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トレッキング アーカイブ

2007年9月24日

ザンスカールへ(1):メンバー&装備

・ンガワン・ドルジェ
ポニーマン、もといドンキーマン。普段はヒンジュ村で農業を営む、謹厳実直な37歳。トレッキングへの参加経験はそれほど多くないものの、手塩にかけて育てたロバたちを自在に操る手腕はさすが。愛するロバたちを気にかけすぎて、写真撮影中の僕を置き去りにすることもしばしば(笑)。

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2007年9月25日

ザンスカールへ(2):ラマユル~ポタクサル

いよいよ、ラダックからザンスカールへと向かうトレッキングの始まりです。初日はラマユルからワンラまでの比較的短い道程。途中、プリンクティ・ラ(ラは峠の意)という緩い峠を越えました。先行する馬の一群が、土煙を立てて下っていきます。

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2007年9月26日

ザンスカールへ(3):センゲ・ラ~リンシェ

トレッキング4日目は、最大の難関、センゲ・ラ越えです。5000メートルに達する峠を越えなければならない上、幕営地までの距離もかなり遠く、ドルジェさんも「センゲ・ラは難しい」と言っていました。

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2007年9月27日

ザンスカールへ(4):ハヌマ・ラ~カルシャ

リンシェには2日間滞在したのですが、2日目の午後には、翌日の難関ハヌマ・ラ越えに備えて、リンシェから3時間ほど歩いたところにあるベースキャンプに移動しました。こんな幅30センチほどのトレイルを歩くのは、もはや日常茶飯事。地面がサラサラの砂礫なので、端の柔らかいところを踏み抜かないように気をつけなくてはなりません。

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2007年10月27日

シャム・トレック

先日、友人が連絡なしでいきなりラダックにやってきて、「トレッキングに行きたい。山がワタシを呼んでいる!」とのたもうたので、2人でちょっとトレッキングに行ってきました。

今回選んだのは、下ラダック(シャム)のリキルからティンモスガンまでの2泊3日のコース。通称「シャム・トレック」と呼ばれるポピュラーなルートで、標高がそれほど高くないため、大半のトレッキングルートの峠が雪で塞がっている今の時期でも楽しむことができます。

写真はルート上にあるヤンタンという村。ここから南に下ると、リゾン・ゴンパに出るそうです。

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2008年2月 7日

チャダル(1):メンバー&計画&装備

・パドマ・ドルジェ(中央)
ザンスカール、ツァザル出身の31歳。トレッキングガイドとして10年のキャリアを持ち、特にチャダルの経験は数え切れないほど。刻々と変化する氷の状態を的確に判断し、常に一番安全なルートを僕に示してくれました。去年の夏、ラマユルからパドゥムまでのトレッキングの途上で、別のグループのガイドを務めていた彼と仲良くなり、「僕が旅行代理店を通さずに個人でアレンジするから、一緒にチャダルに行こう!」と誘われたのが、今回の旅の始まりです。

・ロブザン・トゥンドゥプ(右)
ザンスカール、ザンラ出身の36歳。普段は村で農業と大工を営む、経験豊富な筋金入りのポーター。誰よりも大きな荷物を軽々と運び、薪の扱いや料理の手際もさすが。ビリ(インドで一番安い煙草)をスパスパ吸いながら、メンバーの大黒柱としてさまざまな仕事をこなしてくれました。

・ロブザン・ツェリン(左)
ザンスカール、ツァザル出身の23歳。数カ月前に色白ですっげーカワイイ奥さんと結婚したばかり。経験の面では他の2人に及ばないものの、彼の最大の強味は、驚くほどの身軽さと度胸のよさ。行く先々の難所で活路を切り開いてくれただけでなく、旅の途中、彼は一人の人間の命を救いました。

