が集まるエリアを歩いていた時、ふと目に止まったのは、見覚えのある、あのラベル‥‥。

「‥‥おー! ゴッドファーザー!」

ゴッドファーザーというのはインドのカシミールにある会社が作っているビールの銘柄で、ラダックで暮らしていた頃、ビールが飲める数少ないレストランで必ずといっていいほど出てきたのがこのビールだった。うわー、懐かしい。あの愉しかった日々の中で、何回このビールの栓を開けたことか‥‥。

迷うことなく缶を一本購入し、プシュッ、ぐびっ、とやってみる。

‥‥味の方も、まあ、相変わらずのゴッドファーザーだった(笑)。

打ち上げ第一弾

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悲しくなるほど秋晴れのいい日和。こんな日にテープ起こしをするのも何だかなー、と仕事が手につかない。急ぎの仕事でもないし、まあいいか。

夜はリトスタで、リトスタ本の編集担当の宮後さんと、デザイン担当のタイプフェイスの渡邉さんと堀内さんと一緒に打ち上げ。普通の飲み会とは溜め込んできたものの発散具合が全然違うので、心ゆくまで飲んで、笑うことができた。どうにか無事にあの本を世に送り出すことができたことを、ようやく実感できたような気がする。

恐ろしいことに、打ち上げはこれで終わりではなく、来月はリトスタの二人を交えての打ち上げ第二弾がある。それはそれで楽しみ。

特異な傾向

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仕事の合間の暇つぶしに、オンラインショップでウインドウショッピング(?)をしたりする。

インテリア雑貨とか食器とかを見ている分にはまあ人並みな感覚でいられるのだが、冬物のジャケットとか、靴とか、時計とかを見始めると、カメラの時と同様、特異な傾向が現れる。

「ダウンよりもプリマロフトの方がいいかな。湿ってもへたれないし、耐久性も高いし‥‥」
「ソールはがっしりしたビブラムソールじゃないと、尖った岩ですぐダメになるし‥‥」
「時計は高度計と温度計が必要だな。金属製だと凍傷になるかもしれないから‥‥」

あーあ。もうすっかり、脳みそがラダックです(苦笑)。

いつ戻れるのかなあ‥‥。

多摩サイ

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ひさびさにブロンプトンに乗って、多摩川方面に出かける。

ここのところの運動不足で身体がなまっていそうだったので、今日のコースは短め。三鷹から南下して野川公園に行き、野川沿いのサイクリングロードを下る。このサイクリングロードは車止めが多くてスピードは出せないが、川沿いの景色を見ながらのんびり走ることができるので、結構好きなコースだ。野川は街の中を流れている割には結構きれいな川で、シラサギやカルガモが水の中に佇んでいたり、青く光るカワセミが川面の上を低く飛んでいるのも見かけた。

二子玉川から多摩川サイクリングロードに出て、川原でバーベキューをやっている人たちを横目に見ながら北上する。多摩サイは、ロードレーサーで走っている人が多いのは相変わらずだが、前よりも年配の人の割合が増えたような気がする。そして、みんなびっくりするほどいいロードレーサーに乗っている。うらやましい。

途中、登戸茶屋でひと休み。物怖じしない猫の写真を撮る。

今日は時折日が射す程度で、そんなに暑くない。多摩サイでは意識してちょっと飛ばしてみたが、やっぱりきつかった。なまってる‥‥。稲城大橋の手前辺りまで走り、味の素スタジアムをかすめて、再び野川公園から三鷹に戻る。

いい気晴らしになった。あんまり寒くなりすぎないうちに、あと何回か自転車で遠出できるといいなあ。

李朝園再び

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昨日は、「リトルスターレストランのつくりかた。」の完成を自分的に祝して(笑)、吉祥寺の李朝園に焼肉を食べに行った。この日のために、約一週間前から食事の量をやや控えめにして、コンディションを整えてきたのだ‥‥(やりすぎ)。

