幸運と優しさ

二週間ぶりに、レーに戻ってきました。汚れまくりの身体をひさしぶりに洗って、伸び放題のひげを剃ってさっぱりしてから、メールをチェックしにメインバザールに来たところです。

今回の取材は、ラダック西部からカルギルを経て、ザンスカールに至るまでのエリアを調査するというものでした。ザンスカールからの帰り道は、同じ道を車で帰ってもつまらないということで、ザンラからフォトクサルまで、トレッキングで歩いて帰ってきました。フォトクサルからもあと1、2日ほど歩かなければならないかなと思っていたのですが、運良くレーに向かうシェアジープを捕まえられたので、予定より早く帰ってくることができました。

「ラダックの風息」の取材をしていた頃からずっとそうだったのですが、今回の取材も本当に、最初から最後までいくつもの幸運に恵まれた旅でした。そしてそれは、単に自分がツイてるかツイてないかという次元ではなく、行く先々で出会ったラダックやザンスカールの人々の優しさのおかげなのだということを、あらためてしみじみと感じているところです。自分は恵まれているなあ、と思います。

大きな自然と、優しい人々との時間を過ごしてきて、元気になれたような気がしています。残りの取材、がんばります。

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