シムラーの街で

5月18日から日本で公開されるインド映画「きっと、うまくいく」(3 Idiots)。この作品では、主人公たちが学生時代を過ごす大学のキャンパスはバンガロールにあるIIMB(Indian Institute of Management Bangalore)で撮影され、クライマックスは前にも紹介したようにラダックのシェイやパンゴン・ツォで撮影されているのですが、物語の後半のターニングポイントとなる舞台の一つとして、ヒマーチャル・プラデーシュ州の州都、シムラーでも撮影が行われています。

シムラー‥‥そういえば僕、陸路でキナウルからスピティ経由でラダックに行った時、シムラーに立ち寄った時があったんですよね。写真も撮ったのに、まだ誰にも見せてなかった(笑)。というわけで、当時の写真の蔵出しをしつつ(笑)、シムラーについての話を書こうかなと思います。

上の写真は、シムラーの街で見かけた警官の方々。凛々しいですね〜。

シムラーは標高2200メートルくらいの場所にあり、インド人の間では有名な避暑地です。イギリスに統治されていた頃は、この街は夏の首都だったそうですね。避暑地だけあって、物価、特に宿代がものすごく高い‥‥(汗)。僕自身は、泊まるにも飲み食いするにも結構苦労したのを覚えてます。

街は尾根沿いに広がっていて、尾根の上には歩行者用の遊歩道とそれに連なる商店街(モール)が賑わいを見せています。このモールの風景は、「きっと、うまくいく」にも登場します。

あー、やっぱり僕は、こういう風景の方が安心しますね〜(笑)。シムラーの街はとにかく急斜面に作られているので、ちょっと移動するにも急な階段やジグザグな坂道を上り下りしたりしなければならず、遊歩道以外を歩き回るには結構体力がいりました。

それでも、シムラーの夜景はとても美しかったです。何というか、あまりインドらしくない美しさ(笑)。この街を目当てに訪れる日本の旅行者は多くはないと思いますが、陸路でキナウルやスピティを目指す場合は、このシムラーに滞在する人もいるでしょう。その際は、インド有数の避暑地の雰囲気を楽しんでみるのもいいかもしれません。

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