November 2008 Archives

「Snap」公開

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自炊プロジェクトと同じかそれ以上に誰も待っていなかったと思われる(笑)、モブログコンテンツがようやく完成。右のサイドバーにある「Snap」というコーナーがそれ。このブログには最新の写真とコメントだけ表示して、アーカイブはリンク先にある専用のミニブログで公開中。

この「Snap」はiPhoneで撮影・更新している。実際に作ってみると、やっかいな課題がいくつかあった。

まず、iPhoneのカメラ機能が想像以上にしょぼかったこと。もやもやとした冴えない絵作りで、その割にやたらファイルサイズがでかくて、解像度の設定もできない。更新ツールとして選んだMTmailのファイルサイズ上限にも引っかかってしまうので、これはダメかな‥‥と一時はあきらめかけた。

しかしこの問題は、CameraBagというアプリがほぼ解消してくれた。これはトイカメラ風や退色した紙焼き風など、さまざまなエフェクトをかけた写真を撮影できるというもので、解像度の設定もできるというスグレモノ。カメラ自体の性能がしょぼいのなら、最初からトイカメラ風のエフェクトをかけた小さなサイズの写真にしてしまえばいい。僕の作りたいコンテンツにはその方が合っている、と判断した。

次の問題はMTmail。これは写真を添付したメールを送ることでブログを更新するツールなのだが、どういうわけか、メールを送ってもたまに反応しないことがある。原因はよくわからない。同じ写真をもう一度送ると更新できたりするので、通信環境などに影響されているのかもしれない。とはいえ、画像表示用のタグをいじってLightBox用の記述を埋め込んだりもできるので、安定さえすれば便利なツールだ。

ミニブログの最新エントリーをメインのブログに読み込むのには、Movable Typeに標準で用意されているMultiBlogプラグインを使用。表示用タグの実装は簡単だったが、ミニブログが更新されたらメインのブログも再構築されるようにトリガーを設定しているのに、MTmail経由ではなぜか再構築されない。バグなのか仕様なのか、ネットで検索してみてもみんな同じ悩みを抱えているようで、現時点ではどうしようもない。なので、外出先で更新する際には、iPhoneでMovable Typeの管理画面にアクセスして、メインブログの再構築ボタンをぽちっと押している(苦笑)。このあたりは何とかしてほしいところだ。

まあ、多くても1日に1、2回くらいしか更新しないだろうし、趣味で作ったおまけコンテンツなので、みなさん、温かい目で見守ってやってください。

姪っ子と甥っ子

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郷里の岡山で暮らしている妹の一家が、東京ディズニーランドに行くために揃って上京してくるというので、都内で落ち合ってごはんを食べることにした。

まだ赤ん坊の甥っ子を連れて気兼ねなく食事ができる店というと、都心では意外と見つからない。今回は友人のアドバイスで、原宿のクレヨンハウスの地下にあるオーガニックレストランへ。もともと子供だらけの場所なので、ほかのお客さんも理解がある方ばかりで助かった。料理は特に野菜が新鮮でおいしかったが、ホールスタッフはちょっと覚束ない感じの人が多かった。

姪っ子は8歳、甥っ子は1歳。会うのはひさしぶりだったが、どちらもすくすく元気に育っているようで安心した。特に甥っ子は人見知りしないというか、電車の中で見ず知らずの女の人にキャハハと何度も笑いかけて気を惹いていた。あれは将来、女泣かせになるかもしれない(笑)。

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iPhone Dev TeamiPhoneでLinuxを起動することに成功。ということは、そのうち、iPhoneでAndroidが動くようになるのか‥‥(笑)。

チャンスセンター

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午後、雑誌取材の打ち合わせのため銀座へ。編集者さんセレクトで「茶房 野の花」という店へ。静かで、打ち合わせをするにはいい場所だった。

数寄屋橋の交差点を通りがかると、西銀座チャンスセンターの前には、年末ジャンボ宝くじを買い求める人たちのすごい行列ができていた。そういえば僕は、生まれてこのかた宝くじというものを買ったことがない。そりゃ3億円がもらえるならそれに越したことはないが、3億円が自分にとっての「チャンス」だとは思えない。今の仕事は、きっと同じように続けていくと思う。生涯、一編集者、一ライター、一フォトグラファー。それで十分。

まあ、もらえるはずのないものに対しては、何とでも言えるわな(笑)。

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歩いてイスカンダルを目指す万歩計。遠い。14万8千光年は遠すぎる(笑)。

怒りを鎮める

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東京という街で暮らしていると、心がささくれるような出来事によく遭遇する。理由としては本当にくだらない、でも放っておくわけにもいかないトラブル(一例を挙げると、前の大家がいつまでたっても敷金を払い戻してくれなかったとか)。別に怒りたくもないのに、言うべきことを言っても相手がのらりくらりしてるようだと(一例を挙げると、支払いが遅れた理由が「腰痛がひどかったから」だったとか)、ハイそうですかと引き下がるわけにはいかなくなる。でも、それで怒ってしまうと、後に残るのはささくれた気持とむなしさだけ。自分が悪かったわけでもないのに、ひどく損をしたような気分になる。

そういえば、この間来日されたダライ・ラマ法王は、「怒りや憎しみは、ただ鎮めようとしてもうまくいかない。優しさやいたわりといった気持を持つことで、相殺することが必要だ」という意味のことをおっしゃっていた。なるほどなあ、と思う。いきなりそんな境地に到達できるかはわからないけど、そういう心がけをするだけで、気持にずいぶん余裕が出てくるのかもしれない。

‥‥ラダックじゃ、こんな心配をする必要すらなかったのに(苦笑)。

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LIFE photo archive hosted by Google。雑誌「LIFE」に掲載されていた写真1000万点(!)がアーカイブ化されている。これはすごい。「Robert Capa」で思わず検索してしまった(笑)。