心優しくて勇敢で、くだらない冗談とエロ話が大好きな、本物のチャダルの男たち。彼らと共に旅することができたのは、僕にとって大きな幸運でした。

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2008年2月 8日

チャダル(2):グル・ド~ニラク

ザンスカールでは冬になると、外界との交通路にある峠がすべて雪で塞がってしまいます。そんな厳しい冬のさなか、凍結したザンスカール川の上に現れる唯一の道‥‥人々はそれを「チャダル」と呼びます。遠い昔から使われてきたその幻の道を辿ることが、今回の旅の目的です。

僕たちはレーからチリン方面行きのバスに乗り、終点のグル・ドという地点で下車。その日はザンスカール人が経営する茶店に泊まり、これから始まる長旅に備えました。

翌朝、いよいよ出発。左手には、マルカ谷へと続く川の分岐点が見えました。

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2008年2月 9日

チャダル(3):ニラク~ザンラ

ニラクに着いた日に降りはじめた雪は激しさを増し、丸2日降り続けました。次の行程には難しいポイントが待ち構えているため、僕たちは村の下手にある小さな石造りの小屋の茶店に泊めてもらって、天候の回復を待つことにしました。

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2008年2月10日

チャダル(4):カルシャの休日

ザンラから丸2日、陸の上の深い雪道を歩き続けた僕たちは、カルシャに到着。休養も兼ねて、ここに2日ほど滞在することにしました。

2日目の朝は、それまでの曇天続きが嘘のような雲ひとつない快晴。澄んだ青空に、雪山が眩しいほどに輝いていました。

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2008年2月11日

チャダル(5):ツァザル~グル・ド

カルシャを発った僕たちは、パドマ君とツェリン君の故郷、ツァザルに向かいました。途中で川の凍った部分を渡り、崖の上にある村を目指します。

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2008年8月 3日

ルプシュの旅(1):メンバー&装備

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・プンツォク・ワンチュク
ルムツェ村出身、48歳のホースマン。今回は僕のために3頭の馬とともに旅をするはずが、まったく同じ日に別のトレッカーからも依頼を受けて、合計7頭の馬を率いることに。ルプシュの旅を知り尽くしていて、料理も上手。見た目は豪快に見えるが、実はとても朴訥で人のいいおじさんなのでした。

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・プンツォク・タシ(写真左)
2組のグループの馬の面倒を見なければならなくなったワンチュクさんに同行することになった、22歳の息子。ラダック語しか話せない父親と違って、英語が多少話せる。まだ若いのに馬の扱いに熟達していて、手先も器用。ただ、「料理なんかしたくないなあ」と食事の支度はいつも父親に任せきり(笑)。

・ロボ(写真右)
タシ君が飼っている犬。「名前は?」とタシ君に聞くと「んなもんないよ」と返されたので、心の中でひそかに「ロボ」と命名。なんとなく見た目がオオカミっぽくて、でもそこまでイケてなくて、なんだか寂しげだったので。とてもおとなしい犬で、エサといえば朝と晩にチャパティを一切れ投げ与えられるだけなのに、飼い主のタシ君の行くところ、尻尾を振り振りどこまでもついてくる。どこまでも、どこまでも、そう、ツォ・モリリまでも。

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2008年8月 4日

ルプシュの旅(2):ルムツェ~ティサリン

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ラダックの南東部、インダス川の南岸に広がる標高4000メートルを越える高原地帯を、ルプシュと呼びます。そこにはツォ・カル、ツォ・モリリといった岸辺に希少な生態系を持つ湖をはじめ、さまざまな種類の野生動物や、たくさんのヤクや羊、ヤギたちとともに悠然と生きる遊牧民が暮らしています。

僕は今回、ルムツェという村からツォ・カルを経てツォ・モリリまでの道程を、7日間かけて歩いていく旅をすることにしました。前日にローカルバスで運び込んだ食糧や装備を馬に積み、翌朝、いよいよ出発です。