店内は、夕方五時の段階でもう満席。少し待っていると席に通されたので、いつも頼んでいるメニューをかたっぱしから注文。その後はもう、記憶があまり定かではない(笑)。焼いては食い、食っては焼き、無我夢中で肉を堪能し続ける。笑いが止まらない。いやー、本当にうまい肉って、脂が甘いんだな‥‥。

この肉を食べるために、本を書いたといっても過言ではない!(笑)

これからも、本を一冊書き上げたら、ここに焼肉を食べに来ようと思った。

書店営業

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今日は、「リトルスターレストランのつくりかた。」の編集担当の宮後さんと一緒に、本の販促のための書店営業をして回ることにした。

まず、三鷹駅周辺の書店を一軒ずつ回る。さすが地元というか、どのお店でもものすごくいい場所にどんと平積みしてくださっている。書店員さんが「私もリトスタによく行くし」と、損得以前にこの本をたくさんの人に読んでほしいと思ってくださっているのが、本当にうれしかった。

リトスタでおひるを食べてひと休みした後、吉祥寺、そして新宿の大型書店を回る。ここで面白いなあと思ったのは、この本が置かれている棚の場所。「そうそう、あの本の横にこの本を置いてほしかった!」と的を射たディスプレイになっていたりすると、「やるなあ、ここの書店員さん」と感心してしまうこともあった。本を売るというのは、なかなか奥が深い。

本の企画を考える時、パブラインで類書の売上だけを気にして思案に暮れるより、書店を回って売り場をじっくり眺める方が、よほどいいアイデアが浮かぶのではないかと思う。

無期限

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午後、赤坂で広告本の取材。長時間のインタビューでかなり疲れたが、どうにか首尾よくやり遂げる。

帰り道、企画の発案者である編集者さんに、今後の取材の段取りと執筆完了までのスケジュールを聞く。すると、こんな返答が返ってきた。

「〆切は、山本さんに任せます。いい本を書いてください」

雑誌でも書籍でもこんな風に言われたことは一度もなかったので、びっくりした。〆切、無期限(笑)。でも、こう言われたからこそ、いい仕事をしなければならないな、とも感じた。できるだけスムーズに、できるだけいいクオリティの本を書く。僕の仕事は、つまるところそういうものなのだな、と思う。

熱意

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最近、広告系の本の仕事で、いくつかの広告会社に共通する、とある部署の人々のインタビュー原稿を書いている。

その系統の部署に所属する人というのは、世間的には、緻密な計算と冷静なロジックを積み上げて結果を出すことを仕事にしている人と思われている。取材を始める前は、僕自身もそんな先入観を持っていた。

でも、実際に会って話を聞いてみると、みんな異口同音に「一番大切なのは、熱意だ」と言う。いくら論理的で筋道の立った企画でも、作り手の熱い思いが込められていなければ、相手の心を動かすことなどできないのだ、と。

考えてみれば、計算とロジックだけで確実に売れる商品が作れるのだとしたら、みんな揃って同じものを作るだろう。でも実際は、計算とロジックだけで作られたものは、売れないし、長続きしないし、人々の心に残らない。何より、作り手自身が楽しくも何ともない。

やっぱり、何かを作り出す時、その中核には、理屈では説明できないような熱意が籠っていることが必要なのだ。計算やロジックは、あくまでもその熱意を補強するためのものなのだと思う。

人に酔う

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リトスタでおひるを食べてから、MacBook Proに必要な細々した備品を買うため、都心に出かける。新宿でリーバイスのジャケットを衝動買いし、原宿のアシストオンで備品を調達。ほかにもいろいろ目移りしたが、財布の中身が残り少なかったこともあって(苦笑)、渋谷までぶらぶら散歩してから、井の頭線で帰路につく。

週末に繁華街の真っ只中に出かけたのはひさしぶりだったような気がする。天気がよかったせいか、今日は新宿も原宿も人出がすごくて、歩いていても前に進めないくらい。すっかり人混みに酔って、疲れてしまった。