お茶漬の味

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第3稿の作業を進める。あと一息で終わりそう。

あいかわらず充実したごはん鍋ライフを送っている今日この頃。玉子かけごはんに納豆、キムチ、海苔佃煮(やっぱり「ごはんですよ」かな)などなど、その日の気分でいろいろ楽しんでいるのだが、二膳目は必ずお茶漬を食べている。別に特別な食べ方はしていなくて、おなじみ永谷園のお茶漬海苔の素とごはんにお湯を注いで、びん詰めのなめ茸をちょっと載せるだけ。ソファに前のめりに坐りながら、そのお茶漬をざくざく食べるのが、我が一日の食生活のクライマックスと化している(笑)。お茶漬の味って、何だかほっとする。子供の頃、実家では一日一回は必ずお茶漬を食べていたから、その頃の味の記憶がフラッシュバックしているのかもしれない。

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「Hello」と挨拶し続けてわかった11のこと。こういう試みがネタになってしまう社会で暮らしていること自体、あまりいいことではないなと思う。ラダックでは、会う人会う人、みんな「ジュレー!」と挨拶するのが当たり前だったから。

骨折した理由が一目でわかるギプス。おちゃめだ。自分が骨折することがあったらこれを使おうと思う。

Born-into-brothels.jpgカルカッタは、混沌の街だ。路上にひしめくアンバサダーやバスの合間をぬって、黙々とリクシャーを牽く人夫たち。思わず目を背けたくなるほど痛々しい姿でうずくまる物乞いたち。背中に赤い染料で印をつけられた羊の群れが大通りを闊歩し、慈愛の人マザー・テレサが作り上げた死を待つ人の家の隣では、ヤギが毎日首を刎ねられてカーリー女神の生け贄に捧げられる。1300万人もの人々が暮らすこの大都会は、善くも悪くも、人間のありとあらゆる営みの坩堝と化している。

ドキュメンタリー映画「未来を写した子どもたち」の舞台は、そんなカルカッタの街の中でももっとも暗く、悲惨で、希望の欠片も見つけられない場所――売春窟だ。

女性フォト・ジャーナリストのザナ・ブリスキは、この売春窟の取材に訪れた際、そこで暮らす子供たちと出会う。彼らに未来の選択肢は与えられていない。女の子たちは年端もいかないうちに客を取らされ、男の子たちは闇商売に身をやつすか、盗みを働くようになってしまう。

子供たちの境遇に心を痛めたザナは、彼らにカメラを与え、写真教室を開くことにした。人間のもっとも醜い部分を目の当たりにしながら育ってきた子供たちは、時に鋭く、時に優しい感性で、さまざまな被写体を切り取っていく。彼らを売春窟から救い出して寄宿学校に入れるためにザナが奔走する一方で、子供たちが撮った作品は次第に世間の注目を集めはじめ、やがて、思いがけない道が開ける。だが、現実は決して甘くはなく――。

観終わって感じたのは、この映画はまぎれもなく、希望とは何かを問いかけた映画だったのではないかということ。スクリーンには、やりきれないほど悲しい人々の姿がこれでもかと映し出されるが、その中でピョンピョン跳ね回りながらカメラのシャッターを押す子供たちの笑顔が、すべてを語っていたように思う。一台のカメラが、これほどまでに希望を与えてくれるのだ、と。

白状してしまうと、ラダックから日本に帰ってきて以来、僕はほとんどカメラを触っていなかった。これから先、写真に対してどんな風に関わっていけばいいのか、自分の中に迷いのようなものがあったのだ。でも、この映画を観て、何となく吹っ切れたような気がする。撮りたいと思ったもの、伝えたいと思ったことを、相手の懐にポンと飛び込んで、思うがままに撮ればいい。そうして撮った写真にこそ、人の心を動かす力が宿るのではないかと思う。

エンドロールが終わった後に映し出された最後のワンシーンが、いつまでも胸に残った。

喫茶YOU

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あいにくの天気だったが、ある映画を観るために銀座へ。その前に腹ごしらえをしようと向かったのが、歌舞伎座の隣にある喫茶YOUという店。目的はここの名物のオムライス。

個人的に今まで食べた中で一番おいしかったと思うオムライスは、四ッ谷の洋食エリーゼのオムライス。薄焼き玉子にチキンライスがきれいにくるまれた、シンプルにして王道を行くオムライスなのだが、喫茶YOUのものはそれとは対極のいわゆるふわとろ系。ホイップクリームをたっぷり使ったふわっふわのオムレツがケチャップライスの上に乗っていて、スプーンで崩すと玉子がとろりと流れ出す。なかなか官能的な味だった。量は少し少なめだが、これ以上多いとオムレツがしつこく感じられてしまうかも。

どっちのオムライスがいいかは好みの問題だと思うけど、週イチでランチに食べるなら洋食エリーゼ。たまのお出かけで何かおいしいものを食べたい時なら喫茶YOUという感じか。要するに、洋食屋と喫茶店の違いなのかも。

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映画のレビューは、気合いを入れて明日書く予定。

些細な理由

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第3稿の作業もほぼ終わりが見えてきたので、今日は部屋でのんびり。このブログの未完成のページをぼちぼち作ったりする。来週あたりから雑誌のライティングの仕事も入ってきそうだから、今のうちか。

つけっぱなしのテレビから、とめどもなく流れる殺人事件のニュース。日本に帰ってきて思うのは、怨恨でも金目当てでもない、もっと些細でくだらない動機の殺人事件が異様に多いということ。「イライラしていた」「人生が嫌になった」「誰でもよかった」‥‥だから、人を殺す。犯人にとっては一大事だったのかもしれないが、理不尽な巻き添えを食って殺された人たちにしてみれば、たまったものではない。この国は、物質的には満ち足りているのかもしれないけれど、精神的には、ひどくわびしいことになってしまっているのではないかと思う。