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2008年8月 5日

ルプシュの旅(3):シブク~ツォ・カル

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トレッキング3日目は、シブクというキャンピングサイトで幕営しました。翌朝、谷沿いの道を下っていくと、やがて行く手にうっすらとした水色の帯が。いよいよツォ・カルに近づいてきました。

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2008年8月 6日

ルプシュの旅(4):ツォ・カル~ラジュン・カル

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ツォ・カルに朝が訪れました。鏡のような水面が雲ひとつない空を映しています。これから朝ごはんを食べ、荷物をまとめて出発です。

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2008年8月 7日

ルプシュの旅(5):キャマユリ・ラ~ツォ・モリリ

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遊牧民たちと別れた後、僕は今回のルート上の難関、キャマユリ・ラという峠にさしかかりました。標高は5500メートルくらいあるはず。酸素が本当に薄くて、息を吸っても吸っても苦しい。足がぱたりと動かなくなりました。

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2010年2月14日

チャダルの記憶

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今回はちょっと奮発して、チャダルを旅した時に撮影した写真のうち、まだ未公開のものを、どーんとご紹介しようと思います。眺めているだけで寒々としてくる光景の数々をご覧ください。

それにしても、寒かったなあ、チャダルは‥‥。

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2010年7月13日

マルカ谷へ(1):メンバー&基本情報

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・コンチョック・ザンパ
マルカ谷のドルトクリン村出身。奥さんと三人の子供がいて、長女は今、シェイにあるドゥクパの寄宿学校にいるそう。マルカ谷をホースマンとして行き来した経験は数知れず。地元出身の強みで、三頭の馬たちとともに僕の旅を力強くサポートしてくれました。

・マルカ谷トレッキングの基本情報
マルカ谷は、本格的なトレッキングルートとしてはラダックでもっともポピュラーなものです。今回の僕のようにスピトクからカンダ・ラという峠を越えてアクセスする方法のほか、チリンからザンスカール川を渡って直接マルカ谷に入る難易度の低い方法もあります。マルカ谷自体はフラットで非常に歩きやすいのですが、カンダ・ラとゴンマル・ラはいずれも標高5000メートル前後に達し、そのベースキャンプでの幕営は真夏でも氷点下に達するほど寒くなるので、寝袋やテントのほか、ある程度の防寒装備は用意しておく必要があります。

僕は今回、例によってホースマン一人と馬三頭という最小限の編成でトレッキングに臨みました。誰も雇わずに単独で荷物を背負っていく方法もありますが、場所によってはルートや川の渡渉箇所がわかりにくかったりするので、誰かと一緒に行動することをおすすめします。ルート上にはたくさんのキャンピングサイト(1日100Rs)があり、茶店もありますが、メギ(インスタントラーメン)程度しかないことが多いので、食料はあらかじめある程度用意しておきましょう。

マルカ谷へ(2):スピトク~スキウ

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マルカ谷は、ストク山系の南側に位置する渓谷地帯で、ラダックでももっとも人気の高いトレッキングルートとしても知られています。僕は今回、マルカ谷出身のホースマンのコンチョックさんと三頭の馬たちとともに、このルートに挑戦してみることにしました。

スタート地点は、レー近郊のスピトクから。ジープロードを歩いて山に分け入り、ジンチェン、ルムバク、ユルツェという村々を経て、4800メートルに達する峠、カンダ・ラ直下にあるベースキャンプに向かいます。

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2010年7月14日

マルカ谷へ(3):スキウ~ハンカル

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翌日の早朝、スキウを出発した僕たちは、マルカ川沿いの道を辿って歩き始めました。この谷には、至るところに古いチョルテンが残されています。長い年月を経て風化しているその姿に、昔の人々の敬虔な祈りを感じました。

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2010年7月15日

マルカ谷へ(4):ハンカル~シャン・スムド

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ホースマンのコンチョックさんのお宅で一晩お世話になった僕は、彼や馬たちとともに、再び山の中に分け入っていくことになりました。ハンカルの村を過ぎたあたりに、立派なマニ壇がありました。

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