日本ではまだまだなじみの薄いラダックですが、行こうと思えば意外と行けてしまう場所でもあります。辺境ゆえに面倒なこともありますが‥‥。ここでは、ラダックを旅する時に必要な情報を紹介します。
◆空路でのアクセス
ラダックに空路で入る場合、デリー〜レー間のフライトを利用するのが一般的です。夏場は混雑するので、早めに予約しておいた方がいいでしょう。また、冬場は天候不順でよく欠航になるので、余裕を持って日程を組みましょう。航空会社はジェットエアウェイズがおすすめ。日本語でのオンライン予約ができるほか、欠航などのトラブル時も誠実に対応してくれます。
◆陸路でのアクセス
陸路が通行可能になる夏の間は、マナーリという村からバスやジープでラダックに入ることができます。5000メートル級の峠を3つ越える厳しいルートで、途中標高の高いテント村などで1泊する必要があるため、高山病に悩まされる人も大勢います(僕も以前やられました‥‥)。でも、道中の景色は最高。もう1つ、スリナガルから陸路でラダックに入るルートもありますが、スリナガルは情勢や治安が不安定なため、おすすめしません。
◆高山病
いきなり標高3500メートルのラダックに来ると、高山病を発症することがよくあります。あの忌まわしい頭痛やめまい、吐き気というのは、経験してみないとわからないつらさ。到着した日は激しい運動を避け、こまめに水分を補給しましょう。僕はいつも、日本旅行医学会で認定された病院で処方してもらった、高山病予防薬アセタゾラミド(ダイアモックス)を持参しています。
◆宿泊
レーには数多くのゲストハウスがあるので宿に困ることはまずありません。ただ、夏場は宿泊料がかなり高騰します。一方、冬場は大半のゲストハウスが閉まってしまいます。レーで冬も営業しているのは、インダス、ビムラ、タク、オールドラダックなど。地方のゲストハウスも冬は営業していないことが多いので、ゴンパや民家に泊めてもらうことになります。その際は、ある程度の謝礼を払いましょう。
◆食事
レーにはツーリスト向けのレストランがたくさんありますが、やはり冬場は大半の店が閉まってしまうので、地元の人向けのチベタン食堂などに頼ることになります。ゲストハウスによっては、頼めば食事を作ってもらえるので、聞いてみるといいでしょう。特に地方では、ゲストハウスで食事をすることが多くなります。飲料水は、レーなどではミネラルウォーターが手に入ります。共同水道の湧き水も飲めますが、心配な方は湯冷ましを。
◆交通手段
ラダックでは、レーを中心に各地へバスやミニバスが運行されています。行先によっては便数が少ないため、日程が限られている場合は、タクシー(というかジープ)をチャーターして、ある程度まとめて回った方が効率的。料金はユニオン・プライスが設定されているので、レーのタクシー・スタンドで行き先ごとの料金表を見せてもらえば、ボラれることもありません。特にパンゴン・ツォ、ツォ・モリリ方面はバスだとかなり不便なので、ジープをチャーターした方がいいでしょう。また、ザンスカールへの入域手段は、カルギルからパドゥムへのバスかジープ(冬は通行不可)のほかは、ヘリコプターかトレッキングのみとなります。
◆ILP
ヌブラ、ダー・ハヌー、パンゴン・ツォ、ツォ・カル、ツォ・モリリなどのエリアを外国人が訪れる場合、インナー・ライン・パーミット(ILP)が必要になります。ILPの取得は旅行代理店に頼めばやってもらえますが、申請の際には外国人4名以上のパスポートの個人情報欄とインドヴィザのページのコピーが必要です。ちなみにILPの有効期間は7日間。期間内であれば、複数の地域への入域許可を申請することもできます。
◆両替
レーにはいくつかの銀行やATMがあるほか、夏場は両替所も営業しています。夏の間、銀行やATMはかなり混雑するので、短期間の旅行ならラダックに入る前にある程度まとめて両替しておくことをおすすめします。
◆インターネット
少し前はインターネットの影も形もなかったラダックですが、最近、レーのメインバザールでは、Himarayan Cyber Cafeというサイバーカフェが人気を集めています。衛星回線を使っているので接続速度は意外と速く、自家発電設備があるので停電時も安心。料金は1時間で90ルピー程度。回線状態が悪い時はディスカウントしてくれます。
◆あると便利なもの
ラダックは寒暖の差が激しいため、夏場でも上着のほかに重ね着できるフリースなどがあると安心です。強烈な日射しを避けるための帽子や日焼け止めは必需品。空気が極端に乾燥していて、唇がすぐひび割れてしまうので、リップクリームも必要です。寒さが厳しい冬は、ダウンジャケットなど、万全な防寒装備で乗り込みましょう。あと絶対に必要なのが懐中電灯かヘッドランプ。ラダックでは停電が日常茶飯事。必ず持って行きましょう。