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アップルの注目特許10件。‥‥つくづく、いろんなことを思いつくものだなあ。タブレット型Macドックステーションには笑った。

風の散歩道

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今日はリトスタでランチ。コーヒーを飲みながら、隣の席のご夫婦と思いがけず話し込んだりする。その後、ちょっと買い物をしに歩いて吉祥寺へ。

三鷹駅から井の頭公園まで、玉川上水沿いのまっすぐな歩道を歩く。この道には、「風の散歩道」という洒落た名前が付けられている。水路沿いの木立はもうほとんど葉を落としていて、空を背景に梢がレース細工のようなシルエットを映していた。足元の吹き溜まりで、落ち葉がカサコソと音をたてる。ぼんやり考えごとをしながら歩くのにはうってつけの道だ。こういう場所が近所にあるというのは、恵まれていることだなあと思う。週末は人だらけの井の頭公園より、よっぽどいい。

で、吉祥寺では、キッチンタイマーやら何やら、すこぶる地味なものを購入したのだった。

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ブラウザベースの日本語IME「Ajax IME」。海外のサイバーカフェとかで、日本語未対応のパソコンでメールを書く時に便利かもしれない。

ビールかけ全身シャンプー。これ、一人でやると相当むなしいだろうね‥‥。

料理と編集

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このブログを読んでいる奇特な方でも、そのほとんどが「どーでもいい」と思っているに違いない僕の自炊プロジェクトについてだが(苦笑)、これが意外なほど順調に続いている。例のごはん鍋でごはんも炊いてるし、鉄のフライパンでは肉野菜炒めやベーコンエッグを作ってるし、パスタパンでパスタやうどんを茹でていたりもする。道具がいいとモチベーションが上がるというのもあるのだが、いざ自炊を始めてみると、これが結構楽しい。まだまだ手際が悪くて覚束ないところもあるけど、うまい具合に出来上がると、原稿が一本仕上がったかのような満足感が得られる(笑)。

料理に関してはまだまだ門外漢の僕が言うのも何だが、料理には、編集の進行管理と似たところがあるような気がする。スーパーで食材を買い出しをする時も、今後数日間の食材のローテーションを考えながら無駄が出ないようにしなければならないし、調理を始めたら始めたで、それぞれのメニューを手際よくミスしないように作っていくのはもちろん、全部のメニューの出来上がりがほぼ揃うように計算しなければならない。料理って、ただ手を動かせばいいものではなく、意外と頭を使うのだなあと実感。そういういろんな計算が必要になるところが、編集の仕事にも通じるところがあると思うのだ。

明日の夜は、豚キムチでも作ってみようかな。

和田サイクル

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午後、先月からなかなかタイミングが合わなくて行けなかった和田サイクルへ。ブロンプトンのリアフェンダーが(構造上仕方ないのだが)かなり傷んできていたので、新しいフェンダーに換装するついでにリアキャリアも取り付けてもらおうと思ったのだ。

東京で、いやおそらく日本で一番たくさんの小径車を売っているであろうこのショップは、西荻窪にある店舗が改装中なため、今は上井草の仮店舗で営業している。和田さん、あいかわらずお元気そう。「去年から今年にかけて、ブロンプトンがものすごい台数売れちゃってさあ。値段は上がってるのにねえ」と笑いながら、チャチャッとボルトを回して、あっという間にフェンダーとキャリアを装着してくれた。ついでに変速機のワイヤーも調整してもらったので、もたつき気味だったシフトがスパスパ決まるように。やはり小径のスペシャリストはひと味違う。

匠の手によってリフレッシュされた愛車で、雲ひとつない冬空の下をトップギアで走るのは爽快だった。きりっと冷えた空気も、傾いた日射しも、街路樹から舞い散る落ち葉も、すべてが一足飛びに冬の訪れを告げている。時が経つのは早い。ラダックも、今やすっかり寒くなっているのだろうな。

たまには外で

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ここのところ、ずっと家に籠って仕事をしていたので、今日はひさびさに外へ。モスバーガーでおひるを食べながら、しばらく粘って推敲作業。駅前の本屋をぶらついた後、今度はマクドナルドでコーヒー一杯で粘りながら夕方まで推敲の続き。気のせいか、こういう作業は外でやる方がはかどるような気がする。個人的にノートパソコンを外に持ち出してキーボードを叩くのは好きじゃない(というかメンドクサイ)のだが、紙のノートを整理したり、プリントアウトした原稿をチェックしたりするには、落ち着きすぎる自宅より集中力が上がるのかもしれない。まあ、たまに気分転換するにはいいか。

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‥‥ということを書いていたら、友人のcooleyさんがライター向けの喫茶店として、小石川のnagaya cafe さと和という店を紹介していた。オーナーが現役のライターさんというのは面白い。通うには遠すぎるけど、取材やインタビューの際に2階のスペースを借りられるというのはいいかも。

ブログを書けるロボット「ネットタンサーウェブ」。発売日がちょうど誕生日なので、誰かプレゼントしてくれないかな。そしたら、このブログの更新は全部そいつに任せる(笑)。

ガチャピンの中の人

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昨夜、以前から懸案となっていた追加原稿のことで悩む。が、悩んだままずるずると先送りにしても仕方ないので、深夜にガーッと集中して、一気に原稿を書き上げる。で、一晩寝かせてもう一度見直し、今日の午後、編集者さんにメールで送信。オッケーが出た。「必ず、素晴らしい本に仕上げます」という言葉とともに。ほっとした。こういう言葉をかけてくれる人がいてくれるというのは、今更ながらありがたいことだなあと思う。

