ティンモスガンのサカダワ
昨日5月31日は、チベット暦のサカダワ。釈迦の誕生・成道・入滅を記念する日でした。レーでは一足先に、5月初旬にサカダワの行事が終わってしまったのですが、下ラダック(シャム)のティンモスガンという村で大規模なサカダワの行事が行われるということで、ローカルバスに乗って行ってきました。
ティンモスガンに着くと、岩山の頂上にあるゴンパまで続くジグザグ道を、大勢の人が歩いて上っていました。
昨日5月31日は、チベット暦のサカダワ。釈迦の誕生・成道・入滅を記念する日でした。レーでは一足先に、5月初旬にサカダワの行事が終わってしまったのですが、下ラダック(シャム)のティンモスガンという村で大規模なサカダワの行事が行われるということで、ローカルバスに乗って行ってきました。
ティンモスガンに着くと、岩山の頂上にあるゴンパまで続くジグザグ道を、大勢の人が歩いて上っていました。
今日の昼過ぎ、ラマユルからレーに戻ってきました。まずはリゾン・ゴンパで過ごした日々の報告から。
リゾン・ゴンパは、下ラダックのインダス川沿いにあるウレ・トクポという村から、街道を外れて山の中に6キロほど分け入ったところにあります。僕は街道沿いでバスを降り、意を決して歩き始めました‥‥が、ひたすらダラダラ続く上り坂を荷物を背負って歩くのは、かなりしんどかった‥‥。
そうして1時間半ほど歩いていくと、折り重なるように連なる鋭い山裾の奥に、突然、白亜の僧院が姿を現しました。感動的‥‥というか、やっと着いた‥‥。
6月12日と13日、下ラダック(シャム)のラマユル・ゴンパで、ユル・カブギェという祭りを見ました。この2日間はチャム(仮面舞踊)が行われるので、周辺から大勢の人々が祭りを見にやってきます。
写真は早朝のラマユル・ゴンパとラマユル村。いよいよこれから祭りが始まります。
「ちょっと辺鄙なところに行ってみよう」とふと思い立って、マンギュという村を訪ねることにしました。下ラダックのウレ・トクポのあたりから、インダス川の支流を6キロほど遡ったところにある、50軒ほどの集落です。レーからは、水曜と土曜の昼過ぎに直行バスが走っています。
7月15日、16日の2日間、下ラダック(シャム)のピャン・ゴンパで、ピャン ツェドゥプというチャム(仮面舞踊)の祭りが開催されました。ピャン村は、レーからバスで1時間弱ほどのところにある、谷間に広がる美しい村です。
初日の会場には、ピャン・ゴンパがラダックでの総本山となるディグンパという宗派の開祖、ジクテン・ゴンポの巨大なタンカが開帳されました。大勢のラダッキがチャムの合間に、タンカにカタ(儀礼用のシルクのスカーフ)を捧げていました。
のどかで平和で、物騒な事件はめったに起きないラダックですが、先日、残念な事件が起きてしまいました。
8月4日、ラダックでもっとも有名な仏教美術が残っている下ラダックのアルチ・ゴンパで、2人の僧侶が殺害されているのが発見されました。この2人はゴンパの入場料を管理していたそうで、それを狙っての犯行だったようです。しかし、入場料はその前にサスポルの銀行に預けられていて、犯人は何も奪わずに逃走しました。
僕の盗難騒ぎの時は何一つ捜査してくれなかった(苦笑)警察も、この時ばかりは本気で動いたようで、翌8月5日、2人のネパール人男性が逮捕されました。敬虔な仏教徒が多いラダックでは、ラマを殺して金を奪うなんて、信じられない行為です。
インド本土やネパールなど、外部からの人々の流入が増えてくると、ラダックでもこういう類の事件が増えるのかな、と、いささか残念な気持になりました‥‥。
先日、友人が連絡なしでいきなりラダックにやってきて、「トレッキングに行きたい。山がワタシを呼んでいる!」とのたもうたので、2人でちょっとトレッキングに行ってきました。