せっかくフリーランスの身空なのだから、今後はなるべく平日に出動するようにしよう。

カビ対策

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クローゼットの整理をしていたら、古めの服の一部にカビが発生していた。

うちの部屋は、僕にとってはまったく申し分ない造りなのだが、唯一、クローゼットや下駄箱でカビが発生しやすいのが玉に瑕。ドラッグストアで買ってきた除湿剤をがしがしインストールしておいたのだが、敵もさるもの、しつこく発生し続ける。カビを除去して服を干して収納しても、また発生するのくりかえし。こんな非生産的な作業で時間を浪費するのもバカバカしいし、いい加減気が滅入ってくる。うーん、何かいい対策はないものか?

「湿気って何?」というくらいカラカラに乾燥していたラダックが、ある意味懐かしい。

変化なし

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午後、笹塚で新しい本のDTP作業をお願いする方と打ち合わせ。

その人は、以前僕が月刊誌の編集の仕事をしていた時に毎月お世話になっていた方なのだが、会うのは約二年半ぶり。で、会うなり言われたのは、

「ぜんっぜん変わってないねー! 昨日会ったばっかりみたいな感じ」

今回に限らず僕は、ひさしぶりに会った人に「全然変わってない」とよく言われる。確かに二十代の頃から、髪型も、体型も、着ている服のメーカーもほとんど同じなので、そう見られるのも無理もない。でもそれって‥‥あれか、未だにガキっぽいってことなのか?(苦笑)

うーむ。こうなったら、いっちょ、細身のスーツとか、ツイードのジャケットとか、大人の服装でぴしっと決めてみるか‥‥。

‥‥すみません、心にもないことを書きました(笑)。

ノリで作る

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午後、渋谷で新しい本のデザイナーさんとの打ち合わせ。

編集者としての僕は、デザインそのものに対してはあまり口を出さないことにしている。「こういう本を作りたい」「こういう人に読んでもらいたい」といったことはなるべくきちんと伝えるし、仕様の面で大事なことは確認するようにしているが、「こんな感じのデザインにしてほしい」と方向性を束縛するようなことはしない。デザインは、デザイナーさんにのびのびと好きにやってほしいからだ。

そのかわり打ち合わせの席では、僕は結構、本気かどうかわからないような酔狂なこともぽんぽん口にしたりする。そうやってワイワイやっているうちに、デザイナーさんに思いがけないアイデアが閃くこともある。みんなで面白がれるノリのよさが作り手の側にあるかどうかというのは、ものを作っていく上でとても大事なことだと思う。

現状維持に汲々として、何の新鮮味もない昔の記事の焼き直しばかり載せている雑誌とかを見かけると、ああ、この人たちはワイワイ面白がるノリをすっかり忘れているのだな、と思わずにいられない。

早起き

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今朝、なぜか七時に目が覚めてしまった。

会社勤めをしている人にとっては当たり前の時間かもしれないが、僕のようなフリーランスの人間にとっては、午前中に予定が入っていない日なら、午前七時は完全に熟睡タイム。前の日に寝たのは午前三時過ぎだったのに。いったいなぜ‥‥。

起きてしまったものはしょうがないので、朝から部屋中に掃除機をかけたり雑巾がけをしたりする。昼、西荻窪でKenzoさんと会う約束があったので外出。夕方四時頃に家に戻り、さて、ちょこっと仕事でもするか‥‥と思ったとたん、猛烈な睡魔に襲われる。結局、一時間半くらい昼寝してしまった。慣れない早起きに、身体がびっくりしてしまったのかもしれない。

まあ、今夜はこれからアップルの新製品発表イベントがあるから、それを見るにはちょうどいい案配か。そしてまた夜型に逆戻り。

見本誌再び

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午後、リトスタで美術出版社の宮後さんと会って、「リトルスターレストランのつくりかた。」の見本誌を受け取る。