もう一息、推敲作業をがんばらねば。

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‥‥まあでも、いくらがんばっても、とうとうヒマラヤにまで登ってしまったガチャピンにはある意味かなわないのかもしれない(笑)。ブログも更新されてるし。すごいなあ、ガチャピンの中の人。

アップデートで音声検索に対応したGoogle Mobile Appが面白い。対応しているのはまだ英語のみだけど、これが日本語に対応してもっと変換精度が上がったら、アプリを立ち上げてマイクに向かってしゃべるだけで検索できるようになる。iPhoneの必須アプリになりそう。

超高層マンション

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夕方、予約を入れていた駅前の歯医者へ行く。

三鷹駅北口では今、ものすごい規模で武蔵野タワーズという超高層マンションの建設が進んでいて、現場には巨大なクレーンが4基も据えつけられている。聞いた話だと、高さ100メートルのツインタワーが建つそうで、600戸もの分譲マンションとショッピングモールが入る予定なのだという。

この武蔵野タワーズに関しては、土地の買収段階からきな臭い噂があったり、建設反対運動が長年続けられていたりと、いろいろあったようだ。まあ、ごく平均的な武蔵野市民として意見を言わせてもらえば、あんなところに高さ100メートルのツインタワーをおっ建てるなんて、無粋以外の何物でもない。きっと、後になっていろんな問題が出てくるのだと思うが、いったん建ててしまったら、簡単に取り壊すわけにもいかないし‥‥。

三鷹に超高層マンションなんて建てなくても、路頭に迷う人などいない。再開発をするにしても、もっと気の利いた、すべての人が喜ぶ選択肢があっただろうに。

暗い夜空に、巨大クレーンの先端で赤いランプが魔物の目のように光っているのを見ていると、僕たちはどこかで、当たり前のバランス感覚を失ってしまっているのではないかと思った。

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夜、編集者さんと原稿の修正点について意見交換。ここからが正念場だ。

集中力

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今日は仕事は小休止。ブログの「About Me」や「Works」のページをちまちまと作ったりして過ごす。

午後、何気なくテレビを見ていると、バトミントンの試合中継が始まった。全日本総合選手権女子ダブルス決勝、オグシオ対スエマエ。人気的にも実力的にも、文字通りの頂上決戦だ。

バトミントンの試合は今までほとんど観たことがなかったのだが、この試合は一進一退の見応えのある内容だった。第1セットはデュースの末にオグシオ勝利。第2セットも序盤はオグシオがリードするが、中盤でスエマエが逆転。一時は4ポイントもの差をつける。勝負は第3セットにもつれ込むか‥‥と思われた。

だがここから、ジリジリとオグシオが追い上げる。画面を見ていても表情や身振りの違いがわかるほど、二人の雰囲気が変わった。それまでもめいっぱいだったはずの集中力が、さらに一段階高まったのだ。おそらく二人とも「ここが勝負所だ!」ということを、半ば本能的に察したのだろう。極限まで高められた集中力で、オグシオは一気にスパートをかけ、デュースにも持ち込ませずに勝ち切った。これを最後にペアを解消するという試合で有終の美を飾るあたりは、やはりスター選手だなと思う。

スポーツの世界に限らず、何かの分野でトップクラスに到達している人は、集中すべきところできっちり集中力を発揮する、その術を心得ている。自分もダラダラ仕事してないで、やるべき時にビシッと書けるような集中力を磨かなければ。

背中を押してくれた人

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ここ最近、集中して取り組んでいた原稿の第二稿がようやく完成。これからさらに見直しをかけなければならないが、とりあえず、飲み会の前に一区切りついたのでほっとした。

夜、ジュレーラダックのみなさんとリトスタで飲み会。今日のスペシャルゲストはなんと、「氷の回廊 -- ヒマラヤの星降る村の物語」の著者の庄司康治さん。庄司さんは僕がラダックで書いていたブログをたまたま見つけて、時々コメントまで寄せてくれていたのだが、今回の飲み会にお誘いしたところ、わざわざ三鷹まで足を運んでくださったのだ。

大先輩の前で少なからず緊張していた僕に、庄司さんは笑いながらこんな言葉をかけてくれた。

「ラダックやザンスカールのことでは、山本さんが書いていたブログがすごく刺激になりました。おかげで、錆びつきかけていたあの土地への思いが甦りましたよ」

なんだか、不思議な気分だった。数年前、日本の仕事をすべて放り出してまでラダックでの長期取材をすべきかどうか悩んでいた僕は、庄司さんの本を読んだことで、「日本にもここまで頑張ってザンスカールやチャダルを取材している人がいるのか‥‥」と、少なからず背中を押してもらったからだ。その一押しをしてくれた人に、目の前でそんな言葉をかけてもらえたというのは、本当にありがたいことだった。世の中、巡り巡って何がどうなるかわからない。

喜んでばかりもいられない。これから全身全霊、自分の持てる力のすべてを注ぎ込んで本を作り上げなければ、何もかも無駄になってしまう。物書きは、自分で書いた作品でしか恩返しをすることができない。背中を押してくれた人の期待に応えるためにも、頑張ろうと思う。

普通の一日

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最近になって、ようやく新しい生活のリズムがつかめてきた気がする。

8時頃、むくっと起き上がって生ゴミをマンションのゴミ置き場に出し、あまりに眠いのでまた寝る。

10時半頃、やっと起床。いい天気なので洗濯機を回し、朝昼兼用の食事を作る。ベーコンエッグ、トースト、レタスのサラダ、ヨーグルト、オレンジジュース。

食事を終えて、洗濯物を干したら、Macを立ち上げてメールチェックとサイト巡回。コーヒーを淹れてカフェイン注入、頭をシャッキリさせて仕事開始。BGMはひさびさにエラ・フィッツジェラルド

