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2007年9月 Archive

ストンデでの日々

ザンスカールに着いたあと、僕はパドゥムから20キロほど東に行ったところにある、ストンデという村を訪ねました。パドゥムからは、日曜を除く毎日午後に出るザンラ行きのバスを途中下車します。

写真は、村外れの高台にあるストンデ・ゴンパから眺めた村の全景。この麦畑が一面の黄金色に染まっている時に、また来てみたいと思いました。

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カルシャ・ゴンパ

今回のトレッキングの終点となった村、カルシャには、ザンスカールで最大の僧院、カルシャ・ゴンパがあります。険しい山腹を僧坊が埋め尽くす様は圧巻です。

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自分の居場所

  • Posted by: yama_taka
  • 2007年9月28日 16:44
  • 雑記

ちょっと前の話になりますが、8月、シュゥブラを取材するためにシェイに滞在していた時、一人の面白い日本人に会いました。

彼の名前はケイタ君、22歳。ジュレーラダックの長期滞在プログラムに応募して、5月中旬から、シェイ、ティクセ、イグー、サスポルなど、さまざまな村に滞在して農作業を手伝ってきたそうです。

驚いたのは、彼がものすごく流暢なラダック語を喋るようになっていたこと。わずか3ヵ月ちょっとの滞在のうちに、日常的なやりとりではまったく困らないどころか、合間にちょっとしたヤンスパ(冗談)を交えながら話ができるようになっているのですから、驚異的な上達っぷりです。ほぼ同じ期間をラダックで過ごしていながら、単語を適当に並べるだけでろくに会話もできないでいる自分が、ちょっと恥ずかしくなりました。

「ラダックに来たばかりの頃は、ものすごくつらかったんです。周りの人が何を喋ってるのかさっぱりわからないし、黙ってたら『何で黙ってるんだ、何か喋れ』とか言われるし‥‥。だから、ラダック語の教本や辞書を買ってきて、必死になって勉強しました。でも、ある程度喋れるようになった今は、みんなと過ごしている時間がすごく楽しいんですよ」

実際、彼とシェイの村を歩いていても、「ケイタレ、ケイタレ」と、小さな子からじいちゃんばあちゃんに至るまで、大勢の人々がケイタ君に声をかけていましたし、それに受け答えしているケイタ君の顔も本当に嬉しそうでした。

そんな風に彼がラダックの人々の中に居場所を見つけることができたのは、彼がラダック語を喋れるからだけではありません。農作業や日々の雑用、そして特技である料理の腕前(そばやうどんも打てるそうです‥‥!)を活かした炊事の手伝いなど、自分ができることなら何でもやろうという意気込みで、一生懸命にラダックの人々の暮らしに溶け込もうとした彼の努力が、みんなに認められたからだと思います。

「ここに来る前は、ラダックに行きたい、というくらいしか、やりたいと思えることがなかったんです。でも今は、早く日本に帰りたいですね。帰ったらやってみたいことが、たくさん見つかったんですよ」

そう言って笑うケイタ君は、これから何らかの形でラダックという土地に関わる仕事をしようとしているのだと思います。それは決して平坦な道程ではありません。どちらかというと、つまづいたり、行き詰まったり、打ちのめされたりすることの方が多いかもしれません。

でも、たぶん大丈夫。ケイタ君には、ラダックという、自分の居場所があるから。

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ザンスカールへ(4):ハヌマ・ラ〜カルシャ

リンシェには2日間滞在したのですが、2日目の午後には、翌日の難関ハヌマ・ラ越えに備えて、リンシェから3時間ほど歩いたところにあるベースキャンプに移動しました。こんな幅30センチほどのトレイルを歩くのは、もはや日常茶飯事。地面がサラサラの砂礫なので、端の柔らかいところを踏み抜かないように気をつけなくてはなりません。

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ザンスカールへ(3):センゲ・ラ〜リンシェ

トレッキング4日目は、最大の難関、センゲ・ラ越えです。5000メートルに達する峠を越えなければならない上、幕営地までの距離もかなり遠く、ドルジェさんも「センゲ・ラは難しい」と言っていました。

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ザンスカールへ(2):ラマユル〜ポタクサル

いよいよ、ラダックからザンスカールへと向かうトレッキングの始まりです。初日はラマユルからワンラまでの比較的短い道程。途中、プリンクティ・ラ(ラは峠の意)という緩い峠を越えました。先行する馬の一群が、土煙を立てて下っていきます。

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ザンスカールへ(1):メンバー&装備

・ンガワン・ドルジェ
ポニーマン、もといドンキーマン。普段はヒンジュ村で農業を営む、謹厳実直な37歳。トレッキングへの参加経験はそれほど多くないものの、手塩にかけて育てたロバたちを自在に操る手腕はさすが。愛するロバたちを気にかけすぎて、写真撮影中の僕を置き去りにすることもしばしば(笑)。

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ワナ

  • Posted by: yama_taka
  • 2007年9月23日 16:37
  • 雑記

ご無沙汰してます。昨日の夕方、ザンスカールからレーに戻ってきました。

3週間ぶりのレーは、すっかり秋の気配です。空には刷毛ですーっと長く刷いたような筋雲が漂い、木々の葉は黄色く色づき、散り始めています。夏の間は日陰で涼んでいた野良犬たちも、今は日向で丸まってます。今朝は、まるで冬を思わせるような冷たい雨が降りました。「毎日々々、だんだん寒くなってるねえ」とはデチェンさん。

ザンスカールで起こった出来事については別のエントリーでお伝えしていくとして、とりあえず、ザンスカールからレーまで戻ってくるのがほんとに大変でした。

まず、ザンスカールのパドゥムから、ラダック西部にあるイスラム教徒の町カルギルまで移動するのに一苦労。私営のため運航日がまちまちなバスには乗ることができず、結局乗り合いジープでスシ詰め状態になりながら、ほぼ夜通し突っ走って16時間後にようやくカルギル着。その間に口にしたものといえば、ランドゥムの茶店で食べたメギ(インスタントラーメン)とビスケットだけ。

とにかく疲れてハラペコだったので、宿で3時間ほど仮眠を取ってから、うまいカシミール料理レストランはないものか、と町に繰り出したのです‥‥が。

やってない。町中歩き回っても、どこのレストランも閉まっているのです。なんで?

これは‥‥もしかして‥‥

ラマダーン?!

まじっすか‥‥よりによって、ラダックくんだりまできて、ラマダーンの直撃を受けることになろうとは‥‥。

その日はしかたなく、昼間は八百屋で買ったリンゴでかろうじて飢えをしのぎ、夕方になってようやく見つけた営業中のレストランで、なんとか丸一日ぶりにまともな食事にありついたのでした。

翌日乗ったレー行きのバスも、途中でエンジンが異音を立ててぶっ壊れてしまうという運の悪さ。1時間ほど経ってあとから来た別のバスに乗り換えて、どうにかレーにたどり着くことができました。やれやれ。

そんな風に帰り道にワナにはまりまくった僕ですが、身体の方はとても元気です。前より調子いいくらい。来る日も来る日も歩いていたせいか、身体がぴしっと引き締まった感じ。腹筋も割れまくりです。いやー、お目にかけたい(笑)。

ザンスカールでは、たぶん1000枚くらい写真を撮りました。次のエントリーから、フォトレポートをぼちぼち始めていきますので、お楽しみに。

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