四六判という判型なので、「ラダックの風息」に比べるとコンパクトな印象だが、文字通り最初の1ページ目から最後の奥付、そしてカバーや帯に至るまで、この本に関わった人たちの思いが、ぎゅううううっと詰まっている感じ。自分で書いておいて言うのも何だけど、いい本になったと思う。

毎度のことながら、手塩にかけて苦労して仕上げた本が手元に届くと、本当に感無量というか、何ともいえない気持になる。書いている途中はいつも「こんなしんどい思い、二度としたくない‥‥」とぼやいているのだけど(笑)、見本誌を手に取ったとたん、すべての苦労が、さーっと消えていく。そしてまた、新しい本を作ろうと思えるようになる。

新しいMac

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朝、先週注文していたMacBook Proが届く。その時はまだ寝ていたのだが、ピンポンと玄関の呼び鈴が鳴ると同時に飛び起きて、荷物を受け取る。それからはシャワーもごはんもそこそこに、セットアップ作業にひたすら没頭。

最近のMacはよくできていて、新旧のマシンをEthernetケーブルで直結して「移行アシスタント」を起動させ、しばらく待っていれば、今までの作業環境を丸ごと移行させることができる。それで終われば何の問題もないのだが、何しろ五年ぶりに買い替えたMacなので、最新の環境では使えないアプリケーションを削除したり、謎のアラートを出して悪さをしているファイルを探して削除したり、膨大な量のラダックの写真をコピーしたり‥‥。Time Capsuleで最初のフルバックアップを取れる状態にまで持ち込んだのは、結局真夜中になってしまった。

それにしても‥‥MacBook Pro、イイ(笑)。

まず驚いたのは、液晶モニタの綺麗さ。すばらしくクリアで鮮やかで、これに比べると、今まで使っていたPowerBook G4のモニタがセピア色にくすんで見える(苦笑)。ボディもがっしりしていて安心感があるし、一気に二世代も進化したOSは、かゆいところに手が届く感じでブラッシュアップされている。そして何より、動作がメチャメチャ速い! まあ、単純にクロックスピードが二倍以上になったわけだから、当たり前なのだが。

大枚はたいて買った新しいMac。しっかり仕事で活用して、元を取れるようにしようと思う。遊んじゃいそうだけど‥‥。

煙草

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生まれてこのかた、僕は煙草を吸ったことがない。吸うことに興味を持ったこともない。これからも興味を持つことはないだろう。

別に、嫌煙家というわけではない。周囲で誰かが煙草を吸っていたとしても、全然気にならないたちだ。煙草を吸う、吸わないは、その人の自己責任で好きにすればいいと思う。

ただ、傍目で見ていて異様だなと思うのは、最近の煙草のパッケージの仕様だ。どの煙草にも「これ吸ったらあんた死にまっせ」的なメッセージがでかでかと印刷されている。こんなものを見せつけられながら煙草を吸うなんて、それだけで気分が悪いと思うのだが、どうなのだろう?

こういう煙草を作ったり、宣伝したり、販売したりということを仕事にしている人たちは、正直、気の毒な人たちだなと思わずにいられない。自分が手がけている商品に「これ吸ったらあんた死にまっせ」と書かれていたとしたら、僕なら絶対続けられない。

本当の意味でやりがいのある仕事というのは、そういうところには存在しないと思う。

海を見に行く

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そういえば、今年の夏は一度も海に行っていない。今年どころか、去年の夏も、一昨年の夏も、海に行っていない(ラダックにいたから当たり前)。というわけで、今日は海を見に行くことにした。

まず、新宿から湘南新宿ラインに乗って大船に行き、大船観音で開催されているイベントにブースを出展しているジュレーラダックのみなさんを陣中見舞い。そんなに長い時間いたわけではなかったが、目の前で「ラダックの風息」が全部売り切れてしまったのでびっくり。それにしても、サインをするのはいつまでたっても慣れない(苦笑)。

