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アムチ

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ラダックには古くから、アムチと呼ばれるチベット伝統医学の医師が存在します。彼らは患者の脈を調べることで症状を判断し、主に生薬を処方することで治療を行います。

今回お会いしたアムチは、ティンモスガン出身のギュルメット・ナムギャルさん。インド政府からの依頼でアムチの療法の研究を行っていたこともあるという、有名なアムチです。

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診断の時、アムチは三本の指を使って、患者の左右の手首の脈を調べます。1本の指で2ヵ所、合計すると12ヵ所の重要な部位の状態をチェックすることができるそうで、通常より脈拍が遅い部分(一呼吸で5回以下とか)があると、そこに問題があるのだそうです。

アムチは脈拍だけでなく、患者への問診、目の色や舌の色、尿の状態など、さまざまな情報を集めて症状を判断します。チベット伝統医学によると、人間の身体にはルン、ティーパ、ベーケンという三体液と呼ばれる大きな気の流れのようなものがあり、これらのバランスを取ることが健康に繋がると考えられています。

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ギュルメット・ナムギャルさんが処方している生薬の一部。庭で栽培している薬草や、インド各地から取り寄せた材料を使って調合しているそうです。昔のアムチは、自ら険しい山に分け入って薬草を探し、それを持ち帰って生薬を作っていたのだとか。

かつて一つの村に2、3人はいたというアムチは、村人からは治療代を取らず、代わりに畑仕事を手伝ってもらったりしていたそうで、村人からももっとも尊敬される存在だったということです。

以前ラダックでは、西洋医学の医者とチベット伝統医学のアムチの間で対立のようなものがあったのですが、今では互いの優れた点を認め合って、共存の道を歩んでいるそうです。このすばらしい伝統医学が人々の健康に寄与するとともに、これからも受け継がれていくことを願いたいものです。

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コメント (7)

アラリ:

うわぁ~、すんごいいい顔しているアムチですね!
レーにいつもいるアムチですか??
何かあれば私も診てもらいたいです。

>アラリさん
何言ってるんですか、ZIK ZIK GHの隣の家にいるアムチですよ(笑)。いつでも診てもらえますよ。よかったですね。

アラリ:

え、そうなんですか(笑)?知らなかったです!
近くにアムチいれば心強いですね!嬉しい~。

ペマ・ノンゾム:

レーにこんなにすてきなアムチがいらっしゃるのですね。ことばさえできれば、一度診てもらいたいものです。ところで、ZIK ZIK GHってどのあたりなんでしょうか。お差し支えなければお教えください。

>ペマ・ノンゾムさん
ZIK ZIK GHは、以前書いたLEDeGというNGOの本部の近くにあります。メインバザールからチャンスパ方面に行く道の手前の分岐点を右に折れ、警察署の前を過ぎてから左に折れると、池があります。LEDeGの前を過ぎて少し行くと右に入る道があって、そのあたりに案内の看板が立っているはずです。

ZIK ZIK GHには今年からジュレーラダックのオフィスが設置される予定で、日本人のスタッフ(=アラリさん)が常駐する予定です(まだ着いてないけど)。何かあった時には相談できるので、便利だと思いますよ。

ペマ・ノンゾム:

ありがとうございました。今年も夏に3週間ほど滞在する予定で、こころはすでに(職場をはなれ)ラダックに飛んでいます。今年こそ、宿のばあちゃんにラダック語教えてもらうつもり(この入門講座を元手に)。
8月初旬まで、ディクン・カギュの法王(ラサ出身)が滞在しておられると(本人が)おっしゃっていたので、お会いできるかもしれないのもとても楽しみ。
yama_takaさんのレー滞在も1年を過ぎたと思うのですが、そのまま居着いてしまわれるのでしょうか???それはそれでたいへんうらやましいです。

>ペマ・ノンゾムさん
居着きたいのはやまやまですが、本の締切がそれを許しません(泣)。実はあと一ヶ月半ほどで日本に帰ります。それまでに、あと2つくらいは面白いフォトレポートをお届けできると思いますよ。

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2008年7月14日 19:09に投稿されたエントリーのページです。

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