昨日、ある女性からメールをいただいた。個人で校正の仕事をしているという方だったのだが、驚いたことに、こんなことが書かれていた。
「リトスタ本のお手伝いを(文字通り報酬なしで)させていただけませんでしょうか?」
メールの文面はとても真面目で、以前からリトスタを知っていたこと、日頃校正の仕事をしていてもどこか疑問を感じる部分があったこと、そんな時にリトスタ本のことを知り、「こんなに愛されてできあがる本はない」と感じて、手伝いたいと思ったことなどが書かれていた。
編集者さんに確認しても問題なさそうだったし、熱意を持って協力してくれる人の方がいいに決まっているので、僕は彼女に校正作業をお願いすることにした。もちろん、報酬はちゃんと払う形で。
で、今日の午後、その女性の方とリトスタで会って話をしてきたのだが、メールから想像していた以上に真面目で繊細な印象で、でも一度集中力を発揮したら、きちんと仕事をしてくれそうな人のような気がした。また一人、リトスタ本チームの人員が増えた。
それにしても‥‥僕も彼女くらいの年の頃、まったく同じようなことをしていたのを思い出す。
学生時代のある日、僕は「Switch」という雑誌が編集アシスタントを募集しているのを知り、どうしても編集部に潜り込みたくて、履歴書の自己アピール欄に「ノーギャラでもいいから働かせてください!」と書いて送ったのだ(笑)。あとで聞くと、そのアピールはかなりのインパクトがあったらしく、「こいつ変わってるな。本気か?」と面白がられて、結局採用してもらえることになった。幸い、バイト代ももらうことができた(笑)。
自分がやりたいこと、自分ができること、それを探し続けていた日々。彼女が今立っているのは、僕がいつか通った道なのかもしれないな、と思う。