電車で鎌倉に移動し、鶴岡八幡宮で「リトルスターレストランのつくりかた。」が売れますように、と祈願。土産物屋が並ぶ小町通りをひやかした後、のんびりと江ノ電に乗って江ノ島へ向かう。

ひさしぶりに来た江ノ島近くの浜辺では、海の家の撤収作業が始まっていて、海水浴客もまばら。ウインドサーファーたちだけが、意気軒昂に波の上を走り回っていた。橋を渡って江ノ島に入り、岸辺のベンチに坐って、ぼけーっと海を眺める。潮風の匂いが心地いい。時折、波間でぽちゃんと魚が跳ねる。来てよかった。部屋に籠りっぱなしで原稿を書き続けた今年の夏が、すっかりリセットされたような気がした。

晩飯は、桜海老と生しらすの二色丼。反則だ。うまくないわけがない。店を出ると、東の空に昇ったばかりの満月が、海面にゆらゆらと光を落としていた。夏の去り際に、ぎりぎり間に合ったという感じかな。

ゆるいつながり

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夜、神保町の中華料理屋で飲み会。やけにフードの量が多い飲み放題のコースメニューだったのだが、ごくフツーの焼き餃子がやたらうまかったりする一方で、ストップウォッチを持った中国人の女性店員が「もう時間です! もう終わりです!」とせきたてて追い出しにかかったりする、変な店だった。

宴の席上でTwitterの話題になったので、「いや〜、俺、あの『‥‥なう』ってポストするの、まだ若干抵抗あるんだよね〜」と僕が言ったら、「じゃあみんなで『神保町なう』ってポストしようぜ!」ということになり、その場にいたほとんど全員がiPhoneやケータイを持ち出して一斉に「神保町なう」とポスト。なんだか妙に盛り上がって面白かった。

関心空間だの、ミクシィだの、Twitterだのといったオンラインコミュニティが周期的に流行るのは、人々がこういう「ゆるいつながり」を手軽に見つけることができる場というものを、いつもどこかで求めているからだと思う。人々はそこで自分が誰かとゆるくつながっていることを確認し、面白がり、安心し、そしてそのうち飽きる。

Twitterが人々に飽きられた頃、たぶんまた、別の新しいコミュニティが生まれるのだろうな。

本の交換

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以前、雑誌の仕事で何度かお世話になった、リビングワールドの西村佳哲さんと、ひさしぶりにメールのやりとりをさせていただく。

西村さんは、センソリウムサウンドバムなどといった数々のユニークなプロジェクトを手がけられた方で、「自分の仕事をつくる」というロングセラーの書籍の著者でもある。続刊「自分をいかして生きる」が今月中旬に発売されるというので、「おめでとうございます! ぜひ読ませていただきますね!」と伝えたら、西村さんからこんな申し出をいただいた。

「山本さんが書いた本と僕が書いた本、交換しませんか?」

驚いたのと同時に、うれしかった。自分が本を書くことで、尊敬する方との間でそんなやりとりが起こるなんて、正直、想像したこともなかった。その何気ない申し出が、どんなねぎらいの言葉よりもじんわりと胸にしみた。

コードレス

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九月に入ったばかりだというのに、やたらめったら涼しい。外出の時、ひさびさにシャツを羽織った。

昨日注文したTime CapsuleM555bが、午前中のうちに次々に届く。Mac本体が届くのはあと二、三日かかりそうだが、とりあえずネットワーク関連のセッティングだけ先にすませることにした。

今までの僕の部屋は、仕事机から本棚の前の床を横切ってEthernetケーブルがBフレッツのモデムに接続されていたり、バックアップ用の外付ハードディスクのFireWireケーブルやマウスのコードが仕事机の上を這い回ったりしていて、かなりうっとうしい状態だったのだが、今回買った新しい機材のおかげで劇的にコードレス化が進んだ。仕事机の上のケーブルは、Macの電源ケーブルとiPhoneのドックコネクタケーブルだけ。ものすごくすっきりして、広々と使えるようになった。んー、気分がいい。