‥‥夕方まで作業した後、晩飯の買い出しへ。明日飲み会の約束があるので、今日は余ってしまいそうな食材を買わず、近所の肉屋でコロッケを、スーパーで特売のポテトサラダを調達。

家に戻って、ごはん鍋で米を炊く。おかずはコロッケとポテサラのほか、納豆キムチと韓国海苔、インスタントのみそ汁。米がうまく炊けたので満足。二膳目はお茶漬けで。

シャワーを浴びて、ソファでごろごろしながらビールを飲む。それから机の前に戻り、とりあえず今日のブログを更新。<今ココ

この後、たぶん深夜まで仕事をすることになる‥‥。

こうしてみると、台所で食事やコーヒーの支度をしている時が、意外といい気分転換になっているような気がする。まあ、本当に忙しくなってきたら、なかなか思い通りにはならないだろうが、自分なりのリズムは、なるべくキープしていきたいと思う。

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名波浩が引退を表明。今思うと、僕が日本のサッカー選手の中で一番好きだったのは、彼かもしれないと思う。あの左足から繰り出される魔法のようなパスも、朴訥で寡黙な人柄も、怪我を抱えながらのたゆまぬ努力も‥‥。炭酸が抜けたコーラのように物足りない今の日本代表より、君が不動のボランチとしてプレーしていた頃の日本代表の方が、見ていてよっぽど面白かった。お疲れさま。そしてありがとう。

ネコがあなたを殺そうとしているサイン。2匹の黒猫を飼っている友人のcooleyさん曰く、ここにあるサインがことごとく当てはまっていたとか(笑)。

自転車砂漠

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午後、ちょっと細々したものを買うために吉祥寺へ。

今の部屋に引っ越してきてから、ヒマな日に吉祥寺に行く時は、歩いていくことにしている。歩くとだいたい25分くらい。うちから三鷹駅までは歩いて15分くらいなので、電車を使っても大差ないのだ。でも今は原稿の推敲作業で忙しくて、なるべくさっさと買い物をすませたい。なので、今日は自転車で行ってみることにした。

シャーッとものの10分ほどで到着し、買い物をするロフトのお客様専用駐輪場へ。だが「満車です」と駐輪係のおじさんににべもなく断られてしまう。僕のブロンプトンは小さいから、その辺の隙間にヒョイと停められそうなのだが、おじさんは頑として「満車です」の一点張り。西友のタワー型駐輪場に行くと、「そういう小さい自転車だと無理ですねえ」とまたしてもダメ。最近よく見かける前輪をロックする方式の無人駐輪場も、ブロンプトンの前輪は小さすぎてロックできない。

この街には、こんなちっこい自転車一台停める場所もないのか‥‥。

それから、あっちへうろうろ、こっちへうろうろ、方々探して、ようやく見つけたどこかの公共施設前の駐輪スペースにこっそり停めさせてもらって、大急ぎで買い物をすませ、逃げるように戻ってきた。

吉祥寺に限らず、東京という街は、自転車で行けば楽な場合でも、停める場所がないから‥‥と躊躇することがかなり多い。それもこれも、あまりにも人が多すぎるから。嗚呼この自転車砂漠。

今度から、吉祥寺へは歩いていく。

ごはん鍋

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僕は家電は好きな方だが、必要以上に家電を揃えるのはあまり好きじゃない。電気ポットとか(やかんで十分)、コーヒーメーカーとか(コーノ式ドリッパーで十分)、なくても何とかなるならなるべく買わないようにしている。だから、今回自炊プロジェクトを発動させるにあたっても、電気炊飯器は買わないことにした。

で、代わりに買ったのが、野田琺瑯の「CO-KAMADO」というごはん鍋。鋳物琺瑯のずっしりとした鍋で、0.5合から2合までの米を炊くことができる。見た目は素朴だが、実は熱循環や内部対流まで計算し尽くしたデザインになっているそうだ。

鍋で米を炊くのは難しいと思いがちだけど、説明書を読んでみると、意外と簡単。米をといで30〜1時間ほど水に漬け、強火で12分、ふたをして弱火で12分、火を止める直前に強火で30秒〜1分、最後に15分ほど蒸らせばできあがり。炊くだけなら一時間もかからない。

今日、初めてこの「CO-KAMADO」で米を炊いてみたのだが、スーパーの特売で買った米にもかかわらず、びっくりするくらいおいしく炊き上がった。米粒がふっくらと粒立っているというか‥‥。なんだか、米を炊くのが妙に楽しくなってきた。道具がいいと、料理のモチベーションも上がる。

ちなみに今日の夕食は、カレーライス(生玉子添え)、ツナとレタスとキュウリのサラダ(叙々苑ドレッシング)、コーンスープ。カレーとスープはインスタントだけど(笑)、まあ、それはそのうち。

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ライターを叱咤激励してくれるWebツール「Write or Die」。こんなので書けるなら苦労しない(笑)。

雪玉発射銃「Snowball Blaster」。3連発か‥‥。雪合戦の醍醐味は、投げると見せかけてフェイントをかけて、相手がすっ転んだところを狙うことにあるような気もするのだが。

Into-the-wild.jpgショーン・ペンは、特に熱心に追いかけていたわけではないけれど、気がついてみると意外と好きだったという映画人の一人だ。「シーズ・ソー・ラヴリー」や「ギター弾きの恋」といった主演作は今でも好きだし、監督作では「クロッシング・ガード」のやりきれないほどの痛ましさが印象に残っている。そんな彼のひさびさの監督作。