今回選んだのは、下ラダック(シャム)のリキルからティンモスガンまでの2泊3日のコース。通称「シャム・トレック」と呼ばれるポピュラーなルートで、標高がそれほど高くないため、大半のトレッキングルートの峠が雪で塞がっている今の時期でも楽しむことができます。
写真はルート上にあるヤンタンという村。ここから南に下ると、リゾン・ゴンパに出るそうです。
僕はゴンパの壁画を見ることが大好きなのですが、ラダックの中でも一、二を争うくらい素晴らしい壁画がピャンに残っていることを知る外国人観光客はあまりいないようです。
グル・ラカンは、ピャンの村はずれの岩山の中腹にある、ごくごく小さなラカンです。ピャン・ゴンパの管轄ではなく、ふもとに暮らす村人の一家が世話をしています。今年の春、彼らの家を訪ねて「鍵を開けてください!」と頼むと、「まあお茶でも飲んでいきなよ」と快く迎えてくれました。
ラダックやザンスカールで、もっとも素晴らしい仏教美術が残っているのはアルチ・チョスコル・ゴンパだということは、誰に聞いても疑いの余地がないところだと思います。実際、毎年大勢の観光客がこのゴンパを訪れているのですが、古くてデリケートな壁画や仏像に対してカメラのフラッシュを浴びせるアホな輩が絶えないせいか、最近では内部での撮影が禁止されてしまいました。
しかし、写真が撮れないからといって、そのままアルチを去るのはまだ早い。この村にはもう一つ、見応えのあるゴンパが残っているのです。
アルチからインダス川を挟んで対岸に、サスポルという大きな村があります。チュリ(アンズ)の産地として知られている村ですが、もう一つ有名なのがニダプク・ゴンパです。
サスポルの北にある岩山には、僧侶の修行場として使われていたと思われる、たくさんの石窟があります。いくつかの石窟にはまだ壁画の痕跡が残っていて、うち一つには、信じられないほど鮮やかな壁画が描かれているのです。
ラダックではロサルの時、ラマゾギという来訪神による悪霊祓いの儀式を行う村がいくつか残っています。この風変わりな風習を取材するため、僕は下ラダックのバスゴという村を訪れました。
ロサルから明けて3日目、村の裏手にあるラブタン・ラツェという岩山には、杉の枝を新しく取り替えたばかりのラトゥー(祭壇)がありました。
ひさしぶりのフォトレポートです。7月に入ってから、僕は下ラダック(シャム)のサスポルという村に行って、畑仕事を手伝う日々を送っていました。サスポルはレーよりも標高が低く、温暖で水も豊富なため、麦のほかに野菜や果物などが豊富に穫れることで知られています。
前回に引き続き、ラダックで各地を訪ねて回る際のアクセスガイドを書いてみようと思います。地図はこちらのページをご覧ください。
レーよりも西側、インダス川の下流域のことを下ラダックと呼びます。川沿いにはカルギルやスリナガルへと続く街道があり、ゴンパを擁する大小の村が点在しています。
上ラダックに比べると、下ラダックの交通の便はあまりよくありません。バスの本数が少ない上に、レーを午後に発って翌朝に引き返してくるという便も多いため、バスによる遠くの村への日帰り観光は難しい場合もあります。レーを朝6時頃に出発するカルギル行きのバスと、朝9時頃に出発するダー・ハヌー方面行きのバスを軸に、1〜2泊くらいで回るようにすると、無理のないスケジュールが組めると思います。
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スムダ・チュンは、下ラダックのザンスカール川沿いのスムダ・ドゥという村から、山道を歩いて二時間ほど登ったところにある村です。岩山の中腹にあるこぢんまりとしたゴンパのほかは、数軒の民家とわずかな麦畑があるだけの小さな村ですが、ここには、チベット仏教美術の至宝ともいえる存在が眠っているのです。