ここまできたら、いっそ、電源ケーブルも全部コードレスになればいいのに(笑)。

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iPhoneでチルトシフトをかけたミニチュア風写真が作れるアプリ「TiltShift Generator」。なかなかよくできてる。プクタル・ゴンパの写真をミニチュア化して遊んでみた(笑)。

ポチッとな

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五年ぶりくらいに、新しいMacを注文した。

選んだのは、MacBook Proの15.4インチモデル。キーボードはUS配列にカスタマイズしてもらった。最新OSのSnow Leopardもプリインストールされている。本体の買い替えに合わせて、Time Capsule 1TBやロジクールのM555bというマウスなどの周辺機器、必要なソフトウェアも入手した。ひさびさに大きな買い物だったので、購入ボタンをポチッとする時、かなり緊張した(笑)。

今回購入したものはすべてネットでオーダーした。一昔前は、こうした類のものは家電量販店で買うのが当たり前だったのに、今はまず、家電量販店で現物を触って確かめてから、家に帰って価格比較サイトをチェックし、一番安いところでポチっとする。時代は変わったなあ、と思う。ビックカメラなどの経営が苦しいのもむべなるかな、だ。

それにしても、ウィキペディアに「ポチッとな」という項目があるとは‥‥(笑)。

台風

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朝起きると、窓ガラスに叩き付けるような雨と風。台風だ。

こんな天気の日は、自宅作業がメインの仕事をしていてよかったな、とつくづく思う。冷凍しておいたごはんを解凍して目玉焼と味噌汁と納豆キムチと一緒に食べ、コーヒーを淹れて一服した後に、地味にテープ起こし作業を進める。晩飯はパスタを茹でる。とにかく、一歩も外に出たくなかった。

気がつけば、八月も今日で終わり。来月はいよいよ、リトスタ本が店頭に並ぶ。

衆院選

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昼、外でおひるを食べるついでに、近所の小学校に衆院選の投票に行く。結構人が多いなあ、と感じる。たぶん、みんな台風で雨が降りはじめる前に投票しようと思ったのだろう。

家に帰って、地味にテープ起こし作業をしているうちに開票速報の時間になったので、テレビをつけてはみたものの、いきなり報じられたあまりの大差に、早々に興味を失う。自民党に関しては、この四年間、グダグダにグダグダを重ねてきたツケが回ってきた結果だから、自業自得だと思う。それにしても、民主党は勝ち過ぎたな‥‥。まあ、政権を取ったら取ったで、こっちもグダグダするのだろうが。

もうちょっとポジティブな気持で投票できるような、まともな政党が出てきてくれることを願う。

徹夜明け

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昨夜は昔の仕事仲間の人たちと飲み会。一次会はリトスタで(新さんまの刺身の肝あえがうまかった)、二次会はハナクラという静岡おでんの居酒屋で。仕事の話とか、どうでもいい話とか、いろいろしゃべり続けているうちに‥‥気がつくと、朝の六時。ううっ、朝日がまぶしい‥‥。

別に無茶飲みしたわけではなかったけど、それでも十時間はぶっ通しで飲み続けたので、さすがに今日は頭が重くて、身体からアルコールが抜けるのに夕方くらいまでかかった。こんな飲み会らしい飲み会というのもひさびさだ。何だか昔に戻ったような気がした。

たまには、夜を徹して飲むのも悪くない。

再起動

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‥‥ダメだ、仕事がさっぱり手につかない。

リトスタ本の作業も一段落し、そろそろ次の本の作業も始めなければならないのだが、取材ノートを開くのも、テキストを書くのも、どうにもこうにも億劫だ。まだ具体的な〆切が決まっているわけでもない作業なので、そんなに急ぐ必要はないのだが‥‥。