イントゥ・ザ・ワイルド」は、放浪の果てにアラスカの荒野で謎の死を遂げた青年の軌跡を追ったノンフィクション「荒野へ」を映画化したものだ。裕福だが複雑な内情を抱えた家庭に生まれた青年クリスは、親や周囲の環境への反発から、すべてを捨てて家を飛び出し、あてどない放浪の旅に出る。時に傷つき、打ちのめされながらも、いくつもの出会いと別れを重ねるうちに、クリスの中で何かが変わりはじめる。彼は旅を通じて、その手で直に「世界」に触れていたのだ。

そんな放浪の日々の中でも、クリスの心には一つの目的地があった。北へ――アラスカの荒野へ。2年間の旅の後、彼はついにその終点に向かう。銃とわずかな食糧と、食べられる野草を見分けるためのペーパーバックの植物図鑑だけを携えて。荒野に打ち捨てられたおんぼろバスを寝床に、雄大で苛酷な自然の中で悪戦苦闘しながら暮らすクリス。やがて帰還を決意した彼に、思いがけない悲劇が降りかかる――。

観終わった後、僕は何ともいえない、いたたまれない気持になった。正直、人ごととはとても思えなかったのだ。

彼と同じくらいの年の頃、僕もすべてを放り出して長い旅に出たことがある。それは前向きな動機からではなく、大学とか、就職とか、挫折してあきらめた目標とか、周囲との人間関係とか、そんなわずらわしいことすべてから逃げ出したかったからだった。たった一人で異国をさまよい、だまされたり、ひどい目にあったりしながら、大勢の人々と出会っていくうちに、僕はいかに自分が「世界」について何も知らなかったかということを知った。日本の社会の尺度から見れば回り道以外の何物でもないが、それは、僕が今の自分に辿り着くためには、避けて通ることのできなかった道だったのかもしれない。

確かにクリスという青年は、青いし、甘ちゃんだし、向こう見ずなところもあったかもしれない(同い年の頃の僕に比べれば全然ましだが)。でも、家族との断絶も、放浪を重ねた末にアラスカに向かったことも、彼にとっては避けて通ることのできなかった道だったのだと思う。そして彼は、彼なりに答えらしきものを見つけて、帰還しようとしていた。だからなおさら、結末が心に痛い。

旅する者の足元には、時々、暗い穴がぽっかりと開いている。僕だって一歩間違えば、ついこの間の冬のチャダルで、氷の川に飲み込まれてしまっていたかもしれない。そう思うと、本当に身につまされる。

歯医者

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夕方、歯医者へ。僕が通っているのは三鷹駅の近くにある小さな予約制の歯医者なのだが、最近の治療技術の進歩ぶりは本当にすごい。歯茎に麻酔を打つ時もほんのちょっとチクッとするだけだし、虫歯の治療で痛みを感じたりすることはまずない。神経が死んでいるせいで黄ばんだ歯も、裏に穴を空けて薬を注入して漂白してしまうほどだ。あと、「どこがどう悪いのか」「どんな治療を、どんな手順でしていくか」ということを、包み隠さず丁寧に説明してくれるのも安心感がある。自分が子供の頃にこんな歯医者が近所にあれば、もうちょっとまじめに歯磨きをしたのに、と思う。

帰り際、僕とほぼ同じ頃に治療を終えた小さな女の子が、精一杯背伸びをしながら、受付台の向こうにいる先生に向かって、こんなことを言っていた。

「せんせい、わたしね、おおきくなったら、はいしゃさんになるの!」

すごいなあ。歯医者は今や、子供たちの憧れの職業だ(笑)。

たまにはスコーン

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午後のちょっと遅い時間にリトスタへ。今日はランチではなく、今の時期だけ登場するティータイム限定メニュー、デザートスコーン狙い。熱いスコーンをナイフで横からさっくり割って、そこにちょっと後ろめたくなるくらいたっぷりとクリームやジャムを塗って、ぱくっと頬張る。うまい‥‥。すっかりいい気分で原稿の推敲作業を進める。

ちなみに、スコーン狙いで来店した僕を見たミヤザキ店長、「なーんだ、たまにはかわいげのあるものも食べるんですね、フフッ」とのコメント。何だその「フフッ」は。僕だって甘いものくらい食べるって。

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あまりにもリアリスティックなPhotoshopのインターフェイス。スバラシイ再現度だ。こういうスキンが本当に出てきたらいいのに(笑)。

ニチニチ

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国立でお酒を飲む約束があったので、その前に立川のD&MOTELS STOREに行く。購入したのは双葉工業製の鉄のフライパン、直径24センチ。テフロン加工のものにしようか悩んだのだが、以前のエントリーでコメントしてくれた、鉄フライパン使用歴20年のKenzoさんのアドバイスを信じて。同い年で同郷の友人である彼とは、時々びっくりするくらいモノ選びの方向性が一致することがある。今回もがんばって使い込んでみよう。

で、夜はひさしぶりにニチニチで飲み。シンプルで飾らない雰囲気は健在で、席はほぼ満席。南風荘ビールやつかれ酢ハイを飲みながら、ラダックにいる間もずっと食べたいと思っていたトマトのピクルスや里芋の春巻を堪能。アツアツのさつま揚げは思わず呻き声が出るほどうまい。締めはもちろんモンゴルうどん。ほんと、できることなら、メニューの端から端まで全部注文したいくらいだった(笑)。

この店、かつて吉祥寺で名を馳せたKuu KuuのDNAを継ぐ店として、よく国分寺のトネリコと比較されているようだが、トネリコがより手の込んだ、問答無用に「うまっ!」という感じの料理を出しているのに対して、ニチニチはよりシンプルで、家でも気楽に作れそうな(作れないけど)料理を出している。どちらがいいかは好みの問題だけど、ひさしぶりに再会する友達との楽しい会食ならトネリコ、仕事帰りに同僚とのんびり晩酌するならニチニチ、だろうか。

