やけに生暖かい天気の日。午後は広告系の本の校正反映作業をし、夜は次の本の原稿を書く。
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最近、寝る前に一、二時間ずつ本を読んでいる。仕事でどん詰まりまで追いつめられていた頃は、人様の書いた文章なんて読む余裕がなかったのだが、やっぱり読書は愉しい。乾いたスポンジが水を吸い込むように、脳が言葉を吸い込んでいく。
それにしても思うのは、やっぱり、紙の本っていいなあ、ということ。特に、きれいな装丁と読みやすい文字組の本は、手に取ってページをめくっているだけで心がうきうきしてくる。こんな風に夢中になって本を読み耽るという体験は、iPadやKindleではちょっと難しいんじゃないかなと思う。
もちろん、iPadだけで事足りたり、むしろその方が適している本もあるだろう。カタログ系の雑誌とか、コミックとか、百科事典とか。でも、人の心に深い余韻を残すような本は、紙の方がふさわしいと思う。大切に書架に保存されたり、ことあるごとに読み返されたり、誰かにプレゼントするために買われる本。それはやっぱり、紙の本でなければしっくりこない。
あらためて、紙への愛着を確認したような気がする。


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