まあ、逆にいきなりまたガリガリ書きまくるというのも、それはそれでワーカホリックに過ぎるんじゃないかと思うので、案外、人並みの反応なのかもしれない。

とりあえず、最初のとっかかりになりそうなところまでは作業を進めた。何とか再起動はできたという感じ。再起動ついでに、PRAMクリアくらいしておきたかったところだが(笑)。

最初の読者

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午後、リトスタ本の校正作業を担当してくれた猪俣さんとリトスタで会う。

リトスタの二人や僕や編集者さんは、この本にあまりにも深く入り込みすぎていて、本がほぼ完成した今も、この本が面白いかどうか、正直、よくわからなくなっている(苦笑)。ラダックの本の時もそうだったが、当事者であればあるほど、一生懸命作れば作るほど、いざ完成してみると「‥‥これで大丈夫なのかな?」と不安になってしまうのだ。

猪俣さんは、今回の本をほぼ完成に近い形で通して読んだ、最初の読者ということになる。その最初の読者に「面白かったです!」と笑顔で言ってもらえたので、本当にほっとした気持になった。

どれだけ長くこの仕事をしていても、物書きの自信の持ちようなんて、そんなものだ(笑)。

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以前、bayfmの番組に出演してラダックの話をした時のテキストが、番組のWebサイトに掲載された。放送を聴けなかった方、ご参考までに。

冷夏

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今年の夏は涼しいなあ、と思っていたら、報道によるとやっぱり冷夏らしい。涼しいのはうちの部屋だけではなかったのか。寝室用に買おうと思っていた扇風機も、結局買わないままに終わってしまいそうだ。

去年と一昨年の夏を過ごしたラダックは、日射しはきついものの、とにかく涼しいし、空気はさらっと乾燥しているので、とても過ごしやすかった。あれに比べると、日本の夏はじっとり湿っていてうっとうしいと思わずにいられないが、とりあえず今年はそこそこの暑さで凌ぐことができたということか。

来年は‥‥またラダックで夏を越そうかな(笑)。

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新刊「リトルスターレストランのつくりかた。」が本日よりAmazon.co.jpで予約購入可能に。みなさん、よろしくお願いします。

雪豹

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アップルからMac OS X Snow Lerpardがいよいよリリースされることになった。これが出てからMacを買い替えようと思っていたので、待ちに待ったという感じ。来月は大出費だな‥‥仕方ないか。

それにしても、Snow Leopard=雪豹のようなレアな動物がこんな風にフィーチャーされるというのは、個人的にはとてもうれしい。雪豹は、ヒマラヤや中央アジアの山岳地帯にしか生息していない絶滅危惧種。ラダックでも雪豹はなかなか目にすることはできないが、最近では、冬場にたまに人里に降りてきて、家畜などを襲ったりすることもあるらしい。

僕は雪豹は見たことがないが、雪の上に残った雪豹の足跡はチャダルで見たことがある。足はかなり大きくて、そのちょうど上を、雪豹特有の太い尻尾をひきずった跡がついていた。その時は「一度この目で雪豹を見てみたいなあ」と思ったりもしたが、冷静に考えると、至近距離で出くわしたら‥‥食われちゃうな(苦笑)。そんなところを自分が旅していたのかと思うと、何だか不思議な気分になる。

中華料理屋のラーメン

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夕方、近所の中華料理屋でラーメンを食べる。

僕はもともとラーメンが好きで、外食の際はかなりの高確率でラーメンを選ぶ。三鷹近辺にも文蔵旅人の木といった優秀なラーメン専門店があるのだが、一、二カ月に一度くらい、どういうわけか無性に中華料理屋のラーメンが食べたくなる。何の変哲もない、ごく普通の味のラーメンを。