サジロカフェ

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Webデザイナーのikeさんと数年ぶりに会う。以前お借りしてそのまま埋もれてしまっていた本をこの間の引越の時に発掘して、これはお返しせねば‥‥ということで時間を作っていただいた次第。

せっかくだからランチがてら‥‥ということでikeさんが教えてくれたのは、サジロカフェという店。吉祥寺の五日市街道沿いに今年の春にオープンしたそうで、店の雰囲気はもう200パーセントクウネルな感じだが(笑)、実はれっきとしたネパール料理の店。オーナーもシェフもネパールの方らしい。

オーダーしたのは、ダル豆と里芋のカレーのランチセットとビール。ラダック以来、ひさびさにダル豆食べたな‥‥。味付けはかなりマイルドだけど、ちゃんとしている。店内も狭い割には居心地がいい。でもたぶん、週末は激混みだと思う。吉祥寺だし。クウネルだし。

店の前には、オーナーのものらしいアローの自転車が停めてあった。僕らが店にいる間、オーナーが外からダンボール箱を抱えてきて、カウンターで開けはじめたので、中に何が‥‥と思って見てたら、ブルックスのサドル(笑)。この人とは話が合いそうだ。

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筑紫哲也さんが亡くなった。かれこれ十年以上前、僕はあるノンフィクションの文学賞に応募したことがあって、その時の最終審査の審査員の一人が筑紫さんだった。僕の作品は別の審査員に酷評されたのだが(今考えるとそれも無理はないと思うけど)、筑紫さんは一人、僕の作品を擁護するコメントをしてくれた。あの時、その一言にどれだけ救われたか‥‥。ご冥福をお祈りします。

ダライ・ラマ14世

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今日はダライ・ラマ14世の東京講演。時間に余裕を持って出かけたはずが、肝心のチケットをうっかり財布に入れ忘れて、あわてて取りに戻る。ここ何回かの来日講演は、法王事務所のボランティアスタッフとして裏方で働いていたので、チケットを持っていくことまで頭が回らなかったのだ。ギリギリ開演に間に合ってよかった。

ひさしぶりに生でお見かけしたダライ・ラマ法王は、時折いつものおちゃめな仕草やコメントはあったものの、声にいつもの張りがないというか、どこかお疲れのように見えた。時々コホコホと咳もされていたから、風邪でもひかれたのかもしれない。つい先月、胆石の除去手術をされたばかりだし、無理もない。

「私が超能力や治癒能力を持っていると考えている人がいますが、私にはそんなものはありません。そんな力を持っている人がいたら、私も治してもらいたかったです」

確かに、ダライ・ラマ法王は特別な治癒能力など持たれていないのかもしれない。でも法王は、悲しみに暮れる人々の心にそっと寄り添い、その痛みを自分のものとして感じ取ることができる心をお持ちになっていると思う。法王は今、中国の理不尽な弾圧下で苦しむ600万人のチベット人の嘆きや悲しみ、一縷の望みを一身に背負っている。600万人分の痛みがどれほどのものなのか、僕には想像すらつかない。

今回の講演で法王は、怒りや憎しみといった負の感情をコントロールして、心の平穏を保つために心がけるべきことなどについて語られた。ほかの人ならいざ知らず、法王ほどそういったことを実践している人は、この世にはほかにいない、と思う。

観音菩薩とは、悟りの境地に達しているにもかかわらず、衆生の苦しみを救うためにあえてこの世に留まり続けている存在だ。ダライ・ラマはその観音菩薩の化身だと言われている。あまりにも現実とオーバーラップしていて、何だかつらい。

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で、今日、柔道家の(いや、元柔道家というべきか)石井慧選手が会場に来ていた。質疑応答の時、やけにガタイのいい坊主頭の男がマイクを持ってるなあ、SPかなあ、と思っていたのだが。

「今、自分の中でもまったくわからない世界に来ています。いろんな人からアドバイスをもらっているんですが、最後は自分で決めた方がいいんでしょうか? それとも、時には長いものに巻かれた方がいいんでしょうか?」

「多くの人のアドバイスを聞くことも大事ですが、仏教的な観点で答えるなら、まずは自分自身が置かれている状況をよく調べて、考えてみることです。そして最終的には、自分自身で判断を下すことが大事だと思います」

うーん、さすが。

所詮は直方体

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原稿の見直し作業をしなければと思いつつ、雑用ともいえない細々したことの処理に追われる。

米国史上初の黒人大統領、バラク・オバマ大統領が誕生。彼が圧勝したのは、もちろん現ブッシュ政権があまりにもヘボだったということもあるが、やはり演説の巧さによるところが大きかったんじゃないかと思う。選びに選んだシンプルな言葉で、素直でわかりやすいメッセージを伝える。当たり前すぎてしばしば見逃されることだけど、自分の仕事にも通じることだけに、見習うべき点も多いような気がする。

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よつばと!」の名物キャラ、ダンボーのミニ版が出るらしい。「海洋堂もうまい商売してますよねえ」とcooleyさんに言うと、「ですよねえ。原型作るの簡単だろうし」。た、確かに。全パーツ直方体の組み合わせだ‥‥。

モレスキンのシティノートブック「東京」「京都」。自分だけのシティガイドを作るためのノートというコンセプトが面白い。情報過多でぐちゃぐちゃのタウンガイドより、こういうノートを鞄に入れて散歩する方が楽しいはずだ。

ヒント

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朝遅くに起きて、食パンをかじりながらテレビをつけたら、どこもかしこもコムロ逮捕のニュース。かつての時代の寵児の凋落に、ピラニアのように群がるマスメディア。彼の音楽は別に好きではないけど、中学生の頃に聴いた「My Revolution」はあの頃の記憶の象徴みたいな曲だったから、ちょっと寂しい。

夕方、歯医者に行く。帰国して以来、週に1回のペースでかれこれ2カ月以上通っている。最初は詰め物が取れた奥歯を治してもらいに行ったのだが、その後あちこち修繕してもらっているうちに、こんなに経ってしまった‥‥。今月いっぱいは通うことになりそう。やれやれ。

夜、ラダックの本の担当編集者さんからメールが届く。草稿の校閲をしてくれた女性の読後の感想を知らせてくれた。これまで、推敲作業で客観的になりきれなくて悩んでいたので、ラダックについてまったく予備知識を持っていない人からの指摘には、正直ハッとさせられた。丹念な描写が常にいいとはかぎらない。写真という武器があるのだから、その力をもっと信じよう、と思う。

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アップルの最初の看板がオークションに出品中。今見てもカッコイイロゴだなあ。ついでにウォズのツールボックスも。

クランプラー初のカメラストラップ、インダストリー・ディスグレイス。「業界の面汚し」という意味のネーミングセンスが秀逸。大きめの一眼レフに装着するのによさそう。

D&DEPARTMENT

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一人暮らしを始めてから、僕は自炊らしい自炊をほとんどしたことがない。出版社に勤めていた頃は深夜帰宅が当たり前だったし、今まで住んできた部屋の台所はどこも台所が貧弱で、料理なんてとてもする気になれなかった。でも、先月引っ越してきた今の部屋にはまともな台所がついてるし、部屋から駅前の商店街までは少し距離があるので、頻繁に外食に出かけるのはメンドクサイ。だから、これからは少しずつでも自炊するようにしようと思い立った。

といっても今はまだ家にフライパンすらない状態(笑)。まずは最低限の調理器具や食器を揃えねば‥‥というわけで、今日はD&DEPARTMENT本店に行くことにした。立川の D&MOTELS STOREには2、3度行ったことがあるものの、もっと広くて品揃えも充実しているという本店をチェックしておきたかったのだ。

開店時間に合わせて到着し、まずは買い物の前に一階のレストランで腹ごしらえ。牛スネ肉のハヤシライスのランチセットとハートランドビールを注文。これが予想以上においしい。正統派、真っ向勝負のハヤシライスの味。昼ビールの背徳感も手伝って、坐り心地のいいソファですっかりくつろいでしまった。

この日はたまたま開店8周年の記念日だったそうで、一階のフロアではD&フリーマーケットという蚤の市が開催されていた。味のあるグッズがいろいろ出品されていて、個人的には使い古したフェンシングのお面と木彫りのガメラが気になった‥‥買わなかったけど(笑)。あまりに溶け込んでいたので最初は気づかなかったが、このショップの主宰者、ナガオカケンメイさんが何気に黙々とレジを叩いていた(笑)。あちこちの雑誌やテレビに取り上げられてますます有名人になっちゃったけど、こういう飄々とした姿をお見かけすると、何だかほっとする。

二階のショップフロアに上がって、にわかにテンションが上がる。この店で扱っている商品は、1960年代に作られた息の長いデザインの家具や雑貨などが中心なのだが、それらの中でも、業務用や事務用、学校用に作られた質実剛健なものがいちいち琴線に触れる(笑)。どうも僕は、業務用という言葉にひどく弱い。余剰なデザインを排し、使い勝手と耐久性を最優先しながらも、作り手の抑制の効いたこだわりが感じられるからだろうか。

‥‥なんだかんだで、一時間半もショップフロアを徘徊してしまった(笑)。

最終的に購入したのは、白山陶器のどんぶり茶碗ガラスの小鉢、野田琺瑯のホーロー容器など。とりあえず、まずは最小限の編成で自炊を始めて、足りないものがあったら徐々に補っていくつもり。

‥‥あ、フライパン、どうしよう?

リスタート

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ひさびさに、本当にひさびさに、個人ブログ再開。日本に戻って2カ月経つし、引越も終わって、そろそろ雑誌関係の仕事も再開しようかという頃なので。

前にやってたブログはかなり古びてしまったから、今回は別ディレクトリでまっさらのものを作ることにした。まだ未完成のコンテンツも残ってるけど、とりあえずエントリーを更新できる状態にはなったし、ぼちぼち始めてみようかと。

Movable Type 4.2のテンプレートのカスタマイズは、実質3日くらいでできてしまった。以前お世話になった大藤幹さんが書かれた「基本からしっかりわかる Movable Type 4.2 カスタマイズブック」を参考にしたのだが、これが大変スバラシイ本で、おかげでソースコードを読み解くしちめんどくさい作業で苦しまずにすんだ。基本的にはデフォルトの設定をシンプルに活かす方向で、あまりトリッキーなことはしていない。画像もヘッダ以外ほとんど使ってないし。うん、すまん、めんどくさかったのだ(笑)。

ゆくゆくは、メインの更新とは別にiPhoneから写真とテキストを投稿するコンテンツを設置したいんだけど、まだアプリの出来がイマイチなので、しばらく先になりそう。あとは、自分の作品の紹介とか、自転車自慢とか(笑)、そのへんのコンテンツは順次作っていくつもり。

Days in Ladakh」は一人でも多くの人に読んでもらいたいという気持で書いていたけど、今度のこのブログは‥‥そんなに読んでもらえなくてもいいや(笑)。一人で、ぶつぶつ呟くことにする。

ちなみに、ヘッダの写真に写っている動物はアイベックス。冬のチャダルを旅している時、十数頭の群れに遭遇した時に撮った。すべてのものが凍てつく世界で、近づくことすら許されない、凛とした威厳のようなものが、望遠レンズを通して伝わってきたのを憶えている。

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  • Author : yama_taka
  • フリーランスの編集/ライター/フォトグラファー。旅と写真と自転車をこよなく愛する、生まれながらの根無し草。
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  • ラダックなどへの旅の中で撮影した写真のポートフォリオ。
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