思うに、日本のラーメン専門店はそれぞれ独自の味を究めようとするあまり、ラーメンが特異な形に進化してしまっていると思う。それはそれでとてもおいしいのだが、日曜の夕方、サンダルをつっかけて、ぷらっと何か食べに行こうか〜という気分の時は、中華料理屋のラーメンの方が合うような気がする。

まあ、あれはあれで、独自の進化をしていると言えなくもないが。

夏の終わり

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午後、乃木坂で取材。みっちり三時間、インタビューをする。面白い話を聞くことができたが、さすがに疲れた。

晩飯にラーメンを食べ、ぶらぶら歩いて帰っていると、暗い夜道の足元で、もぞっと動いたものがある。何かと思ったら、セミだった。アスファルトの上を、じりじり、じりじりと後ずさりしている。見るからに息も絶え絶えで、もう長くはなさそうだ。

このセミはきっと、夏の間、声をかぎりにひたすら歌い続けたのだろう。今の心境は、我が人生に悔いなし、というところなのだろうか。何だか物悲しい。

‥‥まあ、夏の間、ひたすらキーボードを叩き続けることしかしていなかった自分も、このセミと大差ないような気もする(苦笑)。

真っ白な灰

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昨日も今日も、仕事、まったくせず。

特に急ぎの作業がないからということもあるが、ここしばらくのリトスタ本の作業で根を詰めすぎて、神経がまったく休まらなかったので、正直、しばらくは何もやる気がしない。燃え尽きた‥‥燃え尽きて、真っ白な灰になっちまった‥‥。

‥‥と何とか世迷い言をほざいてると、明日の取材の時に編集者さんからどやされそうな気がする。そろそろ、しゃんとせねば。

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夜、喉が渇いたので缶コーヒーでも買ってこようと思って、近所の自販機まで歩いていく。

小銭を入れようとして近づくと、ブブブブブ、と大きな羽音が聞こえる。蜂だ。かなりでかい。自販機の照明につられたのだろうか。それにしても‥‥よりによってなぜ、俺が押したいと思ってる缶コーヒーのボタンにピンポイントでへばりついてる? 押せねーじゃねーか。追い払おうとしたら威嚇されるし。

夜の自販機の前で、しばらくの間、蜂待ちを強いられた。

終息

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昼、チェックの終わったゲラを郵便局に持って行こうとしていたら、ポンポンとメールが届いて、夕方に新宿で関係者一同落ち合って、直接ゲラを受け渡すことに。封筒をショルダーバッグに入れ、ちょっと早めに新宿に出かける。

本屋をぶらついた後、何となく気が向いたので「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」を観に行く。映像は猛烈にブラッシュアップされているが、根底に流れているものは旧作と同じ。ただ、旧作ではひたすら内向き後ろ向きだった登場人物たちが、新作では自らの意志で少しずつ前を向き、苛酷な運命に抗おうとしているように見えた。

夕方の打ち合わせは滞りなく進み、僕の任務はほぼ完了。あとは編集者さんとデザイナーさんによる最終的な詰めの作業だ。長かったような、短かったような。ともあれ、来月半ばには、いよいよ新しい本が書店に並ぶ。

運動不足

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終日、部屋でリトスタ本のゲラチェック。昼のうちはセミの鳴き声がかまびすしいが、夜になると、窓の外ではもう秋虫が鳴いている。

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安曇野で温泉に浸かりに行った時、脱衣場の体重計で体重を測ったら、61.2キロだった。

僕の身長は175センチなのだが、この体重だと、自分的ベストウエイトよりちょっと重いくらい。腹が出たりはしていないが、身体全体にうっすらぜい肉がついてる感じ。何だか微妙に身体のキレが悪い。まあ、ここのところ、超が付くくらいの運動不足だったから、無理もないか。

ラダックにいた頃は、今よりも身体がスイスイ軽くて、何もしていないのに腹筋が割れて見えるほどだったのに。仕事が一段落したら、今度こそ自転車で遠乗りして、身体を絞ろう。